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賃貸不動産経営管理士の合格率は下がっている?合格点や試験結果から難易度を考察

更新日時 2020/07/04

賃貸不動産経営管理士の試験の合格ラインってどれぐらい?

賃貸不動産経営管理士の試験が難化してるってホント?

このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。今回は、賃貸不動産経営管理士の試験の合格ラインや合格点、また試験の難化について紹介します。

この記事を読み終える頃には、賃貸不動産経営管理士の試験についての疑問点が減り、前向きな気持ちで、資格取得を目指せるでしょう。

賃貸不動産経営管理士についてざっくり説明すると

  • 賃貸不動産経営管理士の需要が高まっている
  • 賃貸不動産経営管理士の試験は難化傾向にある
  • 令和元年の賃貸経営管理士の合格率は約40%
目次
  • 賃貸不動産経営管理士の合格率

  • 賃貸不動産経営管理士の合格率が高い理由

  • 合格率は下がっており難化傾向

  • 難易度上昇に向けた試験対策

  • 賃貸不動産経営管理士についてまとめ

賃貸不動産経営管理士の合格率

問題用紙と鉛筆を持つ手元

賃貸不動産経営管理士は、部屋などを借りる入居者が、入居してから引っ越すまでの期間に家主や入居者のサポートを行う仕事を担います。

更に、賃貸不動産経営管理士の資格を取得することで、建物の管理を行うための専門的な知識や能力を身に付けることが出来ます。

昔は一軒家を購入して住む人が多かったですが、現在はマンションやアパートなどの賃貸で暮らす人も増えてきており、賃貸不動産経営管理士の資格が必要とされています。

このように、賃貸不動産経営管理士の需要の高まりに伴い、賃貸不動産経営管理士の資格取得を目指す人も増えており、資格の受験者数は増加傾向にあります。

しかし、現在の賃貸不動産経営管理士の合格率はそこまで高くないため、今が狙い目の資格と言えるでしょう。

まずは、賃貸不動産経営管理士の過去の合格率を見ていきましょう。

過去の試験結果と合格率推移

賃貸不動産経営管理士の過去の受験者数や合格率の推移を表で紹介します。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
令和元年度 23,605人 8,698人 36.8% 29点
平成29年度 16,624人 8,033人 48.3% 27点
平成28年度 13,149人 7,350人 55.9% 28点
平成27年度 4,908人 2,679人 54.6% 25点
平成26年度 4,188人 3,219人 76.9% 21点
平成25年度 3,946人 3,386人 85.8% 28点

賃貸不動産経営管理士の試験は、40点満点となっており、約7割以上の正答率が合格のボーダーラインになっています。

表から見て分かるように、近年の合格率は約40%となっており、賃貸不動産経営管理士の試験の難易度は、そこまで高くありません。

しかし、賃貸不動産経営管理士の試験の合格率が下がり、年々難易度が高くなってきているため、油断は禁物です。

不動産系の他試験と合格率を比較

賃貸不動産経営管理士と類似している不動産関係の資格として、「宅建」と「マンション管理士」の資格が挙げられます。

この2つの資格と賃貸不動産経営管理士の資格を取得することで、不動産関連の仕事に就く際、活躍の場が広がる可能性が高くなります。

そこで、「宅建」と「マンション管理」がどのような資格なのかについて紹介します。

宅建よりも簡単な試験

「宅建」は、「宅地建物取引士」の省略形で、国家資格となっています。

「宅建」の資格を取得することで、建設会社や金融機関、不動産管理会社など、幅広い職種で活躍できるため人気の高い資格です。

宅建の試験の合格率は、約15%となっており、難易度が高めの資格になります。

合格ラインは賃貸不動産経営管理士と同じく、7割となっています。

しかし、宅建の試験と賃貸不動産経営管理士の試験を比べると、宅建の試験の方が宅地建物取引業について詳しく問われるため、宅地建物取引業の実践的な深い知識が必要になってきます。

そのため勉強する範囲も宅建の方が多く、難易度が高い試験になります。

マンション管理士の難易度は非常に高い

「マンション管理士」は、マンションの管理や維持に関するコンサルティング業務を行うことができる資格です。

マンション管理士の試験の合格率は、約9%となっており、同じ不動産関係の宅建や賃貸不動産経営管理士の試験と比べても、かなり難易度が高い試験になっています。

マンション管理士の合格ラインも、宅建や賃貸不動産経営管理士の試験と同じく、正答率が約7割となっています。

しかし、宅建などと違い、マンション管理士の試験範囲には、マンション管理に関する法令や規則、またマンションの構造や長期の修繕計画などが含まれています。

そのため、マンション管理士の試験に合格するには、難しい内容を知識として頭に入れておく必要があり、難易度が高くなります。

このように、不動産関連の資格の中では、賃貸不動産管理士の資格が難易度が低めで、圧倒的に取得しやすい資格となっています。

賃貸不動産経営管理士の合格率が高い理由

電卓の上に置かれた家

賃貸不動産経営管理士の資格は、他の不動産関連の資格と比べると、難易度が低く比較的簡単に資格を取得できることを紹介しました。

この他に、賃貸不動産経営管理士が合格率が高い理由として、どんなものが挙げられるのでしょうか?

