【2024年最新版】電験三種の参考書・テキストおすすめ人気ランキング5選！

電験三種とよく言われますが、これは略称です。正式な名称は「第3種電気主任技術者」と言います。発電所やビルなどに設置されている電気設備の保守や監督などを行なう資格です。

電気設備の保安監督業務は独占業務になっています。独占業務とは電気主任技術者しか、業務に携われないということです。そのため、現在においても将来においても、非常に需要の高い職種でもあります。

しかし、合格率は8～9％と大変低く、試験内容も難易度が高いという資格でもあります。独学でも合格することは可能ですが、その場合は自分に合った参考書やテキストはもちろん、過去問題集も用いて対策が必要と言えます。独学以外にも、通信講座を活用することで効率よく対策できるのでオススメです。

電気三種の参考書やテキストを選ぶ際には、自分に合ったものというのが絶対条件です。自分に合っていない参考書やテキストでないと、勉強を継続させるモチベーションが下がってしまいます。

そうは言っても、具体的にどのような点に注目して自分に合った参考書やテキストを選べば良いのかわからない、という人もいるでしょう。

そこで、基本的な選び方のポイントをいくつか紹介します。それぞれのポイントをさらに掘り下げて解説しますので、テキスト選びに役立ててください。

イラストや図の多い参考書を選ぶ

参考書やテキスト選びでポイントとなるのは、イラストや図表が多く用いられているかという点です。

イラストや図表が多く用いられていると、文字だけでは理解しにくい点もイメージしやすくなります。試験対策に必要な知識も得やすくなるというメリットがあるのです。

また、イラストや図表が多く用いられている参考書やテキストは、文字だけのものよりも見やすい構成になっています。見やすさは勉強を継続させるというモチベーションに大きく影響しますから、大変重要と言えます。

長期的な販売実績のある問題集を選ぶ

電験三種の参考書やテキストはさまざまな出版社から数多く出ています。その中でも、特に長期的な販売実績がある参考書やテキストは、それだけ多くの受験者が利用してきたということであり、使いやすい可能性が高いと言えます。

販売実績を比較する場合には、Amazonのランキングやレビュー件数とその評価の高さを参考にするでしょう。レビューの内容については、利用者の具体的な感想なども書かれているので参考になります。

また、第何版まで出ているかというのもチェックポイントです。版数が多いということは、それだけ購入者が多いということです。人気が高い参考書やテキストと言えますから、選ぶ際の指針になります。

最新の情報に対応したテキストを選ぶ

電験三種の試験内容は、出題傾向が毎年変化します。他の資格試験でも同じことが言えますが、電験三種は試験内容の変化が特に顕著です。

古い参考書を使用して勉強してしまうと、実際の試験で出題される内容の学習漏れが生じます。仮にどれだけわかりやすい解説がなされていたとしても、古い参考書を使うのはあまり良いとは言えないのです。

参考書やテキストを選ぶ際には、必ず最新のものかどうかチェックしてください。出版社や書店によっては、最新のものと古いものの両方が店頭に並べられていることもあります。注意しましょう。

基本を深く理解できる参考書を選ぶ

電験三種の試験に合格するためには、試験で重要となる知識を確実にインプットすることが大切です。ですが、それ同様もしくはそれ以上に知識の応用力を身につけることも必要不可欠です。

試験対策を万全に行なうには、単なる丸暗記では意味がありません。インプットした知識を応用できるような形で身につける必要があります。

専門用語や公式の基本的な部分が深く学べるような参考書やテキストを選びましょう。更に、応用力も身につけられるようなものを選ぶと、更に万全な試験対策ができるでしょう。

同じシリーズの参考書を選ぶ

電験三種の試験は「理論」「電気」「機械」「法規」の4つの科目が存在します。これらそれぞれの科目で合格することで、電験三種の資格を取得できます。

電験三種の参考書やテキストは、シリーズ化して出版されています。4つの科目にそれぞれ対応した参考書やテキストが出版されているのです。

科目によって、違った出版社の参考書やテキストを使ってしまうと、知識の漏れなどが生じやすくなります。購入する際には、出版社は統一した方が良いでしょう。その方が構成も同じなので、勉強の効率も上がります。

