心理カウンセラーのおすすめ資格24選!仕事に活かせる資格を一挙紹介!

この記事は専門家に監修されています

医師

安藤広真

今回ご紹介する心理系資格は、ストレス社会と言われるこのご時世に欠かせない心理カウンセラーの資格です。

日々心理に関する新たな資格が誕生し、その資格の数はどんどん増えてきています。

資格を取得することで、就職に直結したり、有利に働いたりすることもあるため、どのような資格があるのか是非チェックしてみてください。

ここでは、数ある心理カウンセラー系の資格の中から注目されている資格を一挙に紹介していきます!

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臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。

心理系資格の中で最も有名な資格と言えるでしょう。

試験難易度

臨床心理士資格は、他の資格と比べてやや簡単な試験ではありますが、受験資格が必要が定められているため、まずは受験資格を満たす必要があります。

合格率は60~65%で、合格率から見ると難易度の高い試験ではないように感じます。しかし、受検者のほとんどが大学や大学院でしっかり勉強してきた人であるため、決して侮っていては合格することはできません。

さらに詳しい臨床心理士の試験難易度を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

仕事内容や給料

臨床心理士の仕事内容は、心理検査(心理テスト)やカウンセリングなどの心理療法を使って患者の心の問題を解決に導くことです。

就職先は多岐に渡り、様々な職業が存在しています。

また、臨床心理士のみにしか行えない専門業務も存在します。

臨床心理士の平均年収は400万円から500万円と言われています。 しかし、働く現場によって大きく異なるので確認が必要です。

経験やスキル、継続的な研修を受けることで、専門性を高めていくことが求められ、その結果年収にも反映されることが期待できます。

さらに詳しい臨床心理士の仕事内容や給料を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

就職や開業は可能?

就職先としては医療・保健分野や教育現場、福祉分野など多岐に渡ります。

スクールカウンセラーは臨床心理士の資格を必要としないため将来性がないと考える人もいます。しかし、資格を持っていた方が年収は高くなることもあるため、資格を取っておいて損はないと言えます。

また、うつ病や精神疾患が社会問題となっており、コロナウイルスの影響でその流れはさらに加速しているため、臨床心理士の需要は高まっていくことが予想されています。

さらに、経験をつめば個人開業することも夢ではありません。

さらに詳しく臨床心理士の就職や開業について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

公認心理師

公認心理師は、2015年に成立して2017年に施行された「公認心理師法」にもとづく国家資格です。 2018年に第1回目の試験が行われた、比較的新しい資格です。

仕事内容

公認心理師の仕事内容は、保健医療、福祉、教育その他の分野において、専門的知識及び技術を持って行う業務です。 主な業務を簡単にまとめると、

  1. 心の問題を抱える人やその周囲の人の相談、援助、助言を行う。

  2. 心の健康に関する知識の発信、提供を行う。

の2つです。知識の発信や提供は公認心理師ならではの仕事です。

さらに詳しい公認心理師の仕事内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

おすすめの勉強法

公認心理師は独学での取得も可能です。合格点は6割で、合格率は45%前後とされています。

試験は年に1度しか行われないことと、試験に向けて専用の勉強をする必要があることを鑑みると、早いうちに受験の覚悟を決めることが重要だとわかります。

独学で資格の取得を目指すには、まず、試験範囲を網羅する必要があります。

心理学のおすすめのテキストについては以下の記事をご参照ください。

さらに詳しい公認心理師のお勧めテキストを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

臨床心理士との違いは?

大きな違いとしては国家資格か民間資格かという点が挙げられます。 また、法律上の仕事の定義にも差が見られます。

公認心理師の仕事は「心理査定(アセスメント)」、「心理面接(カウンセリング)」、「関係者への面接」、「心の健康に関する教育・情報提供活動」と定められています。

一方、臨床心理士には「心理査定(アセスメント)」、「心理面接(カウンセリング)」の他、「地域援助」、「研究(臨床心理学)」の4つが定められています。

しかし、臨床心理士と公認心理師の仕事内容に差はほぼありません。

職場もほぼ共通していますが、臨床心理士は設心理相談所や大学・研究機関といった職場も考えられると言った点に差が見られます。

さらに詳しい臨床心理士と公認心理師の違いを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の国家資格です。 心理系の資格の中でも、精神的な悩みを抱える方を対象とした仕事をします。

