イタリア語参考書&問題集ランキング｜初・中級者におすすめの教材20選を解説！

まずはイタリア語の参考書を選ぶ際に気をつけるべき5つのポイントを紹介します。

自分にあった教材を選ぶ

イタリア語の参考書は多数出版されているので、その中から自分に合ったものを見つけるのはやや大変だと言えますが、自らの好みやレベルも考えつつ、より良い参考書を選びましょう。

なお、具体的には以下のようなタイプの参考書が出版されています。

• イラストが多用された見やすく読みやすい入門書→初心者向け
• 細部まで解説された活字メインの参考書→中上級者向け
• 付属のCDで耳からも覚えられるもの→話せるようになりたい人向け

また目的によって参考書を選び分けるということも大切です。語彙力や文法知識、会話力など、それぞれで身に付けたいスキルや知識は異なるでしょうから、それに合った参考書を選んでください。

他のテキストとも比較する

最初に手に取った参考書がまずまずの出来であっても、すぐにそれを購入するのはやめましょう。

また友達や先生などに勧められた参考書をとりあえず買ってみるというのもおすすめしません。

自分のレベルやニーズに対してより良い参考書が他にもある可能性は大いに考えられるので、複数のテキストを比較した上で、より自分に合うと思うものを選ぶのが良いでしょう。

探し方としては、実際に書店に行って実物を見比べたり、複数の書籍を比較してレビューしている記事を見たりするのがおすすめです。

他の人の使った感想などをチェック

Amazonのレビューや書籍の感想を述べたブログなど、ネットを使えば実際に参考書を使った人の感想を知ることができます。

複数のレビューを見れば、そのテキストのレベルや使い勝手などを大まかに知ることができるため、参考書を比較する上では役立つでしょう。

特にネットで購入する場合は、事前に商品を見られるわけではないので、レビューは必ずチェックするべきです。

またネットのレビューで大体の当たりをつけてから、書店に行くというのも良いでしょう。

文法書と単語帳もセットになっているとなお良い

文法と単語は語学力の基礎となるものなので、両者の学習は重要ですが、それぞれを切り離して勉強するのではなく、一緒に勉強できるようなテキストがあると尚良いと言えるでしょう。

