ネイリストから中小企業診断士へ転身|つだまどか様に直接取材しました!

「中小企業診断士ってどうなの」

「中小企業診断士の資格取得が難しい」

企業の経営において直面する様々な問題を解決する知識を実践的に身につけることができる国家資格である中小企業診断士。人工知能(AI)に代替される可能性が低い資格としても話題になっています。

中小企業診断士の資格を活かして経営のコンサルタント業務、資格予備校やセミナーでの講師業務、執筆業務など多彩な活躍をされているつだまどか様から、中小企業診断士の魅力や受験生時代のエピソードなどをお伺いしていきます。

このインタビューを通じて

  • 中小企業診断士試験の勉強方法
  • 中小企業診断士資格の魅力
  • コンサルティング業務で必要なこと

などの気になるポイントについて、つだ様ならではの貴重なお話を伺うことができました。

中小企業診断士資格の受験を考えられている方は必見です!

ぜひ最後までご覧ください!

中小企業診断士を目指した経緯

つだ様

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北川

本日はお忙しい中取材に応じていただきありがとうございます。株式会社ベンドの北川と申します。

本日のインタビューでは中小企業診断士の 資格取得のための勉強方法やつだ様の現在の仕事内容について詳しくお伺いできればと思います。

よろしくお願いいたします。

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つだ様

株式会社Vividy代表の つだまどかです。よろしくお願いします。

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北川

つだ様は中小企業診断士の資格を取得される以前には、ネイリストとして17店舗60名のスタッフを統括するマネージャーとしてご活躍されていたと伺いました。

そこから中小企業診断士資格の挑戦に至る経緯についてお聞かせいただきたいです。

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つだ様

自分自身を変える契機にしようと、資格取得にチャレンジしました。

中小企業診断士に挑戦する最初のきっかけは、美容サロンのマネージャーとして経営の知識が必要だったことでした。

ただ、マネージャー職として勤めていた会社の事業を拡大していくことの限界を垣間見て、なるべく若いうちに自分の可能性を切り開くことが必要なのではないかと漠然と考えていたことも資格挑戦を後押ししました。

加えて私自身が高卒だったことから学歴コンプレックスを感じていて、肩書きとなるようなものが欲しいと思っていました。

国家資格であり経営について学べるものを自分で調べたところ中小企業診断士という資格があることを知り、資格予備校の説明会に参加した勢いのまま即座に中小企業診断士の講座に申し込みました。

中小企業診断士試験の勉強方法

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北川

膨大な試験範囲をインプット・アウトプットする上で、つだ様自身が工夫されたポイントなどございましたら教えていただきたいです。

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つだ様

そもそも勉強の仕方がわからない状況からのスタートでした。 今は勉強方法はたくさんネット上に転がっていますが、当時はそこまで情報がなかったので、同じ資格予備校の勉強仲間でテストの成績が良い人や、すでに合格をしている人の勉強法を参考にしていました。

例えば、講義の復習をするときにはテキストを読まなくてはいけないと考えていましたが、問題を確認した後にテキストを見ることを学びました。

講義の内容をよく理解できていなくても問題を見て、わからないながらに問題を解くことが大事だということを教わりました。

仕事と勉強を両立させるためには

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北川

中小企業診断士資格に挑戦される方は社会人として働きながら勉強も並行してやられている方が多いと思います。

勉強をする上で重要なことはなんでしょうか?

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つだ様

資格予備校の講師を10年以上務めている経験からして、中小企業診断士の一次試験を合格できない人の大半が、勉強時間が足りていないです。

とにかく時間が空いたら勉強すること、考える前に勉強を始めることが重要です。

何を勉強しようかと考える時間すら無駄だと思います。 15分ぐらいの時間が空いたらこの勉強、1時間だったらこの勉強といったように、自分であらかじめ決めてすぐさま取り組むことが重要だと思います。

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北川

時間ができたらすぐさま勉強に着手することが重要なのですね!

学習のモチベーションを維持するには

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北川

学習のモチベーションを維持する上での秘訣などございましたら教えていただきたいです。

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つだ様

試験について知れば知るほど、一次試験よりも二次の筆記試験が最大の関門だということが分かったので私は一次試験を二次試験のための通過点として考えていました。

一次対策に取り組んでいるときから二次試験に照準を合わせていれば、一次試験合格後に燃え尽きて二次対策に身が入らないこともなくなると思います。

一次試験を突破し、最初から見据えていた二次の筆記試験に向けて走り続けることができました。

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北川

漫然と一次試験の勉強をするのではなく、資格取得のために二次試験まで見据えての勉強をされていたのですね!