試験の合格率や合格点

精神保健福祉士の合格率は例年60%前後と言われています。

人気のある社会福祉士は30%であることを考えると、難易度の高い試験ではないことが窺えます。

また、精神保健福祉士試験は全16科目・1問1点の163点満点の試験です。

この資格の合格基準は総得点の60%程度です。基本得点率の60%が合格基準と定められていますが、これは年度によって差があります。よって、常に70%は取れるようにしておくと安心して試験に臨むことができます。

さらに詳しい精神保健福祉士の合格率や合格点を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

仕事内容や年収

心に病を抱えた人がスムーズに生活できるよう、相談や生活支援、助言、訓練、社会参加の手助け、環境調整などを行う仕事です。

例えば、障害者本人が活用できる公的支援制度を斡旋することです。社会に復帰してもらうまでに、自立した生活ができるようにサポートするという重要な役割もあります。

その前段階として、日常生活に必要とされる訓練や会話の練習など実際に障害者のかたと向き合うこと仕事もあります。さらに、再び社会に出て働くための支援や、就職後も仕事に定着するまでのサポートなども行います。

そんな精神保健福祉士の年収は、300万円〜500万円と言われています。

これも職場によって差があるので就職前のリサーチが必須です。

さらに詳しい精神保健福祉士の仕事内容や年収を知りたい方はこちらも参考にしてください。

社会福祉士

社会福祉士は、社会福祉支援の専門知識とスキルを持ったことを示す国家資格であり、心身の環境が優れずに日常生活を送るのが難しい人たちに対して、相談・サポートを行う資格となっています。

福祉系国家資格の最高峰として、活躍のフィールドは幅広く用意されている資格となっています。

試験難易度は高い

社会福祉士試験は、他の福祉系資格と比較しても難易度が高いことが特徴となっています。

合格率は25~30%程で推移しており、勉強時間は300時間以上は必須といわれているなど、数字感からもその難易度の高さがひしひしと伝わってくるでしょう。

この難易度の高さの要因として、18科目という膨大な試験科目を勉強する必要性や、合格点が設定されているなどの要因が挙げられます。

社会福祉士の難易度について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

社会福祉士の仕事内容

社会福祉士の仕事は多岐にわたり、高齢者や障がい者、シングルマザーなど日常生活を送るのに支障をきたしている人の相談に乗りながら、行政や医療機関などの関係機関と連携を取って、1人1人に最適なアドバイスを提供していきます。

福祉系資格の中でも仕事の幅広さは随一であり、多くの分野に精通した福祉のエキスパートとしての役割を求められるのです。

そのため、継続的な研修や学びを積むことで、常に最新の知識や情報を持って対応することが大切となります。

社会福祉士の役割についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

社会福祉士と精神保健福祉士の違い

社会福祉士とよく引き合いに出される資格として、精神保健福祉士が挙げられます。

両資格の主な違いは、その相談・支援対象が異なる点にあり、社会福祉士が高齢者や障がい者等幅広い人からの相談を受け付けるの対し、精神保健福祉士はうつ病や統合失調症など精神疾患を持っている人に特化して相談に乗ります。