まず、賃貸不動産経営管理士の試験を受ける人の中には、すでに宅建の資格を取得している人が多くいます。

賃貸不動産経営管理士の試験は、宅建の試験より難易度が低く、宅建の資格を取得した際の知識もあるため、賃貸不動産経営管理士の試験に比較的、受かりやすくなります。

また、賃貸不動産経営管理士の試験内容は、約90%以上が賃貸不動産経営管理士の公式テキストから出題されており、テキストを使って試験対策をしっかりとすることで、試験に合格しやすくなります。

更に、賃貸不動産経営管理士は2007年に設定された資格であり、他の不動産関連の資格試験に比べると、歴史が浅く試験の難易度が定められていないのも、試験の合格率が高い要因の一つです。

また賃貸不動産経営管理士の試験対策として、賃貸不動産経営管理士の試験を主催している団体が、賃貸不動産経営管理士講習を実施しています。

この講習会に参加することで、試験問題を解くために必要な予備知識を習得できるだけでなく、当日の試験で出題される問題の一部免除も受けることができます。

このように、賃貸不動産経営管理士の資格は、多くの受験者が宅建の資格保持者であったり、資格取得のための講習会が行われていたりと、合格率が高くなるような要因がたくさんあります。

合格率は下がっており難化傾向

開いて重ねられた参考書

上記で紹介したように、現在では賃貸不動産経営管理士の試験は合格率が高く、比較的難易度が低い資格となっていますが、将来的には難易度が上がる可能性が高くなっています。

先ほど紹介した合格率の表からも見て分かるように、年々合格率が下がっており、特に近年では合格率の低下が大きくなっています。

このように、合格率の低下が続けば、賃貸不動産経営管理士の試験の難易度は高くなり、今後は資格取得が難しくなるでしょう。

ではなぜ、賃貸不動産経営管理士の試験が難化しているのでしょうか?

続いては賃貸不動産経営管理士の合格率低下の要因について紹介します。

出題傾向に変化が見られる

賃貸不動産経営管理士の試験問題の出題傾向が近年、変化しつつあります。

令和元年度から、試験問題の傾向に変化が見られ、今まで出題されていなかった問題が出題されたり、難易度が高い問題が試験問題に散りばめられるようになりました。

特に、賃貸不動産経営管理士の試験問題の中には、幅広い知識や問題への対応力などを問うような出題が増え、試験に合格するためには、より一層の試験勉強が必要になってきます。

出題数・試験時間共に大幅な変更

賃貸不動産経営管理士の試験の出題数や試験時間の変更も、合格率の低下に繋がっています。

賃貸不動産経営管理士の試験は、今まで出題数が40問となっていましたが、令和2年度の試験から、他の不動産関連の資格と同じく、出題数が50問となりました。

出題数が増えたことで、賃貸不動産経営管理士の試験時間も90分から120分に変わったため、長時間集中して、問題を解くことが必要になります。

更に、出題される問題数が増えた分だけ試験対策が必要な範囲も広くなったため、知識を定着させるためには以前と比べると多くの試験勉強の時間が必要になってきます。

合格点や合格ラインも高くなっている

先ほど紹介した合格率の表を見て分かるように合格点も年々高くなっており、一番高い令和元年度の合格点は29点となり、合格ラインが高くなっていることが分かります。

賃貸不動産経営管理士の試験の合格点の上昇は、賃貸不動産経営管理士の試験問題の増加と共に起こることで、合格の難易度が更に大きく上がってしまいます。

難易度上昇に向けた試験対策

ノートの上に置かれた鉛筆

上記で紹介したように、賃貸不動産経営管理士の試験の難易度が上昇傾向にあるため、今までと同じような試験対策では、資格を取得することが出来ない可能性が高くなっています。

賃貸不動産経営管理士の試験に合格するには、試験の難易度に合わせた勉強が必要になってきます。

そこで、続いては賃貸不動産経営管理士の試験に合格するための勉強方法や勉強のコツについて紹介します。

勉強時間は今まで以上に必要

賃貸不動産経営管理士の資格を取得するためには、約100時間の勉強時間が必要と言われています。

しかし、賃貸不動産経営管理士の試験の難易度が上がっているため、今より試験に出題される問題数が増える可能性なども考慮して、約150時間の勉強時間が必要になるでしょう。

