LEC行政書士講座の魅力とは?反町社長に直接取材しました!
LECは行政書士を始めとして、法律系資格の対策講座を多数提供しています。
司法試験指導から始まり、長年に渡り法律指導の結果として多くの受験生から信頼を勝ち得ています。
そのため、行政書士をはじめとした法律系の資格取得に向けて学習を始めようとしている方で、LECの講座の詳しい実態を知りたいとお考えの方は多いのではないでしょうか?
今回は社長の反町雄彦氏にLECの行政書士講座や法律系講座全般の特徴について直接お話を伺ってきました!
これから行政書士対策やその他の法律系資格の勉強を始める受験生必見の内容が数々盛り込まれているので、ぜひ最後までご覧ください!
行政書士資格について
行政書士のメリット
本日はお忙しい中、インタビューに応じていただき誠にありがとうございます。資格Timesを運営しております、株式会社ベンドの石原と申します。
本日のインタビューを通じて、LECの行政書士講座やその他法律系資格の対策講座に対する理解を受講生が深めるきっかけにできればと考えております。
株式会社東京リーガルマインドで代表取締役社長を務めております反町と申します。本日はどうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
それでは早速なのですが、1つ目の質問に移らせていただきます。
初めに、行政書士を取得することで得られるメリットについて教えてください。
行政書士を取得することのメリットは、まず独立開業できることがあげられます。
全国各地の行政書士会が、独立開業の手助けをしてくれる点は非常に魅力的です。
社会人経験のある方は今まで勤めてこられた業界での専門知識や人脈を活かしながら行政書士資格という更なる武器を手に入れて独立開業することで、キャリアアップに繋がってきます。
開業すれば定年はなくなります。人生100年時代に合った資格です。
行政書士は自分の得意分野を最大限生かすための大きな武器になるということですね。
行政書士試験の難易度
次に行政書士試験の難易度について教えてください。
行政書士試験は受験者人数の増減にかかわらず、合格率が12~13%で推移します。比較的、難易度が高い試験となります。
ただし、行政書士試験の大きな特徴として、大学受験などの競争試験とは異なり一定の得点率を超えれば合格できる絶対的な評価方法の試験だということがあげられます。
そのため、他の受験生のことをライバル視することなく自分の勉強に集中出来る試験であることは良い面だと思います。
確かに競争試験だと、一緒に勉強している友人と試験直前にギスギスしたりすることがあるので資格試験の良さが実感出来ます。
行政書士試験を対策する上で難しいポイント
難易度の高い行政書士試験ですが、対策を行っていくうえで難しいポイントについて教えてください。
行政書士試験対策では丸暗記ではなく、法律の原理・原則を深く理解することが必要になってきます。
丸暗記を用いた勉強法でも、ある程度の得点を取ることは可能ですが、過去問とは異なる角度から、制度の趣旨を踏まえた理解が問われるので、暗記よりも理解が大事です。
丸暗記ではなく、法律の原理・原則を根本から理解をすることが大切になってくるんですね。
行政書士試験の範囲の中でも特に難しい分野はありますか?
行政法の分野で苦労されている受験生が多い印象です。
行政法は民法や憲法よりも受験生に馴染みの薄い分野ですので、内容のイメージがつかず丸暗記に走ってしまいがちです。
行政法を勉強する際にも、行政法が絡んでくる裁判例などを利用して出来る限り身近なことに結びつきながら理解を深めていく勉強が大切になります。
LECの行政書士講座の強み
続きまして、LECの行政書士講座の強みについて教えてください。
何よりも粒ぞろいの講師陣が揃っていることがLECの行政書士講座の強みです。
彼らは長年指導に当たってきた経験から、ある概念を説明する際に、複数の具体例・説明方法を使い分ける等、受講生の反応に応じて授業内容を柔軟にアレンジします。
また、全国各地に校舎があるため、各地で質の高い講師の生授業を受講することが可能です。
そのため、通信講座ではなく教室で目の前に講師がいる形で、緊張感・臨場感をもって授業を受けたいと考えている受講生にとっては最適な学習環境を提供していると思います。
行政書士講座4名の精鋭講師陣の詳細はこちらです。
なるほど、地方でも質の高い先生の授業を直接受講できることは非常に嬉しいですね。
また、通信講座を受講していらっしゃる方でも、LECでは業界最大規模の模擬試験があることが強みです。
この試験を通じて、自分の実力の現在地を客観的に把握することが出来ますし、問題作成時には過去の受験生の正答・誤答データを活用することで、本試験に近い問題にする工夫もしています。
確かに、受験者数の多い試験を受けることは自分の学力を客観的に測るためにも重要ですよね。
生講義以外の講座の強みについても教えてください。
生講義以外の講座の強みは、学習する方の可処分時間、金銭面、フォロー体制、レベル感に合わせた沢山の選択肢を用意している点です。
例えば、まとまった勉強時間を確保することが難しい社会人の方や金銭面の負担を出来るだけ抑えたいと考えている方にはS式合格講座を用意してあります。
他にも、弱点部分だけを補いたい方向けの受験経験者向け講座や、独学での合格を目指す方のニーズを満たすために書籍の販売も充実させています。
様々な選択肢の中から自分に合った講座を選ぶことが出来る点は非常に魅了的ですね。
行政書士と他の資格のダブルライセンス
行政書士資格を取得後に、ステップアップとしてほかの資格を取得される方も多いと思います。
行政書士のダブルライセンス先としてどのような資格が多いのか教えていただきたいです。
例えば、宅建があげられます。民法や行政法の分野は行政書士試験と内容が似ている部分も多いので対策が行いやすいです。
宅建を取得することは不動産関係の顧問先とのお話をスムーズに進めていくことにも繋がります。
