【最新版】2024年に取得したい資格ランキング|転職で役立つ資格も紹介!

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  • 「資格の取得を目指している」
  • 「どの資格を取得すれば良いかわからない・・・」

現代には膨大な数の資格が存在しており、自分のどんな資格を取るべきなのか迷っているという方も多いのではないのでしょうか。

この記事では、現代の動向と将来性を考慮した、取得すべき資格のランキングを紹介しています。

また、変化の激しい職業環境の中で、どの資格があなたのキャリアに最適な影響をもたらすか、どのようにそれらがあなたの専門性を高めるのかを解説します。それぞれの資格について、取得の難易度や期待されるキャリアアップの可能性も併せて紹介します。

【2024年】取得したい資格ランキングTOP10

こちらのランキングは下記の調査実施概要・調査結果をもとに作成しています。

調査実施概要

  • 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
  • 調査期間:2024年1月8日〜1月15日
  • 調査概要:現在取得したい資格に関するアンケート(複数選択可能)
  • 調査対象:20代〜50代の社会人の方1,114名

<投票結果>

順位 資格名 投票数
1位 FP 342
2位 簿記 286
3位 TOEIC 213
4位 MOS 134
5位 登録販売者 106
6位 医療事務 91
7位 宅建士 74
8位 ケアマネージャー 71
9位 社労士 68
10位 行政書士 53

1位:FP

FP

国家資格であるファイナンシャル・プランナー(FP)は、金融や資産管理に関する専門知識を証明する資格です。FP資格には3級、2級、1級があり、それぞれのレベルで知識の深さや専門性が異なります。これらの資格は、日本FP協会が厚生労働大臣の指定を受けて実施しています。

試験は学科試験と実技試験の両方から構成され、両方に合格する必要があります。学科試験はマークシート形式で行われ、実技試験では資産設計提案業務などが評価されます。

試験は年に数回実施され、受験者は事前に申し込む必要があります。

FPの詳細

国家資格であるファイナンシャル・プランナー(FP)の難易度は、レベルによって異なります。3級FP技能検定と2級FP技能検定はどちらも学科試験と実技試験で構成されており、合格には両方の試験に合格する必要があります。

FP試験の難易度は級によって異なり、FP3級は基礎知識を問う比較的易しい試験で、実技試験の合格率は金融財政事情研究会で約40%から67%、日本FP協会では約88%です。

FP2級は専門知識が求められ、合格率はFP協会で約35%~45%、金融財政事情研究会で約20%~30%となっており、難易度が上がります。

FP1級は最も難易度が高く、合格率は7%から18%で、特に学科試験の合格率が低い傾向にあります。各級で合格に必要な得点率は大体60%以上が目安となっています​

FP3級に合格するための勉強時間は、一般的に30〜120時間ほどになっており、期間としては1〜2ヶ月ほどになっており、比較的短期間での取得が見込めます。 FP2級に合格するための勉強時間は、目安として150〜300時間ほどになっており、平均学習期間は期間は4〜5ヶ月ほどになっています。

ですが勉強時間には個人差があるため最短2ヶ月で合格する方もいます。

FP資格の取得メリットとしては、金融・保険業界でのキャリアアップ、専門知識の習得、クライアントからの信頼の獲得などが挙げられます。

特に金融知識やライフプランニングに関する専門性を高めたいと考える人にとって、この資格は大きなアドバンテージとなります。

さらに、資格は自己の資産管理においても有用で、より効果的な財務戦略を立てるのに役立ちます。

FP資格を特にお勧めする人の特徴としては、金融業界や資産管理に関心が高い人、コンサルティングスキルを磨きたい人、そして継続的な学習を楽しめる人が挙げられます。

金融業界においては、この資格がキャリアの幅を広げる助けとなり、顧客への信頼性を高めます。また、個人的な資産管理の知識を深めたい人にとっても、FP資格は非常に有益です。

2位:日商簿記

日商簿記

商簿記試験は、商業簿記や会計学などの知識を認定する資格試験です。1級、2級、3級の三つのレベルがあり、就職やキャリアアップに役立つのは3級以上とされています。

試験形式には筆記による統一試験と、随時受験可能なネット試験があります。 統一試験は1級が年に2回、2級と3級が年に3回実施されています。試験内容は、商業簿記や工業簿記などが含まれ、合格基準は各級ともに70%以上です。

受験申込は試験日の約2ヶ月前から可能ですが、申込期間や方法は商工会議所によって異なるため注意が必要です​

日商簿記の詳細

日商簿記試験の難易度は、級によって大きく異なります。3級は基礎レベルで、商業簿記の基本的な知識が求められます。合格率は40%程です。

一方、2級では商業簿記と工業簿記のより深い理解が必要とされ合格率は20%台、1級はさらに高度な会計学の知識と実践的なスキルが要求されるため、難易度が高くなり、合格率は10%前後です。

合格基準は級によって異なりますが、一般的には70%以上の得点が必要です。

また、合格率は試験形態によっても変わり、2級の合格率は、ネット試験で45.85%、紙試験で20.60%とネット試験の方が高い傾向にあります。

3級では、ネット試験が43.06%、紙試験が48.57%となっており、3級の場合は紙試験の方が若干高い合格率を示しています。

目安として、簿記三級の勉強時間は100〜150時間程度で期間としては1日3時間勉強できる方で3〜4ヶ月ほどになります。

さらに難易度が高くなる簿記2級では2級では350〜500時間が必要になると言われています。しかし簿記3級を学んでいる方の場合、200〜250時間程度のより短い時間での合格を目指せるでしょう。

簿記1級は、難易度が極めて高く、800〜2000時間ほどの勉強時間が必要になってきます。

日商簿記の取得メリットには、就職や転職時に有利な資格としての評価があります。会計や財務に関する基本的な知識を身につけることで、企業の経理部門や会計事務所などの職場で優位に立てます。

また、自分のビジネスを持つ起業家や経営者にとっても、財務状況の把握や効率的な経営管理に役立ちます。個人的な面では、家計管理や税務申告など日常生活においても、簿記の知識は非常に有用です

日商簿記の資格取得は、大企業やメーカーでのキャリア、転職を考えている人、経理・財務に関心がある新卒者、独立・起業を目指す人、公認会計士や税理士を目指す人、株や経済に関心がある人に特にお勧めです。

日商簿記は、企業経営に関する専門知識を証明し、転職市場での競争力を高め、家計管理や会計職種でのキャリアアップに役立てることができます。

3位:TOEIC

TOEIC

TOEICは、リスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)の2部構成で、合計約2時間のテストです。

マークシート方式で行われ、200問に答えます。リスニングセクションでは会話やナレーションを聞いて問題に答え、リーディングセクションでは印刷された問題を読んで答えます。

このテストは実践的な英語コミュニケーション能力を測定し、結果はスコアで表示されます。合格・不合格ではなく、現状の英語力の把握や目標設定に役立てることができます

TOEICの詳細

TOEICはリスニングとリーディングの2セクションで構成され、各495点の合計990点満点です。試験は各パートごとに特徴が異なり、リスニングでは写真描写や応答問題、リーディングでは空欄補充問題や長文読解があります。

各パートの難易度は異なり、リーディングセクションでは速読力と正確な理解が必要です。TOEICの難易度は、取得スコアによって異なり、例えば400点未満では基本的な日常会話ができるレベル600〜700点では実践的な英会話が可能なレベルとされています。

試験毎に問題が変わるため、一貫した難易度を保つために独自の採点システムが用いられています​

オックスフォード大学出版局がTOEIC指導の講師向けに作成した指南書を参考にすると、現在スコアと目標スコアに対する必要勉強時間は以下のようになります。

現在スコア/目標スコア 350 450 550 650 750 850 950
250 200時間 425時間 700時間 950時間 1150時間 1450時間 1750時間
350 - 225時間 450時間 700時間 950時間 1225時間 1550時間
450 - - 225時間 450時間 700時間 975時間 1300時間
550 - - - 225時間 450時間 725時間 1050時間
650 - - - - 225時間 500時間 825時間
750 - - - - - 275時間 600時間
850 - - - - - - 325時間

TOEICスコアは国際的なビジネス環境でのコミュニケーション能力を証明する手段として広く認識されています。特に、700点以上を取得すると、企業の昇進や管理職への道が開かれることがあります。また、800点以上は外資系企業において高く評価されるスコアです。

TOEICは、英語力を客観的に示すための基準として使用されるため、就職や転職において有利に働くことが期待されます。さらに、自身の英語能力の現状を知るための指標としても有用です

TOEICは、ビジネス英語を使用する職種に就きたい、または昇進を目指している人に特にお勧めです。英語を頻繁に使用する職場で働く希望がある人や、外資系企業に就職・転職を考えている人にも有益です。

また、現在の英語レベルを知りたい、英語力を客観的に証明したいと考えている人にもTOEICは適しています。TOEICのスコアは、英語を使用する職場での能力を示す一つの基準となり得るため、英語力を生かしたキャリアを築きたい人には有効な資格と言えます。

4位:MOS

MOS

MOS(Microsoft Office Specialist)は、Microsoft Officeソフトウェアの使用スキルを証明する国際資格です。試験はWord、Excel、PowerPointなどのオフィスソフトに関するもので、複数の試験科目が存在します。また、試験のレベルはスペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)に分かれています。

2023年春の時点では約20種類の試験があります。試験形式は50分間の実技試験で、試験内容はマルチプロジェクト形式の問題が出題されます。受験資格は特になく、誰でも受験可能です。

また、試験の結果は試験終了後すぐに通知されます。受験方法には全国一斉試験と随時試験があります​​。

MOSの詳細

MOS試験の難易度は、基本的なOffice操作ができるレベルです。合格点は700点が目安で、新バージョン公開時や改定時には550~850点の範囲で調整されることがあります。

具体的な合格率は公表されていませんが、実務での使用経験があれば合格は十分可能です。

MOSの試験難易度はそれほど高くないため、スペシャリスト、エキスパート共にWord•Excel初心者の方で80時間程度、Word•Excel経験者の方で40時間程度になっています。

期間としては2週間〜2ヶ月ほどとなっており、仕事や学校との両立も可能な難易度となっています。

MOS資格の取得は、Microsoft Officeの効率的な使用を証明するもので、ビジネスシーンでのスキルアップや職場での評価向上につながります。

この資格は国際的に認知されており、就職や転職の際にも有利に働くことが期待されます。また、資格取得を通じて、より効率的な文書作成やデータ管理などのスキルを身につけることができます​

MOS資格は、Microsoft Officeを頻繁に使用するビジネスパーソンや、就職・転職活動中の学生・社会人に特にお勧めです。

また、Officeの基本操作に自信がない人や、さらなるスキルアップを目指している人にも適しています。

資格を通じて、文書作成やデータ処理などの日常業務の効率化を図ることができ、キャリアアップにも役立てることが可能です​​。

5位:登録販売者

登録販売者

登録販売者試験は、筆記形式で年1回以上実施されます。

試験内容は、「医薬品に共通する特性と基本的な知識」、「人体の働きと医薬品」、「主な医薬品とその作用」、「薬事関連法規・制度」、「医薬品の適正使用・安全対策」の5項目から構成され、出題範囲は「試験問題作成の手引き」に基づいています。

試験問題数は合計120問、試験時間は合計240分です。合格基準は総出題数の約7割程度の正答率と各試験項目ごとの一定割合の正答が必要です。受験資格に実務経験要件はありませんが、試験合格後は一定の実務経験が求められます​​。

登録販売者の詳細

登録販売者試験は、医薬品に関する広範囲の知識を問われるため、ある程度の難易度があります。合格基準は総出題数の約7割の正答率が求められ、各試験項目ごとの正答率も重要です。

試験は年に1回以上実施され、合格率は全国平均で40〜50%ほどになっています。

平均的な勉強時間は400時間程度で、平均的な学習期間としては4〜7ヶ月ほどですが、個人によって異なり、中には90時間で合格する方もいます。

しかし、これらの勉強時間はあくまで参考であるため、自分にあった勉強サイクル、時間で勉強計画を立てることが大切になってきます。

登録販売者の資格を取得することで、一般用医薬品の約9割を占める第二類医薬品・第三類医薬品を販売できるようになり、医薬品の適正使用や安全対策に役立てることができます。

また、薬局やドラッグストアでの就業機会が拡大し、キャリアアップや専門性の向上が期待できます。

登録販売者としての仕事に適した人は、医療や薬に関心があり、薬局やドラッグストア、コンビニエンスストアなど、一般用医薬品を扱う職場で働きたいと考えている方です。

顧客の健康をサポートし、適切な市販薬のアドバイスや販売を通じて直接貢献したい方にとっては、やりがいのある職業でしょう。

また、他の生活のコミットメントとバランスを取りながら柔軟に働きたい方や、医療分野での経験がなくてもキャリアチェンジを考えている方にも適しています。 年齢制限がなく、パートタイムでの勤務が可能な点も魅力です​​​​。

6位:医療事務

医療事務

医療事務の資格試験は、主に医療事務の基本的な知識と技能を審査する民間資格です。国家資格ではなく、いくつかの異なる種類があります。

例えば、「医療事務技能審査試験」や「医療事務検定試験」などがあります。試験は通常、学科試験と実技試験があり、医療保険制度や窓口業務などに関する知識、診療報酬明細書の作成スキルなどが問われます。

試験の合格率は比較的高い傾向にありますが、試験の難易度や合格率は資格の種類によって異なります​​。

医療事務の詳細

医療事務資格の難易度は、資格によって大きく異なります。例えば、診療報酬請求事務能力認定試験は合格率が約30%となっており、これは、厚生労働省が唯一認定している資格であり、医療事務資格の中でも最難関レベルと言えるでしょう。

一方、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は合格率が約50%で、医療事務認定実務者試験は合格率が約70%と比較的高いです。

医療事務の試験に合格するためには350〜450時間程度の勉強時間が必要だと言われています。期間にすると、1日2時間勉強したとして6ヶ月程度かかる計算です。

試験には資料などの持ち込みも可能なため、勉強内容を全て細かく暗記しなければいけないというわけではなく、膨大な勉強時間が必要だというわけではありません。

医療事務の資格を持っていると、専門的な知識と技能が身につくことで、これにより、医療機関での受付や診療報酬請求事務など、専門性を要する業務をこなすことができるようになり、医療機関での採用率が高まります。

資格があることで医療事務の専門知識とスキルが証明され、給料に資格手当が上乗せされることもあります。

医療事務資格の取得をお勧めする人の特徴としては、医療業界に興味がある人や、医療に関する専門的な知識を身につけてキャリアアップを目指したい人が挙げられます。

また、資格勉強を通して医療に関する知識を得ることができるため、未経験からでも医療事務の仕事に就きたい人や、現場で働きながらさらに専門性を高めたい人にもお勧めです​​​​。

7位:宅建士

宅建士

宅建士(宅地建物取引士)試験は、不動産取引に関する国家資格で、毎年10月の第3日曜日に実施されます。試験内容は50問の四肢択一のマークシート方式で、記述式の問題はありません。

出題範囲は「民法等」「宅建業法」「法令上の制限」「その他関連知識」で、合格率は約15%とされています。受験資格に制限はなく、幅広い層が受験します。

この試験は不動産取引における専門的な知識を証明し、資格を持つことで不動産業界での就職や転職に役立つ可能性があります​​。

宅建士の詳細

合格率は年によって異なりますが、近年では約15~18%程度で推移しており、合格点は年によって変動しますが、大体34~38点(満点50点中)が目安となっています。

試験は全て四肢択一式で出題され、独学での合格も十分可能ですが、法律系の国家資格の中では比較的入門しやすい位置付けにあります​​​​。

宅建士取得に必要な勉強時間はそれほど他の資格と比較してもそれほど多くなく、目安として300時間程度です。期間に直すと1日2時間勉強をつづけて5ヶ月ほどになります。

ですが、300時間は最低でも必要になってくる勉強時間であるため、400時間以上を勉強に費やす人も多いです。

宅建士資格の取得は、不動産取引に関する専門知識を証明するため、不動産取引の専門知識が身につき、宅地建物取引業における信頼性が増します。

これにより不動産業界での就職や転職に有利になり、資格手当が付く場合もあります。また、他の不動産関連資格取得へのステップアップにもなります。

この資格は、不動産業界で働いている人、または将来不動産業界で働きたいと考えている人に特にお勧めします。さらに、法律や不動産に関する知識を深めたいと考えている人にも有益です。

ただし、試験範囲は広く、民法や宅建業法などの理解が求められるため、効率的な学習計画と過去問題の解析が合格への鍵となります​​。

8位:ケアマネージャー

ケアマネージャー

ケアマネージャー試験は、介護支援専門員実務研修受講試験とも呼ばれ、特定の国家資格保有者や相談援助業務経験者が受験できます。

試験内容は介護支援分野と保健医療福祉サービス分野に関する基礎知識で、全国共通の五肢複択方式、マークシート方式の試験です。試験時間は120分で、60問が出題されます。

受験資格や試験内容の詳細は都道府県によって異なるので注意が必要です。

ケアマネージャーの詳細

ケアマネージャー試験は、医師や看護師をはじめとした特定の資格保有者や経験者のみが受験可能であり、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の基礎知識を問う内容です。

試験の合格基準は正答率70%ほどになっており、受験者のうちの合格率は10〜20%程で、介護系の資格の中では難易度は高いです。

詳細な勉強時間として目安はありませんが、ケアマネージャーは長期的な勉強が必要になる資格で、期間としては半年以上の勉強が必要になります。

ケアマネージャーの試験は10月にあるため、タイミングとしては年が変わった1月から始めるのがベストです。

ケアマネージャー資格を取得することで、介護分野での専門性が高まり、介護プランの作成や管理を担えるようになります。また、介護業界において重要な役割を果たすことができ、キャリアアップにつながります。

この資格は、介護分野において専門的なキャリアを築きたい人、介護計画の立案や管理に関心がある人に適しています。また、高齢者や障害者の支援に熱心な人や、介護サービスの質向上に貢献したい人にもお勧めです。

9位:社労士

社労士

社会保険労務士(社労士)試験は、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労務管理、社会保険などの科目から構成される国家資格試験です。

試験は選択式と択一式の2部構成で、合計110問出題されます。選択式試験では8問、択一式試験では70問が出題され、合格基準は各試験ごとに設定されます。試験は年に1回、受験申込みは4月中旬から5月末まで可能です。受験手数料は15,000円です。

社労士の詳細

社会保険労務士(社労士)試験は、その広範な試験範囲と長時間の試験により、一定の難易度を持ちます。偏差値を大学入試に例えると、62程度とされ、国公立大学の文系や理系、私立大学の一部の学部に相当します。

また、過去のデータに基づくと、全国平均の合格率は5.3%から7.9%程度で推移しています。

社労士は長期間にわたる勉強が必要になる資格であり、時間としてはおよそ1000時間ほどになります。期間にするとおよそ1年間の勉強が必要です。最短の場合500時間ほどの勉強で合格を目指すことも可能ですが、難易度はかなり高いです。

社労士資格の取得により、労働問題や社会保険制度に関する専門家として活動できます。企業の人事・総務部門や年金の相談などにおいて高い評価を得ることが可能です。

さらに、独占業務を持つことから、独立開業して自身の事業を立ち上げることも可能です

社労士試験は、法律や社会保険制度に関心を持ち、詳細な勉強に取り組む意欲がある人に適しています。特に、労働問題や人事管理に関わる業務に従事している人、または将来的に従事を考えている人にお勧めです。

また、独立や開業を志向する人にも、この資格は役に立つでしょう。

10位:行政書士

行政書士

行政書士試験は、年に1回、11月の第2日曜日に実施される国家試験です。試験科目は、法令科目と基礎知識科目に分かれ、憲法、行政法、民法、商法などが含まれます。

試験形式は択一式(五肢択一式・多肢選択式)と記述式で、出題数は合計60問です。合格基準は絶対評価で、60%以上の得点が必要ですが、法令科目と基礎知識科目で足切り点が設定されています。

試験は全国の試験会場で受験可能で、受験資格に特別な制限はありません。行政書士試験は、広範な法律知識が求められる試験です。

行政書士の詳細

行政書士試験の合格率は10~15%程度で、特に初学者には難易度の高い試験と言えます。法律初学者の場合、合格には約1,000時間の勉強が必要とされており、資格予備校や通信教育を活用すると、勉強時間を半減させることも可能です。

受験資格に特別な制限はなく、誰でも受験できますが、法令科目が5科目、一般知識科目が3科目と幅広いため、十分な時間をとって勉強を進めることが重要です​​​​​​。

行政書士の勉強時間については、通信講座や予備校を利用した場合で500〜600時間、独学で法律関係の知識がない状態から始める場合800〜1000時間ほどが目安になります。

期間にするとおよそ9〜11ヶ月ほどで、長期的な勉強が必要になります。

行政書士資格の取得は、行政手続きの専門家として活動できるメリットがあります。この資格を持つことで、官公署に提出する多様な書類の作成と申請手続きに携わることができます。

行政書士がカバーする領域は会社設立や店舗の営業許可、遺言・相続書類の作成など幅広く、士業事務所、不動産業、建設業、一般企業の総務・法務部門での活躍が可能です。

また、独立・開業の道も開け、他の最難関法律系資格に比べて合格しやすいことも魅力です​​。

行政書士試験は、法律や行政手続きに関心を持ち、詳細な勉強に取り組む意欲がある人に適しています。特に、独立開業を視野に入れている人や、法律系の資格を取得して自分のキャリアを高めたい人にお勧めです。

また、一般企業で行政書士の知識を活用できる職場で働きたい人や、自分に合った働き方を求めている人にも向いています​

【2024年】転職で役立つと考える資格ランキングTOP10

こちらのランキングは下記の調査実施概要・調査結果をもとに作成しています。

調査実施概要

  • 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
  • 調査期間:2024年1月8日〜1月15日
  • 調査概要:現在取得したい資格に関するアンケート(複数選択可能)
  • 調査対象:20代〜50代の社会人の方1,114名

<投票結果>

順位 資格名 投票数
1位 簿記 478
2位 税理士 355
3位 TOEIC 352
4位 公認会計士 341
5位 FP 321
6位 宅建士 291
7位 弁護士 290
8位 司法書士 273
9位 社労士 266
10位 ケアマネージャー 246

1位:日商簿記

日商簿記

日商簿記の資格試験は、3級、2級、1級の3つのレベルがあり、それぞれのレベルで知識と技能を測定します。

3級は基本的な商業簿記に焦点を当て、2級では工業簿記が加わり、範囲と難易度が上がります。1級ではさらに会計学が含まれ、より高度な知識が求められます。

試験は全てマークシート方式で、合格基準は100点満点中70点以上ですが、1級では各科目で40%以上取る必要があります。

日商簿記の資格は、特に経理や会計に関連する業務で転職に有利に働き、具体的には、一般企業の経理部門、会計事務所、税理士事務所などが挙げられます。経理の即戦力として見られるため、日商簿記の資格を持っていると、経験者の場合は更に有利になります。

また、未経験者でも経理に携わる人材不足の現状を踏まえると、日商簿記2級以上の資格を持つことで採用される可能性が高まります。

2位:税理士

税理士

税理士試験は、税理士として必要な学識及び応用能力を判定するために行われる国家試験です。

試験科目は全11科目から5科目を選択して受験し、必須科目である「簿記論」と「財務諸表論」の2科目と、選択必須科目である「法人税法」「所得税法」のいずれか1科目以上を含む税法3科目の合計5科目に合格する必要があります。

