ドイツ語の勉強法は?初心者の習得におすすめの勉強法や独学法までを解説!
「ドイツ語の勉強方法を知りたい!」
「ドイツ語の勉強は難しいの? 」
ドイツ語の習得を考えている人の中には、こうした疑問を持つ人が多いのではないでしょうか?
日本人にとってドイツ語の言語的な難易度は英語と同じ程度と言われていますが、文法が難解であることから、英語の習得よりも困難とも言われます。
ここでは、ドイツ語を独学で習得する際の勉強方法とともに、ドイツ語習得のコツや独学で注意すべきポイントを紹介します。
読み通していただければ、ドイツ語を独学で習得する自信が湧いてくるはずです。
ドイツ語の勉強法をざっくりと説明すると
- 目標の明確な勉強計画を決めるべし
- ドイツ語勉強の基本は語彙力と文法
- 2,000語の暗記とウェブの文法教材を使用すると良い
ドイツ語の上達におすすめな勉強法とは
外国語習得の勉強法のサイトは山ほどありますが、残念ながら王道と呼べる勉強法はありません。
ここでは数多くの外国語をしゃべれる語学の達人たちの外国語習得方法なども参考にしながら、ドイツ語の上達におすすめの勉強法を紹介します。
外国語の習得には時間がかかる
新生児が母国語を話せるようになるまでには、約2年かかります。
これと同様に、ドイツ語に限らず外国語の習得には長い時間が必要なのです。
ですから、外国語の習得を志す人は単語や文法などの地味な勉強から始め、習得には時間がかかることを覚悟しておかなければなりません。
何カ国語もしゃべれる人からの初学者への共通するアドバイスは、「継続できる方法で、毎日外国語に触れることが大切」ということです。
勉強する人はネイティブではないのですから、そうした取組みは当然と言えるでしょう。
初心者が初めにすることは?
他の言語に比べ、ドイツ語の学習は難しいと言われています。
しかし、語彙が増えたり文法の仕組みがある程度理解できたりすると、習得のスピードは大幅にアップするのです。
初心者がいきなり会話塾に行ったり分厚い参考を使ったりしても、効果が低いうえに挫折につながる可能性が高いと言えます。
こうしたことから、初心者が学習の初めにすることは、習得の際に土台となる語彙と文法の基礎をしっかりと勉強することです。
語彙はドイツ語単語帳で約2,000語を完璧に暗記し、文法は参考書よりも大学の無料のウェブ教材などでの勉強をおすすめします。
中級者が次にやるべきこと
単語の語彙や文法の基礎力を養った人が次にやるべきことは、「基礎力をより高めること」と「書く・読む・話す・聞く」の応用力を身に付けることです。
具体的には文法や多読による語彙力、シャドーイングによる発音のレベルアップに取り組みます。
また、身につけた単語や文法のアウトプットのため、作文や会話などの実践的な勉強に移ることも必要です。
中級者が勉強すべきことでしかも重要なことには、「構文」の理解があります。
ドイツ語の単語や熟語の意味を知っていても構文を理解していなければ、ドイツ語を理解できませんし作文もできません。
勉強計画を立てる
外国語の習得を目指して勉強計画を立てる前には、「勉強してどうなりたいか」の目標設定の必要があります。
目標が決まることで計画作りの基本情報である「目標達成のために必要な勉強時間」「何をどの程度身に付けるべきか」といったことが明らかになるのです。
たとえば、日常会話レベルのドイツ語習得には約1,000時間必要とされていますから、毎日2時間の勉強で500日も必要であることを意味します。
具体的には、この毎日の勉強時間と期間をベースに計画を立てるのです。
なお、勉強計画は立てることも大切なことですが、実行することがさらに大切と言えます。
ドイツ語をアウトプットする
外国語の勉強法にはインプットとアウトプットが必要で、ドイツ語の場合も例外ではありません。
ドイツ語を学び始めのころは、単語の語彙と発音や文法といった基礎力の勉強が主体で、それを覚えることがインプットです。
学んだことや記憶したことは、話したり書いたりすることで記憶として定着します。
つまり、インプットしたことは、アウトプットしなければ記憶にはつながりません。
アウトプットは、インプットしたものを実際に使ってみることです。
理解して頭に入れたこととそれが使えることとは違うのですから、話したり書いたりして実際に使ってみることが必要と言えます。
ドイツ語の勉強におけるポイント
ドイツ語だけでなくすべての外国語の言語学習の基礎となるのは、「語彙力」と「文法」です。