使用者のレビューも忘れずチェック

電験三種の参考書やテキストを購入する際には、必ず使用者のレビューもチェックしましょう。使用者や合格者の感想を見ることで、具体的な使用感がわかります。

ただし、悪いレビューも必ずチェックしてください。悪いレビューの中には、他の参考書やテキストと比較して書かれているものも数多くあります。どのような点が劣っているのかを把握することも、選ぶ際の重要な要素です。

電験三種の参考書やテキストを選ぶ際の重要なチェックポイントについて解説してきました。

ここからは人気の高い電験三種の参考書やテキストを、ランキング形式で紹介します。どのような点が良いのかということも解説しますので、参考にしてください。

5位：電験三種徹底解説シリーズ

おすすめランキングの第5位は「電験三種徹底解説シリーズ」です。タイトルの前に「〇〇年度試験版」と書かれています。この部分が最新のものを選んでください。出版社は電験三種教育研究会です。

充実の解説に豊富な例題も

このシリーズの最も大きな特徴は、例題が豊富であるという点とわかりやすい解説がなされているという点です。電験三種の試験では、応用力が試されます。そのためには基礎をしっかり固めつつ、応用力も習得しなければいけません。

本書は、基礎知識については大変わかりやすく解説されています。その上で、たくさんの問題数が掲載されているため、応用力を身につける上でも最適です。また、問題に関する解説も丁寧になされています。

このテキストを徹底的に使い込んだ後には、初心者でもある程度の問題が解けるレベルにまでステップアップできているでしょう。自信にもつながるので大変おすすめです。

4位：電験三種スイスイわかるシリーズ

おすすめの電験三種の参考書・テキストの第4位は「電験三種スイスイわかるシリーズ」です。タイトルの後ろに「第〇版」と追記されています。この版数が一番大きいものが最新です。電気書院から出版されています。

解説レベルが高く中級者におすすめ

このシリーズはタイトルに「スイスイわかるシリーズ」となっている通り、大変わかりやすい解説がなされています。電験三種を目指す人の理解が深まるような構成にもなっているという特徴があります。

しかし、テキストそのものの内容は難易度が高く、初心者向けではありません。解説は大変丁寧ですが、書かれている内容そのものが高度なため、初心者は解説を読んでも理解できないということが多いでしょう。

このテキストはどちらかと言うと中級者向けです。基礎知識をしっかり身につけ、実力アップを目指して勉強する際におすすめのテキストと言えます。

3位：電験三種完全マスターシリーズ

第3位は、「完全マスター電験三種受験テキスト」のシリーズです。タイトルの最後に「改訂〇版」と追記と追記されています。「〇」の数字が大きいものが最新版です。出版社はオーム社です。

試験前の総仕上げにおすすめ

完全マスターシリーズは、ある程度知識がある人や一定の部分まで学習が進んだ人向けの内容となっています。かなり踏み込んだ内容が掲載されているため、あまり初学者向けとは言えません。

ある程度学習が進んだ人は、2冊目のテキストとして活用すると良いでしょう。また、試験の総仕上げとして活用することも可能です。中級者とまでは言いませんが、総仕上げにはぴったりのテキストです。

2位：電験三種Newこれだけシリーズ

おすすめの参考書・テキストの第2位は「電験三種Newこれだけシリーズ」です。それぞれのタイトルの後ろに「改訂〇版」と追記されています。〇の数字が大きいものが最新版です。出版社は電気書院です。

初心者も効率的に学べるテキスト

これだけシリーズは、初心者向けのテキストです。初めて電験を勉強する人に向けて基本的な知識を、丁寧に解説しています。中身も図表やイラストが多用されているため、大変見やすい構成です。

