児童発達支援士資格は怪しい?人間力認定協会の実態から資格の評判まで解説

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「児童発達支援士資格は怪しい資格なの?」

「児童発達支援士資格の評判や口コミを知りたい!」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

児童発達支援士は、発達障害児の適切なサポート方法などを学べる有意義な資格です。

しかし、「児童発達支援士資格は怪しい」という声も散見されることから、興味がありながらも受講に踏み切れない人も多いです。

こちらの記事では、児童発達支援士資格は怪しいと言われる理由や取得する具体的なメリット、実際に取得した人からの評判・口コミなどを解説していきます。

児童発達支援士資格に興味がある方に役立つ内容となってるので、ぜひ参考にしてください。

児童発達支援士資格は怪しいと言われる理由についてざっかり解説すると

  • 一般社団法人人間力認定協会の認知度が低いから
  • 民間資格で価値が正しく認識されていないから
  • 資格の取得方法が限られているから

児童発達支援士を怪しい資格と感じる理由

児童発達支援士とは、発達障害の子どもが自己肯定感を高められるようにサポートする専門資格です。

非常に有意義な知識を習得できる一方で、「怪しい資格」と言われることもあります。

まずは、児童発達支援士が怪しい資格と言われる理由から解説します。

独占業務がなく身につくスキルがわからない

児童発達支援士は独占業務が無いため、資格の価値を感じづらい側面があります。

資格を取得しても、あくまでも名称として名乗ることができるだけに過ぎず、児童発達支援士を取得するメリットが感じづらいのも事実です。

また、具体的に習得できるスキルがわからないことも「怪しい」と言われてしまう大きな理由です。

しかし、児童発達支援士を取得することによって、主に子どもとのコミュニケーションに関するスキルを習得できるため、実は価値ある学びを得られる資格です。

資格を主催する人間力認定協会を知らない

児童発達支援士は、一般社団法人人間力認定協会が認定している民間資格です。

運営元である「一般社団法人人間力認定協会」は、初めて聞く人も多いのではないでしょうか。

聞いたことがない団体が認定していることから、「児童発達支援士は怪しい」と言われることもあります。

しかし、資格を取得するうえで大切なのは、協会の知名度ではなく資格の学習で習得できる技能や知識です。

児童発達支援士は、発達障害児の健やかな成長をサポートする資格なので、学べる内容の価値は高いです。

国家資格でない

児童発達支援士は、国が認定する国家資格ではなく、一般社団法人人間力認定協会が認定する民間資格です。

資格には国家資格と民間資格がありますが、国家資格の方が信頼性もネームバリューも高いです。

また、民間資格を取得しても、必ず特定の専門職に就けるとは限らないことから「児童発達支援士は怪しい」と言われることがあります。

しかし、資格勉強を通じて取得できた知識や技能は財産となるため、児童発達支援士を取得するメリットは大きいです。

受講料の支払いが必須

児童発達支援士を取得するためには、一般社団法人人間力認定協会へ受講料を払う必要があります。

合格を目指すにあたり、必ず一般社団法人人間力認定協会の講座を受講する必要があるためです。

独学では取得できず、受講料の支払いが必須である点に対して「拝金主義なのでは?」「何だか怪しい」と言われることもあります。

しかし、一般社団法人人間力認定協会では頻繁に割引キャンペーンを実施しています。

発達障害児のサポート方法を学ぶ人を後押しし、勉強しやすい環境を用意しているため、決して怪しい団体ではありません。

ユーキャンやキャリカレなどの通信講座では取得できない