このほかにも違いとなる点は数多くあるため、気になる方は以下の記事も併せてご覧ください。

認定心理士

認定心理士は、大学で指定された心理系科目の単位を取得し、それを申請することで得られる資格です。単位さえ取得すれば、申請のみで資格取得となります。

資格取得方法

心理系学部に学際性が見られるようになり、大学心理学を学んでも直接「心理」という言葉を使った専門家になる人は少ないです。

そこで、心理学の専門家である上で必要最低限の知識を持っていることを証明するために民間資格 が「認定心理士」の資格です。

心理学部など、心理学に特化した学部・学科を卒業していなくても心理系の授業を履修するだけで資格取得となります。

単位取得後、決められた方法で申請するだけで資格取得となるのが大きな特徴です。

仕事内容

認定心理士の仕事内容を具体的に挙げるとすると、以下のようなものです。

  • 障害福祉サービス事業所での相談業務、就労・生活支援

  • 児童発達支援事業や放課後等デイサービスでの療育

  • 児童養護施設での相談業務

  • 母子生活支援施設での相談や検査

  • 心理系の教育企業の非常勤講師

心理の基礎知識を証明するものであるため、専門的な職につくのはやはり難しいと言えます。

さらに詳しい認定心理士の仕事内容を知りたい方はこちらをご覧ください。

メンタルヘルスマネジメント検定

メンタルヘルスマネジメント検定とは、大阪商工会議所が実施する、産業精神保健に関する検定です。産業精神に特化した唯一の資格です。

合格率と難易度

メンタルヘルスマネジメント検定はⅠ種からⅢ種まで3つのコースがあります。

Ⅰ種が一番難しいため、初めて挑戦する方はⅢ種の受験をお勧めします。

過去5年のデータを平均すると、メンタルヘルスマネジメント検定の合格率はⅠ種が19.12%、Ⅱ種が56.84%、Ⅲ種が74.12%です

上記のデータからわかるとおり、メンタルヘルスマネジメント検定の難易度は、Ⅰ種は高くなっています

Ⅱ種はそこまで難しくはないようですが、独学では難しいかもしれません。また、Ⅲ種は独学でも取得可能なので、積極的に挑戦してみても良いでしょう

さらに詳しいメンタルヘルスマネジメント検定の合格率と難易度を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

おすすめの独学勉強法

メンタルヘルスマネジメント検定には受験資格に規定がないため、誰でもチャレンジすることができます。独学で挑戦してみようと言う方も少なくないでしょう。

ヘルスマネジメント検定はマークシートで出題されます。出題される問題の多くは、公式テキストからの出題です。

公式テキストは、主催団体である大阪商工会議所のメンタルヘルスマネジメントのホームページで、テキストが紹介されています

この公式テキストや通信教育、過去問を使って勉強するのが合格までの近道であるといえるでしょう。

さらに詳しいメンタルヘルスマネジメント検定の勉強法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、個人ごとにふさわしい職業決定やキャリア開発を支援する人材を認定するための資格になります。

就職支援にとどまらず、人生の中でその人が幸福に感じるような選択をできるサポートも行う資格です。

キャリアコンサルタントの試験難易度

キャリアコンサルタントは今回紹介する心理カウンセラー資格の中でも、高い難易度を誇り、一般的には25%程の合格率であるといわれています。

また、この難易度は試験団体が2種類あるため、その試験ごとによっても大きく変化するため、その点も受験前に押さえておきたいポイントであるといえるでしょう。

難易度の詳しい情報については、以下のサイトをぜひ参考にしてみてください。

キャリアコンサルタントは独学で受かる?

キャリアコンサルタント試験は、特定の受験資格を満たさないと試験を受けられないため、この要件を満たした場合のみ独学可能な資格となります。

ただ、実技試験の面接対策など、1人での対策には不便な点も多く付きまとうため、サポート役がいる環境での対策が有益であるといえるでしょう。

詳しい独学での勉強法の詳細は、以下の記事をぜひご覧ください。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、主に労働環境下での心理的悩みや人間関係のトラブル、従業員のメンタルヘルス管理までトータルでサポートを行っていく資格となります。

職業人生をより良い形で過ごせるように、労働者のメンタルヘルスケアを中心に行っていく仕事になります。

試験難易度

産業カウンセラーは学科試験と実技試験の2種類の試験で構成されており、合格にはそれぞれの試験で最低でも6割ほどの得点が求められます。

合格率でみると、試験難易度は低めであるといえ、2022年度実績では学科試験が65.0%、実技試験が61.1%の数字と高い合格率であるといえるでしょう。

ただ、受験資格として大学の専門教育を修了する必要があるなど、もともとの受験者層レベルが高いため、全く侮れない試験です。

詳しい難易度のついて知りたい方は、以下の記事もぜひ参照にしてください。

キャリアコンサルタントとの違い

産業カウンセラーとよく引き合いに出されるのが、キャリアコンサルタント資格になります。

両者は名前が似ていますが、明確な違いがある資格となっています。

具体的には、産業カウンセラーはメンタルの悩みに対応することが多く、主にその悩みについて聞いてあげることが中心です。

しかし、キャリアコンサルタントはキャリアの問題に対応するため、明確な答えを出すことが求められるという違いがあります。

その他にも違いが多いため、具体的な内容は以下の記事で詳しくご覧ください。

メンタルケア心理士

メンタルケア心理士とは、カウンセリングの基本的な技法や、メンタルケアについて学べる資格です。心理カウンセラーの第一歩に大きく貢献する内容が学べます。

メンタルケア心理士の資格概要

メンタルケア心理士は、心理系の大学や大学院を出ていない人や、心理系の事前知識がない人でも講座を受講し、試験に合格すると取得できる資格であるため、人気のある資格です。

