行動心理士は意味がない資格?資格の難易度・仕事内容から実際の評判まで解説!

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「行動心理士は取得しても意味ない資格って本当?」

「行動心理士資格って怪しい資格じゃないの?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

行動心理士とは、人の行動や仕草から心理状況を分析し、円滑なコミュニケーションにつなげるスキルを習得できる資格です。

さまざまな場面で役立つ資格ではありますが、残念ながら「行動心理士は取得しても意味ない」「よくわからない怪しい資格」と言われることもあります。

こちらの記事では、行動心理士資格を取得する意義や学ぶメリットなどを解説していきます。

行動心理士資格に興味がある方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください!

行動心理士は意味ない?についてざっくり解説すると

  • 難易度が低い民間資格だが、学ぶ意義は大きい
  • 職場だけでなく家庭などのプライベートな場面でも役立つ
  • 学んだことを活用する場面をイメージすることが大切

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行動心理士の意味がないとされる7つの理由

行動心理士とは、人間の思考やしぐさの真意を読み取り、良い人間関係に生かせるスキルを有した人材です。

行動心理士は人間関係を円滑にするうえで重要な資格ですが、「取得しても意味ない」と言われることがあります。

以下で、行動心理士が「意味ない」と言われる理由について解説します。

行動心理士の学習の内容を知らない

カウンセリング系の資格は、行動心理士以外にもメンタル心理カウンセラーや臨床心理士など多くあります。

行動心理士は、相手の「仕草や行動」から心理を読み取ることに特化している点が特徴です。

行動心理士の勉強を通じて、相手の些細な行動から、円滑にコミュニケーションを取るヒントをつかむことができます。

しかし、カウンセリング系の資格が多くあるなどの理由もあり、行動心理士の強みや資格の本質が知られているとは言い難いのが実情です。

心理に関係しなければ履歴書に書けない

カウンセラーなど、行動心理士と関連がある職業に応募する際には、履歴書に行動心理士の資格を書くとアピール材料になります。

しかし、カウンセリングを行う要素がない職業に応募する際には、行動心理士の資格を書いても評価されづらいです。

このように、汎用性が低く資格を生かせる職業が限られていることから、「行動心理士は取得しても意味ない」と言われてしまっています。

資格の知識の活用法をイメージできていない

行動心理士の学びで得られる内容は非常に有意義で、下記のように生かせる場面は多いです。

しかし、残念ながら知識の活用法をイメージできていない人も多いのが実情です。

状況 活用例
友人関係 相手が考えていることや主張の本質を理解し、相談に乗れる
仕事 相手の気持ちが理解できるようになり、苦手な人とも上手に付き合える
子育て 行動を起こすアプローチを行うことで主体的に動けるように教育できる

せっかく価値のある知識を習得できても、活用法をイメージできないと宝の持ち腐れになってしまいます。

合格の後に活用することをイメージして学習していない

資格は「取得」すること目的ではなく、取得して「どのように生かすか」が非常に重要です。

合格した後に、資格をどのように活用するかイメージして学習していない場合、結果的に「取得したけど、意味がなかった」という結果になりかねません。

学習意識や目的を意識して勉強することで、行動心理士の資格を活かせるようになるでしょう。

漠然と就職で有利になると考えていた

「何か資格を取得しておけば、就職で有利になるだろう」と、短絡的に考える人がいます。

しかし、職種と関係性の薄い資格を保有していても、残念ながら評価されません。

また、行動心理士は民間資格であるため、直接的に就活に有利になる場面は少ないのが現実です。

就職や転職の場面で役立たないことで「取得しても意味ない」と感じてしまう人がいることも、ネガティブな意見が散見される理由といえるでしょう。

日本能力開発推進協会認定の民間資格

行動心理士は、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定している民間資格です。

資格勉強を通じて、

時代・環境要因が与える影響、男女の意識の違いから生じる行動面での変化などを理解し、人の「しぐさ」からどのように心を読み取り対応するのか、また、どのような対応がメンタルケアとして適切なのかを判断できる能力

を培うことができます。

何かとストレスを感じる場面が多い現代において、行動心理士資格を取得して人間の心理について学ぶ意義は大きいです。

他資格と組み合わせて心理学の専門家に

行動心理士だけでなく、他のカウンセリング系の資格もあわせて取得することで、心理学についてより深い知見を得ることができます。

幅広い心理学を学ぶことで、行動心理士としての知識や技能を活かした職に着くことができるため、行動心理士以外にも関連資格の取得を目指す意義は大きいです。

  • メンタル心理カウンセラー
  • メンタルケア心理士
  • メンタルケアカウンセラー
  • メンタルヘルス・マネジメント検定
  • メンタル心理ヘルスカウンセラー
  • 心理カウンセリングスペシャリスト

