弁理士試験に落ちたのは普通?何年も受からない原因や合格者との違いを考察
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「弁理士試験に落ちたらどうすればいいの?」
「弁理士試験の合格率はどれくらいなの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
弁理士は特許に関する専門資格であり、試験の難易度は非常に高く、合格するのは簡単ではありません。
よって落ちる方が大半を占める試験であるといえるのです。
こちらの記事で、弁理士試験に落ちた方や、不合格の連鎖から抜け出すための方法まで詳しく解説していきます!
弁理士試験の不合格についてざっくり説明すると
- そもそも落ちて当たり前の試験
- 本気で目指さないといつまで経っても不合格が続くので注意
- 勉強法を見直すなど、合格に向けて絶え間なく改善する姿勢が重要
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弁理士試験にはどのくらいの人が落ちた?
弁理士は社労士や司法書士などと同じく非常に難易度の高い難関資格です。
参考として、過去5年間の弁理士試験の合格率をご紹介します。
年度 | 合格率 |
---|---|
令和4年 | 6.1% |
令和3年 | 6.1% |
令和2年 | 9.7% |
令和元年 | 8.1% |
平成30年 | 7.2% |
平均 | 7.4% |
データ出典:令和4年度弁理士試験の結果について
上記のように、試験の合格率平均は7%程度であり、10人に1人も受からないことからもレベルの高い試験であることが分かるでしょう。
合格までの平均受験回数は約4回となっているため「落ちて当たり前」の試験と言えるのです。
平均学習期間は4~5年で長期戦になりがちなので、試験に落ちたとしても過度に落ち込む必要はありません。
周りの声は気にしない
合格発表直後は他者の結果が気になってしまい、ついついSNSやインターネットで弁理士試験に合格した人の声を見てしまう方もいるでしょう。
実際に、合格した人による「合格アピール」は目に入りますが、そもそも不合格になってしまった方は積極的に発信することがほとんどありません。
「多くの受験生が受かっている」という印象を持ちがちですが、まずは「積極的に発信しているのは基本的に合格者だけ」という点を押さえましょう。
前述したように、弁理士試験は非常に合格率が低い難関資格であるため、冷静に考えて「合格者だらけ」のはずがありません。
そのため、SNSやインターネットなどの口コミは気にしないようにし、シャットアウトすると良いでしょう。
多大な努力をしても落ちたという人も
合格するためには努力を継続することが重要ですが、残念ながら努力をしたにも関わらず落ちた方もいます。
残酷な話ですが、努力したからといって必ずしも合格できるとは限りません。
しかし、試験の合格率や合格までの平均受験回数を考えると、ストレートで合格できる方は稀です。
努力をしないと不合格になってしまうのは当たり前ですが、努力を継続しなければ合格は摑み取れないため、何年間にも渡って勉強を続ける覚悟と強い意志が重要と言えるでしょう。
弁理士試験に何年も合格できない人へ
まずは勉強時間を確保する
弁理士試験を受ける社会人は非常に多いですが、社会人はなかなか勉強時間を確保できない点がネックとなりがちです。
しかし、弁理士の合格までに必要な勉強時間は3000時間以上であり、これは生半可な覚悟で達成できる量ではありません。
そのため、まずは自身の生活を見直し、とにかく日々の勉強時間を捻出することを心がけましょう。
本気で目指さないと浪人が続く
社会人は安定した職を持っていることから「試験に合格できなくても生活に困らない」と考える方が多く、最初から本気で合格を目指せていない場合が往々にしてあります。
そのため、弁理士試験を受ける理由を明確に持ち、しっかりと勉強へのモチベーションを高めることが大切です。
不合格になることによるロスが無かったとしても、「必ず合格してキャリアアップに繋げる」という強い気持ちを持って試験に臨むことが重要と言えるでしょう。
合格者との違いは何なのか?
合格する人と落ちた人には大きな違いがあり、結果を分ける大きなポイントとして挙げられるのが勉強法・学習計画・学習量などです。
具体的には、以下のような原因が考えられます。
- 復習が不十分で知識が定着していなかった
- 効率的な学習計画が立てられず試験日までに勉強が間に合わなかった
- スキマ時間で勉強できずに十分な勉強ができなかった
以上のどれかに心当たりがあり落ちた経験がある方は、改善することを意識しましょう。
しっかりと改善して勉強への意欲を高めることで合格を手繰り寄せることができるでしょう。
合格に近づくためのおすすめ勉強法
予備校や通信講座の利用がオススメ
弁理士試験の合格率を考えると、本気で合格を目指す方は予備校や通信講座の利用がおすすめです。
独学だと質問できない上に非効率な勉強法で進めてしまいがちで、その結果試験に落ちたケースが多いのです。
予備校・通信講座であればプロの講師から分かりやすく必要な知識を教えてもらうこどできるため、質の高い学習が可能となっています。
なお、数多くある弁理士講座の中でも資格Timesがおすすめするのは資格スクエアの弁理士講座です。
資格スクエアの受講費用は相場に比べると安く、またテキストや授業の質はとても高いため、コストパフォーマンスに優れています。
また、受講生によって最適なアドバイスをもらえる上に全ての授業がオンラインで受講できるため、スキマ時間で効率的に勉強できる点も魅力的です。
細かい部分まで覚える
弁理士試験の中でも短答式試験は5択のマークシート形式となっていますが、かなり細かい知識まで問われるので正確なインプットが欠かせません。
5択なので勘で答えても正解できる可能性は低く、正確な知識を持っていないと得点することは不可能です。
そのため、日頃の勉強においては大まかな概要を把握するだけでなく、法令の細かいポイントまで踏み込んで詳細に覚える意識を持つことが重要と言えるでしょう。
最新の参考書を使う
弁理士試験では直近に改正された法律に関する問題が出題されるケースが多くあります。
そのため、古い参考書ではなく法改正に対応できるように最新の教材を揃えるべきです。
古い教材だと間違った知識でインプットしてしまい、その結果失点してしまうことが考えられるので要注意です。
そのため、参考書やテキストを選ぶ際には最新版かどうかを必ず確認してください。
生活リズムを崩さない
勉強に執心するのは良いことですが、生活リズムが乱れると様々な悪影響が出るので気を付けましょう。
睡眠がおろそかになったり夜更かしをしてしまうと、脳の働きが弱ってしまい勉強のパフォーマンスも落ちてしまいます。
また、生活リズムが乱れると体調不良を引き起こしたり、寝不足で集中力が低下してしまうことが考えられるので、適度なリフレッシュも取り入れる意識を持ちましょう。
弁理士試験と不合格まとめ
弁理士に落ちた時の対処まとめ
- 落ちてしまっても、努力を継続する姿勢が大切
- 丁寧な理解を心掛け、細かいポイントまで押さえよう
- 独学よりも予備校や通信講座を利用した方が良い
弁理士試験は難易度が高いので、不合格になることは珍しくありません。
落ちた経験がある方は、しっかりと原因を分析して改善を重ね、工夫を重ねていきましょう!