ユーキャンやキャリカレなどの大手通信講座は多くの資格取得講座を取り扱っていますが、児童発達支援士講座はありません。

一般社団法人人間力認定協会が実施している講座受講を通じてのみ、取得を目指すことができます。

大手通信講座が取り扱っていないことで資格の知名度が高まらず、「怪しい資格」と言われる側面があるのも事実です。

発達障害支援のイメージができない

保育士やベビーシッターなど、子どもと接する仕事経験がないと、発達障害支援のイメージが湧きづらいです。

そのため、児童発達支援士を取得する意義を理解できない人にとって、「怪しい資格」と感じてしまうのも無理はありません。

発達障害の特性や子どもの特性を知ることは非常に大切なことですが、実践的に生かせる場がない人にとっては、メリットが薄い資格と言えるでしょう。

怪しい資格の特徴はみられない

一般社団法人人間力認定協会は、きちんとWEBページの更新がされており、問い合わせに対する対応が遅いといったことは一切ありせん。

定期的に情報発信を行っているため、誰でも安心して学ぶことができます。

実際に、一般社団法人人間力認定協会に問い合わせをすると、きちんと対応してくれます。

また、ネット検索すれば多くの記事が出てくるため、怪しい団体ではありません。

児童発達支援士資格は怪しくないと言える理由

結論、児童発達支援士資格は怪しい資格ではありません。

学ぶ意義が大きく、取得するメリットも大きい資格なので、「怪しい」という意見は誤りです。

以下で、児童発達支援士資格は怪しくないと言える理由について、詳しく解説していきます。

特許庁から商標登録されている

一般社団法人人間力認定協会が認定している児童発達支援士は、経済産業省特許庁に商標登録されています。

つまり、国から認められている資格なので、怪しいどころか信頼性が高い資格と言えます。

当然、怪しい資格は特許を受けることはできないため、むしろ学ぶ価値がある資格です。

公式サイトが一定頻度でしっかり情報更新されている

Webサイトの更新する業務には手間がかかりますが、一般社団法人人間力認定協会のサイトはきちんと更新されています。

更新する手間をかけているということは、学ぶ意志を持っている人に対して、最適な情報を届けようという誠意の表れです。

実際に、児童発達支援士のWebサイトは月に3〜4回程度更新されているから、怪しい資格という認識は誤りです。

SNSで多数の合格報告がみられる

TwitterやInstagramなどのSNSでは、児童発達支援士試験の合格報告に関する書き込みが多く見られます。

合計で数千件もの書き込みが確認できるため、児童発達支援士は多くの人から受験されていることがわかります。

受験者が少ない資格は「価値がない」ことになりますから、児童発達支援士は全く怪しくない資格と言えるでしょう。

発達障害の資格の中の一つ

児童発達支援士は、発達障害を抱えている子どもを支援するための資格の一つです。

発達障害を抱えている子どもの健やかな成長と、社会で心地よく生きていくためのサポートを行う知識を習得できます。

児童発達支援士は、発達障害関連の資格の中では最も知名度が高く、履歴書に書くことでアピール材料となります。

なお、発達障害関連の資格は、

  • 発達障害児支援士
  • 早期発達支援士

などがあるため、併せて取得を目指すと、より人材価値を高めることができるでしょう。

累計2万人以上が合格

一般社団法人人間力認定協会が認定している児童発達支援士と発達障害コミュニケーションサポーターは、累計で2万人以上が合格しています。

2021年以降、児童発達支援士は1ヶ月平均500人以上の受講者がおり、発達障害支援の輪は広がりつつあります。

つまり、年々児童発達支援士の価値や重要性は認識されているため、学ぶメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

