フランス語は実際簡単なの?文法や発音の特徴や旅行先でよく使うフレーズも紹介!

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「フランス語は独学でも簡単に習得できるの?」

「フランス語の文法や発音の簡単な覚え方ってあるの?」

フランス語を習得しようと思っている人はこのような疑問を持つのではないでしょうか。何か勉強のコツなどがあれば知りたいと思っているはずです。

そこでこの記事ではフランス語の難易度やおすすめの勉強法を解説していきます。また、旅行先でも使えるように発音やちょっとしたフレーズなども紹介します。

この記事を読んでいただければ、フランス語がより身近になり習得が容易にすることが可能です。

フランス語は簡単な言語かどうかについてざっくり説明すると

  • フランス語はどちらかといえば難しい
  • 日本人には馴染みがないラテン系言語
  • 正しい勉強法のコツがわかれば独学は可能

フランス語の勉強は簡単?

クエスチョンマーク

フランス語を学ぶ人にとって「簡単に習得できるかどうか」はかなり気になる部分だと思います。

ここではフランス語が簡単な言語かどうかを詳しく解説していきます。

フランス語が簡単とはいえない理由

結論からいって、フランス語はあまり簡単な言語とはいえません。 その理由は大きく4つあります。

  1. 日本人に馴染みの少ないラテン系言語

  2. 発音が独特

  3. 文法が複雑

  4. 男性名詞・女性名詞がある

ここではそれぞれポイントを詳しく説明していきます。

日本人に馴染みの少ないラテン系言語

フランス語を難しくしている要因の1つが「ラテン系言語」であることがいえます。 例えば日本語は世界でも独立した「日本語派」であり、義務教育で習う英語は「ゲルマン語派」です。

日本人にとってフランス語は普段から馴染みがほとんどないので、慣れるのに時間がかかります。その結果、習得までに苦労し難しく感じさせるのです。

発音が独特

フランス語には独特な発音があるというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。実際フランス語には独特な発音があり、それが習得を難しくしています。

例えばリエゾンやアンシェヌマンがあり、さらに「r」の発音が独特であったりします。そのため耳が鍛えられていないとリスニング自体が難しいです。

文法が複雑

フランス語は文法が複雑でややこしいことも有名です。 実際フランス語学習者を困らせることがしばしばあります。

例えば、動詞の活用法や時制が多いことなどが挙げられます。これらを1つ1つ覚えていかなければならないので、労力がかなりかかってしまうのです。

男性名詞・女性名詞で苦労することも

さらに日本語にはない男性名詞や女性名詞などがあることも難しい要因です。 例えば、「soleil」(太陽)は男性名詞で、「lune」(月)は女性名詞です。

どちらに属するかによって名詞につく冠詞や形容詞などの形が変化するので、意味やスペル以外も覚えなければなりません。

なお、一部の単語は語尾によって見分けられるなど一定の規則性があるので、それらを意識して学習するとよいでしょう。

フランス語の簡単な点

フランス語は決して簡単な言語ではありませんが、扱いやすいと思える点もいくつかあります。

ここではどのような点が扱いやすいのか、具体的に説明していきます。

動詞の活用は多いが発音自体はほぼ一緒

フランス語は動詞の活用は6種類と多いですが、発音自体はほとんど同じです。 そのためこの点は扱いやすいといえるでしょう。

具体的には、一人称単数、二人称単数、三人称単数、三人称複数は同じ発音になる動詞が多いことが挙げられます。

さらにいえば、一人称複数も「on + 一人称単数」の形に置き換えられることが多いです。結局発音が異なるのは二人称複数だけになる場合がほとんどです。

発音も複雑だが規則的

フランス語の発音は複雑で難しいですが、例外がほとんどないという点では扱いやすいといえます。

例えば、英語の場合は「a」は単語によって「ア」や「エイ」と発音が変わります。しかし、フランス語の場合は必ず「ア」と発音するのです。

つまり、規則性さえ理解してしまえば、初見でもほぼ読めてしまえるのです。

英語と共通の単語がたくさんある

フランス語が簡単と思える点は、英語と共通する単語がいくつもある点が挙げられます。

これはかつて現在のフランスの地域にいたノルマン人によって、イングランドが制圧された「ノルマン・コンクエスト」という出来事の影響です。

英語はゲルマン語族言語ですが、この出来事によってイングランドの上流階級はフランス語を使っていました。

そのため英語の中にはフランス語を語源とする言葉が約30%残っているのです。つまり、英語を義務教育で学んでいる日本人にとっては簡単になる要素といえます。

難しく感じて挫折してしまう人もいる

フランス語の簡単な要素を紹介しましたが、基本的に難しい言語で挫折する人が多くいるのが現実です。

ただし文法や発音が複雑でも一定のルールがあるので、それさえ覚えてしまえば「規則的で簡単」である言語でもあります。

挫折してしまうかどうかはこの「一定のルール」を覚えてしまうかどうかにあるので、できるだけ簡単な順番・方法で学習を継続していくことが必要です。

また同時に「なぜフランス語が学びたいのか」をハッキリとさせ、目標を定めるようにしましょう。

そうすればモチベーションの維持がしやすくなるので、挫折せずに学習を継続させやすくなります。

言語はフランス語に限らず時間がかかるものですので、まずは「このためにフランス語を学ぶ」と目標を定めてみてはいかがでしょうか。

フランス旅行のためにフランス語を学びたい人へ

地球儀の横でパンフレットを広げる女性

フランス語をマスターしたいというよりも、旅行で使うために簡単なフレーズをしりたいという人もいるでしょう。

ここでは旅行中によく使う基礎的なフレーズを紹介していきます。

観光中によく使う基礎的なフレーズを覚えよう

言語を学びたいという人は文法から完璧にしていきたいと思う人も多いでしょう。しかし、旅行用のフランス語を学ぶ場合は文法よりも簡単・基礎的なフレーズを覚えてしまう方が有効です。

メリットとして旅行先で現地の人とちょっとした会話ができるので、より楽しい旅行にできます。

次で使える基礎的なフレーズを紹介していくので、参考にしてください。

よく使う基礎的な挨拶・フレーズ一覧

ホテルやレストラン、お店などで使える基本的な挨拶・フレーズを13個紹介します。日本語の意味とフランス語表記、読み方を表にしているので、ぜひ覚えてください。

日本語の意味 フランス語 読み方
おはよう、こんにちは Bonjour ボンジュー
こんばんは Bonsoir ボンソワー
さようなら(店から出るときなど) Au revoir オーヴォワー
ありがとう Merci メルシー
どういたしまして De rien ドリアン
お願いします s’il vous plaît シルブプレ
結構です Non merci ノンメルシー
召し上がれ Bon appétit ボナペティ
美味しい C’est bon! セボン
トイレはどこですか? Où sont les toilettes? ウ・ソン・レ・トワレットゥ?
〜はどこですか? Où est 〜? ウ・エ・〜?
おいくらですか? C’est combien? セコンビアン?
これは何ですか? Qu’est-ce que c’est? ケスクセ?

ひと言ですが、覚えていると旅行で役立つこと間違いなしです。

会話して覚えたいならNOVAの講座もおすすめ

言語を習得したいなら実際に使ってみるのが近道です。 そこでおすすめなのが目的に合わせたレッスンが用意されているNOVAのフランス語コースです。

フランス旅行用の「トラベル入門コース」があるので、このコースで旅行の時に使うフレーズを覚えているのがいいでしょう。ロールプレイ練習で着実に使えるフランス語が学べます。

入会金はかからないので1ヶ月からの短期でも気軽に始められます。会話しながら覚えたい人はNOVAの講座を利用してみてください。

フランス語を学ぶメリットって何?

