児童発達支援士とは|学習内容や取得方法、資格の口コミ・評判まで紹介!

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児童発達支援士とは|学習内容や取得方法、資格の口コミ・評判まで紹介!

「児童発達支援士は、どのような仕事をする資格なの?」

「児童発達支援士資格の取得方法について知りたい!」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

児童発達支援士は発達障害の子どもをはじめとして、子どもに対する適切なアプローチ方法について学べる資格です。

子どもに関連する様々な場面で役立つ知識やスキルを習得できるので、興味がある方は取得を目指しましょう。

こちらの記事では、児童発達支援士資格の取得方法や特徴、評判などを解説していくので、ぜひ参考にしてください!

児童発達支援士についてざっくり説明すると

  • 発達障害の子どもに対する適切なアプローチ方法について学べる
  • 受講の受験は自宅で全て行えるので、手軽に取得できる
  • 小さい子どもがいる方や教育現場で働きたいと考えている方におすすめ
  • 実際に学んだ人からの評判は高いので、安心して勉強できる

児童発達支援士とは

児童発達支援士とは発達障害の子供の支援を目的として作られた資格で、一般社団法人人間力認定協会が認定しています。

発達障害児支援の資格は児童発達支援士と発達障害児支援士の2つの資格が特に有名ですが、児童発達支援士は初心者・中級者向けのレベル感となります。

自分の子どもが発達障害である保護者や、放課後の学童保育などで働いている方におすすめの資格と言えます。

児童発達支援士は民間資格

資格は主に国家資格と民間資格の2種類に分かれますが、児童発達支援士は民間資格に当てはまります。

発達障害を専門とする国家資格はまだ存在しないため、発達障害を専門に学習する資格を取得したいとお考えの方は、現時点では児童発達支援士を始めとする民間資格を取得する必要がある点を理解するようにしましょう。

人間力認定協会について

児童発達支援士試験を主催している人間力認定協会は、SNSでも精力的に活動しています。

2022年7月現在は1万名を超える受講者が講座を受けており、受講者数の増加のペースは年々速まっていることから資格の重要性やニーズが浸透しつつあると言えるでしょう。

よって、今後さらなる注目を集める協会と言えます。

児童発達支援士の特徴

まずは、児童発達支援士資格の特徴について見ていきましょう。

専門知識と具体的なアプローチを学習

学習する内容は、大きく分けて「発達障害に関する専門知識や療育」と「子どもの能力を引き出すアプローチ」の2つです。

現場において発達障害に関する専門知識が必要なのはもちろんですが、発達障害児に対して適切な対応を行うことも非常に重要です。

適切なアプローチ方法についてまで資格勉強を通じて習得できることから、発達障害児と実際にどのように接するべきかについてマスターできるでしょう。

自宅でネットから取得可能

児童発達支援士講座の受講と資格試験の受験に関しては、全てパソコン・タブレット・スマホなどのウェアラブル端末で行えるので、自宅にいながら自分のペースで勉強可能です。

試験の受験までスマホなどで完結することから勉強の負担が軽く、また動画学習できるサービスも付いています。

基本的にはDVDでの学習が想定されていますが、DVDプレイヤーなどの閲覧環境が揃っていない場合はyoutube上で学習できるので安心です。

手軽に取得できる点も大きな魅力と言えるでしょう。

いつでも受験可能

試験もスマホなどのウェアラブル端末で受けることができ、24時間365日いつでも受験可能です。

事前申し込みは必要となりますが、試験予定日から1週間以内に受験すれば問題ないため、融通も利きやすいです。

忙しい主婦の方や働いている方でも取得しやすくなっているので、気軽にキャリアアップやスキルアップに励むことができます。

子どもが寝ている時間帯や早起きして受験することも可能なので、ライフスタイルや家庭環境に合わせて資格を取得できます。

児童発達支援士試験の概要

試験に受験資格は設けられていないため、誰でも受験可能です。

オンライン試験なので受験日は24時間365日いつでも都合が良いタイミングに設定することができ、深夜や土日でも受験可能です。

なお、試験の出題方式は二択・四択問題で構成されており、全50問の70%以上の正解で合格となります。

講座での学習内容

人間力認定協会の講座では、以下の内容を勉強します。

  • 1章 発達障害の特性を知る
  • 2章 支援・療育方法とケーススタディ
  • 3章 脳科学の面から、子供の特性を知る
  • 4章 人の道に立つための、しつけ教育
  • 5章 やる気を引き出し、自ら成長していく子の育て方
  • 6章 人間力を身につけ、必要とされる子の育て方