身近な場面で生かせる

児童発達支援士は、子どもと接する機会がある人であれば、身近な場面でも生かせる知識と技能を習得できます。

発達障害に関する知識と支援スキルを中心に、子どもの発達・成長に合わせた適切な関わり方を理解できるためです。

仕事でもプライベートでも生かせる場面があるため、児童発達支援士に怪しい要素はどこにもありません。

国家資格ではないが専門性が高い

児童発達支援士は、国家資格ではなく民間資格です。

「民間資格だと高く評価されない」と考える人は多くいますが、民間資格のすべてが高く評価されないわけではありません。

民間資格といえども、資格をきちんと活用できる場所であれば、取得する意義があるためです。

児童発達支援士のイメージをしっかりと持ち、子育て現場などの具体的な場面をイメージすれば、非常に価値ある学びとなります。

発達障害支援の専門性が高いスキルを習得でき、将来に活かせる可能性がある点は、児童発達支援士の大きな魅力と言えるでしょう。

人間力認定協会とは

児童発達支援士資格を認定している一般社団法人人間力認定協会は、2019年に設立されました。

よりよい人間関係・自己肯定感の普及を目的としており、

  • 社交性
  • 自制心
  • 思いやり
  • 自己肯定感

などの対人スキルの育成を行っています。

活動は5種類

一般社団法人人間力認定協会は、子どもが社会で生きていくうえで必要となる技能のアドバイスやサポートを行っています。

教育現場をはじめ、子育てや子どもに関わる仕事に就いている人に役立つ知識とスキル習得を支援しています。

  • 自己肯定感を育む道徳教育の普及
  • コミュニケーション能力の育成と認定
  • 論理思考力の育成と認定
  • 自然体験、社会体験の推進
  • 礼儀作法、マナー教育

上記の5種類の活動を行っており、全く怪しい団体ではありません。

むしろ、子どもの健全な発達を支援する機関として、非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

資格は4種類

一般社団法人人間力認定協会は、下記の4種類の資格を取り扱っています。

  • 児童発達支援士
  • 発達障害コミュニケーションサポーター
  • SSTスペシャリスト
  • タッチタイピング検定

発達障害児だけでなく、人間力の普及、子育て支援全般を行っていることがわかります。

いずれも、取得することで役立つ知識と技能を習得できる資格です。

宗教ではないし、詐欺でもない

一般社団法人人間力認定協会は、大手予備校や通信講座よりも知名度で劣るせいか、「宗教っぽくて怪しい」「詐欺かも?」と思われることもあります。

しかし、実際には受講後アンケートでは講座を高く評価する声が多くあるため、安心して受講できます。

もちろん、宗教団体でも詐欺集団でもありません。

実際の受講生からは高く評価されており、また世の中に高い付加価値を提供しています。

積極的に発達障害支援の輪を広げている

一般社団法人人間力認定協会は、積極的に情報発信を行い、発達障害支援の輪を広げています。

また、人間力認定協会公式LINEでは、意見交換会や療育動画の情報を発信し、子育て世帯を支援しています。

単に講座を展開するだけではなく、アンケートで子育ての悩みをヒアリングしたうえで問題解決をサポートしているため、怪しいという噂は誤りです。

比較的新しい団体

一般社団法人人間力認定協会は、2019年に設立された比較的新しい団体です。

児童発達支援士の他にも、SSTスペシャリストやタッチタイピング検定などの資格を認定しています。

子育て世帯の支援だけでなく、働く人のキャリアアップもサポートしていることがわかります。

組織の新しさゆえに「怪しい」と思われることもありますが、全く怪しいポイントはありません。

児童発達支援士資格に合格した人の評判

続いて、児童発達支援士資格に合格した人から、実際に寄せられている評判や口コミを紹介していきます。

また、Youtubeでも受講者から寄せられた声が紹介されているため、合わせて確認してみると良いでしょう。

未経験でもわかりやすい教材

保育士として幼稚園で働いています。最近はグレーゾーンと言われる子や発達障害の子どもに対する適切な対応も保育士の重要な仕事のひとつとなっています。入園の時点でその点を確認される保護者様もいらっしゃるほどです。そのことがきっかけとなり児童発達支援士の取得を決めました。「発達障害のことを深く知る」ことと「子どもの能力を引き出す」こと両面が明確になっており、勉強しやすかったです。実践ワークも多数用意されていたので、スタッフ同士で試してみたり子どもに試してみたりと仕事にとても活かせています。またDSM-5に基づく診断基準や具体的な支援方法が紹介されているので、保護者対応時もスムーズになりました。発達障がい児支援の資格まで取得されている方はほとんどいらっしゃらないので、資格のことを伝えると皆さま安心して園にお子さんを預けてくださるようになりました。

