TOEIC200点は英語ができない?実力アップのおすすめ勉強法・参考書を徹底解説!
「TOEIC200点ってどのくらいのレベルなの?」
「TOEIC200点からスコアアップしたいけど、どうすればいい?」
TOEICを受験して200点台だった人は、このような疑問を抱いているのではないでしょうか。
この記事では、TOEIC200点のレベルについて解説しています。
また、200点台から脱出するための勉強方法、おすすめの参考書、200点台から成長できないときの対処法など、200点台の人が知りたいさまざまな情報が盛り沢山です。
現在200点台で伸び悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC200点についてざっくり説明すると
- 200点台の人がスコアアップするには半年ほどの期間が必要
- 勉強方法としては、学習習慣を身に付けることが大切
- 250点から抜け出すことができないときは暗記方法を見直す
このページにはプロモーションが含まれています
TOEIC200点の英語レベル
TOEIC200点とは、中学1年生の英語もままならないレベルです。つまり、英語ができないに等しいレベルであると言えます。
では、そのTOEIC200点とは実際どの程度のレベルであるのか、詳しく解説をしていきます。
TOEICテストのスコア分布
2019年度TOEIC試験の受験者数と得点分布は、公開テスト、IPテスト(企業や学校などで受験するテスト)それぞれにおいて、以下の表のようになっていました。
- TOEIC 公開テスト スコア分布(全受験者数961,440人)
スコア | 人数 | 割合 |
---|---|---|
895~ | 33,356人 | 3.5% |
845~ | 37,609人 | 3.9% |
795~ | 52,751人 | 5.5% |
745~ | 64,303人 | 6.7% |
695~ | 76,715人 | 8.0% |
645~ | 87,809人 | 9.1% |
595~ | 96,418人 | 10.0% |
545~ | 100,350人 | 10.4% |
495~ | 97,734人 | 10.2% |
445~ | 90,959人 | 9.5% |
395~ | 80,127人 | 8.3% |
345~ | 64,155人 | 6.7% |
295~ | 43,720人 | 4.5% |
245~ | 24,011人 | 2.5% |
195~ | 9,389人 | 1.0% |
145~ | 1,622人 | 0.2% |
このテストでは、平均スコアは596.4点でした。200点はそこから400点ほど下の点数です。
また、上記のように公開テストのスコアでみると、200点台は下位1%以下という数字になっています。
従って、200点というスコアの人は、英語力が低いと言われている日本人の中でも、さらに最低レベルの英語力しか持ち合わせていないと言えるのです。
TOEIC200点は英語がほぼできない
残念ながら、TOEIC200点は英語の基礎中の基礎がほぼままならないレベルのスコアであると言えます。
TOEICの200点は、選択肢を全て「B」にしても取れてしまうスコアです。
極論を言えば、何も知らない子供でも取れてしまうスコアになってしまいます。
従って、TOEICで200点を取った場合、TOEICの問題が1問もわからないことも十分あり得ます。
ここから英語力を伸ばしていくには、想像を絶する努力が必要になり得るスコアである**ことを自覚する必要があります。
日本人の多くが200点台の英語レベル?
