調剤薬局事務の資格は独学で取れる?試験の受験資格やおすすめのテキスト・勉強法も紹介
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「調剤薬局事務の資格は独学でも取れるの?」
「受験資格や勉強方法などを詳しく知りたい!」
こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
調剤薬局事務は人気資格として有名ですが、独学で資格が取れるならそのほうが良いと思う人もいますよね。
そこでこの記事では調剤薬局事務の資格が独学でも取れるのかを中心に、おすすめのテキストや勉強法、試験の受験資格についても詳しくまとめました。
読み終わった頃には調剤薬局事務の勉強をすぐ始められるようになっています。ぜひしっかり読んで有利に勉強を進めてくださいね!
調剤薬局事務の独学についてざっくり説明すると
- 調剤薬局事務の資格は独学で取れる場合とそうでない場合がある
- 受験資格のあるなしに関わらず、調剤薬局事務の資格はどれも大体同じくらいの難易度
- 独学に必要な期間は3~4ヵ月ほど
- 自分で学習計画を立てるのが難しい方には通信講座もおすすめ
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独学で取れる調剤薬局事務の資格
調剤薬局事務にも色々な資格があるのをご存知でしょうか。
数ある調剤薬局事務の資格の中でも、独学で取ることができるのは以下の3つです。
- 調剤事務管理士
- 調剤報酬請求事務専門士
- 調剤事務実務士
それぞれどのような資格なのかを説明していきます。
調剤事務管理士
調剤事務管理士は、「技能認定振興協会」が実施している資格試験です。
主に薬局運営のサポートをするための資格で、保険調剤の仕組みを正しく理解し性格に調剤報酬を請求するなど、薬剤師の仕事を円滑にする手助けができるようになります。
試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(法律、規制に関する知識)
- 実技試験(レセプトの点検、作成能力)
調剤薬局事務の資格の中では一番知られているのがこの「調剤事務管理士」で、合格率も60%程度とそこまで難しくありません。
受験資格も特になく、独学でも十分合格できると言われています。
調剤報酬請求事務専門士
調剤報酬請求事務専門士は「一般社団法人 専門士検定協会」が実施している資格試験です。
こちらも受験資格が特にないため、独学でチャレンジできる資格として知られています。
試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(薬剤、法律、接遇の基礎知識)
- 実技試験(処方せんからの点数計算、レセプト作成)
調剤報酬請求事務専門士の資格試験では、主に「調剤薬局での正確なレセプト作成能力」が問われます。
保険請求分の金額についてを専門的に理解し、顧客に分かりやすく説明するための能力が身に付きます。
級によっては独学が難しい場合もある
調剤報酬請求事務専門士の試験は3級~1級に分かれており、3級の合格率は50%〜60%とやや高めです。
ただ1級の合格率は20%程度となっていますので、受験する級によっては独学での合格は難しいこともあります。
ご自身の基礎的な学力との兼ね合いによって、独学かそうでないかを決めると良いでしょう。
調剤事務実務士
調剤事務実務士も、受験資格は設けられていません。独学でも受験可能な資格です。
調剤の報酬請求事務の現場で即戦力になるための資格ですので、専門的な事務能力を身に付けることができます。
調剤事務実務士は「NPO法人 医療福祉情報実務能力協会」が主催している資格で、「調剤情報実務能力認定試験」に合格すると取得できます。試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(薬学、医療保険制度、点数算定、接遇マナーの知識)
- 実技試験(レセプト作成)
なお実技試験の内容は、「一般、後期高齢者、小児、在宅、特定疾患5種類の処方せんのうち3つを選択してレセプト作成」となります。
きちんと勉強すれば合格可能
