食品衛生責任者講習会のテストって難しいの?講習会の内容から難易度まで完全解説!

更新日時 2020/05/03

「食品衛生責任者講習会のテストってどのくらいの難易度なの?」

「食品衛生責任者の資格の難易度ってどの程度なの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

食品衛生責任者は飲食店などでよく見かけると思いますが、飲食店などで食品を提供したりする際には必須の資格です。

講習会に含まれるテストの合格することで食品衛生責任者になることができますが、このテストの難易度はどの程度か、気になりますよね。

こちらの記事では、食品衛生責任者講習会のテストの難易度について解説していきます!

食品衛生責任者についてざっくり説明すると

  • 講習会で行われる小テストは非常に簡単な上に、間違えても資格を取得できる
  • 実質的に1日講習を受けるだけで資格を取得できる
  • 各都道府県で講習の時間や日程などは違うため、よく調べる必要がある
  • 資格取得後は飲食業界は食品製造の世界で活用できる

食品衛生責任者養成講習会のテストって難しい?資格の難易度は?

グラフの画像

食品衛生責任者は食品衛生に関して高い知見を持つものであり、飲食店や食品工場などを運営する際に必ず取らなければいけない資格です。

特に、飲食店を開業しようと考えている人には必須の資格となっています。

こちらの記事では、食品衛生責任者養成講習会の最後に行われるテストについて解説していきます。

食品衛生責任者養成講習会の一日の流れ

食品衛生責任者となるためには、食品衛生責任者養成講習会に出席して講習を受講しなければなりません。

この講習会で配布されるテキストは体系的に良くまとまっていて分かりやすい構成になっているため、学習材料や読み物として最適です。

なお、講習会は1日で行われ、講習内容は以下のカリキュラムで合計6時間となっています。

科目 時間
衛生法規 2時間
公衆衛生学 1時間
食品衛生学 3時間(テスト含む)

東京都の講習会の一日の流れ

講習の内容は全国で統一されているものの、講習会の一連の流れは各自治体ごとに異なっています。

東京都の講習会の流れを紹介するため、参考にしてみてください。

時間 内容
09:00~09:30 受付 ここで受講料10,000円
を払う
~09:40 着席 座席指定、テキスト・出席カードなどが置いてある※会場内は電子機器使用禁止
09:45~10:00 説明 講習会の説明・注意事項の確認・出席カードの記入
10:00~11:00 講義①衛生法規
11:00~11:10 休憩
11:10~12:45 講義②衛生法規・公衆衛生学
12:45~13:30 昼休憩
13:30~15:00 講義③食品衛生学(ビデオ含む)
15:00~15:10 休憩
15:10~16:00 講義④食品衛生学
16:00~16:05 小テスト
16:05~16:30 解答解説・手帳配布

大阪の手続き方法

次に、大阪の講習内容や手続き内容について見てみましょう。

<講習内容と講習時間>

科目 時間
衛生法規 2時間
公衆衛生学 1時間
食品衛生学 3時間(テスト含む)

なお、4月20日現在は、外出自粛が行われている影響で講習会は中止となっていますが、平時であれば講習会は月に4回程度実施されているようです。

申し込み方法は郵送かインターネットでの方法で受け付けていて、電話での申し込みは不可となっているので注意しましょう。

また、受講料は税込みで10,500円と、一般的な費用となっています。

小テストは簡単‼

講習会の最後に行われる小テストは、東京都の場合は三択問題が5問出題されます。

テストは講義の内容から出題され、難易度は高くなく消去法で解くことができるため常識的な回答をすれば問題ありません。

なお、テスト終了後はすぐに採点され、全問正解者は毎回50%程度いるようです。

試験対策の事前勉強は不要で、仮に全問不正解だったとしても資格は与えられるため、小テストの出来不出来は資格の付与に全く関係ないことになります。

そのため、小テストが出来るか不安だと思う人も合否には直接関係ないため安心して受けましょう。

講習会で学習する内容!

それでは、講習会で学習する衛生法規・公衆衛生学・食品衛生学の3つの内容を見ていきましょう。

<衛生法規>

  • 食品衛生法や各地域の条例の制定方法
  • 食品衛生法の具体的な内容、営業施設基準、食品衛生責任者の役割の説明
  • アレルギーなどの表示内容の見方・解説

実務上もっとも重要な法律である食品衛生法について学んでいきます。

<公衆衛生学>

  • インフルエンザ等の感染症や食育、水質検査の必要性の解説

食に関連する内容は少ないものの、日常生活で知っておくと役立つが学ぶことができます。

<食品衛生学>

  • 食中毒・ウイルスに関しての知識・対処法・注意事項
  • 食中毒・ウイルスの正しい殺菌方法、食品を守る保存方法

飲食店や食品工場で勤める場合のみならず、家庭料理でも役立つ内容となっています。

資格の難易度は?

上記の通り、テストは非常に簡単な上に試験結果がほとんど反映されないため、資格の取得率はほぼ100% となっています。

講習会も1日参加するだけで済み事前勉強も不要のため、難易度はかなり低いと言えるでしょう。

この資格は資格を取得する過程ではなく、取得してからの食品衛生責任者としての役割が重要なのです。

試験の出来不出来にかかわらず、店や顧客の安全を守ることに責任を持たなければならないことに留意しましょう。

確認証の発行をして食品衛生責任者となる!

多くの参考書

食品衛生責任者は講習会を受講すれば取得可能!

食品衛生責任者資格は、「食品衛生責任者養成講習会」を受講すればテストの結果に関わらず取得できます。

つまり、受講さえできれば確実に取得できる簡単な資格といえます。

講習会後にもらえる受講終了証(確認証)が資格所有の証明となるため、大切に保管しましょう。

ただし、確認証の交付には事務手数料2,000円かかる点には注意が必要です。

講習会の申込みは早めに行おう!

資格を取得するための講習会は月に複数回定期的に開催されているため、最新の日程はホームページで確認しましょう。

会場も複数ある場合が多く、併せて確認しておくと良いでしょう。

講習会は各都道府県の自治体が管轄しているため、講習会の頻度や要件は各自治体ごとで異なっています。

試験の開催頻度は多いものの、会場の規模が小さい場合が非常に多く、申し込みが遅れてしまうと希望の回が既に満席となってしまっているケースが多いです。

食品衛生責任者は簡単に資格を得られるため、飲食店の開業などを目指している人のニーズが高く、席が埋まりやすいのが最大の理由です。

そのため、スケジュールが分かり次第早めの申込みが望ましいでしょう。

なお、講習会の申し込みは約1ヶ月前程から行われており、会場によっては当日のキャンセル待ちも行っていることがあるため問い合わせをして確認しておくと確実です。

受講料は10,000円!

申込の期間や方法(Webや郵便)は各自治体で異なっています。

そのため、講習会スケジュールや申込方法は各自治体の食品衛生協会のホームページをチェックする必要があります。

講習会の受講料はテキスト代を含めて、自治体ごとに差はあるものの10,000円前後となっています。

受講料は申込時に前払いするのではなく、当日持参して支払う形式となっています。

資格は全国共通!

食品衛生責任者の資格は各都道府県の自治体ごとで与えられていますが、平成9年4月1日以降取得した場合は、一度習得した資格を全国どこでも使うことができます。

そのため、資格を地元で取得してから、将来的に都心部で食品衛生責任者資格を生かすことも可能です。

食品衛生責任者となれば飲食店を開業可能!

小規模の飲食店を開業させる場合は、「食品衛生責任者」資格があれば問題ありません。

資格に有効期限はないため、「いつか自分で飲食店を営業したい」と考えている人は、今現在飲食業や食品製造に携わっていなくても、予め資格取得しておくと良いでしょう。

なお、飲食店の開業には「営業許可」と「食品衛生責任者」の設置が義務付けられているため、営業許可も忘れずに行うようにしましょう。

食品メーカーへの就職に有利となる

食品衛生責任者の資格を活かして活躍できる就職先は、レストラン・居酒屋・和食・ホテル・製菓・総菜製造など多岐に渡ります。

あらゆる飲食店・食品加工会社で重宝されるため、いくらでもつぶしが利く資格であるとも言えるでしょう。

なお、法律により店舗ごとで食品衛生責任者を置くことが義務付けられています。

この規定に反してしまうと行政から営業停止処分などを受けることになり、その店舗の信頼は失墜してしまいます。

つまり、食品衛生責任者の資格を持っていれば、徐々に店舗を拡大していきたいと計画している外食業からは特に重宝されるため常に高い需要があります。

食品衛生責任者の資格を持っていることで食事や調理に関する知識や技術を持つ証明となるため、非常に活用できるフィールドが広いのです。

食品衛生責任者講習会が免除される人はどんな人?

