【2024年】フランス語参考書&テキストランキング|初心者におすすめの教材16選
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「フランス語の参考書はどうやって選べばいいの?」
「フランス語挑戦によいテキストを知りたい!」
フランス語は語学の中でもポピュラーな言語の一つです。多くの人が学び、挑戦しているため、講座やテキストがたくさんあります。
挑戦しようとする人が多い一方、テキストや参考書が大量にあるため、選びにくいという面もあるのです。
そこで、フランス語に挑戦する人におすすめな参考書をまとめました。参考書の選び方や、参考書を使った学習が向いている方の特徴等までまとめています。是非参考にしてください。
フランス語の参考書についてざっくり説明すると
- フランス語の参考書は、自分のレベルや勉強したい内容によって選ぶ
- 初心者向けの参考書でも、本によってそれぞれレベルが違う
- 参考書やテキストを活用した勉強法は、初心者向けの勉強法である
- 参考書は1冊を使い続けて定着させよう
- 足りない部分を他の教材で補強も必要
参考書選びで気をつけるべきポイント4選
フランス語の参考書はたくさんあります。その中から自分に合った物を選ぶには、参考書の選び方を知っておかなくてはなりません。参考書選びの際に気を付けるポイントを押さえておきましょう。
目的に合わせた本を選ぶ
一口に参考書と言っても、様々なタイプがあります。実際にフランスで過ごせるような、会話力重視のものもあれば、文法や読み方等、読取重視の参考書もあります。
自分がどういう理由でフランス語を勉強したいのかをはっきりさせ、その上で参考書を選ばなくてはならないのです。目的に応じて参考書を選ぶには、テキストの特徴を押さえておくことも重要です。
語彙力強化、文法の学習、会話の練習等、自分の目的に合った適切な参考書を選ぶようにしましょう。
他のテキストとも比較する
良くテキストを選ぶ基準に友人や講師のおすすめを活用する方がいます。この方法ももちろん良いのですが、おすすめされたからといって何も考えずに購入してしまうのは避けましょう。
参考書選びで重要なのは、自分の語学力やニーズに合った参考書を選ぶことです。ただし、フランス語などのメジャーな言語の場合は例えば「文法」について書かれた本であっても複数の書籍が出版されています。
そのため、参考書を選ぶ際は、おすすめされている物だけでなく、自分の語学力やニーズに合ったテキストも探し、その名から選ぶようにしましょう。できれば書店で実物を見たり、ネットで購入する場合であってもレビューを見るなどして選ぶことがおすすめです。
作者や出版社が信用できるものがよい
これはフランス語の参考書に限ったことではないのですが、作者や出版社に確かな実力がない参考書は、内容に信頼性がない場合や、学習できる内容が少ない可能性があります。基本的には参考書を選ぶ時は、作者や出版社が信頼できる参考書を選びましょう。
ただし、作者や出版社がマイナーな場合でも、良書である場合や、自分との相性が良い場合もあります。選ぶ大変さを惜しまないなら、作者や出版社がマイナーな所の参考書にも目を通してみましょう。
ただし、これまでに伝えたポイントをしっかり押さえた上で選ぶようにして下さい。
Amazonやレビュー記事の評判を参考にする
フランス語参考書の選び方でよく活用できるのが、Amazonのレビューや参考書の感想です。これらの情報は、ネットで閲覧できます。
複数のレビューを参考にして選ぶことで、参考書が対象にしているレベルやニーズが具体的に分かるようになります。参考書に限らず、気になる教材があったらネットでレビューを検索してみましょう。
この方法は、書店に足を運べない方でも、実際の参考書に対して具体的なイメージをつかめる方法でもあります。そういう意味でも、Amazonやレビュー記事の内容を確認するのは、おすすめです。
フランス語のテキストおすすめ度ランキング
次に、実際のフランス語テキストをランキング形式で紹介していきます。先程解説したポイントを押さえながらご覧下さい。
フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!