以下では、ドイツ語の習得を目指した勉強をすすめる際のポイントを解説します。
バランスよく学習しよう
ドイツ語を学ぶ際の最初の勉強は単語や文法の学習がメインであり、それらのインプットが必要です。
この勉強を避けては通れませんが、特に語彙力を高めるための単語を記憶する勉強は単調なうえ、勉強の成果を実感しづらい作業と言えます。
また、語彙力を高める必要があるとは言え、毎日、単語の勉強だけをしていると次第にマンネリ化し、学習の意欲を失ってしまうことがあるのです。
この予防には、語彙力のアップに飽きてきたら、「文法やスピーキング」などにもバランスよく取り組みます。
そのことで、モチベーションの維持も可能になるのです。
自分だけのノートを作る
外国語習得の勉強法の1つに、自分流の単語ノートの作成があります。
単語ノートは、覚えにくい単語や使ってみたい単語を自分流にまとめたノートです。
たいていの外国語の単語帳は市販されていますので、それを使っても問題はありません。
なお、自分だけの単語ノートをつくる際は、発音を記載したり日本語訳だけでなく英語単語も記載したりして、英語の語彙量アップを目指す人もいます。
メリハリをつけて勉強する
毎日の細かな計画を立てて勉強をしていても、集中力が切れてしまうことはよくあることです。
その状態でダラダラ勉強していても内容が頭に入らず、時間の無駄になってしまいます。
そうした日は、「散歩に出かける・早く寝て翌朝早く起きて勉強する」などの変化とメリハリのある取組みが必要です。
勉強計画どおりに進まない時にメリハリをつけるのは簡単ではありませんが、「集中できないから」ということを言い訳や勉強から逃げる理由にしてはいけません。
ドイツ語の習得を目指して勉強を始めたころの自分を思い返し、取組みを継続したいものです。
反復学習は定着率を高める
人間は忘れる生き物ですから、記憶をしても時間が経つと忘れます。
記憶したことを忘れない、つまり記憶として脳に定着させる最高の方法は「反復学習(復習)」です。
記憶の定着には「反復学習が効果的で、長期間記憶を可能にする」ということは、カナダのウォータールー大学の研究が証明しています。
研究よれば、記憶後に次のように反復学習をすれば、記憶をほぼ100%維持できるのです。
- 1回目:24時間以内に10分間
- 2回目:1週間以内に5分間
- 3回目:1カ月以内に2~4分間
タイミングの良い反復学習をすれば、記憶を脳へ定着させられます。
忘れること前提で学習計画を立てよう
人は一度記憶をしても、次のように時間とともに忘れます。
- 1日後: 74%
- 1週間後: 77%
- 1カ月後: 79%
これが、ドイツの心理学者エビングハウスの言う「忘却曲線の理論」です。
忘れることへの対策は、忘れることを前提に毎日の記憶量を増やすのではなく、反復学習を学習計画に組み込み、忘れる記憶量を減らします。
学習のモチベーションを維持する
ドイツ語の学び始めは基礎力を養うために語彙力の強化と文法の勉強が中心で、地道で退屈な勉強ですが、それを続けなければ語学の習得は期待できないのです。
ところが、こうした基礎学習を続けることでモチベーションを失う人は珍しくありません。
そうした場合の対策としておすすめの1つは、ドイツ語検定試験を目標に設定することです。
明確な目標設定で、勉強を開始したころのようなモチベーションを、あらためて取り戻せます。
なお、ドイツ語のドラマや映画を見たり音楽を聞いたりする息抜きも、モチベーションの維持に役立つようです。
勉強の仕方はたくさんある
ドイツ語の勉強法にはさまざまありますが、ここでは特徴的な3つの勉強法を紹介します。
電子辞書を使う
ドイツ語の勉強をする際に意味の分からない単語を調べて確認するには、独和辞書の使用を欠かせません。
特に勉強を始めたころには単語の意味がほとんど分からないのですから、独和辞典が必要です。
ドイツ語の初学者には、次のようなメリットのある「電子辞書」をおすすめします。
- 分からない単語をすばやく検索ができ、発音も確認できる
- 紙媒体の辞書よりも軽くて持ち運びやすい
- 一度調べた単語は履歴に残るので後で確認しやすい
勉強時間がかなり節約できるので、分からないことをすぐに調べられないことでのモチベーションの低下を避けられます。
スマホアプリやYOUTUBEなどを活用する
ドイツ語に触れる方法として、近頃は「スマホのアプリ」や「インターネット上のYouTube」などの利用が盛んです。
スマホアプリでは単語を調べたりニュースを聞いたりできますし、インターネット上には無料で教材を提供しているサイトがあります。
最近では好きな場所と時間にドイツ語に触れられますし、ドイツ語を勉強ができるのです。
さらに語彙力や文法の基礎知識ができると、ネットでドイツ語の字幕付きの映画を観るのも良い勉強と言えます。
なお、スマホアプリも多数市販されていますので、お気に入りのコンテンツを探してみるのもおすすめです。
タンデムをしてみよう
タンデムとは、一般的な意味は「縦座席の二人乗り自転車」などのことですが、ここでは「言語交換」のことを言います。
外国語を学ぶ者がペアを組んでそれぞれの母国語を教え合うことで、たとえば、ドイツ語を学びたい日本人と日本語を学びたいドイツ人が、お互いに母国語を教え合うのです。
外国人コンプレックスの強い人などには信じられないかもしれませんが、タンデムは楽しく一緒に勉強できるということから若い人に支持されています。
なお、タンデムパートナーを探す場合は、インターネット上で日本人とドイツ人向けのサイトやアプリの利用が可能です。
分野ごとの学習方法
ここでは、ドイツ語学習における分野ごとの学習方法について紹介します。
ドイツ語文法は難解
ドイツ語の大きな特徴は『主格・属格・与格・対格』の4つの格変化で、日本語の助詞である『て・に・を・は』のような機能があります。
この格変化があることが、ドイツ語文法は難解と言われる要因でしょう。
動詞には格変化のほか規則動詞と不規則動詞があり、不規則動詞は主語による語尾変化に加え幹母音も変化するので、これらを全て覚えるのはとても大変です。
また、名詞は男性・女性・中性の3つに分かれており、これを覚えることも簡単ではありません。
ドイツ語文法を学ぶ際は簡単な教材で、しっかりとした暗記と反復学習の繰返しが必要です。
単語は何度も繰り返して
外国語を習得するための第一歩は、「語彙力」と「文法」の基本をしっかりと身に付けることです。
特に単語については、覚えない限り「リーディング」や「スピーキング」などができません。
単語の記憶方法は、市販のドイツ語の単語帳を使用する人と、自分用の単語ノートを作成して充実させながら使用する人に分かれるようです。
単語は、1つの単語だけで記憶するよりも「フレーズで」「反意語や同義語と一緒に」と言った方法で覚えるのが記憶に残りやすいと言われています。
とは言え、単語は覚えても忘れやすいことから、長期記憶のためには反復学習が必要です。
まずは2000単語が目標
外国語の習得を目指す場合、言語によって違いがありますが、初級レベルの人は1,300~2,000語を覚えなければならないと言われます。
また、それぞれの言語で日常の会話に必要な単語は2,000語と言われていますから、ドイツ語に取り組む人は、まず重要単語の2,000語を目標に覚えましょう。
ドイツ語のフレーズを覚えよう
「ドイツ語のフレーズを覚える」のは、ドイツ語の単語や文法を覚える際の有効な勉強法です。
ドイツ人の多くががドイツ語の勉強法としてすすめるのが、この「ドイツ語はフレーズで覚える」方法と言われます。
日本語の単語一つひとつをドイツ語へ変換して独文を組み立てるとフレーズを間違えるので、単語ではなくフレーズ単位で覚えるべきだということなのです。
なお、効果として、次のことが期待できます。
- 難しい文法事項もフレーズで自然に覚えられる
- 単語に関係のあるフレーズで覚えると効率が良く、使うときに自然に出やすくなる
- 日常のイディオムも覚えるので実際の会話に役立つ
リスニング力を向上させるために
ある程度語彙力や文法を理解できると、次のレベルを目指す人はリスニングを鍛えることが必要です。
ネット上には、経験者のさまざまなリスニング力の養成や向上法が紹介されています。
楽しく勉強でき継続しやすいという映画やドラマ、音楽を使う方法やリスニング力を飛躍的に伸ばせるとして、Deutsche WelleやZweites Deutsches Fernsehenなどのサイトも紹介されています。
これらはそれぞれに有効な手法ですが、市販のリスニング教材などでの対策も検討してみてはいかがでしょう。
注意すべきポイントがまとまっていることから、早く実力を伸ばせます。
ドイツ語の発音練習
ドイツ語は文法が難しいことから一般的には難しい言語と言われますが、ドイツ語の「発音」については比較的易しいと言われています。
これは、ドイツ語はローマ字読みが多いことと、「つづりと発音の関係」が規則的であることに因ると言えるでしょう。
正しい発音を覚えるにはリスニングの練習に併せその文章を音読するのが良いとされており、正しい発音ができるようになるとリスニング力も確実にアップします。
なお、ドイツ語のシャドーイング教材も市販されていますので、発音・リスニング力・会話力・スピーキング力アップに向けた独学が可能です。
ドイツ語をマスターするのに必要な勉強時間
ここでは、ドイツ語の勉強をする際のさまざまなケースの必要勉強時間について紹介します。
日常レベルの習得には約1,000時間必要
ドイツ政府が設立したドイツ語の公的機関Goethe-Institutが、レベルごとに必要となる授業時間の目安を時限(1時限=45分)で公表しています。
それは、ドイツ語のレベルをA1~C2の6段階で分類し、レベル目安に到達するまでに必要な授業時間を示したものです。
これによれば、ドイツ語の最高レベルの準ネイティブレベルであるC2になるには、最低でも約1,000時限必要としています。
また、日常会話ができるB1レベルになるために必要な授業時間は、約350~650時限です。
1日3時間勉強が好ましい
Goethe-Institutが設定しているC2ランクを取得するために必要な勉強時間は、最低で1.000時限ですから750時間です。
750時間は、毎日3時間勉強して250日必要であることを意味します。
毎日というのは現実的ではないので、1日3時間程度の勉強を約1年継続して準ネイティブレベルを目指したいものです。
独検4級を受けてみる
検定試験の受験は、マンネリ化しやすい語学勉強のモチベーション維持に絶好の取組みです。
たとえば、基礎的なドイツ語を理解し簡単な会話ができる独検4級を受ける場合、60時間程度の「筆記試験と聞き取り」の勉強、1,000語の単語の暗記が求められます。
こうした明確な目標が、モチベーションの低下を防いでくれるのです。
継続できる勉強時間の設定を
1日3~4時間の勉強など簡単なこと、と考える人は多いようです。
しかし、ドイツ語の勉強以外何もしなくてもいいといった人以外には、困難と言えるでしょう。
勉強時間を確保するには「学生は学業とアルバイト・社会人は仕事と家族との調整が必要」で、これができないと現実的で継続できる勉強時間は確保できません。
なお、ドイツ語の勉強で重要なのは、1回当たりの勉強時間の長短よりも日常的にドイツ語に触れることが上達のポイントです。
ドイツ語の独学はおすすめできるか?
ここでは、「ドイツ語を独学で勉強すること」について解説します。
独学は可能である
ドイツ語の言語習得難易度は、英語と同程度と言われています。
また、ドイツ語には文法にも単語にも英語と似たような部分が多いことから、今まで英語を学習した人にとっては、英語よりも独学は容易と言えるでしょう。
そうしたこともあって、独学に向いているのは英語よりもドイツ語です。
ドイツ語の文字や発音は簡単ですが文法が難しいことから、その複雑な文法でつまずく人もいますが、実際にドイツ語の検定を独学で取得している人は数多くいます。
なお、独学にはデメリットも多いことから、根気強く勉強を継続していくことが必要です。
ドイツ語を独学するメリット
ここでは、ドイツ語を独学することでの代表的なメリットを取りあげて紹介します。
学習教材が比較的豊富
ドイツ語力の重要な柱となるのは、単語と文法です。
この勉強は独学向けで、勉強に必要な教材は市販されていますしネットで提供されています。
ただし、注意したいことは、難しい辞書や参考書などを選ばないことです。
自分のレベルに合わない教材を使うと、理解が進まないことで挫折の原因になります。
気軽に始められる
独学であれば、ドイツ語の勉強を始める際に必要な費用は、教材費だけしかかりません。
しかも、ネット上には、さまざまな教材が無料で提供されています。
ドイツ語を独学で取り組む際には初期費用を心配する必要がないことから、独学は気楽に始められる勉強スタイルです。
自分のペースで勉強できる
通学方式での勉強では、外国語学校や予備校などのペースに合わせます。
そのためには、学生は学業とアルバイト・社会人は仕事と家族との調節をつけなければ、通学での勉強はできません。
しかし、独学の場合はやっかいな調整の必要はほとんどないことから、自分のペースで勉強に取り組めます。