例えば、文法事項を説明するための例文に登場する単語をまとめた単語集がついている文法書や、例文が豊富に収録されている単語帳などです。

それらでは文法と単語を同時並行で覚えられるので、両学習の相乗効果で効率よく学習が進められます。

また旅行で使えるような会話集がついている文法書や単語帳なら、旅行の際に携帯して活用することもできるので便利です。

付属でCDがついているかを確認

活字を読んだり、問題を解いたりする視覚的なインプットに加えて、音声によるインプットを行えば、学習効果を一層高めることができます。

そのため、CDが付属していたり、音声がダウンロードできる参考書を選ぶのも良いでしょう。

音声があれば、通勤・通学の最中や昼休みなどのスキマ時間に聞き流すこともできるので、時間を有効利用でき、学習の能率も上がります。

さらにネイティブのイントネーションやリズムも体得できるので、会話力の向上にもつながるでしょう。

ここからはイタリア語の単語帳をランキング形式で紹介します。

1位：キクタン イタリア語 【入門編】基本500語レベル

第1位は受験生の英語学習にもおなじみのキクタンです。

英語学習でもおなじみの「キクタン」

初心者が一定程度の語学力を得るには、基本単語の習得が欠かせませんが、この単語帳にはイタリア語の日常的なコミュニケーションに重要な単語が収録されています。

本書で学習すれば、自己紹介や簡単な質問が円滑にできるようになるはずです。

ただし、あくまで単語帳であるため、イタリア語を習得するには、文法書などその他のテキストも必要になります。

CDもついているため移動時間も有効活用

「聞いて覚える単語帳」であるキクタンにはCDも付属しているため、それを使えば日常的にイタリア語を聞くという習慣を作ることができます。

なお、最初は音声のスピードが速く感じられるはずですが、根気よく聞き続けていれば、次第にリスニング力が向上し、聞き取れるようになるはずです。

動詞の変化まで包括的に掲載

イタリア語は言語の中でも特に動詞の変化が複雑です。

また女性名詞と男性名詞の分類があり、それによって冠詞が変化します。

キクタンにはそれらの情報も載っており、CDで発音方法も含めて覚えられるので、語彙力の向上にとどまらない学習効果が得られるでしょう。

実際に使用した人の評判・口コミ

リズムに乗って楽しく覚えらます。覚えるのが楽しくなりました。 amazonカスタマーレビューより

CDを聞いたとたん「しまった・・・」と思いました。早すぎて何が起こっているのかわからない状態。

それでもまいにち通勤１５分と短時間ですが聞くようにして、週に数回本を見ながら聴くを繰り返して半年の今。

一緒に・・・となると時々つまづいてしまいますが、どうにか口に出てくるようになりました。 amazonカスタマーレビューより

イタリア語のキクタン利用者からは、何度も聞くことで徐々にイタリア語の感覚が染みついていったとの声が聞かれました。

語学学習の王道を実践できる1冊として、多くの人におすすめできる1冊であるといえるでしょう。

2位：これなら覚えられる！イタリア語単語帳

見やすいように大きな文字で書かれているなど、暗記学習のモチベーションを高めるようなレイアウトになっている単語帳です。

海外旅行や日常会話に欠かせない1500語が収録されており、覚えるべき基本単語は全て載っていると言って良いでしょう。

また日常会話でよく用いられる例文も掲載されており、付属のCDにはその例文も含めた音声が収録されているので、耳から単語を覚えたいという方にもおすすめです。

なお、本書には動詞の活用などの情報は載っていないため、それらを学ぶためのテキストと併用すれば、より学習効果を高められるでしょう。

3位：いっそイラスト・イタリア語単語帳

2500単語の意味を全てイラストで表現したユニークな単語帳です。日常的な動作や物、感情表現などが全て絵になっているため、子供のように目で見て覚えることができます。

楽しさを徹底的に追求した本であり、文字ではなくイラストで覚えられるため、勉強が苦手な方にもおすすめです。

また各単語の読みがカタカタで記されており、アクセントもわかりやすく明示されているので、大体の発音も同時に習得することができます。

4位：イタリア語　基本単語使い分けブック

イタリア単語の細かいニュアンスを把握したいという方におすすめの参考書です。

イタリア語には「見る」を意味するvedereとguardareや、「行く・来る」を意味するandareとvenireなど、意味の違いがわかりにくい基本単語が数多くあります。