上記のTOEICのスコア分布を見ると、200点台は日本人の受験者の中で最底辺であることが読み取れます。
ただ、この公開テストの母集団は日本人全体の英語レベルでみるとかなりレベルの高い母集団であると言えます。
TOEICを受験している人たちは、日々TOEIC対策の勉強に取り組んでおり、英語力の向上に関して意識が高い人たちです。
そのため、TOEICテストの母集団は一般的な日本人よりも英語力が非常に高い母集団であると言えます。
従って、TOEICの母集団は日本人全体の英語レベルを表しているとは言えないのです。
日本人の大多数は、高校・大学を卒業して社会人になると英語を学ぶ機会がありません。英語に触れることさえなくなる人が大半でしょう。
これらの人々は、中学で初めに習った英語すら忘れてしまうため、英語力はほぼ0に等しくなります。
結果として、これらの人々の英語力はTOEIC200点程度になると言えます。
統計に表れていないだけで、実は一般的な日本人の多くがTOEIC200点レベルで留まっているのです。
TOEIC200点のスコアを他の英語試験と比較
TOEIC200点のスコアを他の英語力試験と比較すると、以下のようなレベルになると考えられます。
- TOEFL IBT:29点未満
- TOEFL PBT:390点未満
- IELTS:3未満(IELTSの最低バンドスコアは1)
- 英検:5級未満
ここではTOEFL iBTやTOEFL PBTの指標も示しました。
ただ、TOEFL iBTやTOEFL PBTはそもそも試験内容のレベルが高いため、TOEIC200点レベルの人が受けても最低スコアを取る可能性が高いです。
そのため、TOEFLとTOEICを比較する意味はあまりありません。
TOEIC200点に対しては英検が有効な比較指標です。しかし、TOEIC200点を英検に換算すると中1の英語レベルである5級以下になってしまいます。
5級以下とは、be動詞の違いもわからないレベルです。
よって、他の英語試験と比較してみても、TOEIC200点の英語レベルは悲惨であると言わざるを得ません。
200点から脱出するための勉強法
ここまで、TOEIC200点の英語レベルは低いことを解説してきました。
ここからは、200点台で伸び悩んでしまっている人が200点から脱却するための勉強法を解説していきます。
独学での実力アップは困難を極める
TOEIC200点を取ってしまった人は、これほど英語レベルが低いのですから、基礎学力が不足していると言わざるを得ません。
また、TOEIC200点くらいの英語力である社会人は、学生時代に授業を受けていても、内容の理解があまりできていなかった層だと考えられます。
そのような人たちが、ただでさえ学習から遠ざかっていた状態であるにもかかわらず、急に独学で英語の勉強を始めようとするのはかなり無理があります。
基本的には、英語塾などに通い一から英語のイロハを教えてもらわないと、成長はかなり厳しいでしょう。
英語力を少しでも上げたいなら、お金を多少使ってでも、英語塾やコーチングサービスを活用するのがおすすめです。
以下では、この前提も踏まえた上で、社会人が自分でもできる学習法をご紹介します。
英語スクールでの対策が最もおすすめ
英語初心者の方が効果的に実力アップをするなら、英語スクールでの対策がおすすめです。
プロ講師から英語の上達ノウハウを教えてもらえることはもちろん、スケジュール管理までしてくれるため、挫折せずに学習を続けることができます。
特に、TORAIZのTOEIC対策プログラムは、専属コンサルタントのもとスコアアップに特化した対策を行えるため、初心者の方には特におすすめのサービスとなります。
実績は圧倒的で、初級者で平均152点ものスコアアップを達成していることからもそのすごみが伝わってくるでしょう。
スクールでは外国人教師から教わるべき?
英語は初めから外国人のもとで習う方が、上達が速まるという意見もあります。
ただ、200点台の英語初心者には、この理論は当てはまりません。
その理由としては、
- 外国人講師が英語初心者の気持ちを理解できない点
- 外国人講師だと説明が英語になるため、英語初心者には理解が難しい点
この2つが挙げられます。
外国人教師はもともと英語をマスターした状態であるため、非ネイティブの英語ができない気持ちを理解することが極めて難しいでしょう。
従って、基本的には英語を教わる際には、最初は日本人の英語講師から教わるべきであると言えます。
最低半年以上の勉強時間が必須
200点台から一定のスコアアップを果たすために必要な勉強時間の目安は以下のとおりです。
スコアアップ | 勉強時間 |
---|---|
200→300 | 100時間 |
200→400 | 250時間 |