軽い読み口で勉強できるフランス語参考書です。「フラ語入門」とあるように、初心者向けのテキストとなっています。CDが付いており、CDと音声アプリの両方で活用できます。
ベストセラー1位の安心感
こちらのテキストは、フランス語の文法を初心者が学ぶ際の鉄板テキストといわれています。実際、Amazonの「フランス語 文法・語法」の売れ筋ランキングでも1位(2020年11月現在)を取っています。
評価の高いテキストで勉強したいなら、迷わずおすすめできるフランス語テキストです。
入門書としてちょうど良い
内容としては、分量と網羅性が初心者向けに調節されています。高すぎるレベルではありませんが、その後の学習につなげられるよう、適度なレベルで構成されています。
ただ初心者レベルを脱するだけでなく、次の段階に進めるためにつなげられる参考書を探しているなら、おすすめです。
挫折しにくい見た目
この参考書は、見た目にもこだわっています。本文で使われている色は複数の色のみに抑えられており、ゴチャゴチャしていません。分かりやすさに気を配った配色となっています。
カバーのデザインもシンプルだけどかわいく、勉強のテンションを適度に保てるよう配慮されています。分かりにくい内容や、取っ付きにくいデザインだとやる気がそげてしまう人でも安心して勉強できます。
モチベーションが続くような筆者の配慮
テキスト内には、初心者が抱きやすい疑問点を、質問形式で解消してくれるコーナーがあります。作者が軽い口調で答えてくれるので、楽しみながら勉強ができるようになっています。
デザインも含めて、お堅い雰囲気が苦手な方や、挫折につながる方でも、気軽に勉強できる参考書です。
音声学習も可能
最初に触れましたが、こちらの参考書には音声CDが付属しています。オーディオブックにも対応しているので、家での学習はもちろん、通勤や通学の合間に音声を聞いて勉強もできます。
楽しく、分かりやすく勉強したい方はもちろん、効率的に勉強をしたい方や、勉強時間の捻出が難しい方にもおすすめの参考書です。
実際に使用した人の評判・口コミ
文法書としてはとてもわかりやすく、使いやすいと感じています。 章の立て方、説明の仕方も工夫が多いです。 初級フランス語はこれ1冊と、ネット上の無料コンテンツだけで 十分学べたと思います。 Amazonカスタマーレビューより
「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」を使用した方からは特に文法の入門書としては良質という声が多数上がっていました。
内容をくだけたものにするために挿入されている筆者のコメントなどは不要という声も散見されましたが、本編の部分の充実度を考慮すればフランス語の基礎を学ぶ上でトップクラスでおすすめできる一冊という点は間違いないでしょう。
文法から学べるフランス語
フランス語の初級文法について解説している参考書です。
1レッスンに1つの文法を説明し、それに関した練習問題が記載されています。会話を前提とした文法を学べるので、初心者から次のステップに移る時もスムーズに移行できます。
語学学習の初心者にも優しい
内容は、レッスンごとに1つの文法が簡潔にまとまっています。語学学習は英語以外やったことがない、という方でも、挫折しにくい仕組みです。初心者でも取り組みやすい参考書となっています。
フランス語に初めて挑戦する方はもちろん、語学学習そのものに初めて挑戦する方にもおすすめのテキストです。
発音解説がしっかりしていること
フランス語は他の言語に比べて発音が難しいといわれています。この参考書は、そんなフランス語の発音解説が豊富です。各文法の事項にも、カタカナで記載されているので、発音のイメージがつかみやすいようになっています。
文法をただ学ぶだけでなく、発音も勉強したいなら迷わずおすすめできるよう内容となっています。
音読をすれば会話力もつく
タイトル通り、文法の解説をメインにしている参考書ですが、会話の例文もあります。音読する等の工夫をすれば、会話練習にも役立てられることが可能です。
まずは文法を勉強したいが、会話もできるようになりたいという方にもおすすめできるテキストといえます。
CD付きでリスニングの練習もできる
こちらの参考書にはCDが付いています。実際の発音を聞いて発音の感覚をつかめます。シャドーイング等、リスニングの練習にも活用できる参考書です。
主に文法が中心ではありますが、工夫をすればリスニングや会話の学習にも役立てられます。1冊でかなり深い勉強ができる参考書です。
実際に使用した人の評判・口コミ
基礎からしっかりと、わかりやすく説明してあり、全くの初心者の方でも興味を持って学習を進めていけると思います。レイアウトもすっきりしていて、記憶に残りやすいと思います。毎日の通勤の行き帰り、休み時間に読んでいますが、 スムーズに進んでいける気がします。 Amazonカスタマーレビューより