本書ではそうした単語の使い分けを、動きや方向性などを表すイラストや例文などから学ぶことができるので、より正確に単語が使えるようになるでしょう。

ただ単語の意味を暗記していくだけでなく、それぞれをきちんと使えるようになりたいという方におすすめです。

5位：使えるイタリア語3700

イタリア語の実用性を高めることを意識して作成された単語帳で、実用イタリア語検定準2級までの頻出単語も覚えられます。

フレーズは検定を意識して選定されているので、特に検定対策をしたい方にはおすすめです。

また今回紹介する単語帳の中では最も多い3700単語が収録されているため、語彙力を徹底的に強化したいという方にも良いでしょう。

さらに付属のCDには全単語・全フレーズの音声が収録されているので、スキマ時間の学習にも便利です。

続いてはおすすめできるイタリア語の文法書をランキング形式で紹介します。

1位：辞書なしで学べる 入門イタリア語の最初歩 (CD付) 単行本（ソフトカバー）

第1位は初心者におすすめのこちらの文法書です。

初心者向け入門書としてちょうど良い

「入門」と銘が打たれているだけあって、分量・網羅性ともに初心者にはちょうど良い程度なので、これからイタリア語を学び始める方には良いでしょう。

レベルは決して高くありませんが、その後の学習につなげていけるような内容となっているため、質の高い基礎学習ができるはずです。

見やすいテキスト

シンプルな2色刷りのわかりやすい見た目であるというのも魅力的です。

大事なポイントは太字で強調されているため、要点も一目瞭然であり、ざっと読むだけでも十分イタリア語のイメージが掴めるでしょう。

目がチカチカするほどカラフルな参考書もある中、本書は落ち着いた印象なので、疲れにくく飽きにくいとも言えます。

音声学習も可能

CDも付属しており、「発音」「各課の題文・例文」に対応した音声を聞くことができます。

通勤・通学時間を使ってその音声を聞けば、教材の内容を復習することができるので、学習の能率を高められるでしょう。

辞書なしのお得感

本書はイタリア語初心者が読むことを想定した入門書なので、文法事項が基礎の基礎から丁寧に解説されています。

また例文で使用される単語やその他の基本単語は、付属の単語集に全て意味が載っているため、表題の通り「辞書なしで学べる」教材です。

実際に使用した人の評判・口コミ

初学者に必要な項目がわかりやすく端的にまとめてあり、次のステップへ進むための基礎がきちんとできるように作られているのですね。

頭の整理に非常に役立っています。 amazonカスタマーレビューより

1位の参考書の口コミでは、初心者の方が学習を始めるのに最適な内容となっている点が大きく評価されていました。

よって、イタリア語初心者がまず最初に手に取るべき1冊として非常におすすめできます。

2位：はじめてのイタリア語

基本的な文法事項が簡潔にまとめられた参考書です。

調子はやや堅めであるものの、口語体で書かれているため、授業を受けているような感覚で文法の基礎を固めることができます。

わかりやすさには定評があるテキストなので、文法学習が苦手な方にとっても良いでしょう。

また簡単な挨拶や日常会話が、細かいニュアンスや使い分けを含めて解説されているため、今すぐイタリア語が使えるようになりたいという方にもおすすめです。

さらにイタリア語と似ている部分も多い英語との比較も各所に登場するため、特に英語が得意な人にとってはかなり使い勝手が良いと言えます。

3位：NHK出版　これならわかるイタリア語文法入門から上級まで

NHKラジオ「イタリア語講座」やNHKテレビ「テレビでイタリア語」で長らく講師を担当された武田先生による文法書です。

基本から応用までの文法事項が幅広く解説されているため、やや分厚くなっているものの、本書一冊でイタリア語文法の入門者から上級者にまでレベルアップできるのは魅力的だと言えるでしょう。