200→500 | 450時間 |
200→600 | 700時間 |
200→700 | 1000時間 |
200→800 | 1350時間 |
200→900 | 1750時間 |
ただ、この勉強時間はあくまでも目安です。基礎学力を考えると、実際にはこれよりもはるかに多くの勉強時間がかかることを想定しておくとよいでしょう。
また、200点台の人が一定の結果を出すには、最低半年の勉強が必要だという別の指標もあります。
上の指標では、中学英語を3~6ヶ月ほどで習得することを目指して勉強を行っていきます。
ただし、この指標では、学習習慣がない人は通常の習得期間の倍、つまり6ヶ月~1年の期間が必要です。
その人が仕事の都合などで毎日あまり勉強時間が取れなければ、さらに長期間かかることも十分想定されます。
社会人の英語学習はこのような問題が起こりがちですが、仕事に支障が出ない範囲で、毎日勉強に割ける時間を設定しましょう。
まず学習習慣を身に着ける必要がある
中学・高校のときに問題なく勉強をこなしていれば、普通は200点台というスコアにはなりません。
よって、200点台のスコアを出した場合、その人は中学・高校のときに学習習慣が身に付いていなかったと言えます。
つまり、200点台の人は、英語力向上の前に、学習習慣を身に付ける必要があるのです。
学習習慣の身に付け方としては、まず毎日の学習スケジュールを立てることが挙げられます。この際に、やるべき量をしっかりと決めておきましょう。
例えば「英文法の参考書を一日一章ずつ終わらせる」「一日英単語を50個覚える」などの具体的な目標を立て、毎日こなしていくのです。
また、 学習をルーティン化することも重要です。
「通勤・帰宅時の電車内で必ず単語帳を見る」「夜9時から11時は必ず勉強時間にあてる」など、勉強に関して毎日繰り返すルールを作ります。
このようなことを繰り返していると、次第に学習習慣が身に付いていきます。
スコアは300点台を目標に
200点台の人が勉強するにあたって、まず目標とすべきスコアとして300点が挙げられます。
200点から300点までスコアアップするには上のデータにもあるように、100時間の勉強時間が目安です。
英語の基本を真面目に積み上げていけば、300点を取ることは十分可能です。
200点から高スコアまで上げるには先が長いため、もっと高スコアを目指したいと思っても、まずは目先のスコアから徐々にクリアしていくことをおすすめします。
中学校の基本的な英文法・単語から始める
勉強を始める際は、まず英語の基礎である英文法と単語の学習から始めるのがよいでしょう。
以下ではそれぞれの学習方法について具体的に解説していきます。
英文法を覚える3つのステップ
英文法の学習方法としては、「英文法を覚える」ことが必須です。
「英文法を覚える」とは、暗記することではなく、その文法の意味を他人に説明でき、その文法を使って文章を作ることができる状態を指します。
英文法を覚えるときには3つのステップがあります。
まず一つめは、一つの参考書を何度も読み込むことです。
何冊も参考書を買ったとしても、どの参考書も中途半端にしか読まずに終わってしまって知識が定着しない恐れがあります。
反対に、一つの参考書を何度も読むと、内容の定着率が高くなります。
2つめのステップは、文法を学んだあと、他人にその文法の意味・用法を説明できるようになることです。
文法を説明できるようになるには、文法をただ暗記しているだけではなく、文法の意味・用法を根本的に理解している必要があります。
そのため、文法を説明できることは、文法を理解している証拠だと言えるのです。
そして3つめが、実際に文法を使って文章を作ることです。
英文法学習は、ただ文法を覚えて終わりでは意味がありません。
英語を話せるようになるために学習しているのですから、その文法を使って文章を作れるようになることが必須なのです。
単語の覚え方
単語は、中学生の基本的な単語帳を使い、毎日のスキマ時間にコツコツ覚えていくことがおすすめです。
覚え方としては「紙に書く」「声に出して読む」などさまざまな方法でその単語に触れるアプローチが有効です。
また、単語の基本は暗記をすることです。暗記は一回目を通したくらいで出来るものではないので、何度も繰り返し覚える努力をすることを肝に銘じた方がよいでしょう。
音読はリスニング学習で効果的
英語の勉強をする際には、紙に書いたり頭の中で読んだりするだけではなく、音読を取り入れることがおすすめです。
五感をフルに使って学習をすると、記憶に定着しやすくなること間違いなしでしょう。
ただ書く・読むだけではなく、声に出す・耳から聴くなどさまざまな学習方法を行いましょう。
また、正しい発音を意識してリスニング学習を行うと、リスニングの基本的な力を身に付けることができるため、発音は注意すべきポイントです。
