心理カウンセラー資格は独学で取得可能?通信講座で取れる資格や独学の欠点を解説
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医師
安藤広真
「心理カウンセラー資格は独学で取得できる?」
「通信講座で取得できる資格はどう?独学のデメリットは?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
心理カウンセラー資格は、通信講座や大学・大学院などで勉強して取得するのが一般的です。
しかし、仕事などが忙しく、できれば独学で取得したいという方も多いでしょう。
そこで今回は心理カウンセラー資格は独学での取得可能なのかについて、通信講座で取得できる資格の性質や独学のデメリットも含めて解説します。
心理カウンセラー資格の独学についてざっくり説明すると
- 独学で取得できる心理カウンセラー資格はほぼない
- 初学者は通信講座で取得できる資格がおすすめ
- 本格的なキャリアを築きたいなら難関資格も検討
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心理カウンセラー資格は独学で取得できる?
心理カウンセラーの資格は色々あり、それぞれで難易度や受験資格などが異なるため、独学で取得できるものもあります。
しかし、講座の受講や大学での科目履修、大学院での心理学の研究など、ハードルの高い受験資格が設けられているものが多く、総じて独学での取得は難しいと言えるでしょう。
また独学で心理カウンセラーの資格を取得しても、心理学の基本知識を正しく身に付けていなければ、試験には受かっても就職の場で困ることがあります。
そのため、基本的には学校に通ったり、主催団体が指定している通信講座を受講したりした上で、資格を取るのがおすすめです。
独学で心理カウンセラーになることは可能
「心理カウンセラー」という名称独占の国家資格はないため、それを名乗って活動することは自由です。
よって仮に専門的な知識やスキルがなかったとしても、自称心理カウンセラーとして働き始めることはできます。
しかし、十分な収入を得る、きちんとした仕事をするといった観点では、やはり心理学の専門知識・専門スキルは必要です。
そうした専門性を独学で正確に身につけるのには限界があり、やはり講座や大学・大学院などできちんと学ぶのが良いでしょう。
手軽に資格を取得したい場合は通信講座がおすすめ
心理カウンセラーに求められる専門知識を得るための方法としては、第一に大学・大学院で学ぶことが挙げられます。
しかし、それは費用も時間も相当かかるため、色々な意味で余裕のある人にしか難しいと言えます。
一方で心理カウンセラー資格の主催団体が指定する通信講座を受講するという方法なら、比較的手軽で、尚且つ気軽に資格を取得したり、専門知識を得ることができます。
そうした資格は大抵初心者向けであるため、心理カウンセラーに必要な専門性をこれから身に付けていきたい場合はぜひ通信講座を受講してみてください。
心理カウンセラー資格は通信講座での取得がおすすめ
上でも述べたように、これから心理カウンセラーになりたいという方には、独学ではなく、初学者向けの資格を通信講座で取得することをおすすめします。
以下で紹介する資格は、指定の通信講座をプログラムを修了することで、試験の受験資格が得られ、それに合格することで取得することが可能です。
メンタル心理カウンセラー
メンタル心理カウンセラーは、日本能力開発推進協会(JADP)が主催する資格で、汎用性の高いカウンセリングの基本知識を証明できます。
この資格を取得するには、同協会が指定するキャリカレの「メンタル心理カウンセラー資格取得講座」の修了が必要です。
この講座を修了した上で、在宅試験において70%以上の正答率が出せれば、合格が認められます。
なお、試験はテキストをみながら受験できるので、初心者の方でも十分合格を狙うことができます。
メンタルケアカウンセラー
メンタルケアカウンセラーは、日本学術会議協力学術団体の指定を受けたメンタルケア学術学会が主催する公的学会認定資格です。
取得を通じて、臨床入門と基礎心理学の専門知識を身に付けられます。
この資格を取得するのに修了が必要な講座は、たのまなの「メンタルケアカウンセラー講座」です。
講座の受講中に4回の添削課題を提出し、それを一定のレベルでクリアすれば、資格がもらえます。
心理カウンセリングスペシャリスト