また詳しい文法事項索引とイタリア語索引もついており、わからないことをすぐに調べられるので便利です。

なお、NHK出版の教材なので、信頼度も申し分ありません。

4位：イタリア語のABC[改訂版]《CD付》

よく使われる重要単語を用いた簡単な例文を通して文法事項が学べる単語帳です。

イタリア語学習の鬼門とも言える過去時制の解説が特に充実しているため、本書を使えば、文法学習に挫折してしまう可能性は少ないと言えるでしょう。

また日常的な内容だけでなく、新聞や論文の読解などアカデミックで専門的な内容も掲載されているので、イタリアへの留学を目指す方などにもおすすめです。

さらに発音に際する舌の使い方も丁寧に解説されているので、それを見ながら付属のCDをお手本に練習すれば、綺麗な発音を身に付けることもできるでしょう。

5位：インデックス式イタリア語文法表

語学の文法書は往々にして分厚く、調べたことをすぐに見つけることができないというようなこともよくあります。

しかし、ハンディサイズの本書を使えば、「検索しにくい！」とイライラさせられるようなことはありません。

目次に従って該当ページを開けば、必要事項が見開きで一覧できるようになっているので、文法事項の疑問点をたちまち解消することができます。

ただし、32ページというかなり薄い教材なので、内容はどれも簡潔であり、入門書には向きません。

ここからはイタリア語の会話を学びたいという方におすすめの参考書を紹介していきます。

1位：スペシャルCD付き 日常会話から文法まで学べるはじめてのイタリア語

音声を通して発音・文法・会話が学べる、入門者におすすめの教材です。

音声学習に特化している

この教材にはCDが2枚付属しており、1枚には少し遅いスピードのイタリア語と日本語訳が収録されています。

そしてもう1枚には通常速度のイタリア語だけが収録されているので、自らのレベルに合わせた音声学習が可能です。

ここまで音声にこだわった教材は他にないため、耳からイタリア語を学びたいという方には特におすすめできます。

旅行用とも言えるほど実用例豊富

もはや旅行用の実用書だと言って良いほど、本書には旅行に役立つ例文が多数掲載されています。

よって旅行の際には便利ですし、実際にイタリア語を使うということを想定した学習ができるので魅力的です。

実用できる言葉の方が興味を持って学べるため、知識の定着率は高まり、モチベーションアップにもつながるでしょう。

少し難しい文法までもを網羅

「はじめての〜」という表題ではありますが、本書では少し難しい文法事項も取り扱われています。

そのため、基礎をしっかりと固めるだけでなく、やや発展レベルの学習をすることも可能です。

よって中上級者になっても使い続けることができるお得な参考書だと言えるでしょう。

実際に使用した人の評判・口コミ

旅行に役立つ例文で各ユニットが進んでいきます。最後の資料は絵もあり大変覚えやすいです。

イタリア語をやり直したい人、初心者でイタリア旅行がマジかの方にピッタリの本です。 amazonカスタマーレビューより

1位の参考の口コミからは、旅行で使える例文がたくさん含まれているため、非常に実践的な内容であったとの声が挙がっていました。

実践的なイタリア語を学びたい人には最適な1冊であるといえるでしょう。

2位：CD2枚付 改訂版 口が覚えるイタリア語 スピーキング体得トレーニング

表題の通り、たくさん話すことを通してイタリア語を体得するという趣旨の参考書です。

語学を習得するにはインプットだけでなくアウトプットも十分に行う必要がありますが、本書では520の例文を使ってひたすら話すトレーニングをすることができます。

また基本的な文法事項も学ぶことができ、イタリア語が反射的に口から出るレベルになれば、ライティングにも好影響を与えるでしょう。

イタリア語のスピーキングに特化した参考書は珍しいので、会話を徹底的に鍛えたいという方はぜひお試しください。

3位：30日で話せるイタリア語会話

1日6ページの学習を30日間続ければ、イタリア語の基本的な会話表現を一通り習得できるという参考書です。

赤シートで隠しながら勉強できるようになっており、要点を効率よく覚えることができます。

また旅行の際に有用な単語をイラストと共にまとめた単語集も付属しているため、語彙力強化にも良いでしょう。

さらにイタリア語と日本語の両方の音声が収録されたCDも付属しているため、耳からイタリア語を覚えたいという方にもおすすめです。

4位：旅の指さし会話帳6　イタリア

指差すだけでイタリア人とコミュニケーションが取れるという教材です。

実用的な3000以上のイタリア単語がイラスト付きで収録されており、それを指差すことで意思表示をすることができます。

また簡単な会話も載っているため、それを覚えてこの会話帳を携帯しておけば、イタリア語が全然できなかったとしても、楽しく現地を旅行することができるでしょう。

さらに「日本語からイタリア語」と「イタリア語から日本語」という2パターンで単語が掲載されているため、単語帳としても優秀です。

5位：単語でカンタン！旅行イタリア語会話

簡単に覚えられる10個のフレーズをマスターし、単語を入れ替えれば旅行で使える表現を自在に話せるようになるという参考書です。

掲載されている全てのイタリア語にカタカナでルビがふってあるため、初心者でも読み方に困ることはありません。

またシーンごとに会話がまとめられているため、旅行に行く前にイタリア語の予行演習をしておきたいという場合にもおすすめです。

さらにイタリア特有の習慣やマナー、旅行の安全を確保するために注意すべきことなども載っているので、旅行の前には一読しておくのが良いでしょう。

なお、索引もついているため、旅行中に携帯しておけば、いざという時にすぐに話したいことを見つけられて便利です。

以下ではおすすめできるイタリア語の問題集をランキング形式で紹介します。

1位：しっかり学ぶイタリア語ー文法と問題練習

第1位は、文法を学習して練習問題を解くことができるこちらの問題集です。

文法書と問題集が一緒に！

イタリア語の基礎文法を網羅的に学習できるテキストと、それをアウトプットすることができる問題集がセットになっている教材なので、文法の基礎固めをしたい初心者にはおすすめです。