この資格は、日本学術会議協力学術団体メンタルケア学術学会と資格講座の「たのまな」 によって認定されています。

日本学術会議協力学術団体とは「日本学術会議」から「日本学術会議協力学術団体」に指定された権威性と信頼性がある団体です。

また、メンタルケア心理士は第三者の評価機関である「生涯学習開発財団」「一般財団法人ヘルスケア産業推進財団」からも認定されています。

さらに詳しいメンタルケア心理士の資格概要を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

資格取得の難易度

メンタルケア心理士(R)の資格は、こころ検定2級に合格することと、以下の1か2のいずれかを満たせば認定を受けることができます。

  1. メンタルケア学術学会指定教育機関において、メンタルケア心理士(R)教育課程を修了した人
  2. 認定心理士の資格を保有している人・産業カウンセラーの資格を保有している人・メンタルケア学術学会が定める「学士・修士申請規定」を満たし、文部科学省の定める4年制大学心理学部、学科または心理隣接学部、学科卒業者で証明できる人

つまり、メンタルケア心理士になるには「こころ検定」に合格することが必須とされています。

そのほか注目の資格

このほかにも存在する心理系資格の中から、おすすめのものを選んで紹介していきます!

心理カウンセリングスペシャリスト

心理カウンセリングスペシャリストは、心理カウンセラーに関する知識を深めるための資格です。更に心理カウンセリングの知識を得て、それを伝えていく、引き継いでいく能力を得ることを目的としています。

心理カウンセリングスペシャリストの試験範囲は、この資格運営を行う会社、フォーミーで行われている「心理カウンセリングスペシャリスト資格講座」を基に出題されます。

この講座は、初心者でも日常の生活で活用してもらうために作られたものです。

どんな場面でも応用させて使えるような、心理カウンセラーとしての基礎理論を習得できます。誰にでも理解できるような基本的なカウンセリングの内容で、 初心者でも気兼ねなく挑戦することができます。

さらに詳しく心理カウンセリングスペシャリストの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

メンタル心理カウンセラー

メンタル心理カウンセラーは、心理学とカウンセリングの2つの知識を用いてクライアントの問題を解決に導くことを目的とした、一般財団法人日本能力開発推進協会認定の民間資格です。

この資格は、福祉施設に限らず、教育、医療など様々な場面で活かすことができます。

メンタル心理カウンセラーの試験を受験するには、JADPが指定した認定教育機関が行う教育訓練において、全カリキュラムを修了することが条件です。

具体的には、

  • カウンセリングに関する基礎知識

  • クライアントに関する基礎知識

  • 心理学に関する基礎知識

  • 精神医学の基礎知識

上記の4つが主な科目となっています。

試験は随時在宅で受験することができ、試験中はテキストを見ることが可能であるため丸暗記などの必要はありません

心理系の資格の中では非常に取り組みやすいものであるため、心理を勉強する第一歩として挑戦してみてはいかがでしょうか?

さらに詳しくメンタル心理カウンセラーの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

上級心理カウンセラー

上級心理カウンセラーは、心理カウンセラーの中でも多岐にわたるクライアントの悩みに柔軟に対応できる応用力を身に着けた心理のスペシャリストです。

メンタル心理カウンセラーの上位資格にあたり、心理学の基本知識から一歩発展した能力を身につけることができます。

資格は、上記と同様にJADP指定の認定教育機関が行う講座を受講して、全カリキュラムを修了することが必要です。

学習内容は、大学院の心理学部の内容の中から、必須の内容を厳選していることから、心理カウンセラーとしての確かな力を身につけることができます。

メンタルケアアドバイザー

メンタルケア・アドバイザーとは、クライアントの心の問題の原因解明をするために、クライアントがカウンセリングチャートに取り組み、原因を探すのを見守る役割です。

完成したチャートを分析し、クライアントが求めている心のケアを見つけたり、彼らに必要なトレーニング方法のアドバイスを与えたりします。

資格の取得には、通信講座 がくぶん「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」の受講が必要です。

さらに、講座内で科される個別指導課題(全6回)をすべて提出して受講を修了していること、第6回(最終認定課題)で70%以上の成績を収めることも求められます。

これらを満たし、認定証を申請することでメンタルケア・アドバイザーの資格を取得することができます

講座を通して、必要な知識は全て学ぶことができるため、難易度も高くありません。

さらに詳しくメンタルケアアドバイザーの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

こころ検定

こころ検定は「こころの動き」を理解できるようになることを目標とした検定です。

人間はこころのバランスが生活に非常に大きく影響しています。こころの動きを理解することで、人の生活や社会がどのように動くのかを知り、それを受け入れることができます。

こころ検定に挑戦するための勉強に励むことで、常に「こころ」を意識した生活習慣を作ることができるようになり、ご自身や周囲のこころの健康を守り、幸福感のある生活に繋がります

こころ検定は1級から4級に分かれています。

3、4級では初心者向けの基礎心理学を学び、こころのメカニズムを中心に学びます。

また、1級と2級は基礎心理学に加えて、臨床心理学(うつ病など精神に問題を抱えた人を研究する心理学)とかなり専門的な内容を学ぶことができます。

ちなみに2級はメンタル心理士、1級はメンタル心理専門士として認定されます。

こころを学ぶことで人生を豊かにすることができるため、まずは4級からでも挑戦してみる価値のある検定といえるでしょう。

さらに詳しくこころ検定について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

NLPプラクティショナー

NLPとは(Neuro-Linguistic Programming)の略で、神経言語プログラミングのことを指します。わかりやすく言うと 「脳と心の取扱説明書」 です。

そんなNLPに関する資格がNLPプラクティショナーです。

NLPプラクティショナーは、NLPの基礎スキルを理解してそれを実践できるようになるための資格です。

この資格は、専用の学校に通いコースを受講するだけで取得できるものです。

コース中は、その時々に出題される具体的な課題を解決し、各自が得たい結果を得ていくプロセスを学びます。

コース内で実践的に取り組めることから、卒業後は、家庭や職場、各々のコミュニティなどで、日々柔軟性をもって応用できることが特徴です。

また、資格取得後はNLPプラクティショナーとして、ご自身の専門分野に特化したNLPセミナーの開催もできるようになります。

ご自身の能力を高めて、広めるにはうってつけの資格だと言えます。

さらに詳しくNLPプラクティショナーの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

メンタルケアカウンセラー

メンタルケアカウンセラーは心理学を基本として、こころの仕組み、心理カウンセラーとしての基礎知識、身近なメンタルヘルス・脳のしくみの内容を包括した資格です。

加えて、ストレス社会を生き抜くための方法、心の病を未然に防ぐ方法なども学ぶことができます。

この資格取得を目指して勉強することで、「自分自身」のコントロールのみに限らず「誰か」の支えになれる人になることができる資格となっています。

メンタルケアカウンセラーの資格は、講座を受けてレポートを提出し、合格することができれば取得できる資格です。

講座や試験の難易度は高くなく、講座を受けて勉強をしていればほぼ確実に取得することのできるため、合格率は高めとなっています。

心理系の資格の中でも難易度は低いのですが、まったく勉強しな口ても合格できると言うわけではありません。

特に、心理学初心者の方はしっかりみっちり勉強する必要があるでしょう。

さらに詳しくメンタルケアカウンセラーの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ケアストレスカウンセラー

ケアストレスカウンセラーは、精神疾患を抱えた方への対応や予防などといった、「心のケア」のプロを育てることを目的とした資格です。

自身のストレスに対する対応はもちろんですが、それだけでなく身近な人への対応にも応用することが可能です。

そのため、この資格の勉強は正確な知識を得られる機会となります。

全国の受験会場で試験が行われていることもあり、年々受験者は増加しています。

メンタル疾患を抱える人が増えている現代社会に必要とされる資格であり、受験者数が多いことから、今注目の資格と言えるでしょう。

ケアストレスカウンセラーの合格率は非公表ですが、合格ラインは正答率70%と定められています。試験後すぐに結果がわかるため、受験から資格取得まで時間がかかることはありません。