「自分が発音できない音は聴き取ることができない」という鉄則があるため、その意味から言っても発音に気を付けることはリスニング学習に有効であるといえるのです。
長文読解は品詞分解&精読が基本
リーディング学習を行う際には、品詞分解をしながら精読を進めていくことがおすすめです。
品詞分解をしながら精読することによって読解力が高まっていきます。
初めは品詞分解をするのに時間がかかってしまいますが、スムーズに読み進められるようになるための準備として、品詞分解は有効な方法なのです。
ただ、200点台レベルの人の場合、品詞分解を行おうとすると膨大な時間がかかってしまいます。
よって、品詞分解は最初から取り組むのではなく、ある程度勉強を進めていき高校の文法・単語が理解できるようになってきた段階から始めるのがおすすめです。
それまでは、ひたすら文法・単語を覚え、短文での練習を重ねていくのがよいでしょう。
回数をこなしていくことが必須
英語はどれだけたくさん触れたかによって最終的な定着具合が変化してきます。
そのため、先にご紹介した勉強法をたくさんこなしていくことが必須です。
例えば、音読の場合1つの問題につき10回以上音読するなど、頭にしみこむまで愚直にやり続けることが大切です。
品詞分解も、一度したら終わりではなく何度もすることによって、次第にスピードが上がってきます。
また、品詞分解をする習慣が身に付くことによって、次第に文章の構造が感覚で理解できるようになっていきます。
200点脱却には中学英語の参考書から
200点台から脱却するには、中学英語を学び基礎を学び直す必要があります。
中学英語を学ぶときには、先にご紹介した勉強法を実践していきましょう。
その際は、以下にご紹介する参考書を利用すると効果的な学習ができます。
英単語学習におすすめの参考書
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』は、高校入試までに学ぶ必要がある1500語を収録しています。
イラストをもとに単語の意味をイメージすることができるので、英語が苦手な人でも覚えやすい単語帳です。
この単語帳は、単語のレベルを学年ごとに示してあります。まずは中1の単語から覚えていくことがおすすめです。
また、収録されている英単語を発音したCDが付いていますので、CDを聴いて発音を覚えることによってリスニング力を向上させることも可能です。
英文法学習におすすめの参考書
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』 は、非常にわかりやすい説明が売りの英文法参考書です。
そのわかりやすさは、多くの読者から「これでわからなかったらもう終わり」と言わしめるほどです。
基礎の基礎を固めるためのシリーズですので、初めて英語を学ぶ人にピッタリだと言えます。
また、収録された英文を音読したものが聴けるアプリがリリースされており、リスニング、シャドーイング、ディクテーション、リーディングとさまざまな勉強法で活用できます。
英文法は辞書代わりの参考書も用意するのがおすすめ
上記の参考書は、初心者向けに作られたもので、内容を簡略化し、大切な箇所をかいつまんで説明していることが多いです。
そのため、英文法学習がある程度進んできた段階になったら、一つ上のレベルの参考書も用意した方がよいでしょう。
例えば、辞書のように英文法を詳しく解説している参考書を持っておくことによって、一人で手軽に疑問を解消しながら学習を進めることができます。
そのような参考書としては『総合英語 Evergreen』がおすすめです。
ページ数は672ページとなっており、英文法のイロハがもれなく解説されていることから、辞書としての使用は最適であるといえるでしょう。
長文読解学習におすすめの参考書
『ハイパー英語教室中学英語長文1(基礎からはじめる編)』は1と2に分かれています。
『ハイパー英語教室中学英語長文1』では、60語程度の短文読解から始め、120語程度の長文読解に移ることにより、英文を読み解く力を習得することが可能です。
『ハイパー英語教室中学英語長文2』では、公立高校入試の過去問から読解を学んでいきます。
最初は120語程度の読解から始め、200語程度の読解へと移ることで入試の英文を読み解く力を習得することが可能です。
これら2冊をこなせるようになることで、短文の読解すら難しかった人でも、最終的には高校入試レベルの長文でも読解できるようになります。
簡単なレベルから段階を踏んでいくことにより非常に勉強しやすい仕組みになっているため、読解学習におすすめの本です。
リスニング学習におすすめの参考書
『ゼロからスタート リスニング―だれにでもできる英語の耳作りトレーニング』は、英語初心者のリスニング学習に適している一冊です。