独立・開業の経緯

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北川

資格合格後から独立開業に至るまでの流れを教えていただけますでしょうか。

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つだ様

元々受験を始めた当初は、中小企業診断士として独立することは考えていませんでした。

資格挑戦を始めた当初は美容サロンでネイリストとして働いていましたが、受験生時代にIT系の企業に転職しました。

理由は、一次試験の7科目の中であまり興味を持てなかったのが経営情報システムで、自分自身が苦手な分野をカバーできる人脈を作るためにその業界に身を置こうと考えたからです。

転職先の会社では副業が許可されていたので、副業として中小企業診断士としての仕事も行っていました。

中小企業診断士としてお仕事をする中で、いわゆる高学歴であったり、有名企業に勤められていたり、独立して事業をやられているような方とのお付き合いが増えました。

中小企業診断士の資格を持っているというだけで対等に接してくださり、そのような方々から一緒に新しいことにチャレンジしようと言ってくださる。

大変だけれども挑戦できることにすごく魅力を感じ、独立・開業することに決めました。

person1
北川

資格取得による環境の変化が、つだ様を後押ししたのですね!

事務所を開業するための準備期間などは設けられたのでしょうか?

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つだ様

準備期間はほとんどありませんでした。 自分一人なら食べていけると考えていました。 やらないで足踏みするのは本当に勿体無いと思い、独立に踏み切りました。

資格取得以前の経験との繋がり

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北川

資格取得以前に勤務されていた美容業界でのご経験は、独立後の業務においてどのように役立っているか教えていただきたいです。

person2
つだ様

3点あります。 まず、美容業界の現場で働いていた方で中小企業診断士をされている方が少ないために、診断士の仲間から興味を持っていただけることが多く、私自身をPRするのに活かされていると思います。

また、実際に接客をしたり、売り上げや利益を上げたりした実体験があることは大きいと考えています。

サロンワークを効率的に回す方法や集客のノウハウなどは時代によって変化する部分もありますが、普遍的な部分もあります。普遍的な部分を身を持って経験していることが、コンサルティング業務やセミナーでの講師業務の際にとても活きています。

加えて、ネイリストはお客様と非常に近い距離で向かい合って、手や足を差し出して委ねていただきます。そのため、お客様に安心・信頼していただくことを意識していました。この信頼していただくためのスキルが現在の業務においても活かされています。

person1
北川

資格取得以前のご経験があってこその現在のご活躍なのですね!

現在のお仕事

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北川

現在の事務所でメインに据えているお仕事を教えていただきたいです。

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つだ様

独立当初から結婚するまでは、エステサロンやネイルサロンのコンサルティング業務をメインに行なっていました。

その後結婚し、子供を出産するなどライフステージが変化する中で、仕事のメインをコンサルティング業務から執筆や講師の業務に移していきました。

person1
北川

現在お仕事のメインに据えられている講師業・執筆業について教えてただけますでしょうか。

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つだ様

現在は、資格の学校TACでの中小企業診断士の講師のほか、美容サロンの経営に関するセミナーの講師としての活動を行っていて、サロン経営を学ぶハリウッド大学院大学で非常勤講師を務めさせていただいています。

執筆活動では、美容業界団体の会報で美容サロンのマーケティングに関する記事の連載を10年以上行っており、他にも様々な媒体で記事の連載をさせていただいています。

さらに、厚生労働省の美容師の養成のあり方の検討会のメンバーとして参画させていただくなど、厚生労働省からお仕事をいただく機会も多いです。

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北川

官庁でのお仕事もされるなど、まさに幅広く大活躍されているのですね!

中小企業診断士の魅力

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北川

中小企業診断士資格の魅力を教えてください。

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つだ様

少なくとも今の時代では、業種、業態、職種関係なく、全てのビジネスパーソンは取っておいた方がいいと思います。

中小企業診断士の試験はよくできていて、論理的思考力、文章を効率的に短時間で読んで読解して要点を抑える能力、そして口述試験で求められるプレゼンテーション能力といったビジネスパーソンが必要とするスキルが自然と学べるようになっています。

加えてこの資格の1番の魅力は、その日学んだことがその日のうちに自分の会社や業務に活かせることだと思います。

それまで漠然としていた自分の業務や社会に関する事柄が体系的な知識として自分の中で蓄積されていく快感を楽しんだり、自分自身の変化を楽しんだりしながら勉強を続けていってほしいと思います。

中小企業診断士試験に挑戦されている方へ

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北川

中小企業診断士資格取得に向けて勉強されている方にメッセージをお願いします。

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つだ様

公認会計士や弁護士試験のようないわゆる最難関資格と呼ばれるものは、勉強量を確保してもある程度の素地がないと合格が難しい部分があると思います。

けれども、中小企業診断士資格はそうではありません。 簡単とは言いませんが、一次試験はある程度の勉強量を確保して正しい勉強の仕方をすれば誰でも合格できます。

仕事を続けながら挑戦することもできますし、誰にでもチャンスがある試験だと思います。

諦めさえしなければ必ず取れる資格なので、ぜひ学習を続けてほしいと思います。

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北川

中小企業診断士資格の勉強を通して学び続けることの面白さや視座が変わっていくことの面白さがあること、中小企業診断士の資格の勉強を通じてつだ様自身が変化し、その変化を楽しむことができたというお話が印象的でした。

中小企業診断士が、まさに「人生を変える資格」だということがわかりました。

本日は貴重なお話をいただき誠にありがとうございました!

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