「文法から学べるフランス語」を購入した方からは文法書としてはもちろん、CDも付属しており、リスニングや問題練習の教材としても優れているというレビューが寄せられていました。
内容はコンパクトにまとまっており、頭に残りやすいという点にも定評がありました。
新・リュミエール−フランス文法参考書
こちらの文法書は『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』に比べると網羅性が高く、包括的な内容となっています。
完全な初心者には量が多く、無機質な内容に感じてしまうでしょう。先程紹介した『文法から学べるフランス語』でざっと内容を理解してから使うことをおすすめします。
文法の網羅性が高い
フランス語初心者や語学学習初心者には少々ハードな内容ですが、網羅性の高さは他には無いクオリティを誇っています。この参考書さえあれば、初心者が押さえるべき基礎的な文法事項はカバーできると言えるレベルです。
外国語大学のフランス語学科でも、授業で使われている点を考えれば、そのクオリティの高さがうかがえます。
解説が多い
分量が多いですが、その分解説がしっかりしているのも、この参考書が持つ魅力です。詳しい解説によって、文法に対する理解をより深めてくれます。
他の参考書や問題集で内容が分からない時には、この参考書を自署替わりにして調べることも可能です。
練習問題が使いやすい
また、この参考書は、練習問題も優秀です。練習問題の直後にヒントや解答が載っているので、他の参考書の様にいちいち巻末に戻って解説や解答を見る手間が省けます。
初心者がいきなり挑戦するには証書難しい内容の参考書ですが、効率的に学習を進めていきたいなら、持っておくべき参考書といえるでしょう。
実際に使用した人の評判・口コミ
系統的かつ、包括的にまとめられた文法参考書って、あまりない。そんな中で、あらゆる項目を満遍なく網羅したこの参考書の存在価値は高い。 Amazonカスタマーレビューより
「新・リュミエール−フランス文法参考書」は包括的に文法事項を網羅しているという点で高い評価を得ていました。
ただし、フランス語初心者にとっては辞書がないと練習問題で手こずってしまうという声も聞かれました。この一冊の他に辞書やフランス語に対応した電子辞書を用意することがおすすめといえます。
新ゼロからスタートフランス語 文法編
フランス語の初級文法を初心者でも簡単に身に付けられることを目指して作られたテキストです。文法項目を初心者向けに絞り込み、確実にマスターできるような作りになっています。
発音解説も丁寧で、CDが付属しているので活用すれば文法だけでなく、発音やリスニングの力を付ける事も可能です。
40の公式で簡潔に学べる
重要な文法を40の公式に絞ってまとめられており、初心者でも効率よく勉強できます。詳しい解説に加えて練習問題もあるので、覚えた単語をすぐに活用できるのも、この参考書が持つ魅力の一つです。
初心者レベルを少しでも早く脱したい、効率的に勉強がしたいという方におすすめの内容となっています。
重要単語も身につく
参考書の内容は、生活でよく使う単語や会話フレーズを積極的に登場させています。テキストを使って勉強していく内に、重要な単語やフレーズを自然と身に付けることが可能です。
単語やフレーズを自然と覚えられるので、初心者から次のステップに移る際もスムーズに移行できます。
アテネ・フランセの教材
こちらの参考書は、フランス語教材で有名なアテネ・フランセが編集しています。内容もかなり信頼できる内容となっています。
実用的な参考書を探している方はもちろん、参考書の信頼度が気になる方にもおすすめの1冊です。
実際に使用した人の評判・口コミ
CD付きのこの本で勉強すると、フランス語文法と発音の根幹がわかり、その先の学習を続けていく基礎力がしっかり身につくことでしょう。このような精選は、長年フランス語を教えてきた本当に実力のある老舗ならではの経験の産物だと思います。 Aamazonカスタマーレビューより
「新ゼロからスタートフランス語 文法編」は長年フランス語教育に携ってきたアテネフランスが発行しているだけのことはあるというレビューが寄せられていました。文法編と銘打ってある一冊ですが、CDもついており発音のエッセンスも学べる点が強みです。
その他おすすめ単語帳・書籍
次の項目では、単語帳や書籍を紹介していきます。これまで紹介した参考書と合わせて活用すれば、より効率的に学習を進めることが可能です。こちらも合わせてご覧下さい。
CDブック これなら覚えられる! フランス語単語帳
簡単な例文を使って単語が勉強できる単語帳です。例文を応用すれば、日常生活の中で使いまわせるようになります。スラング等も含まれているので、日常の会話を実践的に覚えられます。
CD音声がついているので、リスニングや発音練習にも役立てられます。自然なフランス語を話せるようになりたいなら、迷わずおすすめできる単語帳です。
