商業経済検定ってどんな資格?難易度・過去問・独学勉強法まで全て解説!

更新日時 2020/04/16

「商業や経済の仕組みについて勉強したいけど、何から始めたらいいのかわからない」

こんな悩みをお持ちではないでしょうか?

仕事やニュースでマーケティングに触れていても、知識として身につかないですよね。 そんな人におすすめなのが、ビジネス基礎検定である「商業経済検定」です。

商業や経済の仕組み、法律、流通など、ビジネスで必要な知識を学べます。

この検定を取れば、国内問題だけでなく、国際情勢もわかるようになります。ニュースの裏まで知りたいという人は、取得してみましょう。

商業経済検定についてざっくり説明すると

  • 商業や経済の仕組みが学べるビジネス基礎検定
  • 新聞の難解の経済面もしっかり読める
  • 国内だけでなく国際情勢もわかるようになる

商業経済検定ってどんな資格?

クエスチョンの画像 商業経済検定とは、ズバリいうと、ビジネスマンとして恥ずかしくない知識を身につけることを目指すビジネス基礎検定です。

例えば、経済活動の基礎や法律、マーケティングを学び、そこから国際情勢の理解までできるようになります。そのため、取得すれば、新聞の経済面を問題なく読めるようになります。

商業経済検定とは

商業経済検定についてさらに詳しく説明すると、物流や経済、金融、法律などの経済社会において必要な一般的な知識を学びます。

そのため、経済活動をするのに必要な知識を基礎からしっかりと学べるのです。

「経済のことが全くわからない」という人も、この検定から始めてみてはいかがでしょうか。基本的なところから学べるので、学習を安心して始められます

経済や商業と聞くと、難しく感じてしまう人もいるでしょう。しかし、商業経済検定であれば、ビジネス基礎検定なので、難しく感じずに学習ができます。

ちなみに、商業経済検定を実施しているのは、全商簿記を運営している全国商業高等学校協会です。信頼できる団体が運営しているので、履歴書に書く場合でも自信を持って記入ができます。

商業経済検定のメリット

商業経済検定を取得するメリットは、企業経営の基本原則や、経済活動を成り立たせている法律の基礎を学ぶので、ビジネスマンとしての土台ができることです。

この検定を持っていることで、ビジネス面での能力をしっかりとアピールできるようになります。

また、就職をした後も、商業や金融など経済に関する知識は必要になってきます。そんなときでも、基礎知識がついていれば、あらゆる問題を乗り切りやすくなるのです。

これは、ビジネス基礎検定である商業経済検定を取得するメリットといえます。

さらに、リテールマーケティング(販売士)検定試験検定3級試験の一部科目を免除してもらえる権利も得られます

これは、リテールマーケティング(販売士)を目指す人にとっては、大きなメリットではないでしょうか。

どの科目を合格すれば、どの試験科目が免除になるのかは後述しますが、リテールマーケティング(販売士)検定を受ける人は、商業経済検定の受験を積極的に考えてみてください。

ちなみに、受験者の多くは商業高校の在学生や卒業生が多いのが特徴ですので、簿記や会計実務の資格を合わせて持つことで、商業へのより深い理解をアピールできます。

そのため、就職や転職でも商業経済検定が大きな武器になるのです。

商業経済検定を取ることをおすすめする人

ビジネス基礎検定である商業経済検定は、ビジネスマンにおすすめの検定です。 その中でも、以下の人には特におすすめです。

  • 就職に活かしたい人
  • スキルアップを図りたい人や経済や経営に関しての知識を増やしたい人
  • 推薦入試でアピールポイントにしたい人

商業経済検定では、商業・経済の仕組み・マーケティング・ビジネス法規の知識の認定が受けられます。

そのため、経理部門や販売職に就職・転職したい人にとっては、この検定はアピール材料です。企業は少しでも即戦力になる人を探しています。

ビジネス基礎検定という位置付けてある商業経済検定を持っていれば、基本的なことの教育は必要ないので、戦力として考えてくれやすくなります

スキルアップを図りたい人にも有効です。経済活動の基本から学べるので、予算編成や現金の決済、有価証券報告書の作成、税務申告、資金管理業務など、あらゆる仕事に対応しやすくなります。