心理カウンセリングスペシャリストは、スマホで資格が取れるオンライン資格ポータル「formie」で取得できる資格です。
同社の「心理カウンセリングスペシャリスト資格講座」を受講し、スマホで受験できるWeb試験に合格すれば取得できます。
なお、講座では心理学入門の主要8理論の要点をざっと学び、色々なカウンセリング概念を理解することが可能です。
サブスクリプション型で月々3,980円から気軽に受講することができるため、手軽に心理カウンセラーに向けた学習を始めたい方におすすめの講座です。
行動心理士
行動心理士も、メンタル心理カウンセラー同様、日本能力開発推進協会(JADP)の資格です。
この資格を取得するには、キャリカレの「行動心理士講座」を修了し、在宅試験で70%以上の正答率を出す必要があります。
行動心理学の基本知識や、人間の行動傾向やしぐさを心理学的に解釈して行う対人対応のスキルなどを証明できます。
ケアストレスカウンセラー
ケアストレスカウンセラーは、心理学総論とメンタル疾患への対処法を勉強できる資格です。一般財団法人職業技能振興会によって認定されています。
取得にはたのまなの「ケアストレスカウンセラー講座」の受講が必要です。
同講座の修了後に在宅試験に合格すれば、資格を取れます。
上級心理カウンセラー
上級心理カウンセラーとは、色々なクライアントの悩みに対応できる応用的なスキルを有する心理カウンセリングのスペシャリストです。
先ほど紹介した「メンタル心理カウンセラー」の上位資格にあたります。
この資格の取得過程では、大学院の心理学部で学ぶ内容を勉強することが可能です。
取得にはキャリカレの「上級心理カウンセラー講座」を修了し、その後、得点率70%以上で合格の在宅試験をパスする必要があります。
独学で取得できない心理カウンセラー資格一覧【難関編】
続いては、主に大学院などの教育機関での学習が必要など、受験資格で指定の専門教育機関での学習が必要な資格を紹介していきます。
心理カウンセラーとして本格的に活動したい方などは、ぜひ取得を検討してみてください。
臨床心理士
臨床心理士になる上で必要な主な受験資格は下記の通りです。
- 指定大学院を修了+所定の条件を充足
- 臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了
- 諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴+修了後に日本での心理臨床経験2年以上
- 医師免許取得+取得後に心理臨床経験2年以上
※上記のうちのいずれかを満たすこと
臨床心理士試験では、マークシート方式の100題に加えて、1,000文字程度の論述試験や口述試験が課せられます。
試験範囲が実に幅広いため、合格するには入念な対策が必要です。
なお、臨床心理士の資格を取得すれば、医療や保険、教育などの領域で、専門スキルを活かして働くことができます。
認定心理士
認定心理士は、4年制大学で心理学の単位を取れば認定を受けられる資格です。
取得すれば、大学で心理学に関する基礎知識、基礎技術を修得したことが証明されます。
資格試験は存在せず、指定の単位を取った後に日本心理学会に申請を行い、認定料を納めれば、認定証が交付されるというシステムです。
この資格があれば、心理職はもちろん、対人交流のある仕事全般やボランティア活動にも役立ちます。
公認心理師
公認心理士の主な受験資格は以下の通りです。
<受験資格>
- 4年制大学で指定科目を履修+大学院で指定科目を履修
- 4年制大学で指定科目を履修+指定の施設で実務経験2年以上
- 外国の大学で心理に関する科目を履修+外国の大学院で心理に関する科目を履修
※上記のうちのいずれかを満たすこと
公認心理師試験は全てマークシート方式であり、2020年の合格率は53.4%でした。
この資格が活用できる範囲は、臨床心理士と似通っていますが、民間資格である臨床心理士に対し、公認心理師は国家資格です。
また公認心理師の仕事には、心の健康に関する情報の発信や提供が含まれており、心理カウンセラーとしてメディアや講演などで活躍したい場合にも向いています。
産業カウンセラー
産業カウンセラーの受験資格は以下の通りです。
<受験資格>
- 産業カウンセラー養成講座の修了
- 大学院で指定の専攻を修了+指定の単位を修得
※上記のうちのどちらかを満たすこと
産業カウンセラー試験には学科試験と実技試験があり、学科試験は全問マークシート方式です。