上記のように、多くのカウンセリング系資格が存在するため、複数資格の取得を目指すといいでしょう。

複数のカウンセリング資格を履歴書に書けると、印象が良くなるためです。

なお、心理学の専門家を目指したい場合は、公認心理士や臨床心理士などの国家資格の取得を目指すのも良いでしょう。

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就活への効果は薄い

国家資格は国が価値を証明している資格なので、特定の専門職への就職が有利になります。

しかし、行動心理士は民間資格であるため、就職や転職の場面では直接的に役立つシーンは少ないです。

民間資格は「スキルアップ」が主な目的です。

そのため、きちんと取得した目的を整理し、どのような場面で活かしたいかイメージしないと活用しづらいでしょう。

生活や仕事で実践できていない

せっかく行動心理士の資格勉強を通じて有意義な知識を習得できても、生活や仕事で実践できていない人も少なくありません。

資格試験で学んだ内容を、日々の仕事や生活の場で上手に用いることができないと「取得した意味がなかった」と感じてしまうでしょう。

意味がないと感じやすい人の特徴

行動心理士の資格を取得しても「意味ない」と感じやすい人には、いくつか特徴があります。

以下に該当する場合は宝の持ち腐れとなってしまう可能性があるため、気をつけましょう。

実践をイメージできていない

知識だけで対人スキルが身につかない

カウンセリングの世界では、知識だけでなくコミュニケーション能力がモノを言います。

知識を習得するだけでは、行動心理士としての真価を発揮することは難しく、対人スキルも身につきません。

対人スキルが乏しいとカウンセリング技術も身につきづらいため、行動心理士の資格を取得しても活かせる場面はほとんどないでしょう。

心理を読めても相談者の問題解決ができない

相手の行動や仕草から心理をある程度読めたとしても、相談者の問題解決に導けるとは限りません。

相談解決に導くためには、相手の主張の本質を理解したうえで、適切な対策法やアドバイスを送る必要があるためです。

そのため、提案力やコミュニケーション力も実務で求められる点は知っておきましょう。

参考書の典型パターンの理解だけでは意義を感じにくい

行動心理士の参考書では、よくある事例として典型パターンを用いて学習を進めます。

典型パターンとは言え、実務上でまったく同じようなケースに遭遇しない可能性もあります。

参考書の典型パターンの理解だけでは、学習の意義を感じにくいため、きちんと実務をイメージしながら学べないと結果的に「取得した意味がなかった」となるでしょう。

人の行動に興味がない

そもそも、人の行動にそこまで関心がない場合、行動心理士の内容を学ぶメリットはありません。

行動心理士で学んだ内容を活かすためには、相手の行動を観察し、行動や仕草を分析する必要があります。

そのため、人の行動に興味がなく、分析することにも関心が持てない人は行動心理士に向いていない可能性が高いでしょう。

人とコミュニケーションを取る事が少ない

人とコミュニケーションをとる機会が少ないと、コミュニケーション能力を磨く場面や相手の行動を観察する場面に恵まれません。

行動心理士の資格を活かすためには、コミュニケーションを取りながら相手の行動や仕草を分析する必要があります。

つまり、人とコミュニケーションを取る事が少ないと心理状態を把握する相手もいないため、行動心理士を取得するメリットも小さいです。

行動心理士資格を有効活用する方法

せっかく価値のある資格を取得できたのであれば、有効活用したいものです。

以下で、行動心理士資格を有効活用する方法について解説します。

知識を実践する場面を想定する

実際に、行動心理士資格の勉強を通じて習得した知識を、アウトプットできるシーンに落とし込んでみましょう。

行動心理士は、人の行動や仕草を参考に心理状態を分析するため、仕事や生活、子育ての場面で役立ちます。

学習を進めるたびに「このようなシーンで役に立つだろう」とイメージすることで、資格取得後もスムーズに活かせるでしょう。

人間関係を変える

自分自身が人間関係の悩みを抱えている場合は、まずは自分の人間関係を変えてみましょう。

行動心理士の資格は、他人の悩みを解決するだけでなく、自分の悩みや問題を解決する際にも役立ちます。

実際に学んだ知識を活かして自分の問題を解決できたら、手ごたえをつかむこともできるでしょう。

目的にあった心理カウンセラー資格を探す

行動心理士に加えて、目的に合った心理カウンセラー資格を取得することも有意義です。

資格 学習内容
上級心理カウンセラー 実践形式で、レベルの高い心理カウンセリング技術を学ぶ
メンタル心理カウンセラー 心理学とカウンセリング技術について、基礎から学べる
メンタルケアカウンセラー 成長と社会と心理学についてを理解し、対人対応力を学べる
ケアストレスカウンセラー こころの働き、心理療法、カウンセリングスキルを学べる
メンタルヘルスマネジメント検定 メンタルヘルスの不調を改善する方法や予防策を学べる