NHK出版 これならわかるフランス語文法 入門から上級まで
NHK出版から出版されている文法書です。入門から上級までの内容をカバーしていますが、若干レベルが高めの内容が中心です。簡単な入門書を学んだ人が、次の一冊に選ぶのにちょうどいい内容となっています。
初心者レベルの参考書を学んだ方が、次のステップに移る教材として最適です。初心者をそろそろ卒業したい、と思ったら選んでみましょう。
ケータイ〈万能〉フランス語文法実践講義ノート
初めて語学学習に挑戦する方から、初心者を抜け出した発展レベルまでをカバーしています。フランス語を長く勉強したい方に、おすすめの文法書です。有名なことわざ等も載っているので、語彙や知識も楽しみながら勉強できます。
これ1冊で長く勉強できるので、フランス語を長く勉強したい方だけでなく、テキストのコストパフォーマンスが気になる方にもおすすめです。
口が覚えるフランス語 スピーキング体得トレーニング
フランス語を覚えるには、インプットだけでなく発音や会話等のアウトプットも必要です。このテキストは、構文ごとに内容がまとめられており、単語や文法等の学習と並行して使えます。
シャドーイング等のアウトプットの学習教材として使うことで、より効果的な学習ができるテキストです。
仏検4・5級対応クラウンフランス語単語入門
仏検に挑戦することを想定して作られた単語集です。面白い例文を使っており、頭に内容が定着させるような内容となっています。CD付きなので、リスニングの入門的な練習にも役立てられます。
仏検に挑戦する方はもちろん、取っ付きやすい内容や、頭に残りやすい内容を使って勉強したい方におすすめです。
2022年度版3級・4級・5級仏検公式ガイドブック
こちらは仏検実施団体APEFが編集している公式問題集です。仏検を受験する人にとっては、最も信頼できるテキストといえます。内容面でも試験前に取り組むべき内容が充実しています。
仏検の正答率や文法の解説もしっかり掲載されており、仏検対策をしっかり行えます。検定を受けるなら、迷わずおすすめのテキストといえます。
NHKラジオまいにちフランス語
NHKラジオで放送されているフランス語講座を収録した参考書です。短い会話文を活用し、文法や単語を学んでいきます。1ヶ月分の内容が収録された月刊誌なので、1冊を終えるハードルが低く、継続しやすいです。
NHKラジオをフランス語学習に活用している方はもちろん、勉強に抵抗を感じてしまう方や、モチベーション維持が難しい方にもおすすめのテキストです。
キクタン フランス語【初級編】仏検4級レベル
リズムカルな音声に合わせて単語の意味や発音を覚えられる、キクタンの単語帳です。
日常会話の頻出語彙が収録されているので、仏検に挑戦する方はもちろん、日常会話をフランス語学習の目標にしている方にもおすすめのテキストといます。
フラ語ボキャブラ、単語王とはおこがましい!
最初に紹介した『フラ語』シリーズの単語帳です。CDの内容を聞きながら単語を覚えられるようになっています。物語を読みながら、楽しくフランス語を学べます。
単語と例文を日本語からフランス語の順に聞けるので、耳で聞きながら内容を覚えられます。男性形・女性形を覚えやすいよう工夫されているので、この違いが苦手な方におすすめです。
「星の王子さま」と学ぼう!はじめてのフランス語
名作「星の王子さま」に実際にある内容を例文に活用し、フランス語を物語に絡めて勉強できるテキストです。勉強しながらフランス語の本を読む経験も積めます。
通読すれば、フランス語の勉強に加えてフランス語で本を読んだ経験も積めるので、フランス語に対する自信を付ける効果も期待できます。
フランス語リスニング
日常生活の中で行われているような雰囲気の会話が記載されています。
やや中級者向けなので、初心者には難しく感じてしまうかもしれませんが、この参考書をやりこめば聞き取る力を大幅に伸ばせます。聞き取る力をしっかりつけたいなら、おすすめのテキストです。
フランス語シャドーイング入門
発音が難しいフランス語ですが、音声の真似をするシャドーイングというトレーニングは、発音の難しさを克服するにはとても良いトレーニングです。
こちらの参考書はゆっくりと速めの2種類の音声が収録されており、初心者から中級者まで、発音トレーニングに活用できます。
参考書や問題集での勉強がおすすめな人
語学の勉強方法はたくさんあります。参考書を使った学習は、その一部でしかありません。複数通り学習方法がある以上、その学習方法との相性を確認することも非常に重要です。
以下の項目は、参考書や問題集を活用した勉強方法と相性がいい方の特徴を取り上げていきます。勉強の仕方を模索する時の参考としてお役立て下さい。
読書習慣がある人
参考書を使って勉強する場合、活字を多く読みながら勉強していくことになります。そのため、活字を読み慣れていないと、テキストや問題集を読んでいるだけで疲れてしまうのです。