さらに詳しくケアストレスカウンセラーの資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

行動心理士

行動心理士の資格は、行動心理学を基にしたもので、資格取得者は対人スキルのプロと言われています。

相手を観察することで、無意識的に起こす行動を見つけ、そこから相手の考えや心理を読み解けるようになることがこの資格の目的です。

メンタルケアを必要としている方やコミュニケーションを円滑なものにしたい方は にはおすすめの資格です。

この資格は、通信教育(キャリアカレッジジャパンが指定しているもの)を受講し、コースを修了することで資格取得となるため、簡単に取得できると言えます。

行動心理を学ぶことで、人間関係の修復や仕事の効率アップにつなげることができるため、興味のある方は講座の受講、資格取得をお勧めします。

さらに詳しく行動心理士の資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

臨床発達心理士

臨床発達心理士は、人の成長や加齢など全ての方の発達に寄り添い、発達心理等の専門的な知識を生かして支援するための資格です。

年齢にかかわらず、幅広い世代の人を支援したいと言う志を持つ方は取ってみるべき資格と言えます。

臨床発達心理士の仕事内容は、発達に関する問題を見つけ、本人や家族との面接や心理テスト、行動観察を行い、心理面から支援を行うことです。

活躍の場をあげるとキリがありませんが、具体的には、虐待、不登校、引きこもり、自閉症、知的障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)などの問題に対応しています。

資格取得には、まず受験資格をみたし、1次審査、2次審査の両方に合格する必要があります

難易度は低くはないので、専門的な対策が必要です。

さらに詳しく臨床発達心理士の資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ひきこもり支援相談士

ひきこもり支援相談士は、ひきこもり支援相談士認定協議会が主催団体で、ひきこもり問題に関するの正しい知識と高い専門性を持つことができるようになるため資格です。

ひきこもりに悩む人々を支援したい人はぴったりの資格です。

ひきこもり支援相談士の資格は、通信講座を受けることで得ることができます。

受講資格や試験はなく、講座を受講し課題を提出するだけで誰でも取得可能な資格です。

資格認定期間は1年間で更新には更新料がかかりますが、更新し続ければ生涯ひきこもり支援相談士として活躍することができます。

さらに詳しくひきこもり支援相談士の資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

交流分析士

交流分析士は、交流分析(TA=Transactional Analysis)の哲学を基盤として、人の心理と行動を心理学的に分析できるようになることが目標の資格です。

この資格は、NPO法人日本交流分析協会が主催しており、心理支援課資格として評価を受けています。

日本における交流分析の発展を目指して始まった資格です。

資格を取得するには、指定の講座を受けて、認定試験に合格する必要があります

また、交流分析診断士の資格はレベルによっていくつかの種類に分かれています。

難易度は高めですが、合格率は2級・1級は90%以上、インストラクター以降は80%以上と言うデータが出ています。

初級から1級は一般向けの内容となり、インストラクター以降はレベルが上がるため難易度も上がります。

難易度は高いですが合格率も非常に高いため、専門的な知識に加えて資格も取得することができる資格と言えます。

今の仕事にプラスして心理の視点を生かしたい人は取ってみるべき資格です。

さらに詳しく交流分析士の資格について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

学校心理士

学校心理士は、学校心理士認定運営機構・日本学校心理士界の認定資格であり、1997年度から認定が始まった資格です。

資格を取得後は、「学校心理学」の知識に基づく知識とスキルをもって、アセスメント・カウンセリング・コンサルテーションを行います。

子どもの学習環境をより良いものとし、理想の生活環境を作るうえで必要不可欠な存在として、その需要は年々高まっています。

資格を得るには、心理学に関連した学歴や実務経験などの受験要件を満たしたうえで、筆記試験・面接試験に合格することが必要になります。

メンタル心理アドバイザー

メンタル心理アドバイザーは、身近な人間関係がスムーズにいかない原因を見定め、人間関係をよくする手助けを行う資格です。

現代はストレス社会といわれる中で、仕事を中心としたストレス・トラブルを多くの人が抱えており、その数はどんどん増えてきています。

その中で、正しい知識とスキルを兼ね備え、身近な人の抱える悩みの相談に乗ってあげられる人材のニーズは急速に高まってきています。

よって、メンタル心理アドバイザーの資格取得を通じて、それらの貴重な知識を学べるため、一度チェックしておきたいおすすめ資格です。

EAPメンタルヘルスカウンセラー

EAPメンタルヘルスカウンセラーは、EAPカウンセラー・コンサルタントとメンタルヘルスカウンセラーの2つの力を併せ持つ人材を育成するための資格となっています。

そもそもEAPとは、Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)の略称で、働く人のメンタルヘルスケアを指します。