ここでいう賃貸不動産経営管理士に必要な勉強時間である150時間は独学の場合であり、通信講座や予備校などを活用するとより効率よく勉強することができます。

そのため、必要とされる150時間の勉強時間より、もっと短い勉強時間でも試験に合格できる可能性が高くなります。

また、賃貸不動産経営管理士の試験を受ける際、宅建の資格を保持していれば、更に短い勉強時間でも合格を目指すことができます。

このことに関しては、後ほど詳しく解説します。

テキストと問題集の反復でインプット

先ほど紹介したように、賃貸不動産経営管理士の試験は、今のところ、ほとんどの問題が公式テキストから出題されています。

そのため、賃貸不動産経営管理士の試験対策としてまずテキストを使って、試験に必要な基本的な知識を詰め込むことが大切です。

テキストの知識が頭に入ったら、問題を実際に解くことで本番の試験に向けて実践的に応用力や対応力を磨くことが可能になります。

試験に必要な知識を定着させるためには、まず知識のインプットを行い、問題集を解くなどのアウトプットを行い、この2つの作業を繰り返し行うことが有効的な方法と言えるでしょう。

更に、インプットとアウトプットを繰り返すことで、問題の傾向が変わったとしても、試験に必要な知識が定着しているため、難問にも対応できる能力を培うことが出来るでしょう。

過去問のやり込みも合否に直結

賃貸不動産経営管理士の試験に合格するためには、新しい傾向の問題に対する対策も必要ですが、過去に試験で出題された問題が本番の試験でも出題される場合も多いため、過去問に慣れることも大切です。

賃貸不動産経営管理士の過去問題集は、ネット通販や書店で購入することができます。

過去問を使って勉強する際は、問題を解くだけでなく、解説も良く読み、内容を把握することで、本番の試験で問われ方が過去問と違う場合でも、適切に対応し正確に答えることが出来るでしょう。

不動産系資格とのダブルライセンス

先ほど紹介したように、他の不動産関係の資格と比べると、賃貸不動産経営管理士の試験は難易度が低めになっています。

そのため、宅建などの他の不動産関係の資格を先に取得することで不動産関係の基礎知識を身に付けることができ、賃貸不動産経営管理士の試験の難易度が更に低く感じられるでしょう。

更に、賃貸不動産経営管理士の資格と不動産関係の資格を取得することで、将来的に不動産の業界で幅広く活躍することが可能になります。

特に、宅建士の多くは他の不動産関係の資格も取得します。

不動産関係の試験は試験範囲が被っている内容もあるため、先に宅建の資格を取得し、その後賃貸不動産経営管理士の資格を取得することをおすすめします。

通信講座で対策すれば安心

近年合格率が急激に下がって難易度が上昇傾向にある賃貸不動産経営管理士ですが、通信講座で学習を進めることで確実に合格を狙うことができます。

わかりやすい解説がついており、講義もプロが考え抜いて作ったものなので、効率よく学習を進められるでしょう。

賃貸不動産経営管理士の通信講座の中でも特に資格Timesではスタディングの講座をおすすめします。

スタディングの講座は、図表を豊富に用いたわかりやすい解説に定評があり、専門的でとっつきにくい知識も理解しやすいように講座が作られています。

また、大きな特徴としてスマホですべての学習を完結できるという点も挙げられ、忙しい人でもスキマ時間を使って効果的に学習を進められるでしょう。

これらの特徴を生かして多くの人が試験の合格をつかみ取っている講座となっているので、対策を始める際にはぜひスタディングの通信講座の受講してみてはいかがでしょうか?

スタディングの公式サイトはこちら

賃貸不動産経営管理士についてまとめ

賃貸不動産経営管理士についてまとめ

  • 賃貸不動産経営管理士の試験の合格ラインは約7割以上の正答率
  • 賃貸不動産経営管理士の試験は合格率が年々下降し、合格点が上がっている
  • 賃貸不動産経営管理士の資格取得を目指すなら、通信講座を活用するのがおすすめ

賃貸不動産経営管理士の試験は、他の不動産系の資格の試験と比べると、難易度は低めですが、試験の難易度自体は年々高くなってきています。

合格点、難易度がより上がってしまう前に賃貸不動産経営管理士の資格を取得を目指しましょう。

効率よく勉強するためにも、通信講座予備校を活用することをおすすめします。

通信講座などを利用して、短期間で賃貸不動産経営管理士の資格の取得に挑戦してみましょう!

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