税理士の資格は、特に会計や税務に関連する業務において転職時に有利に働きます。税理士資格を持つことで、会社内で税務手続きや節税対策の専門的なアドバイスが可能になり、特に日系一般企業の経理部門や財務部門での需要が高いです。

また、コンサルティング企業では、長期的な財政戦略や税の削減施策など、税務に関連する業務で税理士が重宝されています。国税庁や地方自治体の税務関連の職種でも、税理士の知識が活かせます。

3位:TOEIC

TOEIC

TOEICは、英語の聞く力と読む力を測る国際的な英語能力試験です。この試験はリスニング(約45分間で100問)とリーディング(75分間で100問)から構成され、合計で約2時間の試験時間となります。

出題形式は毎回同じで、すべてマークシート方式で行われます。最高得点は990点で、最低点は10点です。試験は、ビジネスシーンや日常生活で使用される実用的な英語力を評価するためのものです。

TOEICの高スコアを持つことは、特にグローバル企業や外資系企業、IT企業、商社、メーカーなどの業界で転職に有利に働くことが多いです。

これらの業界では、日常的に英語を使用する機会が多く、高い英語コミュニケーション能力が求められるため、TOEICのスコアが重要な判断基準となります。特に外資系企業では、850点から900点以上のスコアが求められることが一般的です。

4位:公認会計士

公認会計士

公認会計士試験は年2回(12月と5月)に実施される短答式試験と、年1回(8月)に実施される論文式試験から構成されています。短答式試験の合格者及び免除者は論文式試験を受験できます。

試験の流れや日程は毎年更新され、公式ウェブサイトで公表されます。短答式試験の科目には財務会計論、管理会計論、監査論、企業法があり、論文式試験では会計学、監査論、租税法、企業法、選択科目(経営学、経済学、民法、統計学の中から1科目選択)があります。

公認会計士の資格を持つ人が転職する際、特に有利になる業界や職種にはいくつかの選択肢があります。一般事業会社、特に大企業や上場企業では経理や内部監査が主要な配属先として挙げられます。

経理部門では、連結決算や管理会計、国際財務報告基準(IFRS)の決算書作成などが主な業務であり、財務部門では資金調達や資金運用の計画などが求められます。

5位:FP

FP

FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定は、日本FP協会によって実施される国家検定です。この検定には1級、2級、3級の等級があり、それぞれ学科試験と実技試験が設けられています。

学科試験と実技試験は同日に実施され、受検者は両方の試験を受けることが可能です。合格すると、該当する等級の「ファイナンシャル・プランニング技能士」と称することができます。

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持つ人は、転職する際に幅広い業界や職種で有利になる可能性があります。

特に金融・保険業界、不動産関連業界での需要が高いとされていて、銀行や証券会社などの金融機関では、FPの知識を活かして顧客の資産運用やライフプランのアドバイスを行うことが可能です。

また、不動産業界では、売買や賃貸の仲介、投資用不動産の販売などに関するアドバイスを提供する際にもFPの知識が活かせます。

6位:宅建士

宅建士

宅地建物取引士(宅建士)試験は、不動産取引に関する実用的な知識を評価するための国家資格試験です。

試験内容は、土地や建物に関する権利や法令上の制限、税に関する法令、宅地建物取引業法などが含まれています。試験は50問の四肢択一式筆記試験で、毎年10月の第3日曜日に行われ、受験資格に年齢や学歴、国籍の制限はありません。

宅建士の資格は、不動産業界をはじめ金融業界建設業界での転職に有利です。不動産取引に関する専門知識が評価され、資格を持つことで業務の幅が広がります。

宅建士は、不動産の売買や賃貸、管理などで重要な役割を果たし、金融業界では不動産を担保とした融資業務においても重宝されます。建設業界では、自社建築物件の取引に宅建士が必要とされます。

7位:弁護士

弁護士

弁護士になるためには、まず司法試験の受験資格を得る必要があります。これには2つの方法があります。一つは法科大学院(ロースクール)の課程を修了すること、もう一つは司法試験予備試験に合格することです。法科大学院の学習期間は、法学部卒業生の場合2年間、法学部以外の卒業生の場合3年間です。

