アガルートと日本測量協会はどっちがおすすめ?測量士の主要2講座を徹底比較!
「測量士の講座情報が少なくて困っている・・・」
「測量士の講座はアガルートと日本測量協会どちらがおすすめ?」
測量士を目指す方で、このような疑問を持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか。
測量士対策向けの講座として、「アガルート」と「日本測量協会」の2つが開講されており、国家試験を受験される方は両社のうちどちらかを選択する必要があります。
この記事では、2社の特徴について価格や教材など幅広い側面から詳しく解説していきます。
ご自身のキャリアパスのために測量士を目指す方は、ぜひ参考にしてくださいね!
アガルートと日本測量協会をざっくり比較すると
- アガルートはわかりやすい指導と合格時の全額返金制度が魅力
- 日本測量協会の通信講座はリーズナブルな価格設定が売り
- 自分が望む学習スタイルに合わせて、講座選びを
アガルートと日本測量協会の特徴の比較
まずはそれぞれの特徴について見てみましょう。
アガルートの特徴
アガルートの講座は、次のような特徴があります。
- フルカラーのオリジナルテキスト
- 合格時の受講料全額返金あり
- 何度でも講師に質問可能
- スマホ学習にも対応
アガルートの大きな特徴として、教材の質の高さとサポート体制の充実度が挙げられます。
教材は、過去問を徹底的に分析することで合格に必要な要素をまんべんなく押さえた構成となっています。
また、無制限の質問対応やスマホ学習機能もついているなど、受講生にありがたいサポート体制も充実しているのです。
これにより、アガルート受講生はスキのない学習体制で合格を見据えた学習を行うことができます。
日本測量協会の特徴
日本測量協会の講座には以下のような特徴があります。
- 受講費用が安い
- 元試験委員の講師による添削指導
- 一部eラーニング学習もあり
- 過去問を分析されて作られた効果的なテキスト
日本測量協会測量士講座の最大の魅力は、その価格の安さにあります。
アガルートの測量士講座と比較して、約10万円ほど安い価格設定となっており、コスパよく合格を目指せる点は大きなメリットです。
また、元試験委員の講師から添削指導を受けられる点も特徴の一つであり、質の高いフィードバックを受けられる点は受講生にとって非常にありがたいでしょう。
価格・サポート体制が大きな違い
2社で大きく異なるポイントとして、「価格」「サポート体制」の2点が挙げられます。
受講料はアガルートの方が高いです。先に述べたように、日本測量協会と比較すると10万円ほどの差があるので、受講をためらう人もいるかもしれません。
ただし、その分サポート体制は充実しています。具体的にはスマホでも視聴できる講義動画とFacebookを利用して質問できる体制が整えられており、隙間時間学習でも利用しやすいと言えます。
一方、日本測量協会は受講料の安さが魅力的であるものの、適宜質問に答えてくれるようなサービスはなく、サポート体制においてはやや物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ですが、記述式の対応では添削が受けられるなど、午後の試験にもしっかり対応できる内容ですから、測量士補の有資格者など科目免除を利用する人でも合格を目指しやすいでしょう。
アガルートと日本測量協会の料金の比較
ここで、アガルートと日本測量協会の料金について比較してみましょう。
アガルートで開講されている測量士講座は2種類、日本測量協会で開講されているのは1種類のみです。
会社名 | コース名 | 金額(税込) |
---|---|---|
日本測量協会 | 測量士講座 | 59,000円 |
アガルート | 合格総合講義講座 | 217,800円 |
アガルート | 合格総合カリキュラム フル | 305,800円 |
この表からもわかるように、日本測量協会は5万円台で対策を行える非常にリーズナブルな講座となっています。
一方アガルートは価格の高さによる不安はぬぐえないものの、その分教材・指導・サポートの質どれをとっても一流の講座に仕上がっています。
関連資格の土地家屋調査士試験では50%を超える合格率をたたき出していることからも、その教材のクオリティの高さは一目瞭然です。
