スペイン語が簡単って本当?日常会話から発音の仕方・学習の流れまで徹底解説!

「スペイン語の発音は簡単なので会話しやすいって本当?」

「スペイン語で挨拶したいけど簡単に覚えられる?」

スペイン語に興味を持っている人ならこのような疑問を持っているのではないでしょうか。

実際、学習を開始してすぐに自分で発音して挨拶などの会話ができたりニュースを見て意味がわかったりするなら始めやすいです。

そこでこの記事ではスペイン語の習得は簡単に可能なのか、また日常会話や発音の仕方など学習の流れを紹介していきます。

この記事を読めばスペイン語に今よりも興味を持って学習をできるようになります。

スペイン語の習得は簡単かどうかについてざっくり説明すると

  • スペイン語の習得は比較的簡単にできる
  • 日本人にとってスペイン語の発音は習得しやすい
  • ポイントをつかめば独学でも日常会話のレベルまで到達できる

スペイン語は簡単に習得できる?

ノートとペンの画像

ズバリ、スペイン語の習得は日本人にとっておすすめです。 その理由はマスターしやすいからです。しかし、外国語ですのでそれなりの時間もかかります。

ここでは具体的にどのような理由で習得しやすいのかやマスターするまでの学習時間の目安について説明していきます。

スペイン語が日本人にとって簡単な理由

スペイン語が日本人にとって簡単な理由は主に以下の通りです。

  • 文字がアルファベット
  • 母音の発音が簡単
  • 必要な語彙数が少ない
  • 学習教材の質が高く、数もたくさんある

以下でそれぞれについて説明していきます。

文字はアルファベット

スペイン語が習得しやすい理由の1つは、文字がアルファベットであることです。 アルファベットは小学生で学ぶ文字で英語を読むのにも必須なので、大半の日本人なら簡単に読める文字です。

韓国語ならハングル、中国語なら漢字、ロシア語ならキリル文字など言語によっては新たに文字を覚えなければなりません。

しかしスペイン語なら「文字」を覚えるための特別な学習をしなくても済みます。そのため馴染みやすく学習が進めやすいのです。

日本語と同じ5つの母音の発音が簡単

スペイン語には日本語と同じく、母音が5つ(a・i・u・e・o)あります。つまり発音において日本語とかなりの部分で同じになるのです。

英語ではカタカナ表記と実際の発音とで大きな違いがあります。そのためカタカナ英語では相手に伝わりません。

しかしスペイン語はカタカナのままでも通じるので発音が容易です。つまり文法を覚えれば、会話を成立させやすくなります。

このことから日本人にとってスペイン語はとても話しやすい言語なのです。

必要な語彙数が少ない

スペイン語を習得するために必要な語彙数が少ないことも簡単な理由です。 具体的には1,500~1,800語ほど覚えればいいといわれています。

どれくらい少ないかというと英語の半分です。英語では会話するためには約3,000語語彙が必要といわれているので、いかに覚える必要がある単語が少ないかわかるはずです。