調剤事務実務士の合格率は、例年61%前後となっています。
半分以上が合格できている資格ですので、きちんと勉強すれば独学でも十分合格できるでしょう。最新のテキストを使って十分に対策をしてください。
おすすめのテキストは後ほど改めてご紹介いたします。
独学だけでは取れない資格
調剤薬局事務の資格の中には、受験資格が厳密に定められているものもあります。こうした資格は独学では難しいでしょう。
独学で取れない調剤薬局事務の資格は以下の4つです。
- 調剤報酬請求事務技能認定
- 調剤薬局事務検定試験
- 医療保険調剤報酬事務士
- 調剤薬局事務資格
それぞれどのような受験資格が必要なのかを、試験内容とともにご紹介します。
調剤報酬請求事務技能認定
調剤報酬請求事務技能認定は、調剤の報酬請求事務の知識や技能が、実務レベルに達していることを証明する資格試験です。試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(医療保険制度、法規制、薬学等の基礎知識)
- 実技試験(レセプトの点検と作成)
受験資格について
調剤報酬請求事務技能認定は、日本医療財団が指定するカリキュラムを受講し、修了した人のみが受けられる資格試験です。
指定のカリキュラムは通信講座で受講できます。ニチイやソラストなど多くの通信教育で「調剤薬局事務講座」という講座がありますので、そちらを受講してください。
合格率は非公開
調剤報酬請求事務技能認定の合格率は、公式からの情報は非公開となっています。
ただ、講座の修了試験を合格した後に受ける資格試験ですので、それほど難関試験ではないと言われています。推定の合格率は70%程度とされていますが、気を抜かずしっかり準備をして本番に臨んでください。
調剤薬局事務検定試験
調剤薬局事務検定試験も、主催団体(日本医療事務協会)が認定する講座を修了しなくては受験資格が得られません。
調剤薬局事務検定試験の講座には「通信コース」と「通学コース」があり、どちらかを選ぶことができます。ご自身の都合の良いほうを選択してください。
試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(調剤報酬の算定についての基礎知識)
- 実技試験(調剤報酬の算定やレセプト作成など)
合格率はかなり高い
調剤薬局事務検定試験は、調剤の報酬請求事務についての基礎的な知識や技能を問う試験です。
基本的な内容のみを扱うため、合格率は90%とかなり高くなっています。講座を受講すればほとんどの人が合格できますので、調剤薬局事務資格の初歩としておすすめできます。
医療保険調剤報酬事務士
医療保険調剤報酬事務士は、「医療保険学院」の主催する「医療保険調剤報酬事務教育講座」を受講した上で、中間テストに合格した人のみが受けられる資格試験です。
試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(医療保険制度、保険請求業務についての基礎知識)
- 実技試験(レセプトの点検と作成)
ほぼ全員合格できる
医療保険調剤報酬事務士は、保険証の確認やデータ入力、会計やレセプト処理といった、調剤薬局の基本的な事務処理能力を問う試験です。
指定の講座の中間テストを通過してきた人が受験しますので、合格率は毎回ほぼ100%となっています。講座を真面目に受講すれば間違いなく取れる資格と言えますね。
調剤薬局事務資格
調剤薬局事務資格は、「日本能力開発推進協会(JADP)」が認定する講座のカリキュラムを修了した人に受験資格が与えられる資格試験です。
認定講座である「調剤薬局事務通信講座」は、キャリアカレッジジャパンやソラストなどが開講しています。試験内容は以下の通りです。
- 学科試験(薬剤、各種制度の知識)
- 実技試験(調剤報酬請求事務)
難易度はそこまで高くない
調剤薬局事務資格は、薬の処方や医療保険制度の基礎知識を身に付けた上で、レセプト作成業務が行える能力を証明できる資格です。
合格率は非公開ですが、一通りのカリキュラムを修了した上で受ける試験であることと、合格ラインが正答率70%以上と若干低くなっているため、難易度はそこまで高くないと言われています。
どの資格がおすすめ?