基礎知識があると応用できることがたくさんあるので、仕事のスキルアップにも役立ちます

もちろん、リテールマーケティング(販売士)など、他のスキルを身につけるのにも有効です。

他にも、学生なら推薦入試でアピールができます。商業経済検定試験は、商業高校出身の生徒を対象とした試験である傾向が強いです。

そのため、大学の商学部や経営学部などに推薦入試を考えている人は、商業経済検定を取得したことを前面に押し出してアピールするとよいでしょう。

勉学やクラブなどの成績と合わせて、確かな実績としてとらえられるので、有利となりやすくなります。

商業経済検定の難易度

子どもが悩んでいる画像 商業経済検定の内容やメリットなどについてわかった後に気になるのは、検定の難易度ではないでしょうか。そこで、ここでは難易度について詳しく解説していきます。

商業経済検定の試験範囲と出題形式

商業経済検定には、3級から1級までが存在しています。 しかし、他の級を有する試験のように、難易度が分かれているわけではありません。

3級は基本的なビジネスの基礎ですが、2級と1級は学習する範囲は同じで、レベルは並列です。

試験範囲は以下の通りです。

  • 3級はビジネス基礎
  • 2~1級はマーケティングや法律、経済の仕組みなど

出題形式は、一部語句を書かせるものがありますが、ほとんどが選択問題です。 基本的に高校の授業で習うような内容なので、特別な対策を講じる必要はないといえるでしょう。

ただし、何もせずに合格できる試験では決してありません。 しっかりと試験範囲を把握して、学習に取り組むようにしてください

3級の試験範囲

3級の試験範囲は、ビジネス基礎です。 具体的な内容と問題数を紹介します。

ビジネス基礎

  • ビジネスとコミュニケーション 5問
  • ビジネスと売買取引 15問
  • 経済と流通の基礎 20問
  • 企業活動の基礎 10問

コミュニケーションや売買取引、経済や流通、さらに企業活動の基礎など、社会人なら知っておきたい内容ばかりです。

しかし、これを知っておくことで、さまざまな仕事に応用できます。 学習する価値は大いにあります。

配点は各2点で、計50問100点満点で実施されます。

2級・1級の試験範囲

2級と1級は、マーケティング・経済活動と法・ビジネスA・ビジネスBの4科目から受験します。

具体的な内容と問題数を紹介していきます。

マーケティング

  • 現代市場とマーケティング 7問
  • 市場調査 7問
  • 消費者の購買行動 6問
  • 商品計画と価格の決定 15問
  • 販売経路と販売促進 15問

経済活動と法

  • 経済社会と法 5問
  • 権利・義務と財産権 15問
  • 取引に関する法 25問
  • 会社に関する法(切手と小切手の利用・金融取引を含む) または、企業の責任と法 いずれか5問

ビジネス経済A

  • ビジネスと経済 7問
  • 需要と供給 7問
  • 価格決定と市場の役割 11問
  • 経済成長と景気循環 15問
  • 経済政策 10問

ビジネス経済B

  • サービス経済化とサービス産業 6問
  • 経済の国際化 15問
  • 金融市場と資本市場 7問
  • 企業経営 15問
  • ビジネスの創造と地域産業の振興 7問

2級と1級は4科目からの選択ですので、自分の得意分野に挑戦できます。 そのため、学習はしやすいといえます。

しかし、法律や市場の役割、経済の国際化、金融市場・資本市場など、より高度な内容です。 しっかりと学習して試験に挑むようにしましょう。

配点は3級と同様に各2点で、計50問100点満点で実施されます。

なお、4科目中、1科目合格すれば2級に認定され、2科目合格すれば1級が認定されます。1つ1つ受験できますので、1級を目指して学習してみてください。

もちろん、3級のビジネス基礎と合わせて5科目すべてを合格することもできます。

ちなみに、高校在学中に5科目すべてを合格すると、卒業時に申請することで表彰されます。 その際は、5科目合格の表彰状と賞品が贈られます。 学習のモチベーションになるので、目指してみてはいかがでしょうか。

商業経済検定の合格率・合格ライン

商業経済検定の合格ラインは、100点満点中70点以上です。つまり、合格には50問中、35問以上を正しく解答する必要があります

ビジネス問題で正答率70%以上は難しく感じるかもしれません。しかし、高校の授業をしっかりと聞いていれば、十分正答できる問題ばかりです。

ただし、出身が商業高校でない人にとっては難しい内容もあります。商業や経済関係の学習が初めての人は、テキストや問題集などをしっかりと解くようにしましょう。

なお、合格するために必要な勉強時間の目安は、2週間から1ヶ月程度です。

個人差はありますが、合格するためには、少なくても1ヶ月前から学習を始めるようにするとよいでしょう

商業経済検定の勉強法

ノートに何かをかき込んでいる画像 商業経済検定には、おすすめの勉強法があります。そこで、ここでは、独学でも合格できる勉強法を紹介していきます。

商業経済検定の勉強法は?独学は可能?