よって、コスパは非常に良いといえ、確実に合格を目指したい方は是非一度受講を検討してみることをおすすめします。
アガルートは合格特典が魅力
画像出典:アガルート公式HP
アガルートの測量士講座では、合格特典として受講料全額返金制度 or Amazonギフト券コード3万円分のいずれかがついてきます。
資格試験の合格までかかった費用は、ロングスパンで考えれば回収できていたとしても、すぐに目に見える形で返ってくるサービスはなかなかありません。この点も、アガルートの利用をおすすめできる理由の1つです。
日本測量協会は一般教育訓練給付金がもらえる
一方日本測量協会の測量士講座は、厚生労働省の教育訓練講座に指定されています。そのため、一定の条件を満たすことで受講料の一部が国から返ってきます。
具体的な利用要件は、次の通りです。
- 雇用保険の被保険者であること(在職者)
- 雇用保険の支給要件期間が3年以上あること(原則)
- 雇用保険の被保険者資格を喪失した日から、受講開始日まで1年以内であること+支給要件期間が3年以上あること
- 以前一般教育訓練給付金を利用したことのある人は、そのときから今回の受講開始日前まで3年以上経過していること
この制度を利用することで、最終的に受講費用の20%が返ってきます。
少しでも学習費用を抑えたい方などは、支給要件に該当するか受講前に確認すると良いでしょう。なお、細かい要件についてはお近くのハローワークや厚生労働省のホームページから確認してください。
アガルートと日本測量協会の教材の比較
それぞれの値段を確認したところで、今度は教材の内容について比較してみましょう。
アガルートの教材の強み
アルガードの教材は、独自のオリジナルテキストを使用して学習します。測量士の教材でフルカラーというのは珍しく、初学者や勉強が苦手な人も取り組みやすいテキストだと言えます。
さらに、テキストのサイズ自体もコンパクト設計です。持ち運びしやすいサイズにも関わらず、合格に必要な知識はしっかり組込まれているので、仕事の合間に勉強する人でも使用しやすいでしょう。
また、過去問集は細かい部分までしっかりと解説が掲載されています。測量の知識不足で理解できるか不安な人にとっても、安心できる過去問集です。
スキマ学習も可能にしてくれる映像講義
アガルートの測量士講座は、映像講義をスマホで受講することができます。
1つの講義が5分程度であり、最大で3.0倍速までの倍速再生や音声ダウンロードも可能です。
そのため通勤時間など隙間時間にも利用しやすく、通勤の車中で音声を聞き、帰宅後にテキストで復習→問題演習というような学習スタイルも可能でしょう。
日本測量協会の教材の強み
先に述べたように、こちらの教材は過去問が徹底的に分析されています。テキストもそれに基づいて実戦を意識して作成されており、重要ポイントがしっかり押さえられる設計です。
元試験委員の講師が監修に加わっていることもあり、無駄のない学習をした人にはぴったりの教材だと言えるでしょう。
eラーニング学習も可能
測量士は午前試験で択一問題が出題されますが、スマホやタブレット上で演習問題に取り組めます。
Webで提出した解答は自動採点され、解説もその場で見られますから、いつでもどこでも学習できるのは、学習モチベーションを維持するのにも役立てられるでしょう。
また、学習の進捗状況も記録されます。自分がどの程度学習しているのか、ゴール地点までどれだけ学習しなければならないのかを客観的に把握できるので、可視化することで学習ペースをつかみやすくなります。
アガルートと日本測量協会のサポート体制の比較
サポート体制についても、それぞれどのようなサービスを展開しているのか、気になる人もいるかもしれませんね。今度はサポート体制について見てみましょう。
アガルートは嬉しいサポートが満載
アガルートは学習に役立つサポートが豊富に搭載されています。
具体的には以下のようなサポート体制が整えられています。
- Facebookで講師に何度でも質問可能
- 講義をスマホで視聴可能
- オプションで学習進捗相談できる定期カウンセリングつき
特に質問に無制限で対応してくれることで、疑問を随時解消しながら試験に臨むことができるため、この点はありがたいポイントです。