練習問題を解けば、理解度を逐一チェックすることができるので、効率的に文法学習が進められるでしょう。

これがあれば、文法書を買わなくても済むので、お金の節約にもなります。

CDも付属でついている

問題集には珍しく、本書にはCDも付属しているため、リスニング学習の教材としても活用することができます。

音声は入門レベルの学習者に合わせて聞き取りやすく作られているので、初心者でも無理なく聞き取る力を高めることができるでしょう。

とにかく詳しい！

詳細な文法書は堅苦しい雰囲気で読みにくいものもありますが、本書は詳しいけれど説明はわかりやすいという教材です。

イタリア語の学習効果を高めるにはコツコツ勉強を継続することが大切ですが、読みにくいと続けられないので、本書のような易しい教材を使うのが良いでしょう。

実際に使用した人の評判・口コミ

武田先生はラジオの講座がわかりやすくて好きだったので、この書籍も期待して購入しました。期待通りです。少々厚い本ですが、頑張って勉強しようっていう気にもなります。 amazonカスタマーレビューより

とてもわかり易い説明の参考書です。特に、再帰動詞に関する説明が分かりやすく、大学院で言語学の研究をしているイタリア人が私の先生ですが、先生も日本人に教鞭を取る際に参考にするくらいです。 amazonカスタマーレビューより

この参考書の口コミでは、NHKラジオの「イタリア語講座」を担当している著者である武田好先生の授業が好きで、書籍も購入したという声も挙げられました。

見やすく、わかりやすいとの声が多く挙がっているため、武田先生のノウハウが存分に詰め込まれた1冊であるといえるでしょう。

2位：しっかり身につくイタリア語トレーニングブック

ドリルを解きながら、イタリア語の文法事項を習得できるという問題集です。

書き込み式になっており、実際に書きながら覚えていくことができるので、文法書を眺めるよりも効率的に知識を定着させられるでしょう。

また問題を解くため、テキスト学習では見落としていた知識の穴を発見できるというのも有意義です。

なお、本書はボリューム満点なので、まずはわかるところから解き進めていくのが良いでしょう。

残ったわからないところを文法書も活用しつつ埋めていき、1冊を完璧に仕上げれば、文法の力はかなり向上するはずです。

3位：イタリア語練習問題集

初級者と中級者におすすめの本格的な問題集です。練習問題に加えて、各課に文法事項のまとめが載っているので、文法知識を復習しつつ、問題演習で知識を定着させることができます。