単語学習は単調な作業で、1・2回で覚えられず繰り返しが必要なのでかなり時間もかかります。必要な単語が半分ということはかなり習得のハードルは低くなります。

定番の参考書のクオリティが高い

スペイン語の学習には定番の参考書が存在することも簡単にしている要素の1つです。

スペイン語自体がいくら日本人にとって学習しやすくても、参考書のクオリティが低ければなかなか上達させられません。

しかし、多くのスペイン語学習者が使っている参考書のクオリティはかなり高いので、スムーズに勉強を進められるのです。

もちろん初級だけでなく中級・上級それぞれに合った教材が揃っているので、自分のレベルに合ったものが簡単に手に入ります。

スペイン語の学習に役立つサイトも数多く存在すること

スペイン語学習ではインターネットを利用して役立つサイトにアクセスする方法もあります。いくつもあるので学習の助けになります。

例えば、スペイン語の先生が立ち上げているサイトや辞書、WEB教材などです。また、辞書サイトの中には発音を聞けるものもあります。

さらに、無料で見られるスペイン語のドラマなどもあるので、面白そうなものを見てみてはいかがでしょうか。

インターネットを使うことでスペイン語に有効なサイトをいくつも見つけられるはずです。

習得には一定の勉強時間が必要

スペイン語はどちらかというと簡単な言語ですので、比較的短い時間で習得が可能です。しかしそれでも語学の習得には時間がかかります。

社会人であれば隙間時間などを最大限活用しても、1年程度の期間は必要になると考えられます。

語学学習は長期間に及ぶので、問題はモチベーションを維持することです。気持ちが続かずに挫折してしまう人も必ず一定数います。

挫折してしまわないように、習得には長期間かかることを理解してモチベーションを維持する工夫をしておくようにしましょう。

例えば、学習の途中経過を定期的に振り返ることや、スペイン語を使った楽しい活動を取り入れることで、継続的な学習へのモチベーションを高めることができます。

スペイン語基礎の勉強の流れ

矢印でフローを書いている画像

スペイン語を習得するためには基礎学習の流れを把握しておくのが有効です。

そこでここではスペイン語の基礎学習の流れを紹介していきます。

まずはアルファベットの読み方から

スペイン語を始めるときに最初に行うのがアルファベットの読みです。 どの言語でも文字から入るのが基本ですので、アルファベットを学んでいきます。

基本的に英語のアルファベットが読めればほとんど完成といえますが、少し特徴的なものも存在します。ただし特徴的なものは決して多くはないので、専用の本を買う必要はありません。

定番の参考書、特に文法の本には読み方が書かれているので、それを参考に1つずつ覚えてしまってください。

この初期段階でアルファベットの発音に慣れておくことは、後の学習でスムーズに読み書きや会話ができるようになるための重要なステップとなります。

基礎文法を学習しよう

アルファベットが理解できれば、次は基礎文法を学んでいきます。 スペイン語の文法には簡単なものがありますが、難しいものも存在します。

ただし基本をしっかりと学ぶことで難しいものも理解しやすくなるので、基礎をしっかりと学ぶことが大切です。

日常会話などにおける定型表現なども基礎文法を理解していれば、文章の意味も構造もわかるのでスッと頭に入りやすくなります。

反対に基礎を理解せずに先に進むとスペイン語の難易度が上がってしまうので、しっかりと基礎を固めておくようにしてください。

主語によって動詞を活用する

難しいポイントの1つが主語によって動詞の活用が変わるところです。 動詞1つにつき、基本的にはまず6種類を覚えていく必要があります。

「食べる(comer)」という動詞を例にとると、主語によって以下のように変化していきます。

主語 変化後の動詞
私は como
あなたは comes
彼は come
私たちは comemos
あなたたちは coméis
彼らは comen

よく使う「私は」や「あなたは」などから覚えていくようにしましょう。

時制や冠詞も活用する

スペイン語の動詞の活用は主語によるだけではありません。時制が変わるだけでも変化します。 しかも現在分詞、過去分詞、直接法の中でも現在、点過去、線過去、未来、過去未来があります。

また未来形や接続法も存在するので、それぞれで変化するのです。活用方法も規則的な動詞もあれば不規則に変化するものもあるので、それぞれ覚えていかなければなりません。

さらに名詞には性別があり、性別によって冠詞の形が変わります。

定番の単語も覚えて効率アップ

アルファベットや基礎文法を学習した後は、頻繁に目にするような単語を中心に覚えていくのが有効です。 スペイン語は語彙が少ないので、定番といえるような単語が必ず一定数存在します。

それらをピックアップして重点的に覚えていくようにしましょう。そうすれば逐一検索する必要がなくなるので、勉強の効率を上げられます。

男性名詞・女性名詞には注意

スペイン語にはイタリア語やフランス語と同様に、名詞の種類によって男性名詞と女性名詞が存在します。 そしてそれによって付属する形容詞や冠詞が変化するのです。

つまり、名詞を覚えるときは男性名詞なのか女性名詞なのかも覚えるようにしてください。基本的に男性名詞は語尾が「o」で終わり、女性名詞の場合は「a」で終わることが多いです。

例外もありますが、このように覚えると効率的に覚えていけます。

挨拶など日常会話の定型表現・例文も知ろう

スペイン語を学ぶ目的が何であれば、挨拶などの日常会話で出てくる定型表現は知っておくことは大切です。

例えば「おはよう」であれば「Buenos días」(ブエノス ディアス)と、「こんにちは」であれば「Buenas tardes」(ブエナス タルデス)と覚えるようにしてください。

日常会話の習得が目的の人は必ず知っていなければならない表現ですので、しっかりと覚えて発音できるようにしましょう。

確実に覚えられるようにフレーズ集などを1冊手元に置いておくことをおすすめします。

覚えておきたい初歩フレーズ一覧

「旅行などでスペイン語を使いたい」という人は、おすすめのフレーズを紹介しますので覚えてください。

日本語の意味 スペイン語 読み方
はじめまして Mucho gusto ムチョ グスト
おはよう Buenos días ブエノス ディアス
こんにちは Buenas tardes ブエナス タルデス
こんばんは・おやすみなさい Buenas noches ブエナス ノーチェス
さようなら Adiós アディオス
また明日 Hasta mañana アスタ マニャーナ
また今度! Hasta luego アスタ ルエゴ
お会いできて嬉しいです Encantado エンカンタード
元気? ¿Cómo estás? コモ エスタス
私は~です Me llamo ~ メジャモ~
出身は~です Soy de ~ ソイ デ~
はい/いいえ Sí/No スィ/ノ
ありがとう Gracias グラシアス