また合格時の返金制度やお祝い金を始め、受講の際にお得な以下のような割引制度も用意されています。
- 他資格試験合格割引制度
- 再受験割引制度
- 他校乗換え割引制度
- 家族割引制度
このように、アガルートでは受講生の障害や不安を和らげてくれるサポートが満載なのです。
日本測量協会は添削指導もある
一方日本測量協会では、講師に質問する際に質問用紙に記入して送る方式を採用しています。郵送の手間がかかってしまう分だけ、質問を気軽にできる態勢が整えられているとは言い難いでしょう。
ただし、提出した模擬試験の解答は、解説付きで添削されて返送されます。自分の弱点や思考法の誤りなどを確認できるので、この点は大きなメリットでしょう。
さらに、添削指導は自分の苦手項目や勘違いを発見できるだけでなく、講師によるメッセージも書かれています。講師の手書きのメッセージを見ることで、モチベーションを上げられる人には、日本測量協会がおすすめです。
アガルートの測量士講座は比較的新しいので、今後添削サービスが展開される可能性もあります。ただし、現段階ではまだ明記されていないので、添削指導については日本測量協会に分があると言えるでしょう。
アガルートと日本測量協会のメリット・デメリットは?
ここまで、それぞれのメリットについて多角的に解説してきましたが、どちらが自分に向いているのか迷う方もいらっしゃるかもしれませんね。
一度、それぞれのメリットやデメリットについて整理してみましょう。
アガルートはサポート面で優れている
ここまで解説してきたように、アガルートは受講生に対してのサポート体制が非常に手厚いのが特徴です。
費用が高い分、サポート体制には特に力を注いでおり、「確実に合格したい」「実力を伸ばしたい」という人には適したサービスだと言えます。
アガルートの歴史自体はまだ浅いものの、他の講座においてもネットなどで「アガルートはおすすめ」という声が聞かれるので、会社全体でサポート体制を強化していることが伺えます。
不合格なら受講費用は高め
アガルートの受講費用は若干高めです。先の料金表を見ても分かるように、サポートの手厚さがそのまま費用にも反映されていますから、人によっては受講をためらう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
合格の際には全額が返金されるので、費用面の負担は心配いりませんが、仮に不合格になった際には高い費用負担がつくため、選択に多少のリスクが付きまとう点には注意が必要です。
日本測量協会は価格がかなり安い
日本測量協会の費用は、かなり安いと言えます。この点は、受講費用を少しでも節約したい人には非常にありがたいのではないでしょうか。さらに費用を抑えたいのであれば、一般教育訓練制度の利用も視野に入れましょう。
測量士を目指す際には学歴や年令による制限はないものの、測量士補や二級建築士など他の資格を先に取得し、仕事と並行して資格取得を目指す人も多いものです。
現在の生活において無理のない範囲で測量士の資格を目指すならば、日本測量協会の講座を利用するのがおすすめです。
サポートがやや不安な面も
日本測量協会では、リアルタイムでのサポート体制は望めません。eラーニングでは即座に学習の進捗状況や解答解説が確認できるものの、質問もWeb上ではできないので、その点にもどかしさを感じる人もいるでしょう。
また、Web上で模擬問題は学習できますが、質問へのレスポンスへのタイミングなどを考慮すると、隙間時間の学習にはやや不向きだと言えます。
アガルートと日本測量協会の合格実績の比較
アガルートでは令和4年度受講生の合格率が公表されており、結果は全国平均合格率18.0%の4.37倍となる78.7%という結果でした。
非常に優れた合格実績であるといえ、中山講師の手腕の高さが改めて伺える数字であると言えるでしょう。
一方日本測量協会では具体的な合格実績が公表されておらず、実績面の高さにおいてはアガルートの講座に軍配が上がる形となります。
ただ、日本測量協会では多数の合格体験記がホームページに掲載されています。元試験委員が指導の一端を担っていることからも、的確な指導が行われており、合格率もハイレベルを維持していると考えられるでしょう。
アガルートと日本測量協会はどちらがおすすめ?