また、ダブルライセンスで資格を取得する以外にも検定ものを受ける方も大勢いらっしゃいます。
実際に、検定ものを取っておくことは行政書士としての業務の幅を広げることに繋がってくるため、資格ではなく検定を取得して知見を広げるという選択肢もあります。
なるほど、仕事の幅を広げたり顧問先とのコミュニケーションを円滑に進めていくためにもダブルライセンスを取得することや検定試験を受けることは重要なのですね。
法律学習全般に関する特徴
法律学習の大切なポイント
行政書士資格を取得後に、ステップアップを見据えて別の法律資格の学習をスタートされる方も多いと思います。
法律の学習を進めていく上で大切なポイントについて教えていただきたいです。
法律学習において最も大事な点は法律知識の深さです。
行政書士試験も深く知識を理解することが重要だと述べましたが、司法試験・予備試験や司法書士試験にはそれ以上の知識の深さが求められます。
また、それに伴って、勉強時間も膨大な時間が必要です。司法書士や司法試験・予備試験に合格しようと思ったら行政書士試験の数倍の勉強時間が必要になってきます。
曖昧な理解の仕方だと、択一で選択肢を切るのが難しかったり、論述でも思うような記述ができませんよね。
また、法律学習全般ではアウトプット主体の勉強法が難しい点も進める上で押さえておきたいポイントです。
例えば、数学では原理原則は理解が出来ていなくても難しい問題を実際に解いてみることで翻って原理・原則を頭でなんとなく理解できることがあると思います。
しかし、法律系資格の勉強ではまず原理原則のインプットをしっかりと行うことが大切です。
法律それぞれの原理・原則を理解できていない状況で問題を実際に解く勉強法では例外的場面を暗記するような勉強法になってしまって、かえって効率が悪くなります。
よって、アウトプット主体に急がず、まず最低限の法律を理解する原理・原則の幹を理解するインプットを終えた上で問題を解いていくという順序が大切になります。
なるほど、法律系資格の勉強では問題を解く上での背景事情の理解が大切になってくるということですね。
法律学習を効果的に進めるコツ
法律学習を進める上で大切になるポイントについて教えていただきましたが、これを踏まえて実際に法律学習を効果的に進めていくためのコツを教えていただきたいです。
法律資格を勉強していくうえでは条文に慣れることが重要になってきます。
例えば、授業で扱った内容を六法で再度確認して頂くことで、独特な言い回しを自然と理解できる様な力が身についていきます。
法律系資格、特に行政書士や宅建においては、六法をご購入頂かなくても合格している人が実際には多いです。
しかし、法律に関する力を真の意味で高めるためには六法なども利用した勉強の進め方をおすすめしています。
自分で実際に手を動かしてみることが大切だということでしょうか。
はい、その通りです。
実際に自分の手を動かして六法を使うことで、こういった所にこういった条文があったなと認識できるようにすることを意識して欲しいです。
その積み重ねが内容の理解にも繋がってきますし、難しい法律系資格の合格にも結びついてくると思います。
法律資格の講座におけるLECの強み
続きまして、LEC様が提供されている法律系資格講座に共通する強みについて教えてください。
我々が法律資格で提供している講座の強みといたしましては法律の原理原則からしっかりと教えている点です。
LECは法律系資格講座の指導から学校をスタートしていますので、長年積み上げてきた経験から複雑な問題になればなるほど、原理原則を重視してわかりやすい解説を心がけています。
また、先程も申し上げましたように講師が対面で授業を行うことで受講生の反応、理解度に合わせた授業を行えることも強みに挙げられます。
通信講座ですと講師が受講生の反応を見ることが出来ないため、講師のペースで授業が自己完結してしまうことがあります。
自己完結することで、講師自身が伝えたかったことが全然伝わらないということも発生してしまいます。
そういった不安・リスクを極力抑えられる点は対面授業の大きなメリットになっていると思います。
確かに、理解の度合いは教室の雰囲気に出ますよね。
受講生の反応に応じて授業を柔軟に作り替えてくれることは対面授業の大きなメリットだと分かりました。
法律系資格試験は問題に直面した際に実務家と同じ思考プロセスを辿れるのかが肝になってきます。
そのため、先程も申し上げましたように、問題の解答に行きつくまでの背景をしっかりと理解する必要があります。
そういった点からも通信講座に比べて多くの受講生の反応に応じて例え話などを織り交ぜながら授業を展開していく対面授業のメリットは多いと考えています。
受講生の反応を察知して授業を展開していく講師陣の質の高さがLEC様の強みということですね。
はい、おっしゃる通りです。我々は場の空気感を温める吉本芸人のような発想で授業に当たるように講師陣に求めています。
こういう点は昔ながらの予備校でやっている講座の大きな強みであると考えています。
最後のメッセージ
最後に、資格試験に関することで伝えておきたいことがございましたら教えてください。
資格試験というのは学生の皆さんが受けてこられた中学受験や大学受験とは異なり、何度でも受験することが出来ます。
何度でも受けることが出来る試験であるが故に最初受験する時にはある程度勉強をやりきった状況で受験に望んで欲しいですね。
受験勉強とは違い資格試験には第一志望や第二志望、滑り止めという概念はありません。
そのため、勉強が不十分な状況で受験したとしても、落ちてしまった時には翌年まで待つしかありません。
資格試験を実際に受験する際には、目安勉強時間などをある程度事前に調べたりした上で、しっかりとした対策を行って受けてほしいと思います。
何度でも受験することが出来る試験だからこそ、甘えを無くした状態で受験に臨む必要があるということですね。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございます!