行政書士試験直前対策の方法は?直前期の過ごし方や合否を分けるポイントまで解説!

更新日時 2021/11/27

「行政書士試験の直前対策の方法は?」

「試験直前期の過ごし方について知りたい!」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

行政書士は難易度の高い試験として知られており、試験の直前まで緊張感を保って勉強することが重要です。

また、科目ごとに効果的な勉強法があるので、効率よく得点力を鍛える方法も意識しましょう。

こちらの記事で、合否を分ける行政書士試験の直前対策方法や過ごし方について解説していくので、受験を控えている方は参考にしてください。

行政書士試験の直前対策についてざっくり説明すると

  • 試験の直前まで集中力を保ち、勉強し続けよう
  • 直前期になったら体調管理にも注意を払い、ベストな状態で迎えられるように気を付けよう
  • 判例問題対策は必須

行政書士試験直前対策のポイント

直前期であっても、焦ることなく正しい方向性で勉強を進めることが大切です。

直前対策の方法は合否を左右する重要なポイントなので、要所を押さえましょう。

試験日まで猛勉強

行政書士試験は難易度が高いので、試験日までベストを尽くす姿勢が非常に重要です。

試験は最後まで何が起こるか分からないため、自信の無い方は諦めずに勉強を継続して、自信がある人は気を緩めないように緊張感を保ちましょう。

直前期の勉強は記憶に残りやすく点数に反映されやすいため、重要論点やうろ覚えな単元を重点的に勉強することをおすすめします。

試験範囲を全て見直す

行政書士試験は出題範囲が広いですが、勉強した試験範囲を総復習することが効果的な勉強となります。

新しく知識を増やすのではなく、確実に正解できる問題を増やすことが得点力アップに繋がるので、着実にインプットしていきましょう。

正答率が高い問題を落としてしまうのは致命傷になりかねないので、基本的な問題は解けるように丁寧な見直してください。

知識が曖昧な部分があれば、本試験で出されても対応できるように対策しておきましょう。

重要な判例の再確認

行政書士試験に臨む上で判例問題対策は必須なので、重要判例は徹底的に見直してください。

判例は以前の裁判で裁判所が下した法律的な判断なので、よく狙われやすいポイントと言えます。

特に、憲法の多肢選択式を解くためには重要判例の読み直しが非常に効果的な対策となるので、しっかりと見直しておきましょう。

出題予想を把握しておく

「自分が出題者だったら」とイメージして、出題予想をするのも有意義です。

また、ブログやYouTubeなどで大手予備校の講師が運営している記事や動画があれば、そちらもチェックしてみましょう。

とはいえ、出題問題を完璧に予想できるのは不可能なので、過信することなく参考程度に留めておきましょう。

過去問を繰り返す

行政書士試験では、過去問の類似問題が頻繁に出てきます。

また、論点や趣旨を理解していれば解ける類題が多く出る特徴があるので、過去問をたくさん解いて徹底的に復習することで得点力を伸ばすことができます。

また、実践的なトレーニングとして、時間内に解き切ることを意識して時間内ですべての問題を解く演習を行うことも有意義です。

本番の試験の流れを体に叩き込み、タイムマネジメントを決めておけば本番でも慌てずに対応できるはずです。

併せて、過去問の結果や合格のボーダーラインを基にして、合格ラインよりも少し高いくらいの目標点数を決めておくと良いでしょう。

苦手な問題を重点的に再復習

苦手分野をできるだけ潰すことも効果的です。

何度も間違えた問題はテキストを読み直して復習し、併せて該当箇所の関連問題も解けるように仕上げていきましょう。

直前期に苦手な問題を徹底的に対策できるように、間違えた問題にはチェックを付けておくことをおすすめします。

苦手分野を重点的にインプット

苦手な分野や学習が満足に進んでいない分野がある場合は、直前期でも当該分野のインプットを行うと良いでしょう。

その際には新しいテキストを使うのではなく、今まで使ってきたテキストでインプットを進めてください。

直前期はじっくりと勉強する時間が無いため、インプットした直後に問題演習を行ってアウトプットを同時進行で進めていきましょう。

直前期答練や予想問題にチャレンジする

過去問演習に加えて、実際の試験を想定した予想問題に取り組むことも非常におすすめです。

知識の確認という意味合いだけでなく、本番を想定したタイムマネジメントを行いましょう。

直前期に誤答が多いと気分が落ち込みがちですが、しっかりと現実と向き合って諦めることなく復習してください。

また、力試しと時間配分の体感をまとめてできる貴重な機会なので、日程が合えば模試を受けることも非常におすすめです。

学習予定を練り直す

直前期においても、細かい学習計画の練り直しは大切です。

自分自身の現状を把握した上で、本番までにできるだけ得点力をアップできるように適宜工夫していきましょう。

とはいえ、時間的余裕は無いので、捨てる問題は腹を括って捨てる勇気を持ち、問題の取捨選択を誤らないように意識してください。

試験時間に合わせた勉強

行政書士の試験時間は3時間ですが、3時間フルで集中し続けることは現実的ではありません。

3時間という時間の中で休憩する時間を設けることで、問題を解くパフォーマンスを高めることができます。

とはいえ、貴重な回答時間を無駄にするのはもったいないので、休憩時間を設けすぎないように注意してください。

合否を分けるポイント

行政書士試験対策で肝になるのは民法と行政法です。

民法と行政法で300満点中188点を占めているので、民法と行政法を苦手にしてしまうと合格が遠のいてしまいます。

配点が高い科目で高得点を獲得できれば合格に大きく近付くので、民法と行政法は得点源にしましょう。

一方で、基礎法学や商法などの配点が高くない科目は高得点に繋がらないため、必要最低限の勉強で構いません。

科目ごとの対策方法

暗記科目は正確に暗記することが得点に直結するので、曖昧な部分があれば本番までには仕上げましょう。

直前期に暗記した内容ほど記憶に残りやすいため、重要判例や重要論点は確実に暗記してください。

憲法

憲法は判旨の表現が難しく感じますが、基本的な学習が進めば理解できるようになります。

判例の結論をまずは押さえて、その上で本文と法律用語の理解に努めましょう。

重要判例の結論だけでなく、旨の理解が試験対策になるので、じっくりと読み込んでください。

民法

民法では、権利関係を特に重点的に学習しましょう。

不動産の物権変動や債権や債務の関係などは重要論点なので、苦手意識がある方は得点源にできるレベルまで問題を解いてください。

出題範囲が広いので、憲法と同様に判例もしっかりと押さえつつメリハリを付けて学習することが大切です。

行政法

行政法で高得点をマークできれば大きく合格に近付くので、最も時間を割くべきです。

行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法は徹底的に学習し、確実に理解するように努めてください。

また、地方自治や国家賠償も重要ポイントなので、疎かにすることなく勉強しましょう。

商法

商法は5問出題されますが、出題範囲が広く対策が難しいので「2問取れればOK」くらいの気持ちで取り組みましょう。

株主総会や会社組織に関する問題が頻出なので、これらのポイントだけ押さえておけば十分です。

基礎法学

基礎法学は2問しか出題されないため、場合によっては無視しても構いません。

法律の基本的なルールや用語の解釈が問われますが、いずれにしても対策が難しいので深入り無用です。

一般知識

一般知識も出題範囲が広く対策が難しい分野ですが、こちらは無視するわけにはいきません。

頻出論点である個人情報保護を中心に、時事にも関心を払って知識の幅を広げていきましょう。

また、文章理解はしっかりと読めば確実に得点できるので、文章理解は全問正解する心意気で勉強してください。

直前対策講座は受けるべき?