笑顔の男性の画像

フランス語を学ぶメリットとしては、公用語や第二言語として使用している国や地域がたくさんあるので、旅行などをする際に楽しみやすくなることです。

具体的な国や地域としてはフランスはもちろん、モナコやルクセンブルク、カナダなどの欧米、カメルーンやギニア、コートジボワール、セネガル、マリなどのアフリカがあります。

特にアフリカ西北部はかつてフランスが植民地支配していた影響で、多くの国が公用語や準公用語として利用しています。

そして全世界でフランス語を母語として利用している国は約50ヵ国あり、人口はおおよそ1億2000万人です。

ちなみに、国際連合や国際オリンピック委員会などの国際機関では公用語として採用されています。

つまりフランス語を学ぶことで世界の多くの人とコミュニケーションが取れるようになるのです。

フランス語をできるだけ簡単に勉強するコツ

スピーチをする女性の画像

フランス語は難しいですが、簡単に習得するコツがあります。

ここではできるだけ簡単にマスターする勉強法を紹介していきます。

最初に文法の基礎固めを徹底

フランス語の上達をスムーズにする勉強法とは、ズバリ文法の基礎をしっかりと理解することです。 特にフランス語の文法は量が多いが規則的なので、理解できれば上達しやすくなります。

語学学習は時間がかかるものなので急ぐ必要はありません。少しずつでも確実に理解するために簡単な参考書を手元に置いて文法を固めていくようにしましょう。

最初に文法の基礎知識が出来上がれば、その後は読解が可能になりフレーズも文法的なアプローチができるので覚えやすくなります。

フランス語の文法はかなり難しいので、これさえ理解できれば学習が少し楽に感じる人も出てきます。

この文法の基盤があることで、リスニングや会話も自然と理解しやすくなり、フランス語の習得がより効率的に進展するでしょう。

単語は発音しながら繰り返し学習

フランス語の単語学習では発音をしながらコツコツ覚えていくことが大切です。 また、忘れてしまう前に復習をして繰り返し記憶させていくことも必要です。

その際はCDなどの音声をしっかりと聞きながら学習するようにしましょう。フランス語の発音は難しいので、その都度聞いて確認します。

ここで音声も合わせて学習することでリスニングや会話練習をする時に活きてきます。

なお単語学習はゆっくりと進めるよりも、一度にたくさん触れて単語帳を素早く一周してしまう方が効果的です。

単語を一気にたくさんを覚えることはできませんが、ハイペースで何度も触れる方が結局は効率的に覚えられます。

基礎固めができてきたら会話にも取り掛かる

語学学習ではインプットだけでなく、実際に話すアウトプットもしなければなりません。 そのため、文法や単語など基礎固めができてきたら会話練習もしましょう。

実際にフランス語で会話をするとなるとフランス語による思考が要求されます。しかし、普段からアウトプットの練習をしていないと即座には対応ができません。

会話練習を進めていくとフランス語で素早く考えられるようになるので、座学の効率もアップしていきます。

もちろん、すでに学んだ単語や文法が会話の中にも登場するので、自然に復習の機会も生まれます。

つまり、会話練習をすると相乗効果によってフランス語の上達を加速させられるのです。

フランス語の独学は可能?

本の束の上で本を読む女性の画像

フランス語の独学は決して簡単ではありません。しかし、ある程度は可能です。

ここではどのようにしてフランス語を学んでいけば独学が可能なのかやメリット・デメリットなどの説明をしていきます。

独学もある程度は可能

フランス語は難しい言語ですが、独学で習得することも十分可能です。 その理由は実際に独学でフランス語をマスターしている人がたくさんいるからです。

ただし繰り返しになりますが、フランス語は文法や発音などがかなり難しいので独学で習得するためにはある程度の準備なども必要でしょう。

例えば、良質な教材を買いそろえたり会話をする機会を多くしたり、さらにはモチベーションを維持できる工夫も用意しておくべきです。

少しでも学習の環境をよくしてからフランス語を学ぶようにしましょう。そうすればフランス語を独学でマスターしやすくなります。

これらの準備と工夫を行うことで、独学によるフランス語の学習は困難ではなく、自分自身のペースとスタイルで効果的に学び進めることができるでしょう。

教材が充実しているのはメリット

フランス語を独学でするメリットは何といっても費用を抑えやすいことです。 例えば良質の教材がそろっているので、よいものを見つけられればスムーズに独学ができます。

すでに説明した通り、フランス語は国際機関で公用語として利用されています。そのためフランス語に関する参考書は他の言語と比べてたくさんあるのです。

語学学習は時間やお金がかかってしまうイメージがあると思います。しかし、フランス語に関しては英語と同様にたくさんの教材があるので、自分に合ったものを見つけられれば費用を抑えられます。

