G検定試験に落ちた...合格ラインや不合格にならないための効率的な対策法を解説!
「G検定に落ちたんだけど、合格ラインってどのくらいなの?」
「G検定を受けたいけど、落ちた人が多そうだし、自分も落ちそうな気がして怖い…」
G検定はAIに関わる資格で現在注目されており、受験する人が増えつつある資格です。
G検定を受けたけれど落ちた方や、これから受けたいけれど落ちた場合を想定してしまい、受験の勇気が出ない方は少なくないでしょう。
そこで、今回はG検定に受かるためのコツや試験の情報、効率的な勉強法についてご紹介します。
G検定に落ちることは珍しいことではありません。G検定に落ちるのが怖い方、G検定に落ちた方は、ぜひ諦めず合格を目指しましょう!
G検定に落ちた人の特徴についてざっくり説明すると
- 「G検定は簡単だ」と勘違いしている人が多い
- 試験対策が足りずに落ちたケースが多い
- 合格ラインは非公開だが70%前後だと考えられるので、それ以下の正答率だと落ちる
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G検定はどんな資格なの?
G検定は現在注目されている資格ではありますが、知らない方も多いのではないでしょうか。
G検定とはどのような資格なのか、基本情報や試験の形式についてご紹介します。
ディープラーニング協会が主催
G検定とは、一般財団法人ディープラーニング協会が主催する資格です。AIやディープラーニング(深層学習)に関する知識が問われます。
ディープラーニングとは、コンピュータ自らが自動でデータの特徴を把握し、学習していく方法のことです。
G検定は、日本ディープラーニング協会がAI業界の発展のため、AIに精通する人材を育成しようと始めました。
G検定は、AI技術の根幹となるディープラーニングの基礎を学べる資格です。
試験形態
G検定の試験は以下の形態で行われます。
項目 | 内容 |
---|---|
試験時間 | 120分 |
問題数 | 約220問(選択式問題) |
受験形式 | オンライン受験 |
受験費用 | 一般13,200円 学生5,500円 |
試験はオンライン受験で、自宅で受験します。なお、カンニングペーパーの利用や、検索をしながらの解答が可能です。
G検定試験に落ちる人の割合は?
G試験の合格率は60〜70% ほどであることが多く、合格率は高めの資格であると言えます。
2021年から2023年までの、受験者数、合格者数、合格率をまとめました。
回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023(3回目) | 4,518 | 3,106 | 68.75% |
2023(2回目) | 3,052 | 2,075 | 67.99% |
2023(1回目) | 7,150 | 4,705 | 65.80% |
2022(3回目) | 7,502 | 4,964 | 66.17% |
2022(2回目) | 6,398 | 3,917 | 61.22% |
2022(1回目) | 6,760 | 4,198 | 62.10% |
2021(3回目) | 7,399 | 4,769 | 64.45% |
2021(2回目) | 7,450 | 4,582 | 61.50% |
2021(1回目) | 6,062 | 3,866 | 73.77% |
このように、合格率は基本的に65%程度で推移しています。G検定は受験者の半分以上が受かる試験です。
しかし、試験の内容は専門的で、高度な数学が求められる問題もあるため簡単な試験とは言えません。
合格率が高い資格といっても、毎回3割〜4割程度の受験者は落ちています。
G検定に落ちることは珍しいことではなく、G検定に落ちたからといって受験を諦めることはありません。
落ちてしまった方は、次回以降も引き続きチャレンジして、合格を目指しましょう。
東大院卒で落ちたという人の声も
G検定は合格率が高めな試験ではありますが、東大大学院を修了した人でも勉強時間が確保できなかったことから試験に落ちてしまったケースがあります。
G検定は試験中にわからないところを検索しながら解答できるため、勉強しなくとも合格できると思っている人も多くいます。
しかし、G検定はしっかり勉強して準備しておかないと落ちてしまうこともある試験ですので、事前に試験対策をしておくことが大切です。
難易度は決して低くはない
試験の合格率は60%〜70%ほどですので、数字だけで見ると簡単な試験のように思う方もいるでしょう。
しかし、G検定はマイナーな検定であることや、受験者の多くがエンジニアや優秀な学生である点を考慮すると、難易度は決して低いとは言えません。
合格ラインは非公開である
G検定の合格ラインは公表されていません。ただ、毎回の試験の結果から推測すると、合格ラインはおよそ70%前後だと考えられます。
G検定の問題数は約220問ですので、154問ほど正解できれば合格できると予想できます。
ただ、この合格ラインはあくまでも予想であるため、参考程度に留め、余裕をもって合格できるように準備しておくことが重要です。
G検定に落ちてしまう人の共通点
G検定は合格率が高めの試験ですが、落ちてしまう人もいます。ここからは、落ちてしまう人の共通点を解説します。
勉強時間が足りない
G検定合格に必要な勉強時間はおそよ30時間ほどです。1日1時間勉強すれば、ちょうど1カ月ほどで合格できることになります。
人によって学習時間に差は出るものの、G検定は短期間で合格を目指すことができる資格です。
しかし、実際にはG検定に落ちる人は、勉強時間が足りていないケースがあります。
短期間で合格できる資格だからと甘く見ず、合格レベルに至れるようにしっかり勉強しておきましょう。
試験を舐めて油断していた
G検定は、合格に必要とされる勉強時間が他の資格に比べると少なく、合格率も高い資格です。
そのため「自分なら合格できるだろう」と高を括り、全く勉強しないで受験する人もいます。
このように油断して何の勉強もせず受験すると、試験が思っていたよりも難しく、問題が解けずに落ちてしまうこともあります。
試験を甘く見るのではなく、余裕をもって合格できるようにしっかり対策しておきましょう。
検索が間に合わない
G検定はオンライン受験であり、自宅で受験するものです。
試験中に検索したり、カンニングペーパーを見たりしながら試験を受けることができます。
だからといって「試験中に検索できるから勉強しなくてもいいや」と勉強せずにいると、検索しているうちに時間が足なくなり、問題が解き終わらない恐れもあります。
G検定は220問を2時間で解く試験なので、1問にかけられる時間は30秒ほどです。
全ての問題を検索して解く時間はないため、前もって勉強しておくことは必須です。
解答時間が足りなくならないよう、検索するのはどうしてもわからないところだけにしておく必要があります。
試験で確実に合格するためのポイント
G検定の試験で確実に合格するために、気を付けるべきポイントをご紹介します。
試験の勉強を怠らない
合格率が高いことや、試験中に検索可能なことからG検定を甘く見ている人は多くいます。
しかし、実際に試験を受けてみると思ったよりも難しく、勉強しなかったことを後悔する事態になることがよくあります。
試験中に検索ができるといっても、わからないところを全て検索していたら時間が足りず、全ての問題を解くことはできません。
参考書や問題集を使って内容を理解して、単語についてもしっかり暗記しておきましょう。
時事問題の対策も必要
試験では、テキストの内容以外にも、AI技術、深層学習について最新の動向を問われることもあります。
このような時事問題に対応するためには、参考書で勉強するだけでなく、AIのニュースをチェックして最新情報を知っておくことが大切です。
試験の情報を入手しておく
SNSで調べたり、過去に受験したことがある人に直接聞いたりして、試験の情報を入手することも重要です。
2020年度の試験では法律系の問題範囲が広かったことから、解答に苦労した受験生が続出しました。
このような近年の出題傾向、受験のポイントなどを知っておくこと、確実な合格に繋がるでしょう。
本番は「チェック機能」を使う
試験本番の問題画面には、各問題にチェックをつける機能があります。
わからない問題や不安な問題にはチェックをつけておけば、あとで見直すときに便利です。
