薬膳マイスターってどんな資格?資格取得方法・資格の活かし方まで全て解説!

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「薬膳マイスターという資格ってどういったもの?」

「資格を取得するのに条件はあるの?」

このように薬膳マイスターという名前を聞いただけでは、ピンとこず、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

薬膳マイスターとは、日本型薬膳の知識をどれほど理解しているのかを証明できるものであり、近年薬膳マイスターの資格取得を考えている方が増えています。

そこで、今回は薬膳マイスターの資格とは一体どのようなものなのか、また資格取得方法や取得後の活かし方までを徹底的に解説していきます。

少しでも興味がある方は、ぜひご覧ください。

薬膳マイスターの資格所得についてざっくり説明すると

  • 薬膳マイスターは、国際薬膳食育学会が主催している資格
  • 東洋医学を元に作られた「和薬膳」について学べる
  • 薬膳マイスターは、通信講座で勉強できる

薬膳マイスターってどんな資格?

薬膳マスターとは?

皆さんは「薬膳」という言葉をご存知ですか?

薬膳とは中医学理論に基づいて、中薬と合わせながら作られた料理の事を指します。

最近ではこの薬膳の事をさらに知りたいという方が増え、薬膳マイスターという資格が誕生しました。

それでは薬膳マイスターとはどのような資格であるのかを、紹介します。

薬膳マイスターは国際薬膳食育師の3級

冒頭でも少しご紹介しましたが、薬膳マイスターは国際薬膳食育学会が実施している資格です。

国際薬膳食育学会が提唱する日本型薬膳である「和漢膳」を学び、さらにその知識と技術を生かした上で、健康に導くような食のアドバイス及び指導を行う事が出来る資格を、国際薬膳食育師と言います。

ちなみに国際薬膳食育師というのは、3級・2級・1級・特級師範の4段階あります。その中で薬膳マイスターは、3級の事を指します。

この資格を所得する事により、食品・健康・医療・介護等の現場において食育のアドバイス・指導を行えます。

つまり薬膳マイスターは、食を通じて病気を防ぐため、必要な存在なのです。

薬膳マイスターと漢方資格の違い

違いについて

中国では有名な漢方も東洋医学に沿い、健康や美容の事を考えていく点では今回紹介している薬膳と共通しています。

しかし漢方というのは、生薬と組み合わせる事によって効果を引き出す事を目的としたものです。

薬膳マイスターでは、製薬を含めその食材が持っている栄養素を十分にだせる事を目指しています。

つまり薬膳マイスターと漢方資格の役割は異なります

薬膳マイスターの主催団体

薬膳マイスターを主催している国際薬膳食育学会とは、日本型薬膳である「和漢膳」を学び、その知識や技術をもって健康・長寿に社会貢献する事を目的としている団体です。

そもそも”和漢膳”とは

東洋医学の考えをもとに、一人一人の体質に合わせた食材に、高い生薬を加えて作られる中華料理の事を「薬膳」と言います。

いわば、薬膳というのはオーダーメイド料理ともいえます。

薬膳の歴史は古く、約3000年も中国で受け継がれてきました。この薬膳を日本人の舌に合うようにアレンジしたものが「和薬膳」です。

東洋医学の考えを元に作られた薬膳と聞くと、「体には良さそうだけど実際、美味しくないのではないか。」と考える方もいると思います。

しかしこの和漢膳は、従来の薬膳や漢方にはないような美味しさ・作りやすさが注目を集めているのです。

薬膳マイスターは健康需要で注目を集めている

皆さんはこのような悩みを感じた事ありませんか?

  • 最近、体調不良が気になる方
  • 家族の健康の事を考え、病気を予防したい方

和漢膳は美味しく健康的な料理という事で、上記のように健康の事を気にしている方にはかなり魅力的な食事です。

この薬膳マイスターという資格は、嬉しい事に自分の体質・食材の効能をしっかりと学べるので、体や症状に合った効果的な和漢膳を実際に作る事が可能です。

仕事に活かせる資格である

自身や家族の為、健康的な料理を作れる事はもちろんなのですが、薬膳マイスターの資格を取る事によって、仕事上でも生かす事が出来ます

特に栄養士や食品メーカー等の食関係で働いている方、医療や健康に関する仕事に従事している方であれば、薬膳マイスターの資格を所得すると、さらに仕事の幅が広がるのでおすすめです。

活躍できるフィールドについての例は以下の表をご覧ください。

職業
栄養士 健康維持や健康促進につながる料理を提案できる
飲食店・食品メーカー 新しい企画に携わる等、活動の幅が広がる
食や健康関係の仕事 地域・職場等で食育普及等に参加できる
介護・医療現場 西洋医学とは異なる視点で病気や健康をとらえられる

薬膳マイスターは自宅で取得できる!

試験対策の学校や塾に通わないといけないと、資格が取りにくいものもあります。

しかし薬膳マイスターの最も大きな特徴は通信講座という点なので、自宅で受講する事が可能です。

在宅しながら受講できるので、子育てや家事の合間、仕事をしている方は帰宅後等、好きな時間に勉強する事ができる点もポイントです。

ちなみに薬膳マイスターは、通信講座の受講・修了試験で資格を所得する事が出来ます。

薬膳マイスターは通信講座で取得可能

通信教育で勉強している人

薬膳マイスターは通信講座を受講する事で、資格を所得できるとご紹介しました。

ここでは通信講座の詳細や修了試験、通信講座以外にも資格所得の勉強方法があるのかを順に説明します。

薬膳マイスターの資格取得は「通信講座→修了試験」

薬膳マイスターの通信講座であれば、どこでもいいというわけではありません。

国際薬膳食育学会が指定する通信講座を受講する必要があります。

上でご説明したように通信講座が終了後に行われる修了試験に合格する事が条件です。

薬膳マイスター終了試験の合格ラインは、100点中70点以上です。

70点以上で合格できれば晴れて「薬膳マイスター」となれるので、家庭で役立てる事はもちろん就職や転職活動の履歴書に書いてアピールする事が可能です。

がくぶんの通信講座で取得可能

薬膳マイスターの資格が取れる通信講座は「がくぶん」が開講しています。

がくぶんは創業95年であり、薬膳マイスター以外にも非常に多くの資格を取り扱っている信頼と実績のある企業です。

がくぶんの薬膳マイスター講座では薬膳指導のパイオニアが一から丁寧に教えてくれるので、はじめての方でも不安なく資格取得が目指せます。

受講生による喜びの声も多く、安心して受講することができる講座だと言えるでしょう。

がくぶんの公式サイトはこちら

通信講座以外での資格取得も可能

以下の条件を満たす方は、通信講座を受講せずとも薬膳マイスター修士試験の受験資格を与えられる可能性もあります。

①すでに協会推進校の通信講座において調理技術基礎6単位・食育授業6単位を所得している方

②NPOが協会主催している「食育インストラクター4級資格認定研修会」を実技も含めて1日受講した方

薬膳マイスターになる事を考えている方は、ぜひ一度自分の所持している資格を確認してみる事をお勧めします。

薬膳マイスターの出題内容・検定詳細

通信講座をしている人

通信講座等を受講する事によって、薬膳マイスターの終了認定試験受験資格が得られる事を知っていただけた所で、ここからは出題内容・検定詳細についてをご紹介します。

薬膳マイスターの出題内容

薬膳マイスターの通信講座テキストの内容は以下の通りとなっております。

  • 薬膳とは?

  • 薬膳の基礎理論

  • 主な食材の効果と効能

  • 季節に合わせた薬膳メニュー

  • 美容とアンチエイジングの和漢膳メニュー

  • 各症状におすすめの和漢膳メニュー

薬膳マイスターで学ぶ内容は、様々な食材を薬膳の視点からの効果及び効能等、漢方的な考え方で学んでいきます。

テキストが多い為、所得まで時間がかかりそうなのですが実際、最短約2~3ヶ月程度で所得できるのも魅力の一つです。

また、通信講座のテキストをしっかり目を通して知識を得ていれば、問題なく回答できるのであまり不安になる事はありません

検定料・受験資格は?

薬膳マイスターを受験するにあたっての年齢制限は特にありませんが、社会人以上の方が多い傾向にあります。

また受験資格もない為、薬膳マイスターになりたい方はどなたでも受験する事が可能です。

参考までに自分自身、体調不良が気になる方や美容・ダイエットに失敗している方、さらに家族の健康を管理して、生活習慣病などを予防したい方にもおすすめの資格です。

さて、気になる通信教育の料金ですが34,000円程度、これに加え資格認定証交付に8000円(+事務手数料300円)が加算されます。

テキスト・修了試験費をみても高額ではない為、金銭面でも安心して資格取得を目指せるのではないでしょうか。

上位国際薬膳食育師取得しよう

ステップアップする人

薬膳マイスターは国際薬膳食育師3級の事を指すのですが、国際薬膳食育師にはさらに上の級が存在します。

薬膳マイスターの資格だけでも、普段の生活や仕事上で充分役に立つのですが、せっかくなら上位の国際薬膳食育師を所得する事をお勧めします。

その理由については、以下でお話しします。

上級の和漢膳師としてステップアップ可能!