下記のように、多くの予備校では直前対策講座を取り扱っています。

会社 講座名 価格
伊藤塾 出題予想フルパック 35,300円
LEC 行政書士サマーブートキャンプ行政法 20,000円
TAC 直前特別オプションセット 44,000円

本番に向けて何かしらの不安がある方は、直前対策講座を利用する価値はあります。

受講費用がかかってしまうデメリットはありますが、経験豊富な講師から対策法を教えてもらえるので効率的な学習となるのは間違いありません。

伊藤塾の行政書士講座はフルで受講すると高額ですが、直前対策講座ならリーズナブルに受講可能なので、プロ講師の指導で万全の準備をしていきたい方には特にお勧めです。

ただし、これまで教わってきた人とは違う講師からの講義は、混乱を招く可能性も0ではないので、本当に必要かどうかは自分自身で判断しましょう。

伊藤塾の公式サイトはこちら

直前期の誤った勉強法

こちらのトピックでは、よくある直前期の誤った勉強法を紹介していきます。

新しいテキストや問題集に手を付ける

直前期は復習に徹するべきなので、新たにテキストや問題集を購入するのは悪手です。

今まで勉強した内容を信じ、使い慣れた教材を使って最後まで対策を進めていきましょう。

新しいテキストに着手すると、逆に理解が中途半端な状態になってしまい基本問題でも失点する恐れがあるのでメリットは皆無と言えます。

完璧を求めすぎない

行政書士試験の合格ラインは180点であり、6割の出来で合格できることになります。

言い換えれば、本番では4割も間違えることができるため、無理に満点を目指す必要はありません。

とはいえ、基本問題を落とすと合格が遠のいてしまうので、正答率が高い基礎問題は確実に正解しましょう。

難問や奇問は思い切って捨てて、ウェイトの重い民法や行政法の対策に注力してください。

行政書士試験直前期の過ごし方

続いて、直前期における具体的な過ごし方について解説していきます。

試験当日の予定は細かく決めておく

試験当日に慌てずに済むように、試験開始の時間から逆算してスケジュールを決めておきましょう。

朝食を食べる時間や移動時間を鑑みて、余裕の持ったスケジュールを組んでください。

また、電車の経路や所要時間も確認して、道に迷わないように最寄り駅から試験会場までのルートについて確認することも重要です。

昼食は食べ過ぎない

満腹の状態だと眠気が襲ってくるので、昼食は食べ過ぎに注意しましょう。

空腹時の方が集中できることから、昼食は糖分を含んだ軽食に済ませることをおすすめします。

試験中に眠気が襲ってくると集中できなくなってしまい、ベストを尽くすこともできません。

行政書士試験は午後1時から開始なので、昼食選びは気を遣いましょう。

体調管理を第一に!

試験直前の体調は合否を左右する重要なポイントなので、体調管理には細心の注意を払いましょう。

当日に風邪を引いてしまうとパフォーマンスが落ちてしまうので、非常に勿体ないです。

実力を出し切れるように試験前日は睡眠時間を確保するようにして、1週間前から生活習慣を整えると良いでしょう。

想像を膨らませる

直前期は様々な不安に襲われますが、不合格になってしまった際の対処法はその時に考えれば良いことです。

不安を解決するためにも、試験に合格した自分や合格後に活躍している自分をイメージしてみてください。

「落ちてしまったらどうしよう」と考えてしまう気持ちは分かりますが、邪念は捨てて目の前の試験に集中することを心掛けましょう。

判例問題は結果から暗記するのもアリ

行政書士試験に臨む上で、判例に関する問題は避けて通ることはできません。

法律を勉強したことがない方にとって、判例の主文は難解で非常にとっつきにくい印象を受けるでしょう。

そこで、判例問題対策として、まずは「結論を覚えてしまう」ことをおすすめします。

その後に主文や問題の解説を読んだりして、理屈や考え方を理解していくと良いでしょう。

真面目に主文の理解からしようとすると、理解することができずに途中で挫折してしまう恐れがあります。

何度も過去問題集を解くことで自然と結論を押さえることができ、その結論に至った経緯まで理解できるようになるでしょう。

行政書士試験の直前対策まとめ

行政書士試験の直前対策まとめ

  • 最後まで気を抜かずに、ベストを尽くす姿勢が大切
  • 当日の過ごし方や試験会場までのルートなどは、早い段階から決めておこう
  • 合格後のイメージを持ち、モチベーションを高めることも重要

直前期の過ごし方次第で、行政書士試験の合否は分かれます。

そのため、確実に取れる問題は取る意識を持ち、直前期は得点力アップに励むことが重要と言えるでしょう。

勉強することも大切ですが、体調管理にも注意を払ってベストなコンディションで本番を迎えてください。、