この本では、英語の音の中でも日本人が苦手とする10項目を解説し、リスニング能力の向上を図っています。
さらに「自己紹介」「道案内」「天気」「電話」など10の場面でよく使われる単語や表現も掲載しています。
この本では、英語の音に対する専門的な知識を得たあと、単語のリスニング、文章のリスニングと進む構成なので、リスニング力を養いながら学習していくことができます。
リスニング学習の初心者でもストレスを感じることなく学んでいくことができる一冊です。
TOEIC公式問題集は受験前に必ず購入
スコアアップをするためには、目標のスコアがいくつかにかかわらず、TOEICの公式問題集を必ず購入して本番形式の練習を積んでおくことが必須です。
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9』は、TOEICテストを実施しているETSが本番のテストと同じプロセスで作成した問題集です。
全ての受験者に必須の問題集と言っても過言ではありません。
ただ、英語を学び始めたときに取り組むと、ちんぷんかんぷんだと感じるでしょう。
この問題集は、ある程度長文読解力やリスニング能力が付いたと思われる段階で取り組み始めるのがベストです。
1冊の参考書をやりきることが大切
参考書を有効に活用するためには「1冊を極める」という意識で取り組むことが最も大切です。
スコアが上がらない人がやりがちなこととして「いくつもの参考書に手を出し、結果的に全て中途半端で終わってしまう」ということがあります。
200点台の人は、最初は全てわからない状態からスタートします。
まずは一つの参考書を信じ、その参考書のメソッドに従って勉強を続け最後までやり切ることで実力を上げていきましょう。それがスコアアップへの近道です。
アプリを使っての学習もおすすめ
特に200点台の初心者だと、英語に触れている時間が今まで少なかったため、触れる機会を他の人よりも充実させる必要があります。
このようなときに役立つのが英語学習アプリです。
スマホでいつでも学習を続けられるため、アプリでの学習を習慣化することで、今まで勉強してこなかった時間も英語学習に充てることができ、レベルアップの大きな糧にすることができるでしょう。
特にスタディサプリののTOEICコースは、スマホ1つで単語の暗記から講義の視聴、リスニングまですべてをこなすことができるアプリとして、特に使用をおすすめします。
継続率92%、教材満足度94%、平均100点以上のスコアアップ実現と、そのクオリティはすでに証明済みであるため、多くの人が安心して使用することができるアプリであるといえるでしょう。
YouTubeの学習コンテンツも有効活用
現在は、YouTube上でも良質な英語学習コンテンツがたくさん上げられるようになってきました。
これらのコンテンツは無料ですので、自分のニーズに合った動画を中心に探して学習に取り入れていきましょう。
おすすめの英語系YouTuberとしては、「Atsueigo」や「バイリンガールちか」などが挙げられます。
特に「Atsueigo」の動画では、TOEICでどのように実力を伸ばしていったのかの過程がわかりやすく説明されています。
初心者には特にためになるチャンネルなので、こちらもぜひご覧になってください。
ベルリッツの通信講座もおすすめ
ベルリッツのTOEIC®個別指導プログラムは、各受講者の時間割、英語のスキル、そして目標とするTOEICスコアに合わせて、パーソナライズされた学習プランを提案します。
この方法により、受講者は自分のレベルに合わない難易度の内容を扱わずに、適切な学習内容で確実に英語力を向上させることが可能です。
TOEIC200点台の方々の多くは、英語学習を初めたばかりの方でしょう。そのため、独学に比べて費用面がかかってしまうとしても学習初心者の方は、ベルリッツなどを利用して効率的にスコアアップに励むことが、学習を続けていくモチベーションにも繋がってきます。
TOEICの点数を200点アップさせる勉強法
ここからは、TOEICの点数を200点アップさせるための具体的な勉強法を解説していきます。
200点上げるには250時間以上の勉強が必要
200点上げるのに必要な勉強時間は、現状の点数によって変わってきます。
例えば、200点から400点まで上げるには、250時間の勉強時間が必要です。
これは、1日3時間勉強したとすると3ヶ月弱かかる計算になります。
社会人の方は1日3時間勉強することが難しいかもしれません。
自分に合った時間設定で250時間をこなす期間を計算し、勉強スケジュールを組みましょう。
ただ、いくら勉強しても200点台の壁が超えられない状態からのスタートの場合、さらに勉強時間が必要になるでしょう。