また、合格に必要な知識や情報が厳選されています。試験対策で絶対に外せない事項についてまとめられているので、初学者でも合格のために実力をつけることが可能なテキストです。

1位：電験三種みんなが欲しかったシリーズ

電験三種のテキスト・参考書でおすすめの第1位は、「電験三種みんなが欲しかったシリーズ」です。このシリーズはすべて参考書と問題集が1冊になっています。出版社は資格試験学校で定評のあるTAC出版です。

電験三種初心者必携の参考書

このシリーズは、電験三種の参考書やテキストの中でも圧倒的な人気を誇っています。出版元であるTACは資格取得の専門学校としても高い評判があり、講義用テキストとしても活用しています。

実際に講義で使用されているこれらのシリーズのテキストは、初心者はもちろん、文系出身者にもわかりやすい内容と構成になっています。究極のわかりやすさを追求したテキストですので、多くの人たちにおすすめです。

上の一覧表は、ご紹介したベスト5のシリーズ名と価格（税込）をわかりやすく表示したものです。それぞれの価格はどれもまちまちです。

これらの中でも初学者やあまり電験に深い知識のない人は、1位の「みんなが欲しかったシリーズ」をおすすめします。独学の人でもスムーズに学習が進められるように工夫が施されているので、わかりやすいでしょう。

電験三種の試験に挑戦するには、参考書やテキストだけでは不十分です。本気で合格を目指すのなら、過去問題集も活用して試験対策をする必要があります。

過去問題集を活用して演習量を確保することで、出題傾向の分析を行なうことが可能です。また、解き慣れるという力も身につくので、試験対策がより万全になります。

文系出身者は初学者の場合は、過去問題集と並行して公式や専門用語の暗記用テキストとも購入しましょう。応用力も身につけることができるので、より強固な試験対策ができます。

おすすめの電験三種過去問題集

過去問題集で一番のおすすめは、「みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集」 です。タイトルの後ろに「〇〇年度」と追記されます。この数字が大きいものが最新版です。TAC出版社から2,970円で出ています。

資格取得の専門学校として高い実績と評価があるTACが出版している過去問題集です。10年分の過去問が掲載されているので、十分な演習量が確保できます。

過去問題集となっていますが、中の解説ではイラストや図表が多用されています。わからない点や理解が不足している点も、解説を見れば十分わかるように工夫されているので、大変便利です。

用語・公式暗記用のおすすめ参考書

文系出身者は初学者はもちろん、ある程度の知識がある人にもおすすめなのが、「電験三種 公式&用語集」というポケット版の要点整理集です。コンパクトなサイズなので持ち運びにも大変便利です。

重要な公式は110テーマ、重要単語は258用語を掲載して解説しています。復習はもちろん、試験直前の総仕上げにも最適な1冊です。

ポケットに入るような小さなサイズですから、スキマ時間を活用して学習を進めることが可能です。移動や休憩時間などに使用して知識を深めましょう。

具体的に電験三種の参考書やテキストは、どのように使い込めば良いのでしょう。せっかく良いテキストや参考書を購入しても、しっかり使いこなせなければ知識や応用力は身につきません。

そこで、電験三種の参考書やテキストの使い方について解説します。

勉強を進める科目の順番に注意

電験三種の試験は「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目あります。これら4科目の中には、重複する試験内容もあります。そのため、どの科目から勉強するかで勉強効率が変わる場合があります。

4科目の中で最も基礎と言えるのは「理論」です。基礎的な知識を多分に含んだ「理論」は、他の3科目の試験でも流用されたり、関連する問題が出てきたりすることが多々あります。

そのため、まず最初に「理論」から勉強を始めましょう。ある程度の知識が身についたら、電力」から「機械」へと学習を進めましょう。そして最後に「法規」について学習するのがおすすめの順番です。