明るい皆さん

特定の条件を満たせば、食品衛生責任講習会は免除される規定があります。

こちらのトピックで具体的に見てみましょう。

指定の免許・資格・単位をもっていればOK

食品衛生責任者講習会は食品の衛生に関して学ぶものであるため、既に十分な知識を有していると考えられる人に対しては受講が免除される規定があります。

なお、受講免除者の対象となるのは全国一律ではなく各自治体で異なるため、各自治体や大学で確認する必要があります。

具体的な免除例では、以下のようなものがあります。

  • 栄養士
  • 調理師
  • 製菓衛生師
  • 船舶調理師
  • 医師
  • 歯科医師
  • 薬剤師

これらの免許保有者は、講習が免除となります。

  • 食鳥処理衛生管理者
  • 作業衛生責任者
  • 食品衛生管理者

これらの資格保有者も、同じように講習が免除となります。

また、大学にて畜産学・水産学・農芸化学等の課程を履修して所定の単位を取得した人も免除となります。

これらの免除対象はあくまで一例であり、各自治体によって認めている条件が異なるため、事前にしっかりと確認をしておくなど注意が必要となります。

例えば、東京都の食品衛生協会ではふぐ調理師は免除対象となりませんが、横浜市の食品衛生責任協会の場合はふぐ包丁師も免除対象となります。

このような微妙な違いが発生する理由は、ふぐ調理師やふぐ包丁師、ふぐ処理師などは各自治体の基準のもと認可されたものであり、全国的に標準化されていないからです。

なお、上記の条件の証明にあたっては、資格の免許証や受講修了証・大学の卒業証明書などが必須となるため、書類は予め準備しておくと良いでしょう。

食品衛生責任者と食品衛生管理者について

笑顔の女性

食品衛生責任者とよく似た名称の資格に、食品衛生管理者があります。

非常に紛らわしい資格ですが、同じく食品製造などに関する資格であるため、両方取得しておくと多くのメリットがあります。

食品衛生管理者とは

食品衛生管理者は国家資格であり、食品や添加物を製造・加工する業種では食品衛生管理者の必置義務があります。

食品製造の業種において、衛生上の考慮を必要とする食品や添加物などの衛生管理を行うことが主な仕事となっています。

食品衛生管理者は食品衛生責任者と違ってかなり取得が面倒です。

取得のためには、食品衛生管理者を置かなければならない業種で衛生管理の業務に3年以上従事し、かつ、1カ月に及ぶ講習(受講料4万円)を修了することが必要となっています。

つまり、食品衛生責任者よりも高い費用がかかるうえに時間も要することになります。

しかし、医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学を修めて卒業した人や厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生管理者養成施設を修了した人は、講習や実務経験なしで食品衛生管理者になることができる規定があります。

食品衛生責任者と食品衛生管理者の共通点

そんな食品衛生責任者と食品衛生責任者ですが、もちろん共通する部分もあります。

食中毒を防止すること

両方の資格に共通して言えることは、一番重要な仕事は食中毒を防ぐことです。

O-157などが代表的な例ですが、食中毒は一度発生すると多くの犠牲者が発生してしまう恐ろしい病気です。

例えば、大企業の加工工場では多くの食品を大量に製造して全国に向けて出荷するため、食品衛生管理者が職務を怠ると被害者が全国に発生してしまいます。

また、多くの人が利用する飲食店において食品衛生責任者がずさんな管理を行っていると、食中毒が発生した際に多くの被害者が出て営業停止などの処分を受けることも十分にあり得ます。

そのため、食中毒を防止するためには職場の衛生管理が非常に重要なのです。

食品衛生法の遵守

食品製造などにおいて安全を守るための法律が食品衛生法です。

食品衛生管理者や食品衛生責任者は、食品衛生法に関する講習を受けているため、食品衛生法に関する知識を持っている者として現場では頼られる存在となります。

また、自分が理解しているだけでなく従業員の教育や職場の管理などを行わなければなりません。

つまり、現場を監督するものとして重い責任を負いながら食の安全に貢献することも重要な責務なのです。

講習会に参加して不合格になることはあるの?

落ち込む人

前述した通り、講習会では小テストが行われるものの、全問不正解であっても資格は付与されます。

つまり合格率は100%なのですが、中には講習会に参加したのに資格が付与されない人もごく少数ながらいます。

このような人は試験の出来不出来が関係しているのではなく、講習中にずっと寝ていたり私語が多かったり、また注意を受けたにも関わらず改善されなかったような人です。

つまり、講習に参加していても態度や講義を受ける姿勢に問題があると判断された場合は、退席を命じられて資格が付与されないことになります。

そのため、よほどのことがない限り不合格になることは考えづらく、ごく一般的な態度で講義に臨んでいれば不合格になることはほぼ有り得ません。

もし小テストが不安だという人がいても、テストは合否に関係ないため安心してください。

食品衛生責任者のテストまとめ

食品衛生責任者のテストまとめ

  • 講習では公衆衛生や食品衛生に関することを学ぶため、職場や日常生活でも活用できる

  • 試験は非常に簡単で合格率はほぼ100%なので、不安に思う必要はない

  • 講習会はすぐに満席になってしまうため、早めに申し込んでおくと安心

  • 講習が免除となる規定もあるため、必ず確認するように

食品衛生責任者は、飲食業界や食品製造などの企業で働く場合や、自ら飲食店を開店するときには必須の資格です。

また、常に需要があることに加えて資格の取得が非常に容易なので講習会はすぐに満席となってしまいます。

食品衛生責任者の資格を持っていることで職場で頼られる存在になり、これまで以上にやりがいを感じることができるでしょう。

取得が容易である割には使い勝手は非常に良く、社会的な価値も高い資格なので、興味がある人はぜひ講習会に参加して食品衛生責任者の資格を取得しましょう。

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