次に、司法試験に合格する必要があります。この試験は毎年5月に実施され、論文式試験3日間と短答式試験1日間の合計4日間です。

最後に、1年間の司法修習を受け、修了試験に合格する必要があります。司法修習では、法律事務所、裁判所、検察庁などでの研修が含まれます。これらのステップを経て、初めて弁護士としての資格が与えられます​​​​​​。

弁護士の資格を持つ人が転職を考える際、特に有利になる業界や職種には企業内弁護士、経営コンサルティング会社、任期付公務員、法律特許事務所などがあります。

企業内弁護士は法的リスクの管理やコンプライアンスの向上に関わり、経営コンサルティング会社では法的知識を活かしたビジネス戦略の提案が可能です。

任期付公務員では、公的機関で法的な知見を提供し、法律特許事務所では特許申請などの知的財産関連業務を担当することができます​​​​。

8位:司法書士

司法書士

司法書士試験は、筆記試験と口述試験で構成されており、両方の試験に合格する必要があります。筆記試験は主に7月上旬に、口述試験は10月下旬に行われます。

筆記試験では、午前と午後の部に分かれていて、試験科目は合計11科目で、午前の部は択一式、午後の部は択一式と記述式の両方が含まれます。

司法書士の資格を持つ人が転職する際、有利になる業界や職種には多様な選択肢があります。司法書士事務所での勤務はもちろん、一般企業の法務部門でも活躍できます。

企業法務部門では、契約管理やコンプライアンス関連業務に従事する機会があります。また、合同事務所や他の士業事務所での勤務、独立開業も選択肢として考えられます。

求人は関東圏や関西圏などの大都市で多く見られ、司法書士資格を持つことが転職市場で有利に働くと言えます​​​​​​。

9位:社労士

社労士

社会保険労務士(社労士)試験は、選択式と択一式の2つの形式で構成されています。試験科目は合計9つで、これらの科目が午前中の選択問題と午後の択一式試験に分けて出題されます。

午前の選択式試験は8科目から成り、午後の択一式試験は7科目です。選択式では各科目1問ずつ、合計8問が出題され、択一式では各科目10問ずつ、合計70問が出題されます。

社労士の資格を持つ人は、人事や労務管理の専門知識を活かして、一般企業の人事・総務部門での転職に有利です。また、社労士事務所や会計事務所などでの勤務も選択肢の一つとなります。

企業では、労働法に精通し労務管理に関する書類の作成や相談・アドバイスを担うことが期待されます。これにより、他の従業員は労働法の勉強をしなくて済むため、会社の事業に集中でき、効率的な運営が可能になります。

社労士資格は転職市場で高く評価されるため、キャリアアップを目指す方には特に有利と言えます​​。

10位:ケアマネージャー

ケアマネージャー

ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格取得には、都道府県実施の「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、実務研修を修了する必要があります。

試験はマークシート方式で、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野から合計60問が出題され、合格基準は正答率70%程度です。受験資格には特定の国家資格と実務経験が必要で、合格後の研修修了と都道府県の登録が必要です​​​​​​。

ケアマネージャーの資格は、介護業界の経験や知識を活かし、多岐にわたる業界での転職に有利です。具体的には、事務職、営業職、接客業、総務などが挙げられます。

これらの職種では、コミュニケーション能力、マネジメント能力、スケジューリング能力、プランニング能力が特に活かされます。

2024年に取得したい資格ランキングまとめ

ここまで、2024年に取得したい資格について紹介してきました。 一口に資格と言っても多様な資格が存在しており、自分のキャリアプランに合った資格を目指すことが大切になってきます。

また、目指すだけでなく、その資格に合格するためには、勉強時間、勉強法なども含めた計画が必要になります。

ですが、資格を取得することで専門的な知識を得られるだけでなく、資格取得までの努力の姿勢を評価されることもあり、知識以外にも得られるものは多くあります。

みなさんもぜひこの記事を参考に自分の目指したい資格を見つけ、自分の思い描くキャリアへの第一歩としましょう!!

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