商業経済検定を取得するための独学のポイントは、時間をかけて暗記をしていくことです。そして、できる問題を1つ1つ重ねていくことが大切です。

2週間から1ヶ月かけて過去問などを使って暗記して、試験に向けて知識を定着させていきましょう。

商業経済検定では、100点満点を狙っていく必要はありません。できる問題を確実に解答して得点できるようにすれば、合格率はアップします。

ちなみに、教科書や参考書の学習が一通り終わったら、過去問や「商業経済検定模擬試験問題集」で実践を想定した学習ができればベストです。

商業経済検定模擬試験問題集は、楽天やアマゾンなどネットで売られています。 実教出版が出版していて、715円で購入できます。受験する人は必ず、過去問と合わせて購入するようにしましょう。

過去問はホームページから

商業経済検定を取得するなら、過去問題は1度は解いておくべきです。毎年出題されているところに大きな変更はないので、頻出問題は確実に正答できるようにしましょう

そのため、過去問や模擬試験問題集は2周はして、知識の定着をしてください。

また、参考書や問題集はいろいろなものをせずに、1冊ずつに絞ってやるのが有効です。

ちなみに、過去問は全国商業高等学校協会のホームページでも見ることができます。興味がある人は、どんな問題が出題されるのか、覗いてみてください。

商業経済検定の試験日程・会場・申し込み方法

カレンダー 最後は、商業経済検定の試験日程や会場、申し込み方法を詳しく解説していきます。日程や申し込み方法などを誤らないように、しっかりと確認してください。

商業経済検定の基本情報

商業経済検定は、毎年1度、2月の第一日曜日に実施されています。実施会場は全国各地の商業高等学校です。

申し込みを済ませた後は、近くの商業高等学校の場所やアクセス方法を確認しておきましょう。そうしておくことで、試験日も安心して会場に向かうことができます。

ちなみに、申込期間は10月下旬から11月中旬ごろまでです。いつでも申し込みができるわけではないので、しっかりと期間内に申し込みができるように準備しましょう。

試験を終えれば、受験日から1ヶ月以内に合格発表があります。

商業経済検定に受験資格はある?

商業経済検定には受験資格はなく、誰でも受けることができます

商業や経済に興味を持っている人から、推薦入試や就職・転職に活かしたい人は、受験してみましょう。ビジネス基礎検定なので、経済の入門感覚で受けられます。

ちなみに、「ビジネス基礎」と「マーケティング」の合格者は、リテールマーケティング(販売士)検定試験検定3級試験の「マーケティング」が免除されます。

さらに、「ビジネス基礎」と「マーケティング」に加え、「商品と流通」・「国際ビジネス」・「経済活動と法」「ビジネス経済A」のいずれか1科目の合格者は、販売士検定3級試験の「マーケティング」の他「販売・管理」が免除になります。

リテールマーケティング(販売士)検定を目指している人も、商業経済検定を受けることで有利になるので、受験してみてはいかがでしょうか。

商業経済検定の受験料

商業経済検定の受験料は、1科目につき1,300円です。1科目なら1,300円で、2科目なら2,600円、3科目なら3,900円です。

受験料を納入する際は、自分がいくつ受験するのかしっかりと確認し、不足することなく払うようにしましょう。

受験は、高校生なら、原則として在籍校で受験票により申し込みをします。

一般の人は、指定された最寄りの試験場校で、写真を貼った受験申込書により申し込みをします。

なお、在籍校が試験場校でない等の場合は、高校生も一般の人と同様の申し込み方法で申し込みができます。

商業経済検定についてのまとめ

商業経済検定についてのまとめ

  • 商業や経済の基本的な知識を身につけている証明になる
  • ビジネス基礎検定として、就職や転職、推薦入試で評価されやすいメリットがある
  • リテールマーケティング(販売士)を目指している場合、商業経済検定の合格科目によっては試験科目が一部免除になる

商業経済検定は、高校生が主に受ける検定です。社会人にとってはあまり意味がないように感じるかもしれません。

しかし、商業経済検定で学ぶことは商業や経済の基礎ですので、あらゆる人に有用な知識が身につきます

しかも、ビジネス基礎検定ですので、取っつきやすいというメリットもあります。

商業や経済について全く何もわからない、という人には、おすすめできる検定です。もちろん、商業経済検定は自分の能力を証明するものでもあります。

就職や転職、推薦入試などでもアピールできる材料にもなります。少しでも興味を持っている人は、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

人気記事