日頃から本や新聞を読む人は、活字に慣れているため、活字から必要な情報を選び、吸収する力に優れているのです。参考書や問題集を使った勉強法は、とても相性がいい勉強法といえます。
活字になれていないという方は、フランス語ネイティブと会話形式で行う語学講座等を活用するといいでしょう。
計画的に勉強できる人
参考書や問題集で勉強するということは、多くの場合自分ひとりで勉強をする独学スタイルで学習を進めていくことになります。独学ということは、勉強のスケジュールも自分で建てなくてはなりません。
また、ただ計画を立てて終わってしまっては学習になりません。立てた学習を実行していける実行力や、コントロール力も問われます。
これらの力に自身がない方や、自分で勉強計画を立てる習慣がない方は、あまり向いていないといえます。
独学での勉強経験があるなら、参考書や問題集だけで勉強できる独学スタイルは、コストパフォーマンスに優れた勉強法となります。独学をこなせる自信があり、コストが気になる方は、ぜひ参考書や問題集を活用して勉強してみて下さい。
入門書を使うような初心者の人
意外ですが、入門書を使うような初心者の方も、参考書や問題集を活用した勉強法と相性がいいです。
入門書を使うということは、フランス語の基礎がまだできていない状態です。いきなりフランス語の会話塾に参加したり、映画や書籍に挑戦したり、ということをしても、思ったような成果を得られる可能性があります。
会話塾やフランスの文化を活用した勉強法は、基礎をしっかり固めて初めて効果が出る勉強法です。初心者はまず参考書でフランス語学習の基礎を固める所から始めましょう。実践的な練習は、そのあとで挑戦して下さい。
参考書・テキストでの勉強方法のポイント
次に、参考書やテキストを活用した勉強方法におけるポイントを解説します。最初に紹介した参考書選びのポイントとともに、こちらのポイントも押さえておいて下さい。
一つのテキストを最後まで使う
巷にはたくさんのテキストがあふれています。そのため、独学で勉強をしていると色々なテキストを試してみたくなるかもしれません。しかし、これは間違いです。
参考書やテキストの多くは、その本1冊だけを使って勉強することを想定して作られています。その内容は勉強の流れに沿って体系立てられているのです。
多くの参考書に手を出してしまうと、せっかく体系立てられている内容をバラバラにして勉強することになります。
参考書やテキストはたくさんありますが、勉強をするときはその中から1冊だけを選ぶようにしましょう。参考書やテキストは1冊をやりきることに意味があるものだと覚えてくと、参考書選びにも役立ちます。
勉強のスケジュールを作る
先程も触れましたが、参考書やテキストを活用した勉強法は、自分で勉強のスケジュールを立て、実行する独学スタイルで勉強する方法です。行き当たりばったりで勉強してしまうと、以下のような状態になり、上達が遅くなります。
- 行き当たりばったりで勉強する
- 気分の乗る部分だけ勉強して、後は手を付けない
語学は単語をとにかく覚え、それを文法や会話に活かしていくことで習得していく学問です。まずは勉強計画を立て、それに沿って計画的に勉強するようにしましょう。
文法書は問題集と併用する
文法書は文法の知識を身に付けるには必須のテキストです。しかし、語学学習はインプットとアウトプットを同時に行わないと知識が定着しません。文法書を活用した学習に合わせて、問題集も使用しましょう。
参考書は1冊の本で勉強するのが基本ですが、補足や一部の分野専門となっているテキストは他の教材で足りない部分を補う必要があります。この点も合わせて覚えておきましょう。
間違えた問題は繰り返し解き直す
問題集を使っていると、間違える問題が出てきます。この間違えた問題は、知識の定着が甘い部分を教えてくれているのです。
間違えた問題を放置してしまうと、そのあとの学習で間違った知識や、うろ覚えの知識の上に新しい知識を積み重ねることになります。せっかく勉強しているのに、疑問点を無駄に増やしている状態になってしまうのです。
間違えた問題はマークしておき、翌日や翌週等、定期的に解き直して正しい知識を定着させましょう。
フランス語の参考書まとめ
フランス語の参考書まとめ
- 参考書と自分との相性を確かめながら選ぶのが重要
- 発音練習ができるテキストがあるとより効率的に勉強ができる
- 参考書は1冊を使い続けるのがおすすめ
- サブのテキストは足りない部分を補う形で使用する
- フランス語初心者は参考書を活用した勉強がおすすめ
フランス語は語学学習の中でもポピュラーな言語ですが、発音が難しく、勉強する際の難易度は少々高めです。初心者がフランス語を勉強する際は、参考書選びが勉強を成功させるカギとなります。
また、参考書を活用した勉強方法は、数ある勉強法の中の一つにすぎません。参考書を活用する勉強と相性が悪いと感じたなら、通信講座や対話形式のフランス語講座の活用も検討してみましょう。