実技試験ではロールプレイと口述試験が課せられ、ロールプレイは20分程度、受験者間で行われます。
合格率は学科・実技ともに70%前後であり、臨床心理士や公認心理師に比べると簡単です。
なお、この資格は心理職だけでなく、キャリアコンサルタントや人事部員、マネージャーなどにも役立ちます。
臨床発達心理士
臨床発達心理士の受験資格は以下の通りです。
<受験資格>
- 発達心理学関連の大学院修士課程を修了もしくは在学2年目
- 臨床経験3年以上
※上記のうちのどちらかを満たすこと
臨床発達心理士は、申請書類を購入して認定審査料を納め、一次審査と二次審査を通過すれば取得できます。
一次審査では書類審査や筆記試験などが、二次審査では複数の審査官との個別面接が行われます。審査の合格率は非公表です。
臨床発達心理士は、乳幼児から高齢者までをケアの対象としており、資格を取得すれば幼稚園や保育所、介護施設など、幅広い職場で役に立ちます。
独学で取得可能な心理カウンセラー資格一覧
基本的に心理カウンセラー資格を取得するには、通信講座の受講や大学・大学院の修了などが必要ですが、以下の資格であれば独学でも取れます。
ただし、心理カウンセラーとしての活躍に必要な専門性を十分に身に付けられるかというと、決してそうではありません。
そのため、日常生活や心理職以外の仕事で心理学を役立てたいという方などにおすすめします。
心理学検定
受験資格がなく、誰でも受験できる入門資格です。取得を通じて、心理学に関する基礎知識を学ぶことができます。
心理カウンセラーなど、心理職のプロフェッショナルとして活躍するには、この資格では物足りないですが、気軽に心理学を勉強してみたい方にはおすすめです。
ちなみに心理学検定では、以下の領域・科目が扱われます。
<A領域>
- 原理・研究法・歴史
- 学習・認知・知覚
- 発達・教育
- 社会・感情・性格
- 臨床・障害
<B領域>
- 神経・生理
- 統計・測定・評価
- 産業・組織
- 健康・福祉
- 犯罪・非行
A領域2科目を含む計3科目に合格すれば2級、A領域4科目を含む計6科目に合格すれば1級、そして全科目に合格すれば特1級を取得できます。
メンタルヘルス・マネジメント検定
メンタルヘルス・マネジメント検定は、職場で役立つメンタルヘルスケアに関する検定試験です。
合格すれば、同僚の心のトラブルを事前に防止するなど、働きやすい職場作りに役立つメンタルヘルスケアができるようになります。
この検定にはI〜III種までの種類がありますが、いずれにも受験資格はなく、誰でも挑戦できます。
ただし、合格すれば即心理カウンセラーとして活躍できるといった性質の資格ではないので注意してください。
独学で資格取得を目指すデメリットは大きい
上述の通り、心理カウンセラーを独学で学習するデメリットは大きいといえます。
以下ではその理由を解説するので、ご自身に独学が可能かを考えてみてください。
取得できる資格が限定される
心理カウンセラーに関しては、独学だと取得できる資格がかなり限定されます。これは独学最大のデメリットだと言えます。
独学でも取れる資格では、取得しても高度な専門性を身につけることはできません。
また今後のキャリアに大きく役立つような資格を、独学で取得することはほぼ不可能です。
知識を増やす目的で独学で資格を取るのは良いですが、それ以上の意義や効果は期待できません。
学習計画の管理が難しい
独学で心理カウンセラーに必要な専門性を身につけるには、長期間一人で勉強を続けていかなくてはなりません。
学習スケジュールを立て、それに沿って計画的に勉強していく必要がありますが、それを成功させるのはかなり難しいと言えます。
第一に学習スケジュールと作ること自体が困難です。
それは通信講座や大学・大学院でのカリキュラムに相当するものであり、心理学の知識がない方が最適なものを作成するのはかなり難しいといえるでしょう。
そのため、手探りに勉強を始めざるを得ず、通信講座や大学・大学院での勉強に比べると、かなり効率が落ちてしまう可能性が高いです。
長期間モチベーションを維持できない
独学は通信講座や大学・大学院での学びに比べて非効率であるため、必然的に勉強は長期化します。
そのため、モチベーションの維持が課題になることも多いです。
長い期間勉強を続けても、有用な資格が取得できるわけではないので、相当の学習意欲がなければ、継続するのは難しいでしょう。
またそれだけの意欲があるなら、通信講座を受講したり、大学・大学院に通ったりして、今後のキャリアに役立つ資格を取るべきだとも言えます。
スキルが身に着きにくい
心理カウンセリングの勉強では、クライアントが抱える心の問題を解決に導く会話術を身につけることが非常に重要です。
話の中で相手の悩みを発見し、それを無理なく解消していくには様々なスキルが必要であり、それを個人的なテキスト学習で習得しようというのには無理があります。
スキルを磨くには、やはり専門家の指導のもと、実践的な訓練を積むのがおすすめです。
そうした訓練を積んだことが、クライアントの信頼感にもつながります。
独学で勉強するメリット
独学で心理カウンセラーの勉強をするメリットも存在します。
費用を最小限に抑えられる
独学最大のメリットは、勉強するのにお金がかからないことです。
講座の受講料や大学の学費といった多額の費用は必要なく、数千円のテキスト代のみで勉強できます。
通信講座を利用したり、大学・大学院に通ったりすることに比べると、かなり出費を抑えられるので、なるべくお金をかけたくない人には向いています。
自分でペースを進められる
自分に合った勉強ができることも独学のメリットです。
例えば、予備知識のある分野は軽めに勉強し、知らない分野や苦手な分野を重点的に学ぶといった仕方で学習できます。
また社会人の場合、仕事と勉強の両立が課題となることも多いですが、独学なら仕事を優先させつつ、無理のない程度に勉強することが可能です。
独学での心理カウンセラー資格取得が向いている人
独学で取得できる心理カウンセラー資格がおすすめなのは以下のような人です。
心理学の内容を日常生活に生かしたい人
独学で取れる心理カウンセラー資格では、取得の過程で生活や職場で活かせるメンタルヘルスケアの知識が習得できる場合が多いです。
そのため、日常生活や心理職以外の仕事で心理学の基本知識を活用したい方に適しています。
心理カウンセラーを目指すのでなければ、高度な専門性は必須でないので、独学で気軽に資格を取るのも有意義だと言えます。
以前心理学を学んでいた人
心理カウンセラーに関連する内容を、過去に学んだことがある人にも独学はおすすめです。
ある程度の予備知識があれば、独学でも比較的効率よく勉強を進められるため、モチベーションも維持しやすいでしょう。
またすでに有用な心理カウンセラー資格の受験資格を満たす学歴や経験を有している場合は、独学でも今後のキャリアに役立つ資格が取得できます。
医療・福祉の現場に従事していた人
医療や福祉の領域での実務経験がある方にも、独学は向いています。
そのような方は、現場で必要な知識や仕事に活かせるスキルの性質などを知っているはずなので、ツボを押さえた良い勉強ができる可能性が高いです。
また実務経験によって受験資格を満たす試験があり、有用な心理カウンセラー資格を取得できる場合もあります。
独学での勉強におすすめのテキスト
独学で心理カウンセラーの勉強がしたい方は、以下で紹介するテキストを活用してみてください。
メンタルヘルス・マネジメント検定
『メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト』は、同検定試験の主催団体が公認する教材です。
I種〜III種に対応するテキストがあり、メンタルヘルスケアの基本に加え、職場で活かせる技術的な内容も学べます。
またIII種テキストでは、セルフケアについて学べるので、自分のメンタルをコントロールする方法を知りたい方にも向いています。
心理学検定
日本心理学諸学会連合 心理学検定局は、心理学検定の基本キーワード集や公式問題集、一問一答問題集などを出版しています。
心理学検定を受検する方はこれらの教材を活用してみてください。
心理学の基本知識のインプットからアウトプットまで、一連の勉強を行えるので、充実した検定対策が可能です。
また心理学の基礎を効率よく学べるため、心理学自体の入門書として活用するのにもおすすめできます。
インプット・アウトプットの繰り返しが基本
上記で紹介したテキストを活用し、心理カウンセラーに必要な知識を独学する場合は、学習の中でインプットとアウトプットを繰り返すことを意識してみてください。
知識を習得するには、まずは本を読んで内容を知ることが大切です。しかし、それだけでは読んだ内容をすぐに忘れてしまいます。
読んだ知識を定着させるには、問題を解くなどのアウトプットが必要です。実際に知識を使う練習をすることで、定着率は高まっていきます。
心理カウンセラー資格を取るメリットは?