ここまでご紹介してきた調剤薬局事務の資格は、ほとんどが公的な資格となっています。そのため、どれを取っても履歴書や実技面での効力にはそこまで差はありません。
迷うなら「調剤事務管理士」
どうしてもどの資格を取るか迷う場合は、「調剤事務管理士」をおすすめします。
調剤事務管理士は調剤薬局事務の資格の中では一番古くからあり、知名度が高い資格です。受験資格も特にありませんから、どなたにとっても挑戦しやすいでしょう。
別格の「調剤薬局報酬請求事務専門士・1級」
調剤薬局事務の資格は、どれもほとんど難易度に差はありません。
ただし「調剤薬局報酬請求事務専門士・1級」については、他の資格とは別格です。合格率は20%と非常に低く、難易度がかなり高い資格として知られています。
その分資格手当がつき、年収が上がることも多い資格ですので、普通の調剤薬局事務の資格では物足りない方はぜひ挑戦してみてください。
独学での合格はかなり難しいですので、通信講座を受講して十分な試験対策を行い、万全の体勢で受験するようにしましょう。
調剤薬局事務の講座の種類
調剤薬局事務の勉強は独学でも可能なものも多いですが、各種講座を受講すれば効率良く対策ができます。
ここでは、調剤薬局事務の講座にはどのようなものがあるかをご紹介します。
調剤薬局事務の通信講座
調剤薬局事務関連の講座は、各企業が通信講座を開講しています。講座名や費用などを表にまとめました。まずはこちらをご覧ください。
会社 | 講座名 | 取得できる資格 | 認定団体 | 費用(税込) |
---|---|---|---|---|
ユーキャン | 調剤薬局事務講座 | 調剤薬局事務検定試験 | 日本医療事務協会 | 39,000円 |
ヒューマンアカデミー/たのまな | 調剤薬局事務講座 | 医療保険調剤報酬事務士 | 医療保険学院 | 33,600円 |
ニチイ | 調剤薬局事務講座(通信) | 調剤報酬請求事務技能認定 | 日本医療教育財団 | 36,667円 |
日本医療事務協会 | 調剤薬局事務(通信) | 調剤報酬請求事務技能検定試験 | 日本医療事務協会 | 32,780円 |
キャリアカレッジジャパン | 調剤薬局事務講座 | 調剤薬局事務資格 | 日本能力開発推進協会 | 23,900円 |
各企業ともに、講座名は「調剤薬局事務講座」となっています。しかし取得できる資格はそれぞれ違いますので、目的とする資格が取れるかどうかをよく確認してから受講してください。
調剤薬局事務の通学講座
通信講座は自宅で勉強できるため便利ですが、自宅だと勉強がはかどらない方は通学講座を検討してみてはいかがでしょうか。
調剤薬局事務の通学講座には以下のようなものがあります。
会社 | 講座名 | 取得できる資格 | 認定団体 | 費用(税込) |
---|---|---|---|---|
日本医療事務協会 | 剤薬局事務(通学) | 調剤薬局事務検定試験 | 日本医療事務協会 | 41,800円 |
ニチイ | 調剤薬局事務講座 | 調剤報酬請求事務技能認 | 日本医療教育財団 | 45,049円 |
資格スクール大栄 | 調剤薬局事務講座 | 調剤事務管理士 | 技能認定振興協会 | 85,104円 |
どちらかと言えば、通信よりも通学講座のほうが濃い指導を受けられます。効率的に資格を取りたいなら通学講座がおすすめです。
ただし通学講座はどうしても費用が高めになります。この点も考慮した上でご自身にとってより良いほうを選択してください。
独学におすすめのテキスト
この段落では、独学で調剤薬局事務の資格を取りたい方に向けておすすめのテキストをご紹介します。
独学で資格が取れるのは「調剤事務管理士」「調剤報酬請求事務専門士」「調剤事務実務士」の3つですので、これらの資格を目指す方は以下を参考にしてください。
インプットのためのテキスト
調剤薬局事務の試験に合格するためには、薬局の仕組みや調剤報酬に関する知識が必要です。
初心者にとっては耳慣れない単語が多い分野ですから、まずは基本をインプットするためのテキストを使って勉強しましょう。
こちらのテキストは、調剤薬局事務の仕事をする上で必要な医療保険や薬、処方箋などの基本的な知識が全てわかるようになっています。
初心者を想定した内容でありながら、患者受付やレセプトについても十分学ぶことができます。
練習問題も掲載されていますので、知識のインプットだけでなくアウトプットにも役立つでしょう。初めて調剤薬局事務に触れる方はこのテキストから始めてみてください。
さらに実用的な知識を勉強したい場合は
調剤薬局事務の資格取得後に薬局ですぐに働きたい方には、以下のテキストがおすすめです。
- 「保険調剤Q&A 令和4年版 (調剤報酬点数のポイント)」じほう 2,970円
こちらのテキストは調剤学のテキストの中で最も人気があり、調剤薬局事務の実務で様々な場面に対応できる知識が身に付きます。
調剤薬局での実務経験がない方は、このテキストを使って調剤薬局事務の業務内容をしっかり勉強しておいてください。即戦力の人材になるためには最適のテキストです。