もちろん、費用を抑えられるだけでなく学習効率も抑えられるので、独学をする時は自分に合った教材を丁寧に選ぶようにしましょう。

会話の機会が少ないのはデメリット

フランス語の独学にはデメリットもあることは理解しておく必要があります。特に挙げられるデメリットとしては、会話の機会が少ないというものです。

会話をする機会が少ないとモチベーションの維持が困難になるので、学習の継続が難しくなります。

また「自分のフランス語のレベルがどれくらいなのか」や「どのような力が不足しているのか」などがはかれません。

そのため、どのように学習を進めていけば効果的なのかが判断できないケースもあるのです。

もし実践的なフランス語の会話力をつけたいという人は独学では難しい可能性があります。

そういった場合、言語交換可能な人を見つけたり、オンラインでの会話に参加するなど、独学を補完する方法を取り入れると、より効果的にフランス語の会話力を高めることができるでしょう。

モチベーション維持の工夫をしよう

語学の学習はモチベーションの維持が大切です。 特にフランス語は難しく壁にぶち当たりやすい言語ですので、よりモチベーションの維持が重要になってきます。

そのため、独学を成功させるためにはモチベーションが続くような工夫をしっかりと凝らしておくようにしましょう。そうしないと挫折して学習を止めてしまいやすくなります。

具体的には、フランス語圏の国や地域への旅行や検定を予定してみたり、音楽や映画、本などフランス語に触れる機会を増やしたりすることがおすすめです。

自然にフランス語に気持ちが向くように仕向けることで、独学でも十分にマスターさせられます。

実践的なフランス語の習得には講座がおすすめ

実践的なフランス語を習得したい人は講座を利用することがおすすめです。 その理由は2つあります。

  1. 発音や表現について改善点を教えてもらえる

フランス語は発音や文法が難しいので、独学ではここでつまずく可能性があります。しかし、的確に改善点を指摘してもらうことで圧倒的に速いスピードで理解を深められるのです。

  1. サポートがある

語学はフランス語に限らず挫折しやすいものです。そのため講座ではもともと挫折させないような工夫・サポートが充実している場合が多々あります。

初心者でも着実に力をつけていけるので、挫折せずにフランス語を上達させたい人は講座を考えてみることをおすすめします。

ベルリッツのフランス語講座が特におすすめ

ベルリッツフランス語講座は、プロからの質の高い指導により初心者~上級者まで満足のいく指導を提供している講座として受講をおすすめします。

対応している場面も広く、日常会話からビジネスレベルでの英語まで幅広く学習できるため、多様なニーズに対応しているといえるでしょう。

現在無料体験を実施しているため、フランス語の力を上げたいと考えている人はぜひ受講を検討してみてください。

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フランス語は簡単な言語かどうかについてのまとめ

フランス語は簡単な言語かどうかについてのまとめ

  • フランス語は難しいが独学できる言語
  • まずは発音と文法の基礎をしっかりと固める
  • 基礎が固まったらアウトプットの機会を増やす
  • 習得の確実性を増したいなら講座を考える

フランス語はかなり難しい言語の1つですので、挫折する人が多いのが現実です。しかし、正しい方法で学習を進めていくことで、独学でマスターすることも可能な言語です。

例えば、まずは発音や文法の基礎をしっかりと固めていきます。そうすればフランス語は例外があまりなく規則が多いので理解のスピードを速められます。

また基礎が固まってきたら会話を実際にする機会を増やしましょう。語学は実際に話してみなければ上達しないので、アウトプットの機会を増やせばマスターしやすくなります。

旅行などでちょっとしたフランス語を使いたい人も、よく使う挨拶や基礎的なフレーズをいくつか覚えて事前に練習しておくとよいでしょう。

ただし独学で限界を感じた時は講座の利用を検討してください。講座にはさまざまな工夫があるので、上達を強力に後押ししてくれます。

短期の利用も可能なものもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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