こういった表現を覚えていると旅先で使えて便利です。

リスニング教材やニュースを聴こう

スペイン語の発音は比較的簡単ですが、おすすめはリスニング教材やニュースなどを使って勉強をすることです。

その理由は、スペイン語は巻き舌などを使った発音など特徴的なものもあるからです。正しい発音を理解するために、教材についているCDなどを聞いてリスニング力をつけてください。

また、ネイティブのスペイン人はかなり早口で話す人が多いです。そのため実際にコミュニケーションをとれるように、スペイン語のニュースを聞くなどして速さに慣れておくことも有効です。

速さに慣れておくと、スペイン語圏の国々で現地の人々との会話がスムーズに行えるようになるため、旅行やビジネスでの対応にも自信を持てるようになります。

スペイン語は独学可能?

1と指を立てた女性の画像

スペイン語の難易度や特徴がわかったと思います。では独学で学べないのかどうか気になる人もいるでしょう。

そこでここではスペイン語は独学で学べるのかや、習得を失敗しないおすすめの方法などを紹介していきます。

独学での習得は可能である

スペイン語は言語の中でも簡単な部類に入るので、独学で習得することが可能です。 しかも母音が日本語と同じ5つであるので、日本人には向いている言語ともいえます。

定番の参考書などもすでに存在していて、そのクオリティもかなり高いです。それを駆使して学ぶことで1人でマスターできます。

ただし難しい文法や独特な発音なども存在します。スペイン語は簡単な言語でも決してハードルが低いわけではなく、一定数は挫折している人がいることも理解しておいてください。

長期間のモチベーション管理が難しい

スペイン語を独学でマスターするためには、長期的なモチベーションの管理にも力を入れるようにしましょう。

スペイン語をある程度会話できるレベルにするためには、約720時間必要といわれています。例えば1日2時間勉強をしたとしても約1年はかかります。

その間にモチベーションが下がって挫折してしまうことが十分考えられるのです。また語学の習得には暗記事項が多いので、スケジュール管理をして挫折しない工夫も必要です。

もしスケジュール管理が苦手という人は講座を受講することをおすすめします。

より自然な日常会話の練習は講座で

実は講座を受講すると以下のようなさまざまなメリットが享受できるのです。

  • 適切なアドバイスをもらえる
  • 最適なスケジュール管理をしてもらえる
  • モチベーションの維持を助けてもらえる
  • スペイン語学習をする仲間が見つかる
  • 「お金を払った以上、何としてでも習得してみせる」というような気持ちになる
  • ネイティブの発音を聞けて、発音の指摘も受けられる

スペイン語講座にはいろいろなものがありますが、どれも日本人が学びやすいように工夫されたものばかりです。

より自然で速くスペイン語の日常会話を習得したい人は検討してみてください。

ベルリッツの指導が特に良質

スペイン語は独学でもある程度のレベルまで上達することが可能ですが、ネイティブ講師から直接教われる方が上達は早いです

ベルリッツの講座は教室への通学形式でも、リアルタイムのオンラインレッスンの形でも受講することができ、学習時間の確保が容易で継続しやすいです。また、ベルリッツの講師は全員が語学の指導経験の豊富なスペイン語ネイティブが担当するので、業界最高水準レベルのレッスンを受講できます。

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スペイン語の習得は簡単かどうかついてのまとめ

スペイン語の習得は簡単かどうかついてのまとめ

  • スペイン語は簡単で独学でも習得できる
  • 日本語と同じ母音が5つなので発音しやすい
  • 文法は簡単なものと難しいものが存在する

スペイン語は言語の中でも簡単な部類に入り、独学でも習得できます。 しかも日本語と同じで母音が5つなので、日本人にとって発音がしやすいことも独学をしやすくしています。

また使用する文字はアルファベットなので、ほとんど特別な学習をしなくても扱うことが可能です。注意すべきは文法です。

スペイン語の文法は簡単なものもありますが、難しいものも存在します。そのため覚えやすいところから1つ1つ覚えていくようにしましょう。

それでも、動詞の活用やモチベーションなどで行き詰まってしまう場合は、講座を受講することをおすすめします。

講座では適切なアドバイスやスケジュール管理などによって挫折せずにスペイン語のマスターを後押ししてくれます。

少しでも語学学習に不安を感じる人は検討してみてはいかがでしょうか。

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