まず国際薬膳食育師は、3級(薬膳マイスター)・2級・1級・特級師範の4級です。

上位の級受験は一つ下の級を所得している事が条件なので、薬膳マイスターは必ず所得しておきましょう。

薬膳マイスターは通信講座・修了検定だけ受ければいいのですが、2級以上は実習を含む講習も受講しなければいけません。

それぞれの級の試験内容に関しては、表でまとめていますのでそちらをご覧ください。

一次試験 二次試験
国際薬膳食育師2級 筆記試験 口頭試験
国際薬膳食育師1級 筆記試験 口頭試験
国際薬膳食育師特級師範 料理実技 口頭試験・面接試験

各級のレベル・到達目標

国際薬膳食育師各級のレベル及び到達目標は以下の通りです。

国際薬膳食育師レベル 到達目標
国際薬膳食育師3級 (薬膳マイスター) 「和漢膳」の基礎理論を身に着ける
国際薬膳食育師2級 「和漢膳」の基礎力をさらに高めて基礎技術を学び、自分自身で「和漢膳」を作れるようになる
国際薬膳食育師1級 「和漢膳」の応用力・技術力をさらに高め、専門知識を身につけ「証別和漢膳」を作れるようになる
特級師範 学会公認講師となり、「和漢膳」のエキスパートとして社会に広める活動をする事が可能となる

このように、自身の生活や仕事をする上でも和漢膳の知識分野が広がります。

ぜひ薬膳マイスター取得後は、それ以上のレベルも狙ってみてください。

おすすめの食関連資格はこちら!

おすすめを考える少年

ここまでは、薬膳マイスターの資格の詳細についてを紹介してきました。

しかしこちらの資格以外にも食関連の人気資格はまだまだあります。

食関係でまだほかにも、資格を所得したいと考えて居る方はぜひ参考にご覧ください。

食育インストラクター

資格名を聞いた事がある方もいるのではないでしょうか。

食育インストラクターとは NPO日本食育インストラクター協会が主催して行われいる資格です。

食育を基礎のマナー等幅広く学ぶ事ができる為、日々の生活に活す事はもちろん、社会で活躍する食育の指導者の育成をする事も可能な資格です。

野菜スペシャリスト

野菜や果物は健康的な生活をするためには、欠かす事ができません。

しかし、いくら体に良いと言っても各野菜・果物にはどのような効果があるのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。

野菜スペシャリストは{primary}(各野菜・果物の効果効能をはじめ、選び方や正しい調理方法(50℃で洗う)等)の知識を身につける事が出来るため、自身や家族の健康や美容につなげる事ができる資格です。

食育実践プランナー

一般社団法人日本味育協会が認定している食育実践プランナーは、味覚の役割や美味しさに対して正しい知識及び、子どもから大人までの役立つ食育の知識を習得する事が出来る資格です。

味覚の役割や美味しさに対して、正しい知識を学ぶ事ができる為、資格取得後は、普段の生活においても美味しい食材を選べる等、より質の高い食事を楽しむことができます。

興味がある方はぜひこちらの資格取得も考えてみてください。

薬膳マイスターの資格所得についてまとめ

薬膳マイスターの資格所得についてまとめ

  • 通信講座なら「がくぶん」がおすすめ
  • 上位の国際薬膳食育師所得を目指せる
  • 食材を薬膳の視点から学べるおすすめ講座

今回は薬膳マイスターを取得する上で、資格取得方法・資格の活かし方等を様々な方面からみてきましたがいかがでしたでしょうか。

どの資格を取得する際も、共通していえるのですが勉強量・どれほどの内容を理解しているのかが大きな鍵となります。

薬膳マイスターも、通信講座のテキストをしっかりと理解しておけば決して難しい資格ではありません。

少しでも食関係や薬膳に興味があれば、残りの人生健康的に生きていくためにも、資格取得を考えてみてはいかがでしょうか!

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