勉強しても200点台からスコアを伸ばすことができない場合、根本の英語力が足りないことや、勉強法が間違っていることが原因であると考えられるからです。
英語力が足りなければ基礎からやり直し、勉強法が間違っていれば適切な勉強法を身に付けなければなりません。
このような場合は、250時間よりさらに長期的な勉強時間を設定しましょう。
中学・高校の英文法・単語をとにかく反復
200点台の段階では、英語を学ぶ上での基礎体力となる英文法・単語をひたすら繰り返して覚えることが大切です。
英文法は見ているだけでは覚えられません。ドリルを一冊用意し、それを何度も解くことによって文法事項を身体に染み込ませるような勉強法がおすすめです。
最低でもドリルは一冊を3~5回は繰り返し、苦手な部分も含めて完璧に理解できるようにするのがよいでしょう。
また、単語を覚えるときは、単語と日本語訳の2つをセットにしてノートに何度も書き込んで覚えることをおすすめします。
このような反復練習を地道に行っていくことによって基礎的な英語力が付き、スコアアップを狙うことができるのです。
長文は簡単なもので読むコツをつかむ
400点レベルまで実力を上げるためには、中学レベルの英文をしっかり読み解けるようになることがカギとなります。
そのため、まずは中1レベルの簡単な英文から始め、最終的には高校入試レベルの長文がスラスラ読めるようになる状態を目指すのがよいでしょう。
簡単なものから始めることで、長文を読めるとはどういうことなのかを身体に叩き込むことができます。
簡単なものから少しずつ語数を増やした文章へ挑戦することで正のサイクルを回し、レベルアップすることができます。その結果、長文が読めるようになるのです。
リスニングは初級用教材を反復して聴く
リスニングは、どれだけ英語の音源に触れたかが実力アップのカギを握ります。
200点台のレベルでは、まず初級用教材をひたすら聴くことでリスニング力を上げていきましょう。
特にTOEICのPart1・Part2で得点を重ねられるように練習を積み重ねていくのがおすすめです。
リスニングをしたときには「自分で発音する→再び聴く」のサイクルを回していくことにより音を認識できるようになります。
このサイクルをいかに回せるかが勝負の分かれ目です。
TOEIC250点から抜け出せない時の対処法
200点台の人がある程度英語学習をすると、まぐれも重なり250点台くらいは到達できます。
この250点付近の最低ラインからなかなか抜け出せない人はどうすればよいか、対処法を解説します。
暗記方法を見直す
200~250点台レベルでの学習は暗記が基本です。ここからスコアアップできず実力が身に付かないということは、英単語・文法の暗記が不十分だと考えられます。
非効率的な暗記方法では覚えては忘れることを繰り返しているため、少しでも定着させられるような暗記方法に切り替えることが必須です。
単語暗記のおすすめ方法としては、自分が忘れそうなタイミングで、過去に覚えた単語を再びインプットし直すことを何回も繰り返すことがあります。
これにより、脳に少しずつ単語が定着していきます。
小さな成功体験を積み重ねる
200点台でとどまっている人は英語に対する苦手意識が強いため、英語を見るだけで脳が拒絶反応を起こしてしまっていることも考えられます。
この場合、いくら学習法を変えても脳が拒否することから、知識が定着する可能性は低いです。
知識を定着させるには、一番簡単な作業から始めて、語学習において成功したという体験をコツコツ積み重ねていくことがおすすめです。
この体験を繰り返すことで、成功→やる気が出る→成功という正のサイクルを回すことができ、結果として成長速度が速まります。
TOEIC200点についてまとめ
TOEIC200点についてまとめ
- 200点台から脱出するための勉強法としては、独学では難しいので英語塾やコーチングサービスを利用する
- 200点台からさらに200点上げるには、250時間以上の勉強が必要
- いつまでも200点台から抜け出せない場合、勉強方法が間違っている
TOEIC200点は、中1の基本的な英語も危ういレベルの英語力です。
そのレベルのスコアを取ってしまった人は、中学・高校時代に授業をしっかり聞いて学習する習慣がなかった人が多いです。
新たに学習習慣を身に付けて、基礎的な英語力を養っていくことにより、実力は少しずつアップしていくでしょう。
また、200点レベルの場合、学習は簡単な文章、短い文章から始めましょう。
そして、段階を踏んで長文に移行すれば、長文も対応できる英語力を養うことができます。
地道な勉強を続けることによってスコアアップを狙っていくことが可能です。
ぜひ今回ご紹介した勉強法や参考書で、TOEICのスコアアップを狙っていきましょう!