過去問にも必ず取り組もう
調剤薬局事務の試験に独学で挑戦する時は、テキストについている練習問題だけでなく「過去問」も必ず解いておきましょう。
試験本番にどのような問題が出るかは、過去問を解かないとわかりません。
頻出分野も過去問を数年分解かなければつかめませんので、インプットを効率良く行うためにも過去問は必須と言えます。
調剤薬局事務の資格の過去問は、それぞれの資格を主催している団体のホームページから取り寄せることができます。
ぜひ有効に活用して合格を目指してください。
調剤薬局事務の資格の独学勉強方法
この段落では、調剤薬局事務の資格に向けて独学で勉強する際の手順や、具体的な勉強のしかたを解説します。
どの資格試験を受験するか決める
調剤薬局事務には色々な資格があります。受験資格の有無や試験内容、合格率は各資格で異なりますので、まずはどの資格を目指すのかを明確に決めてください。
それぞれの資格に向かって最適な対策を
調剤薬局事務の資格のどれに挑戦するかを決める時、特に「受験資格」についてはきちんと調べましょう。
資格によって受講すべき講座やカリキュラム修了までの期間も違います。試験までのスケジュールを決める時に重要ですから、間違いのないように把握しなくてはなりません。
試験によっては頻出問題の内容も異なりますし、対策の方法も変わってきます。最適な対策を行うためには目標をきちんと定める必要があるのです。
合格までのスケジュールを決める
調剤薬局事務の試験に独学で合格するためには、それ相応の勉強時間をしっかり確保しましょう。
目安としては、3~4ヵ月くらいの勉強期間を取っておけば、どの調剤薬局事務資格にも合格可能です。
おすすめのスケジューリング
調剤薬局事務の勉強計画としては、以下のような流れがおすすめです。
- 1ヵ月目:薬局の仕組みや保険制度など、調剤薬局事務の知識をインプット
- 2ヵ月目:調剤報酬についてを集中してインプット
- 3ヵ月目:問題演習や過去問を解き、アウトプットをして知識の定着を確認
- 4ヵ月目:定着していない分野や頻出分野のインプットとアウトプット(復習)
特に4ヵ月目の「復習」が大切です。苦手分野を残さないように全ての範囲をしっかり定着させることで、得点につなげることができます。
過去問研究を徹底的に行う
調剤薬局事務に限らず、どのような試験を受ける時にも過去問の研究は必要です。
最低でも3年分の過去問を解き、頻出問題や苦手分野の把握をしっかり行いましょう。ただし直近数年分の過去問は、最終的な実力確認のために直前まで解かずに取っておくことをおすすめします。
過去問を解いただけで満足しない
過去問を解く時、一通りやってみただけで満足してしまう人もいます。しかし過去問の得点が良かったとしても、本番の試験に合格できたわけではないですよね。
過去問では、正解できた問題よりも、むしろ「間違えた問題」に着目してください。なぜ間違えたのか、どういった知識が足りないのかを把握して補強してこそ、本番に役立つ力がつくのです。
独学勉強が有利な点
調剤薬局事務の勉強を独学で行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
費用がテキスト代と受験料だけ
調剤薬局事務関連の資格講座は、通信で3~4万円、通学講座では4~8万円以上かかります。
しかし独学ならテキストと過去問の費用のみで勉強できますので、費用は格段に安く済むでしょう。
受験費用を考えるとしても、例えば「調剤事務管理士」の受験費用は6,500円です。これをテキスト代などと合わせても、1万円前後の金額で試験対策から本番まで賄うことができます。
自分のペースで勉強できる
調剤薬局事務の資格を目指す方は、他の仕事からの転職を目指す方、もしくは調剤薬局事務の仕事をしながら試験勉強をしている方がほとんどだと言われています。
働いている方にとっては通学講座に通い切ることはなかなか難しく、せっかく高額な費用をかけても十分な対策ができないこともあるでしょう。
しかし独学の場合は、勉強時間を自分のペースで決めることができます。例えば休日にまとめて1日5時間以上勉強して、平日は1~2時間に抑えるといった調整もできますよね。
勉強時間に融通が利くのは、独学の最大のメリットと言えます。
独学が不利になってしまう点
調剤薬局事務の勉強を独学で行う場合は、デメリットも考えられます。
教材を選ぶのが難しい
通信講座・通学講座の場合は指定された教材が送られてきますが、独学では自分でテキストや教材を決める必要があります。
しかし、教材の選択肢は多く、評価も書いてある情報源によって違うことも多いため、自分に合った教材を探すのは意外と大変です。改正された制度に対応しているかどうかを見極める必要もあります。
また、教材を買った結果あまり自分に合わなかったということもあり得ます。独学では自分に合ったテキストを使うのも大切になるため、教材は慎重に選ぶ必要があります。
勉強計画を立てるのが難しい