それでは、アガルートと日本測量協会では、どちらが自分に向いているのでしょうか。
それぞれ、向いているタイプについて解説します。
アガルートが向いている人
アガルートは学習サポートが非常に充実しています。そのため、勉強が継続できるか不安な人、自分の理解力に自信のない人、確実に合格したいと決意している人におすすめです。
また、合格時の受講料全額返金制度もあるため、確実に合格できる手応えを感じている人や、学習モチベーションを高く保ちたい人にも向いています。
さらに、全国平均を大きく上回る合格実績も叩き出しているため、講座の実績を重視される方にも自信を持っておすすめできる講座へと仕上がっています。
日本測量協会が向いている人
こちらの講座は、リーズナブルな価格で合格を目指せます。測量士は他資格の有資格者が、管理者や責任者に昇格するために取得を目指すケースもあり、受験時はある程度測量の基礎知識がしっかり身についていることも多いものです。
したがって、できるだけリーズナブルで最大の費用対効果を出したい人におすすめです。上記の他にも、勉強が得意な人や記述式に力を入れて本試験に臨みたい人なども向いているでしょう。
さらに、コスパの良い講座なので、ある程度実力はあるがあと一歩で合格できなかった人にとっても、合格への一押しをしてくれる教材です。
アガルートと日本測量協会の実際の口コミ
では、実際の利用者の評判はどうなのでしょうか。今度は実際の口コミについてご案内します。
アガルートの評判・口コミ
土地家屋調査士の講座内容が大変分かりやすく、また、同じ講師による講座でしたので、中山先生の言う通りに勉強していれば必ず合格できると信じ、迷わずアガルートに決めました。 アガルート合格者の声より
昨年の土地家屋調査士講座を受講した際、中山講師にお世話になったことがきっかけです。
「中山講師が作成した講座なら!」という絶対的な安心感がありました。 アガルート合格者の声より
アガルートの受講者の声として、講師の中山講師の存在が受講・合格の大きな決め手となったとの声が多数上がりました。
土地家屋調査士試験を始めとして、測量系の資格で確かな実績を残す講師の指導を受けられる講座であると言えるでしょう。
日本測量協会の評判・口コミ
一方、日本測量協会の通信講座については、同協会のホームページに好意的な意見が多数寄せられています。
この通信添削講座は、勉強のペースメーカーでもあり、疑問点を解決でき、出題の傾向などもわかりました。特に午後の記述対策は、通信添削講座なしでは考えられませんでしたし、測量士の合格はなかったと思います。 日本測量協会測量士講座受講者の声より
添削講座では、「まずは一通りやってみよう」と取り組み、解けない問題にはテキストと過去問の類似問題を参考にして解いていき、どうしても理解できない問題については質問し理解を深めることができました。
また、 返送された解答、解説を何度も読み返したことが合格の近道になったと思います。 日本測量協会測量士講座受講者の声より
日本測量協会の講座では、添削指導が非常に役立ったとのレビューが多く見られました。
自分が理解できている点や、そうでない部分が客観的に把握できるだけでなく、返却された答案が学習のモチベーションアップに貢献すると言えます。
アガルートと日本測量協会の通信講座についてまとめ
アガルートと日本測量協会の比較まとめ
- アガルートはサポートにこだわりたい人におすすめ
- 日本測量協会の通信講座はリーズナブルさが売りの講座
- 両者を比較して自分に合った講座を選ぶのがおすすめ
ここまでアガルートと日本測量協会の測量士講座について徹底比較してきました。
この記事の比較を通じて、自分に最適な測量士講座を選ぶようにしてください!