独学で失敗する勉強方法の特徴
独学には、メリットがありますがデメリットもあります。
代表的なデメリットは、勉強法が誤っていても自覚できず、独学を続けて失敗してしまうことです。
ここでは、独学で失敗する勉強法について紹介します。
計画を立てない
長期間にわたる外国語習得の勉強に取り組むときに「計画を立てない」などということはあまりにも非常識なことです。
計画を立てないでがむしゃらに勉強を続けても、設計図と完成図なしにビル建築に着手をするのと同じで、勉強の進み具合や到達状況は客観視できません。
また、到達目標が見えないことから次第にモチベーションを失い、勉強からフェードアウトしてしまうことにつながってしまいます。
あまりにも細かな計画では自由度を失ってしまいますが、アバウトであっても週単位・月単位での目標と最終目的を明確にした計画を立てることが必要です。
インプットだけで終わらせてしまう
もともと、インプットだけで終わらせる勉強法などありません。
もっとも、単語や文法の記憶は重要なことですから、必要な取り組みではあると言えます。
勉強とは、インプットしたことをアウトプットし、インプットできていなかったことや誤ってインプットしていたことをあらためてインプットすることです。
ですからドイツ語の勉強をする場合でも、単語や文法のインプットだけでなくドイツ人と会話をしてみる、検定を受けてみるといったアウトプットは欠かせません。
なお、インプットした知識をアウトプットすることは、記憶の定着につながります。
復習しない
人は一度記憶をしても、24時間後には記憶したことの約74%も忘れてしまいます。
こうしたことに備え、記憶したことを長時間忘れないよう脳に定着させるのが反復学習(復習)です。
独学で勉強をしていると、早く新しいことを勉強したいと思うあまり、復習よりも新しい単語や文法の勉強に取り組んでしまいます。
しかし、復習をしないで学んだことを定着させないで忘れてしまうのでは、効率の悪い勉強法です。
こうした勉強法を続けていて一度アウトプットを経験すると、あまりにも勉強が進んでいないことにショックを受けるでしょう。
何冊もの参考書に手を出す
ドイツ語の参考書は、実にさまざまなものが市販されています。
ドイツ語に関して知らなければならない「必要最低限度」のことは、どの参考書にも掲載されているのです。
ところが参考書によって図解が多かったり、節ごとのまとめが丁寧であったり、記述が理解し易かったりと違いがあることから、内容まで違っていると思ってしまいます。
いずれもドイツ語の専門家が監修した参考書ですから、一冊だけを安心して使い込めば良いのです。
何冊も参考書を買ったとしても、そのことで理解が深まったり知識が増えたりするわけではありません。
通信講座もおすすめ
独学で勉強方法が分からない・学習の計画が立てられないという人には、積極的に通信講座(オンライン講座)をおすすめします。
また、近年は、外国語学校によっては、教室・オンライン併用での受講が可能です。
通信講座であれば、独学のメリットも生かしながらデメリットを解消できます。
つまり、勉強方法を教えてくれますし、一緒に学習の計画を考えてくれるだけではなく好きな時間に勉強でき、ネイティブ講師の授業も受けられるのです。
もちろん費用はかかりますが、独学で行き詰っている人は勉強を放棄するのではなく、ぜひ、通信講座を検討ください。
ベルリッツが特におすすめ
通信講座を受講するなら、特にベルリッツのドイツ語講座がおすすめです。
レッスンの質の高さが売りとなっており、経験豊富なプロ講師の指導のもと、初めての方でも実践で生かせる高いドイツ語力を身に着けることができます。
講座は教室とオンラインの2パターンで受講することができるため、オンラインとオフラインのメリットを両方享受できる点も非常に大きなメリットであるといえるでしょう。
ドイツ語の独学での勉強法についてまとめ
ドイツ語の独学での勉強法についてまとめ
- モチベーションを維持できる検定などの目標を含む勉強計画を立てよう
- 勉強の初めはドイツ語の土台である「語彙力と文法」のレベルアップ
- 単語は重要単語2,000語の暗記と文法は無料のウェブ教材を使おう
ドイツ語の独学での勉強法について解説しました!
ドイツ語は簡単に習得できる言語ではありませんが、英語をある程度習得している人にとっては、独学で習得できます。
オンライン講座の利用なども検討しながら、一日でも早く勉強の開始ししましょう!