また、わからない問題にはチェックをつけておき、その問題は飛ばして次の問題に進むと、要領よく問題を解いていくことができます。
わからない問題は一通り問題を全て解いたあとに解くようにすれば、わかる問題では確実に点が取れます。
このように、チェック機能を効果的に使用することも確実に合格するためには大切です。
検索の準備をしておく
G検定では、わからない問題があったときにはテキストやカンニングペーパーを見たり、ネット検索したりよいことになっています。
しかし、わからないところを調べるのには時間がかかってしまいます。
G検定は1問30秒で解かなければならないため、調べる時間を効率化することが必要です。
例えば、参考書の苦手な箇所に付箋を貼っておいたり、Excelに単語をまとめたりしておけば、わからない部分が一目で確認できます。
また、ctrl+F(Macの場合はcommand+F)など、検索に便利なショートカットキーも使えると効率的です。
Kindleの検索機能が便利
G検定のテキストをKindleで購入しておくこともおすすめです。
Kindleは検索機能がついているため、kindleでテキストの中身を検索することによって、単語レベルですぐに検索できます。
合格のための通信講座も存在している
効率よく勉強したい方、確実に合格したい方には通信講座がおすすめです。
通信講座では、ディープラーニングに関して知見のある講師が講義をしているため、受講すれば確実に実力を付けることができます。
特にアガルートのG検定講座では東大理学部→東大院卒でデータサイエンスの専門家であるヤン博士が講義を担当しているので、講座を通じて最先端かつ実践的な知識を学ぶことができるのでおすすめです。
おすすめの参考書
ここからは、G検定対策でおすすめの参考書をご紹介していきます。
ディープラーニングG検定公式テキスト
『ディープラーニングG検定公式テキスト』は、その名の通りG検定公認のテキストです。
AI技術やディープラーニングに関して、基本事項から丁寧に解説されています。
また、試験の重要ポイントが凝縮されてまとめられており、非常に質の高いテキストだと言えます。
ただ、この一冊だけでは物足りないという受験生の声もあります。
まずこのテキストで基本から勉強をし、足りないと感じた場合は他の問題集などで補うのがよいでしょう。
徹底攻略ディープラーニングG検定問題集
『徹底攻略ディープラーニングG検定問題集』はG検定対策の問題集です。
実際の試験形式で多数の問題が掲載されているため、効率よい勉強ができます。
G検定の対策本でアウトプットができるテキストは多くありません。
この問題集で演習しアウトプットをすることで苦手な分野や理解できないポイントを把握し、効率よく試験対策をしましょう。
AI白書
『AI白書』はAIに関する最新の動向を学ぶことができるものです。
技術解説、ケーススタディ、政策などAIに関する情報が盛り沢山掲載されています。
ただ、ページ数や約550ページと分量が非常に多いため、やや使いづらいという声も聞かれます。
Kindle版を購入すれば読む際にも楽ですし、試験中に検索もできるため、Kindle版の購入をおすすめします。
「G検定に不合格にならないために」まとめ
G検定に落ちた人の試験対策まとめ
- 検索が間に合わなくて落ちた人もいるので、効率的に検索できるよう工夫をしよう
- カンニングペーパーや検索に頼って勉強しないせいで落ちた人は多いので試験勉強をしっかりしておこう
- G検定にはAIの時事問題も出ることがあるので、日頃からニュースをチェックしておこう
G検定は、試験中にテキスト・カンニングペーパーを見ることやネット検索ができることから、簡単に受かるだろうと甘く見て落ちてしまう人が多くいます。
しかし、実際にはわからないところを調べていると全問を解く時間がなくなってしまうことが多く、簡単に受かるものではありません。
G検定に受かるためには、一般的な資格と同様にテキストや問題集でしっかり勉強し、対策をしておくことが重要です。
なお、確実に合格したい方は通信講座の受講をおすすめします。
一度G検定で落ちたからといって諦めることはありません。ぜひ引き続き勉強を続け、G検定合格を目指しましょう!