調剤薬局事務の資格を独学で取ろうと思う時、勉強計画をどう立てるかは非常に重要です。特に仕事をしながら勉強を進める方にとっては、スケジュールをしっかり立てないと勉強と仕事のバランスがうまく取れなくなります。
大まかな計画はもちろん、毎日の勉強時間をどう確保するかも、ある程度事前に決めておかなくてはなりません。
しかし勉強に慣れていない方は、学習スケジュールを組むだけでも大変な労力がかかることでしょう。
通信講座の学習計画を活用する
自分で学習計画を立てる自信が無い方には、ぜひ通信講座をおすすめします。
通信講座はカリキュラムがはじめから組んでありますので、毎日の勉強量の目安がわかりやすいです。
講座によってはスマホで手軽に勉強できるアプリを提供しているので、スキマ時間も有効に活用できますよ。
すぐに疑問を解決できない場合がある
どんなにわかりやすいテキストでも、勉強を進める中では「わからないところ」が出て来るはずです。
そのような時でも、独学の場合は質問できる人が近くにいませんよね。なかなか解決できず、先に進めなくなってしまうこともあるでしょう。
こういう場合にも添削や質問サービスのある通信講座がおすすめです。いざという時のためのサポートが充実していますから、不安なく調剤薬局事務の勉強を進めていくことができます。
資格Timesがおすすめする通信講座
調剤薬局事務は近年人気の職種であるため、関連する資格の講座には多くの種類があります。
その中でも、資格Timesが最もおすすめするのは「ユーキャンの調剤薬局事務講座」です。
この講座は受験資格を満たせる講座ではありません。そのため「調剤事務管理士」や「調剤報酬請求事務専門士」と言った独学のみで取得できる資格についての確実な対策が行えます。
またユーキャンの講座は、他社と比較して教材として利用するテキストが優れています。
調剤薬局事務の資格試験の多くはテキストの持ち込みが可能なので、合格に直結するような講座であると言えるでしょう。
調剤薬局事務の資格を取得するメリット
最後に、調剤薬局事務の資格を取るメリットをご紹介します。
こちらのメリットをしっかり知っていただき、独学をする場合のモチベーションにしてください。
給料が上がる
職場にもよりますが、調剤薬局事務の資格を取ると資格手当がつき、給料が上がる可能性が高いです。
調剤報酬請求事務専門士1級で給料アップ
調剤薬局事務の資格を目指す方でより高給を目指す場合は、ぜひ難関資格である「調剤報酬請求事務専門士1級」を目指しましょう。
「調剤報酬請求事務専門士1級」は、調剤薬局事務資格の中では唯一、国の認可を得た「専門士」の資格です。そのため他の資格よりも信頼性が高いとされています。
合格率20%程度とかなり難易度が高い資格ですが、その分薬局によっては昇給のための条件としてはじめから掲げていることも多いです。
合格すれば、普通の調剤薬局事務より給料が上がることはほぼ間違いないでしょう。
就職・転職で評価されやすい
調剤薬局事務は常に求人がある仕事ですが、人気もあるため倍率が高くなりがちです。
しかし資格を持っておけば、他の志望者に差をつけて採用の確率が上がることでしょう。
能力を客観的に見る指標になる
調剤薬局事務の資格を持っていれば、仮に実務経験がなかったとしても、調剤薬局事務に必要な知識や事務処理能力が証明されていることになります。
採用された場合の研修期間も比較的短く済みますので、面接の段階から即戦力としてアピールできます。就職や転職活動の際にはかなり有利になるでしょう。
本気で調剤薬局事務の仕事を目指すなら、調剤薬局事務の資格を持っていて損になることはありません。ぜひ取れるうちに取っておきましょう。
調剤薬局事務の独学まとめ
調剤薬局事務の独学まとめ
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調剤薬局事務の資格は独学でも取れるが、受験資格が決まっているものは講座を受ける必要がある
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調剤薬局事務の資格はどれも同じくらいの難易度だが、調剤報酬請求事務専門士1級だけは飛び抜けて難しい
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独学する時は過去問もしっかり研究しておくこと
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自分で計画を立てきれない場合は通信講座も活用して合格を目指そう
調剤薬局事務の資格は独学も可能ですが、受験資格が必要な資格の場合は講座を受けなくてはならないこともあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
調剤薬局で働く方にとって、調剤薬局事務の資格は昇給にもつながる重要な資格です。
一人で勉強するのが難しい場合は、通信講座も検討してみてくださいね。
適切な対策をして、調剤薬局事務に一発合格を目指しましょう!