文系は数学・理科の復習から始める

電験三種の内容はそのほとんどが理系です。文系出身者が初めて勉強をする場合、理系ということもあって専門的な知識がなかなか身につかないということが多々あります。

そこで、文系の人は先に中学や高校レベルの数学・物理・科学の基礎から勉強を始めてください。これらを勉強して頭を文系から理系に切り替えることで、電験三種の学習をスムーズに進めることが可能になります。

おすすめなのは、高校や大学入試用の参考書を利用することです。これらを活用することで、電験三種を勉強するにあたって必要な応用力や理解力が身につきます。

参考書で学習したら早めに実践

電験三種を初めて勉強する人に多く見られるのが、参考書を隅から隅まで完璧に記憶してから、過去問題集に取り掛かるというパターンです。この方法はあまりおすすめできません。

参考書やテキストを使ってある程度知識が定着したら、過去問題集を使って問題演習に取り組みましょう。参考書やテキストと過去問題集を並行して活用し、勉強を進めていくということです。

早めに問題演習に取り組むことで、試験の出題傾向が把握できるできるようになります。出題傾向が把握できれば勉強効率もアップし、着実に応用力や理解力が身につくというメリットがあります。

電験三種の難易度は非常に高く、合格率も8～9％と大変低いという特徴があります。独学で勉強し、合格を目指すことは決して不可能なことではありません。ですが、無理に独学で合格を目指すことはあまりおすすめしません。

確実に合格を掴みたいのなら、プロの力を借りて試験対策を進めた方が良いでしょう。その方が効率良く学習を進めることができるからです。その一つとして通信講座について解説します。

参考書での独学が向いていない人

参考書やテキストを使用した独学が向いていない人の特徴として、以下のような点が挙げられます。

• 学習スケジュールの管理が苦手
• モチベーションの維持ができない

独学は自分一人で学習を進めるものです。学習スケジュールの管理やモチベーションの維持ができない人は、すぐに挫折をしてしまい、十分な試験対策ができません。

通信講座の場合は、カリキュラムがしっかり組まれているので安心です。カリキュラム通りに学習を進めていけば、確実に試験までに必要な知識や応用力を身につけることができます。

通信講座なら学習の進捗状況も明確になります。「ここまで学習を進めることができた」という実感が感じやすいので、モチベーションの維持もしやすいでしょう。

講義動画で効率よくインプット

電験三種の通信講座は、動画講座が取り入れられています。動画講座はプロの講師が担当しているので、参考書やテキストからでは得られにく知識なども身につけることが可能です。

また、プロの講義を視聴することで、テキストで学習するよりも効率良く必要な知識を吸収することも可能になります。目だけではなく、耳からも情報を仕入れることで、しっかり記憶に残りやすくなるというのも大きなメリットです。

テキストや問題集の質が高い

通信講座で使用するテキストや問題集は、書店では売られていないものがほとんどです。プロの講師陣が監修したテキストや問題集を使用するので、内容や質は大変優れているというメリットもあります。

通信講座のテキストや問題集には、市販のものには掲載されていない情報や知識が収録されていることもあります。試験対策だけではなく、実践でも活用できる事柄も多いので、有効性が高いのでおすすめです。

電験三種のおすすめ通信講座

電験三種でおすすめの通信講座は、ユーキャンの電験三種講座です。

この講座は、テキスト・学習サポートクオリティの両面で優れている講座となっており、スムーズな学習を全面的にサポートします。

特にサポート面では、添削指導が充実しており、計10回の指導を通じて自分の弱点となる部分を改善していけます。

これにより、苦手な内容が見つかってもしっかりと改善していけるのです。

このほかにも、質問対応やスマホ学習などサポート体制は万全です。

ぜひユーキャンの通信講座で電験三種の勉強を始めてみてはいかがでしょうか？

電験三種の参考書やテキストについて解説してきました。電験三種の試験で重視されているのは応用力です。そのため、参考書やテキストや過去問題集を購入する場合は、高い応用力が身につくものを選びましょう。

また、無理に独学で挑戦する必要はありません。通信講座も開講されていますので、勉強の効率性を考えた上で、通信講座の受講も考慮に入れてみてください。