行動心理士と上記の資格を組み合わせて取得することで、専門性を高めてより高度な相談ができるようになるでしょう。

行動心理士試験の難易度

行動心理士資格の取得を目指していても、どの程度の難易度なのか気になっている方も多いでしょう。

以下で、行動心理士試験の難易度について解説します。

通信課程で取得可能

行動心理士資格は独学で取得することはできませんが、勉強から受験まで在宅で進めることができます。

合否判定は「得点率70%以上」となっており、在宅受験が可能なので教材を見ながら取り組むことができます。

試験問題も、学んだ内容を思い出しつつ、必要に応じて教材を見れば問題なく解くことができます。

通信課程なので、仕事や子育ての合間に気軽に取得できる点が魅力です。

資格取得までの流れ

行動心理士の受験資格をクリアするためには、認定講座であるキャリカレの講座を修了する必要があります。

キャリカレは通信講座なので、スクールなどに通う必要はありません。

届いた教材を用いて自分のペースで学習できる環境が整っているため、忙しい方でも安心して学習できます。

最短で2週間の勉強でも合格可能

キャリカレでは、行動心理士の標準受講期間を4カ月に設定しています。

しかし、まとまった勉強時間を確保できる人であれば2週間でも資格を取得することが可能です。

1カ月もたたずに価値ある資格を取得できるため、カウンセリングの仕事に興味がある方は気軽に受講してみてはいかがでしょうか。

行動心理士の試験範囲

行動心理士の試験範囲は下記の通りです。

  • 行動心理学基礎論
  • 行動と人間心理の関係性
  • 行動が表す心理学的意味
  • 行動心理学を用いた対人対応法
  • 行動心理士の活動

なお、試験は在宅でテキストを見ながら問題を解けます。

制度上、独学での取得はできないものの、試験の難易度としては「独学でも十分に合格可能」と言えます。

キャリカレ行動心理士のネガティブな評判

行動心理士資格は独学では取得できず、キャリカレの講座受講が必須です。

以下で、実際の受講者から寄せられているキャリカレ行動心理士のネガティブな評判を紹介します。

基本的にテキストでの勉強

説明はたくさんありましたが、実際の行動心理の部分が少なく感じました。 書籍を1冊購入し、勉強した方が内容が豊かだなと思いました。 もっとたくさんの例など、一般的にはない情報を知りたいなと思います。 web受講は自分の好きなときに勉強できるので良かったです

もっと映像で事例が見れると、どういう気持ちでこの行動が出たのかリンクしやすかったと思う。

キャリカレの行動心理士講座は、基本的にテキストで勉強を進めることになります。

映像講義などはなく、実際のカウンセリングの状況をイメージして学ぶことはできない点は、やや残念と言えるでしょう。

スマホやタブレットを用いて、隙間時間に勉強できない点は押さえておきましょう。

基礎的な要素が多い

後半独立についての内容で、これもカリキュラムとして必要?と疑問に感じた。 この分のテキストがあるなら、もっと心理的なものについて深く学びたかった。 テキストも読んでいて、それ、行動分析に必要?的な内容だったよう感じた。 もっと行動と心理を結びつける深い内容の講座かと期待していたが、かなり期待はずれだった。

キャリカレの行動心理士講座は、初学者を想定しているため基礎的な内容からスタートします。

心理学やコミュニケーションスキルを習得している人にとっては、やや物足りないと感じることもあるでしょう。

開業アドバイスは要らない

大変わかりやすく体系づけられていて、勉強しやすかったです。私は開業目的ではなかったので、開業アドバイスの部分はあまり必要はなかったかなとは思います。

キャリカレの行動心理士講座は、資格取得後の活動を支援するために、講座全体の約1/4が開業アドバイスになっています。

しかし、開業する予定がない人にとっては不要に感じることもあるでしょう。

キャリカレ行動心理士のポジティブな評判

キャリカレ行動心理士講座にはネガティブな評判が見られますが、実際にはポジティブな評判のほうが多いです。

以下で、キャリカレ行動心理士のポジティブな評判について解説します。

教材が初学者にとっては優しい

写真で人の気になるしぐさなど行動心理が分かりやすかった。人の表情や嘘などで客観的に分析でき、職場や家族や恋愛などの場面で多いに役立ちました。知識や行動心理学を学んで、今後、プロとしてカウンセリングに役立てたいと思います。