通信講座や大学・大学院で学んで心理カウンセラー資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。
心理カウンセラーとしての信頼を得られる
心理カウンセラー資格を持っていることで、クライアントに安心感を持ってもらえるのは大きなメリットだと言えます。
クライアントは見ず知らずのカウンセラーと話をすることに少なからず不安を抱えてやってくるので、信頼性や権威性の高い資格を持っていることは安心感を与えるうえで非常に重要になります。
また顧客を獲得するためには、資格を持っていなければならないという言い方もできます。
プロフィールに「独学で心理学を学びました」と書いている者のカウンセリングを受けたいと思う人はほぼいないため、顧客獲得の観点からも資格の威力は絶大といえるでしょう。
働きやすい職場環境を作れる
心理カウンセラー資格の取得過程で身につけたスキルは、心理職の業務のみならず、一般的な職場のメンタルヘルスケアにも役立てられます。
例えば、マネジメント層にいる場合は、部下が仕事で心の問題を抱えないように管理したり、より良い環境で働けるようにサポートしたりすることが可能です。
また人事部員の場合は、社員全体が働きやすい環境を整備するために、メンタルヘルスケアの知識を活用できます。
さらに心理カウンセラー資格が、管理職への登用や人事部でのキャリアアップなどに好影響を与える可能性もあります。
人間関係に対して適切に助言可能
職場での人間関係のトラブルや友人・恋人との喧嘩など、人間関係で問題を抱えている人は多いです。
そのため、そのような問題に対する悩み相談をされることもまた多いですが、一般的に適切なアドバイスをするのは難しいと言えます。
しかし、心理カウンセラー資格を取得すれば、心理学の知見からトラブルに対して適切な助言を与えることが可能です。
問題点を分析したり、改善に有効なコミュニケーションの方法を理論立てて説明したりすることができるので、同僚や友人を助けられます。
国家資格の場合は行政・企業で働ける
国家資格である公認心理師や、民間資格ながら権威性の高い臨床心理士などの難関資格を取得すればキャリアの幅が広がり、行政の心理職に携わったり、企業の職場環境を整えるためのメンタルヘルスに従事したりといったことが可能になります。
そうした活動は、一般的な民間の心理カウンセラー資格では難しいことであるため、難関資格ならではのメリットだと言えます。
よって心理カウンセリングの知識やスキルを、本格的な仕事に繋げたい場合は、難関資格を目指すのがおすすめです。
心理カウンセラー資格の独学まとめ
心理カウンセラー資格の独学まとめ
- 独学で取得できる心理カウンセラー資格は少ない
- 日常生活や一般の職場で知識を役立てたいなら独学でも良い
- 手軽・気軽に資格を取りたいなら通信講座がおすすめ
ここまで独学で心理カウンセラー資格を取得できるかについて詳しく解説してきました。
独学で取得できる心理カウンセラー資格はほぼありません。基本的には通信講座の受講や大学・大学院での勉強が必要なものばかりです。
そのため、日常生活や一般の職場で役立つ心理学の知識を身につけたいだけなら独学でも良いですが、心理カウンセラーを目指すなら、独学はおすすめしません。
手軽に資格を取りたいなら、まずは通信講座で取得できる資格に挑戦するのがおすすめです。本格的な仕事に繋げたい場合は、難関資格を取得しましょう。
以上を参考に、ご自身にぴったりの心理カウンセラー資格を探してみてください。