また基本的な単語しか使用されていないため、基本単語さえしっかり覚えていれば、無理なく解くことができるでしょう。

さらに問題文は会話で使えるイタリア語となっているので、それぞれを丸暗記すれば会話力も向上させることができます。

問題数も豊富なので、1冊を完璧にこなせば、かなり実力を高められるはずです。

4位：もやもやを解消！イタリア語文法ドリル

文法の入門書は読んだけど、知識が身についたという自信はないという方や次に何を勉強すべきかわからないという方は、このドリルを活用するのが良いでしょう。

冠詞や動詞の活用、代名詞の用法など、「わかっているようでわかっていない」ようなポイントを一通り押さえることができます。

説明は簡潔なので最初に使う教材には向きませんが、文法書を一読してから活用すれば、高い学習効果を得られるはずです。

文法をおさらいするための付録もついているため、文法書で学んだことを復習しつつ、知識の定着を図れます。

5位：イタリア語文法3段階式徹底ドリル

イタリア語を効率よく習得するためには欠かせない「体系的に学ぶこと」「文の構成要素に注意すること」の2点を押さえた良書です。

簡潔に文法事項が解説された後で、3段階にレベル分けされた問題に取り組み、イタリア語の文法を無理なくマスターすることができます。

また「自己評価式実力テスト」も付属しているため、一通り学習した後に力試しをすることも可能です。

さらに単語リストも付いているので、語彙力を高めるのにも良いでしょう。

参考書や問題集を活用し、独学でイタリア語を学びたいという方もいるでしょうが、以下に該当する場合は問題なく実力を伸ばすことができるでしょう。

読書に慣れていて苦じゃない人

参考書を使って学習する場合は、たくさん活字を読まなければなりません。

そのため、活字に慣れていなければ、テキストを一冊読むのはかなり疲れるはずです。またそもそも活字を読むのが億劫だという場合は、勉強を続けていくのは難しいでしょう。

以上より、参考書や問題集を使った独学をするための必要条件は、活字に慣れ親しんでいることだと言えます。

普段から本や新聞をよく読むなど、活字に対して抵抗感がないという方なら、参考書を使ってイタリア語の基礎を習得することも比較的容易です。

自分なりに計画を立てられる人

学習スケジュールを立て、それをきちんと実行するという計画性や行動力がなければ、参考書や問題集を使った独学を成功させることはできません。

基本的に独学には期限もノルマもないため、闇雲に勉強するだけでは張り合いがなく、十分な力はつかないでしょう。

そのため、自ら計画を立てて期限やノルマを定め、それらに沿って勉強していく必要があります。

またいくら計画を立ててもそれを実行しなければ意味がないので、行動力も欠かせません。

さらに以上のようなことを自分一人で成し遂げるには、己と厳しく向き合えるような性格の方が良いでしょう。

以下では参考書や問題集を使ったより良い勉強方法について解説します

自分にあったテキストを1冊探す

Amazonや書店を見るとわかりますが、イタリア語のテキストのバリエーションは実に豊富です。そのため、冒頭で解説した選び方も踏まえて、自分に合ったテキストを手に取らなければいけません。

なお、その際に意識すべきなのが使うテキストを一冊に絞るということです。

勉強が捗らなくなったらすぐにテキストをコロコロ変える学習者もいますが、参考書は1冊通して学ぶことで実力がつくように作られています。

また例えば文法書であれば、解説の仕方やレイアウトは変わっても、テキストによって内容が大きく異なるというようなことはありません。つまり1冊やれば十分だということです。

以上より、自分に合ったテキストを見つけたら、まずはその1冊を完璧にすることに注力しましょう。

最初に計画を立てる

先述した通り、参考書や問題集を使った独学では、学習スケジュールを立てて、計画的に学習していかなければなりません。

ただ闇雲に勉強するだけでは、単調な学習に飽きてしまったり、理解が不十分なまま先の単元に進んでしまうなどの不具合が生じ、十分な学習効果は得られないはずです。

よってまず最初に大まかな学習スケジュールを作成し、それに沿って勉強を進めていくのが良いでしょう。

それができない、もしくは極度に面倒臭く感じられるという場合は、独学には不向きな体質だと言えます。その場合は、通信講座やスクールなどを活用した方が良いでしょう。

文法書だけでなく問題集・単語集と併用する

文法書を用いて文法事項をインプットすることは必要不可欠ですが、しっかりアウトプットもしないと、知識は十分に定着しません。

よって文法書での学習に加え、問題集を使った演習もしっかりと行うようにしましょう。

上記で紹介したテキストの中にもあったように、文法書と問題集がセットになった教材も存在するので、そうした教材を活用するのもおすすめです。

また語学力の基礎は文法知識と語彙力だと言えるので、文法学習だけでなく、単語帳を用いた語彙力強化も必ず行いましょう。

独学にはアプリもおすすめ

スマホアプリなら、通勤・通学中などのスキマ時間も使って学習できるので、イタリア語を独学する場合はぜひ活用すべきです。

参考書はかさばるし、重いですが、アプリならスマホさえあれば様々な学習ができるので、外出時にも手軽・気軽に勉強を始めることができます。

また海外旅行の際には単語帳などががあると便利ですが、旅行に持っていく荷物は極力少なくしたいという方も多いはずです。

それならば、スマホに単語帳や翻訳のアプリを入れておくのが良いでしょう。

イタリア語の初級者、中級者におすすめの参考書・問題集を紹介しました。

イタリア語の教材は様々ありますが、複数を比較しながら、自分に合った文法書と問題集、単語帳を購入するのがおすすめです。

それぞれ1冊に絞り、内容を完璧にマスターできるようになるまでとことん使い込みましょう。

また独学の際は最初に大まかな学習スケジュールを立て、それに沿って計画的に学習を進めていくべきです。スキマ時間にはスマホアプリを使うのも良いでしょう。

以上を参考に、ご自身にぴったりのテキストを見つけ、イタリア語学習を成功させてください。