【速報】令和2年度(2020年)司法書士筆記試験合格発表|合格率・傾向も解説!

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令和2年度司法書士筆記試験のデータ

項目 データ
筆記試験合格点 205.5点以上(280点満点中)
※1
午前の部・多肢択一式問題の基準点 75点(105点点中)
午後の部・多肢択一式問題の基準点 72点(105点点中)
記述式問題の基準点 32.0点(70点中)
記述式問題平均点 31.74点
出願者数 11,494人
※午前の部及び午後の部の受験者数
合格者数 593人
合格率 5.16%
※合格者数÷出願者数

※1.午前の部の試験の択一式問題、午後の部の試験の多肢択一問題又は記述式問題の各成績のいずれかがそれぞれの基準点に達しない場合には、その時点で不合格となります。

令和2年度の司法書士筆記試験の合格基準点などの概要は上記の表の通りです。

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近年の試験動向を分析

筆記試験合格基準点の動向

過去7年間の司法書士筆記試験の合格基準点は197点から218点の範囲を推移しています。

令和2年度の合格基準点は択一式試験の易化なども反映し、昨年よりも8.5点高い数字となりました。

午前の部・択一式試験の基準点

近年の筆記試験の午前の部・択一式試験の基準点は75点前後です。

令和2年度の基準点も75点となりました。

午後の部・択一式試験の基準点

午後の部の択一式試験の基準点は午前の部よりも低い傾向にあり、例年70点強となっています。

令和2年度の基準点は昨年よりも6点高い72点となりました。

記述式問題の基準点

記述式問題の基準点は35点前後です。試験の難易度に応じて筆記試験での5割以下の得点率でも基準点を満たす年もあります。

令和2年度の記述式試験の合格基準は記述式試験の全受験者の平均点よりも0.26点高い32.0点でした。

受験者数・合格者数

出願者数

司法書士試験の出願者数は過去5年間では減少傾向にあります。

昨年までは毎年出願者数の減少はマイナス4.9%~7.5%に留まっていましたが、2020年度試験では出願者数はマイナス14.2%と大幅に増加しました。

今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、受験を自粛する動きもあったと分析できます。

筆記試験の合格者数

司法書士試験の筆記試験合格者数は過去5年間は600~660人程度で推移しています。

出願者数が年々減少しているにも関わらず、合格者数は微増傾向にあるため、司法書士試験は実質易化の傾向にあると言えるでしょう。

なお、例年筆記試験合格者のほぼ全員が口述試験を突破しています。

得点分布・重要問題を分析

択一式試験の動向

令和2年度の択一式試験午前の部は前年度試験に比べて、受験者全体の得点が高まる傾向にありました。105点中61~62点前後の得点ができれば、おおよそ全体の上位50%に入る成績となります。

また、令和2年度は午後の部の択一式試験でも受験者の得点の分布は高まる傾向にありました。

資料の指示が明確だった

令和2年度の筆記試験では設問ごとにどの【事実関係】を参照するべきかという指示が明確になされていました

そのため、例年の試験通り設問ごとに記述するべき【事実関係】をしっかりと見極め、素直に事例を検討することができるかという知識力と問題演習の経験が問われました。

今後に向けて動きだそう

合格された方

今回の司法書士筆記試験に合格された皆様、改めて本当におめでとうございます。

今年度の試験も筆記試験の合格率は5.16%と例年通り決して高くはない試験となりましたが、日々の努力が成果となりましたね。

ただし、年明けの令和3年1月12日(火)には口述試験が控えています。例年ほとんどの筆記試験が合格している試験ですが、口述試験は一発で確実に突破できるようしっかりと備えていきましょう

惜しくも不合格となった方

今回の筆記試験で惜しくも不合格となった方、まずは試験の受験お疲れ様でした。今年度の試験は試験日の延期もあり、モチベーションの維持や日程調整で苦労された方も多かったのではないでしょうか。

しかし、来年度の試験ではこの悔しさを晴らせるようしっかりと準備を進めていきましょう

忙しい中で着実に合格を目指すのであれば、これまでの学習の中で残してしまった弱点や自分に合っていない非効率的な学習方法などをしっかりと振り返り、新たに学習計画を立てることが重要です。

通信講座の利用も有力な選択肢

司法書士試験の対策をする上では近年ますます通信講座の利用が有力な選択肢となっています。

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令和2年度司法書士筆記試験まとめ

令和2年度の司法書士筆記試験についてまとめると

  • 合格基準点は205.5点
  • 合格者数は593人
  • 口述試験または次年度試験に向け万全の対策をしよう
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