1~2章で発達障害についての専門知識を学び、3章以降で子どもの能力を引き出すアプローチ方法について学んでいきます。

カリキュラムを通じて、子どもの自己肯定感を高めるスキルや家庭や教育現場などで活かせるスキルを習得できるでしょう。

また、何らかの障害を抱えている子どもとのコミュニケーション能力の向上にも繋がるので、非常に有意義な学びを得られます。

小さい子どもの子育ての指針が欲しいという方にもおすすめできる資格なので、子育て中の方にとって価値ある学びとなるのは間違いありません。

教材・テキスト

使うテキストは130ページ程度で、学習量に圧倒されてモチベーションを失うことは考えづらいでしょう。

テキストの中身はモノクロですが、イラストや図解による解説が豊富なので勉強しやすく堅い印象は受けません。

また、児童発達支援士としてのアプローチが学べるワークブックでは、適切な支援をする際の具体的な方法について紹介されているので、実践的なスキルを学べます。

心理学からのアプローチ方法に関しても、カウンセラーやセラピストが学ぶような専門性のある内容となっているので、着実に支援士としてのスキルを伸ばせるでしょう。

さらに試験対策DVD又はYouTubeでは、子どもとの円滑なコミュニケーションを図るための具体的なノウハウを映像でわかりやすく提供しています。

テキストの文字だけでは伝わりづらい内容もこちらの映像を使うことで理解を深めることができ、単なる知識だけではなく実践力も合わせて身につけることができるのです。

児童発達支援士の試験難易度

児童発達支援士は、より多くの方に児童発達に関する正しい知識・支援の具体的な方法を習得して欲しいとの目的から誕生した資格です。

よって、初めての方でも学びやすいように専門用語等の難解な単語の使用を少なくしており、勉強時間に直すと15~30時間、期間に直すと1週間~1ヶ月程度で取得することが可能な資格となっています。

よって、初級者でも十分合格を目指せる難易度の試験であると言えます。

また、児童発達支援士の学習内容では、発達障害関連の書籍で紹介されている内容に加えて、心理学・脳科学に基づくアプローチ方法が多数紹介されています。

発達障害関連の知識に触れたことのある方でもより深い学びを得られる資格となっており、このことから中級者の方も試験の対象に含まれています。

資格取得までの所要費用

児童発達支援士講座の概要は以下の通りです。

受講料 37,400円(割引適用後)
試験受験料 4,070円
支払い方法 クレジットカード(分割払いも可)
銀行振込

また、児童発達支援士だけでなく、発達障害コミュニケーションサポーターをセットで学べる講座も人気が高く、こちらの受講料はネット割・セット割・一括割適用で51,500円となっています。

他にも、日本語入力と数字入力のタイピングスキルを試すタッチタイピング検定も実施しているので、併せて受験を検討してみてはいかがでしょうか?

詳しくは人間力認定協会のホームページに載っているので、ぜひ自分にピッタリの講座を選んでください。

その他の発達障害児支援の資格を紹介

発達障害児支援を目的とする民間資格は、児童発達支援士の他に

  • 子ども発達障がい支援アドバイザー
  • 発達障害児支援士

の2つが挙げられます。

以下ではこれらの資格を詳しく紹介していきます。

子ども発達障がい支援アドバイザー

子ども発達障がい支援アドバイザーは、ユーキャンの講座を修了することで取得できる資格です。

資格の取得を通じて子どもの発達に対する理解を深め、成長に従って適切なサポートを実践するために必要な知見を身につけることができます。

発達障害やそれに準ずるお子様の子育てに求められる基本知識を学ぶことができるため、お子様と関わる機会の多い保育園の先生やボランティアの方々・ご家族の皆様におすすめの資格となります。

誰でも気軽に取得を目指せる資格

子ども発達障がい支援アドバイザーは、ユーキャンの講座の3ヶ月のカリキュラムの中で全ての添削課題を提出・ご自宅で受験する修了認定試験で70点以上の点数を取ることで、取得することができます。

学習内容も初めて子どもの発達障害を学ぶ方に向けて設計されているため、取得の敷居はとても低いことが特徴的です。

よって、少しでも子どもの発達障害について学習したいとお考えの方は資格の取得を検討されてみるとよいでしょう。

リーズナブルな価格で受講を始められる

子ども発達障がい支援アドバイザーを学習できるユーキャンの講座の受講料は32,000円(税込)となります。

他の発達障害児支援を目的とする資格講座と比較するとリーズナブルな値段となっており、価格面で見ても多くの方に門戸の開かれた資格であると言えます。

学習はお子様と接するにあたって必要な知識がギュッと凝縮された2冊のテキストをメインに用いて進め、これに加えお子様のサポートに役立つ支援グッズもついてきます。

わからない内容は気軽に質問できる体制が整っており、初学者でも安心して学習を進めることができます。

発達障害児支援士

発達障害児支援士は保育園・幼稚園・小学校・放課後等デイサービス・児童発達支援事業で発達障害のあるお子様の支援にあたっている指導者の方を対象とした資格です。

よって、これまでご紹介した資格と異なり、実際に発達障害のお子様の支援に従事されている方が専門的な知識を学ぶことを目的にした資格であり、上級者向けの資格であると言えます。