キャリカレの講座では、写真やイラストが豊富に用いられたテキストで勉強を進めます。

教材が初学者向けで、また学習内容も適量なので、初めて心理について勉強する人でも安心して取り組むことができます。

サポート期間を延長できる

テキストは、心理学を学んだことがない私でも理解しやすい内容。 また、Web添削の採点が早くて驚きました。 一番感動したのは、最終添削問題の提出が終わったあと、手書きのメッセージを頂けたことです。 「手書きっていいな」と心が温まりました。 挑戦する人をあたたかくサポートする。 私もキャリカレで働きたい! そう思いました。

キャリカレの行動心理士講座の標準学習期間は4カ月ですが、もし4カ月で修了できなくても受講開始から最長700日間までサポートを受けられます。

ほかにも回数無制限の質問対応や課題添削など、受講生の理解を助けるサポートが充実しているため、勉強しやすいメリットがあります。

行動から相手の心理がわかる

学べて面白かったです。 よく、嘘つく時は目が泳ぐよ!とか言われてますが、いろんな場面で、このように思ってるのかな?と考えれるようになりました。

人の想いや本音は見えにくいですが、行動やしぐさで表される事によって、徐々にではありますが本音が見えてきたように思います! 行動心理の勉強する事で自己を見つめ直す事も出来るので、この講座を受けて良かったです!人の心理が分かる講座ですね。

行動心理士講座の受講を通じて、学んだ知識を日常で人と接する際に有効活用できます。

相手の「ウソ」「好意」「不快」などの感情や人間の心と行動のバランスを理解できるため、関係の構築がスムーズに進むでしょう。

人との関係性や距離感の測り方などで悩んでいる状態でも、スムーズに解決できるようになります。

行動心理士の仕事内容は多岐にわたる

行動心理士の仕事内容は、多岐にわたります。

行動心理士の資格取得を通じて、さまざまな場所で活躍できるようになるため、取得するメリットは非常に大きいです。

講師業やコンサルタント業に繋がる

行動心理士資格を活かして、カウンセラーやセミナー講師として活動する選択肢があります。

序盤は集客に苦労する可能性が高いですが、着実に実績を重ねることで評判も高まっていきます。

また、講師業やコンサルタント業はフリーランスとして活動できるため、自分のペースで自由に働ける点が大きな魅力です。

接客業でおすすめ

販売店や飲食店などの接客業、営業職に就いている人も、行動心理士で学んだ知識を仕事で活かせます。

人とのコミュニケーションが必ず発生する仕事に就いているときは、相手の行動や仕草から本質的な主張を把握することで信頼関係の構築につながるでしょう。

顧客との信頼関係を築くことができれば、売り上げや営業成績の向上にもつながるでしょう。

スキルマーケットでの個人相談

最近は、自分のスキルを販売するプラットフォームがあります。

「ココナラ」をはじめとしたスキルマーケットのプラットフォームを使えば、個人相談を通じて行動心理士資格を活かすことができます。

実績を重ねて評判や信頼を積み重ねれば、安定して案件を獲得できるようになるでしょう。

行動心理士は意味ない?まとめ

行動心理士は意味ない?まとめ

  • 行動心理士資格を活かせる場面は多く、「取得しても意味ない」は誤り
  • 複数のカウンセリング資格を取得すると、より価値が高まる
  • 相手の考えが理解できるようになるため、行動心理士を学ぶメリットは大きい

行動心理士は「取得しても意味ない」と言われることがありますが、それは誤った情報であることをお伝えしてきました。

行動心理士の資格取得を通じて学んだ知識は、さまざまな場面で活かすことができます。

資格を取得する目的を明確にして、活用方法についてイメージすることで、行動心理士資格を取得するメリットを享受できます。

行動心理士は独学で取得できませんが、キャリカレの受講を通じて実践的な学びを得ることができます。

行動心理士資格に興味がある方は、ぜひキャリカレの講座受講を通じて行動心理士の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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