児童発達支援士では、発達障害支援の基礎からじっくり学ぶことができます。

初学者でも気軽に挑戦できる魅力があり、子どもと関わる仕事に就いている方や子育て中の方に役立つ知識を習得できます。

実践ワークも多数用意されていることから、実践の場で生かすための知識や技能も学べる点が魅力です。

身近な場面でスキルを学べる

私は発達障がい児の施設で看護師として働いています。発達障がい児を毎日見ていて、もっと子どもたちの役に立ちたいと考え児童発達支援士の取得をしました。当資格では医学的な面からの発達障がい児の解説も当然ありますが、それ以上に子どもに対してどう働きかけることで、やる気を引き出し能力を高めるのかについて解説されています。障がい児を障がい児としてみるだけでなく、社会に適応できる子にするためのトレーニングとしてとても有効だと感じます。

児童発達支援士では、知識だけでなく子どもとの実践的なコミュニケーションなどの実践的な学びをぺることもできます。

身近な場面でスキルを学べることから、合格した後のイメージも明確に持てるでしょう。

勉強を通じて、子どもとのかかわり方の悩みも自分事として捉えられるため、有意義な学びとなります。

児童発達支援士資格の活用方法は幅広い

児童発達支援士資格の活用方法は、非常に幅広いです。

さまざまな場面で活かせる知識と技能を習得できるメリットがあるため、興味がある方は取得を目指してみると良いでしょう。

保育士は子どもとのコミュニケーションがよりうまく取れる

児童発達支援士は、保育士など子どもと関わる機会が多い人におすすめです。

児童発達支援士の取得を通じて、適切なしつけや教育などのコミュニケーションができるようになります。

また、いじめへの発展を防ぎつつ、子ども同士のトラブルへの対処法なども学べるため、実践の場で活かしやすいでしょう。

教育やトラブル防止だけではなく、子どもの主体的な行動を促し、強みや特技を伸ばせるようにアプローチできるメリットもあります。

子どもの自己肯定感アップにつながる

児童発達支援士の勉強を通じて、子どもの自己肯定感をアップさせる方法を習得できます。

子どもが自己肯定感を高めることで、子ども自身が「自分はこれで良いんだ」という納得感を持つことができます。

そのため、子育て世帯の親も、児童発達支援士を取得するメリットが大きいでしょう。

子どもの自立心を高め、積極的な行動ができるように促せるため、成長を後押しできるようになります。

また、子どもの話の聞き方やリフレーミングについても学習できるため、親子で信頼関係を築く一助にもなるでしょう。

児童発達支援士資格の難易度

児童発達支援士資格の難易度は低く、誰でも取得を目指すことができます。

以下で、児童発達支援士資格の合格率や勉強期間について解説します。

合格率は高い

児童発達支援士資格の合格率は85~90%程度で、非常に高いです。

きちんと勉強すれば、初級者でも合格を目指すことができます。

なお、試験はいつでも受験可能で、出題方式は二択・四択問題で構成されています。

問題数は全50問、70%以上の正解で合格となる試験です。

短期間で合格できる

児童発達支援士資格を取得するために必要な勉強時間は、15~30時間程度です。

期間に直すと、1週間~1ヶ月程度で取得することが可能でしょう。

長期間に渡る勉強は不要で、初級者でも1ヶ月あれば取得を目指せるレベルなので、気軽に受講できます。

既に発達障害関連の知識を持っている方でも深い学びを得られるため、発達障害児支援の知見を深めたい場合は取得を目指してみてください。

児童発達支援士資格は怪しいと言われる理由まとめ

児童発達支援士資格は怪しいと言われる理由まとめ

  • 知名度は低いものの、さまざまな場面で役立つ知識と技能を習得できる
  • 子どもと接する機会が多い人に役立つ
  • 評判や口コミも良く、怪しいという声は誤り

児童発達支援士資格は、全く怪しい資格ではありません。

仕事でも普段の生活でも役立つ知識や技能を習得でき、信頼できる団体が認定している資格なので、価値は非常に高いです。

また、実際に児童発達支援士を取得した人からも良い評判が寄せられているため、安心して勉強できるでしょう。

児童発達支援士の取得を目指している方は、ぜひ受講を検討してみてください。

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