指導現場での実践力をより磨きたいとお考えの方におすすめの資格となっています。

取得難易度は高い

発達障害児支援士では、50年にわたる自閉症児への実践から身につけた武蔵野東学園の知識と具体的な支援ノウハウを学ぶことができ、現場で必要とされる本格的な知識習得を目指しています。

よって、学習ボリュームは他の2つの資格と比べて非常に多く、発達障害児支援士講座を開講している四谷学院のHP上では「週45分の講義視聴×5ヶ月で全ての学習内容を学べる」とされています。

これに加えて、復習の時間なども必要となるため、より多くの時間を割いて学習に取り組む必要があります。

学習の専門性も相まって取得難易度は高いと資格であると言えるでしょう。

児童発達支援士がおすすめな人

児童発達支援士は、発達障害児と接する仕事に携わっている方や子どもに接する仕事に就いている方におすすめです。

具体的には、以下に該当する方におすすめできます。

  • 自分の子どもが発達障害である、それに近い症状を持っている方
  • 教育機関に務めており、これから発達障害について学ぼうと思っている方
  • 子どもの教育に興味関心がある方
  • 放課後等デイサービスや学童への就職、転職を考えている方

勉強を通じて子どもに対する適切な接し方などをトータルで学ぶことができるため、幅広い方が取得する価値のある資格と言えるでしょう。

児童発達支援士は求人や就職に使える?

近年は発達障害児が増加傾向にあるため、発達障害に関する知識やスキルを持っている人材の需要は高まりつつあります。

保育園・幼稚園・放課後デイサービス・学童デイサービス・障害者施設・学習塾・小学校など、子どもと接することが多い職場においては高評価に繋がるでしょう。

とはいえ、民間資格なので「絶対に児童発達支援士を保有していなければ就職できない」「求人応募に必須」という場面はほとんど無く、資格が採用に直結することは珍しいでしょう。

とはいえ、知識を習得している点や学ぶことに対する意識を評価され、就職や転職で有利になる可能性は十分に考えられるので、興味がある方は積極的に児童発達支援士の取得を目指しましょう。

児童発達支援士の口コミ・評判

それでは、実際に児童発達支援士を取得した方からの口コミを見てみましょう。

知っている知識が更に深まったり、繋がったりがこの講座を受講してよかったと思えました。子ども達に寄り添いながら、私たち大人がきちんとした知識と愛情をもって接することが大切だと思いました。ありがとうございます。

障がい特性ばかりに注目したものではなく、人を或いは自分を育てる為の普遍的な視点やコツが有難かったです。夢中になって取組みました。

今まで様々な本を買っての学習だったので、資格での勉強が大変便利で、知識の復習にもなりました。新しいに学びの部分もありましたし、技法についても書かれていてようここまで載せているなと感心するところもありました。

私は看護師なのですが、4月から医療的ケアが必要な障害児や発達障害児の療育の仕事をすることになったので、とても勉強になりました。看護学校では習わない内容ばかりだったので満足です。

他にも様々な口コミが寄せられていますが、特に以下のポイントが評価されていることが分かります。

  • 障害だけでなく子育て全般のことを知れた
  • テキストが非常にわかりやすく読みやすい
  • 初心者でも安心の難易度とボリューム感
  • サポートスタッフの迅速・丁寧な対応
  • 試験がいつでも自宅で受けられる利便性

一方で、問題点などを指摘する口コミも見られることから、こちらも確認しておきましょう。

DVDが所々音声がブチブチときれている部分がありました。改良していただけるとこれからの受講者様の為によろしくお願いします。

この意見を踏まえ、DVDに加えてyoutubeで会員が閲覧できるURLを作成し、対応しています。

資格取得後のオンライン研修を行って欲しいです。

こちらの意見を踏まえて、2021年7月から会員同士の「意見交換会」を実施し、体験談や疑問点の共有を行うことになりました。

また、協会公式LINEを開設して合格後でも知識を得られる動画やメッセージの配信を随時行う対策を取っているので、可能な限り要望には応えてくれていることが分かるでしょう。

児童発達支援士まとめ

児童発達支援士まとめ

  • 教育現場に携わっている方には特におすすめの資格
  • 勉強が全て自宅で完結する手軽さも魅力
  • 人間力認定協会の講座を受講すれば、サポートを受けながら合格を目指せる
  • 採用の決め手とはならないが、アピール材料になるので就職や転職で役立つ

児童発達支援士は発達障害の子どもを適切にサポートするだけでなく、小さい子どもに対する接し方などをトータルで習得できます。

人間力認定協会の講座は総じて優れており、サポートを受けながら安心して合格を目指せる点も魅力と言えるでしょう。

教育現場など、子どもと接する仕事に携わっている方にとって役立つ知識やスキルを習得できる資格なので、興味がある方はぜひ取得を目指してみてください!

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