近年では、企業が健康管理センターの形式で社内にEAPを導入するケースはもちろん、外部のEAPサービスも活用していくケースも増えており、現在その有効性が注目を集めているのです。

この資格を取得することで、企業をはじめとした医療機関や行政機関、教育機関まで多岐にわたるフィールドで活躍できるようになります。

心理カウンセラーの資格を取れる通信講座

ここでは様々な資格取得のための通信講座の中から、資格Timesがおすすめする通信講座を紹介していきます!

たのまな「メンタルケア心理士講座」

たのまなのメンタルケア心理士講座は、上記で紹介した「こころ検定」の2級以上で取得することができるメンタルケア心理士資格に特化した講座です。

受講中に行われる双方向型の添削、質疑応答など、様々なサポートが充実しています。

初めての心理学への挑戦で不安な方、1人で勉強できるか悩んでいる方はぜひ受講してみてください。

フォーミー「心理カウンセリングスペシャリスト講座」

フォーミーはスマホで資格の勉強ができるなど、現代のニーズに合わせた資格取得までの道のりをサポートしてくれる通信講座を提供しています。

そんなフォーミーの「心理カウンセリングスペシャリスト講座」は、相場よりもリーズナブルな価格で、質問回答サービス・返金保証などの充実した手厚いサポートが魅力です。

お仕事の隙間時間や移動時間にも資格の勉強に取り組みたい方におすすめの講座です。

ユーキャン「メンタルヘルス・マネジメント検定講座」

ユーキャンのメンタルヘルス・マネジメント検定講座は、職場での人間関係のこじれや精神疾患の予防をなどに対応する心理カウンセリングの方法を習得するための資格の合格を目指したものです。

こちらも相場に比べて講座費用も安く、目的に合わせた2つの講座を自身で選択できる点やわかりやすいテキスト・定期的な添削サービスを受けられる点が魅力の講座です。

メンタルヘルス・マネジメントは、主に労働者の心のケアを志向した資格なので、オフィスでの心理カウンセリングやキャリア支援に興味のある方におすすめの講座と言えるでしょう。

心理系資格についてまとめ

心理系資格についてまとめ

  • 大学・大学院で学び職業につなげるための臨床心理士

  • 「公認心理師法」や「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職にもとづく国家資格である公認心理師、精神保健福祉士

  • 社会福祉の専門スキルを幅広く習得できる社会福祉士

  • 大学で得た単位の証明となる認定心理士

  • 産業精神保健に関するメンタルヘルスマネジメント検定

  • 個々のキャリア支援の明確な答えを出してあげるキャリアコンサルタント

  • 職場でのメンタル管理をサポートする産業カウンセラー

  • カウンセリングの基礎からメンタルケアまで心理学の基本を学べる資格メンタルケア心理士

  • カウンセリングに特化した知識を持つ心理カウンセリングスペシャリスト

  • 心理学とカウンセリングの2つの面を生かしたメンタル心理カウンセラー

  • カウンセリングチャートのプロであるメンタルケアアドバイザー

  • 「こころの動き」に着目した知識を見るこころ検定

  • 動く「脳と心の取扱説明書」、NLPプラクティショナー

  • 基本の心理学全般を広く学べるメンタルケアカウンセラー

  • 多様なストレスを抱える人の「こころのケア」のプロであるケアストレスカウンセラー

  • 行動心理学をベースに、対人に関する知識を豊富に習得できる行動心理士

  • 全世代の「発達」に特化した臨床発達心理士

  • 悩める引きこもりの救世主、ひきこもり支援相談士

  • 交流分析の哲学から心理を読み解く交流分析士

ここでは、様々な心理に関する資格を取り上げて紹介しました。

今まで学んできた心理の知識を資格として形に残したい方、心理学初心者ですが今の生活や仕事に心理学の視点を取り入れたい方など、幅広く存在することがお分かりいただけたでしょう。

ご自身にあったレベルの資格を見つけ、ぜひチャレンジしてみてください!

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