フォーサイトの通信講座は本当に信頼できるの?社長に直接インタビューしてきました!
この記事は専門家に監修されています
宅建士
関口秀人
通信講座をお探しの方であれば、誰もが「フォーサイト」という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。
多くの受講生から支持を集め、毎年多くの合格者を輩出しているフォーサイトですが、その講座の特徴や高い合格率の秘訣とは一体なんなのでしょうか。
フォーサイトの通信講座の実態を知るために、今回は株式会社フォーサイト社長の山田浩司さんにお話を伺いました!
今回のインタビューを通じて、フォーサイトの通信講座について気になるポイント、例えば
- 公表している合格率は本当に信頼できるのか?
- 教材のこだわりにはどのようなものがあるのか?
- 他の通信講座とはどういった違いがあるのか?
などについて、山田社長ならではの貴重なお話を伺うことができました!
通信講座選びのポイントや、講座にかける想いなど、ここでしか見られない情報も満載です!
是非最後までご覧ください!
このページにはプロモーションが含まれています
高い合格率の秘訣
本日はお忙しい中、インタビューに応じていただき誠にありがとうございます。資格Timesを運営しております、株式会社ベンド代表の近藤と申します。
本日のインタビューを通じて、資格取得を検討している方々がより良い選択をする手助けができればと考えております。よろしくお願い致します。
株式会社フォーサイトのCEOを務めております、山田と申します。本日はどうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
それでは早速なのですが、1つ目の質問に移らせていただきます。
フォーサイト様といえば、受講生の合格率が非常に高いということが特徴として挙げられるかと思うんですが、この合格率の高さの秘訣ってなんですか?
色々あるんですけど、簡単にいってしまえば、「テキストを薄くすること」です。
世界中の学校・予備校を調べたんですが、問題集には必ずテキスト参照ページを入れるという原則があるんですね。
フォーサイトの問題集にも「テキスト参照」は存在
本当ですね。確かにどの問題集を見ても、こうしたテキスト参照は必ずついていたような気がします。
しかし、問題の中には「覚えなくてもいい問題・解かなくても良い問題」が存在することも事実。
これらの「捨て問」にテキストを完全対応させてしまうと、テキストが無駄な内容ばかりになってしまいます。
多くの予備校や通信講座ではこうした「無駄な」内容に対して、講義中に「ここは要りません」と伝えるんですよね。それで、生徒さんはテキストに大きくバツ印を書いたりしています。
これっておかしいですよね。私からすれば、必要がなければ最初から入れなければいいと思うんですよね。
そこで私がしたことなんですけど、こういうことをしました。
テキスト参照ページがない問題も!
テキスト参照ページが存在しない問題があるのが分かるかと思います。
このように、わざわざテキストで詳しく説明する必要のない部分、いわゆる捨て問については、カットしてしまっています。
フォーサイトではこのように必要のないものを消していくことで、だいたいテキストの厚さを従来のものの半分から3分の1にまで減らしています。
そんなに減るんですね…!
減ります。試験に出ない内容ばかりのテキストを作成しても受験生のためにはなりませんし、何より分厚いテキストだと勉強のやる気も削がれちゃいますよね。
テキストの図やイラストについて
他に合格率を高める秘訣って何かあったりしますか?
他にはですね、テキストをなるべく図表化して、カラフルにすること。誰にでも分かりやすいテキストにするために、これを徹底しています。
最初は受験生から「俺たちを舐めているのか」といった苦情も出たりしたんですけど笑。
ただ、やっぱり実際に使っていただくと非常に分かりやすいということで、最終的には皆さんにご満足いただけています。
図やイラストが豊富なテキスト
おお!本当にイラストが多いですね!
文字で書くより、図表で書いた方が正確に伝えられますよね。
ただ、意外とこれをやっているところは少ないんですよ。手間もお金もかかりますからね。
実際、このテキストを作成するのにとてもお金がかかっています。時間も、1年そこらで完成するようなものでもありません。
「ここ図表化できるかな」と考えていてもなかなか難しくて、結局文字のまま作成して翌年から図表にするとか。いいと思って書いた図表が「分からない」と言われたら、また図表の見せ方を変えるとか。
それを何年も繰り返すことで、今のテキストが出来上がっています。
先ほどの話と関連するのですが、もともと薄くしているテキストを図表化・イラスト化することで、更に薄くしているというわけです。
目指しているのが、講義時間もテキスト量も、一般的な教材の3分の1にすることです。
量を絞ったことによるメリットって何があるのでしょうか?
やはり一番のメリットは、繰り返し学習ができることですね。
人間の脳みその性能はそこまで高くなくて、一回の勉強で覚えられる量なんてたかが知れているんですね。
「これだけやりなさいよ」と適正量を与えてあげて、それを何回も繰り返してもらう。こうすることで真に記憶に定着させることを目指しています。
よく「本番までに5回やれ」って言われますけど、例えば総学習時間が500から800時間の行政書士を目指すために、授業時間が200時間もある講座を展開しているとするとどうでしょう。
200時間を5回聞いたらもうそれで1000時間超えちゃいますよね。1.5倍速で聞いたとしても、講義の時間だけで600時間以上です。
他にも問題演習をしたり過去問を解いたりもするわけですから、合計何時間かかってしまうのか想像もつきません。
だから、設計なんですよね。この試験に何時間かけたらいいかってなった時に、DVDを3回から5回みるとすると、一枚何分以内に仕上げなければならないか、という。
なるほど。そもそも繰り返し学習ができるように設計されているというわけですね。
学校業界に多いのが、テキストでも動画でもどんどん増やしていくパターンですね。
それで生徒が全てやりきれずに落ちてしまうと、学校側は「お前、これ全部ちゃんとやったのか?」と、こう聞いてしまうんですね。「落ちたのは、やっていないお前が悪い」と。
でも、24時間以内にやれない分量を渡したって、どう頑張っても終えることはできないじゃないですか。
これは生徒が悪いのではなく、設計した学校側の問題なんですね。
こうした事態に陥らないようにするためにも、講座の設計には非常にこだわっています。
教材へのこだわり
これは私の考えなのですが、50点満点中35点が合格ラインなら、35点で合格するのが一番美しいと思っているんですよ。
試験勉強で人生の役に立つのは一部にすぎません。もちろんいらないとは言いませんが。知識がない人が実務に携わることはできませんから。
一方で、実務の場面で分からないことが出てきても、今はネットを使ってなんでも調べられる時代です。ある程度概略を知っていれば、十分実務で通用するレベルにはなれるわけですね。
実務をする上で、「どんな制度があってどんな法律があるのか」などは知っておく必要がありますが、細かい数字を暗記する必要はほとんどありません。
でも、試験なので暗記せざるをえない。それならば、最小限の労力で突破するのが効率的ではないかと、私は考えています。
それで余った時間は、恋人と過ごしたり、趣味に没頭したりする方が、人生豊かになりますよね。
だから我々フォーサイトは「人生を変える通信講座」って掲げているんですよ。
勉強はもちろん大切ですが、勉強だけではなくその他多くのことに目を向ける時間を作るためにも、余計なことは極力避けています。
人生は一回しかないわけですから。
ありがとうございます。フォーサイト様の教材へのこだわりが伝わってきました!合格率が非常に高いのも納得ですね!
公表している合格率の信憑性
フォーサイト様は合格率を受講生へのアンケートによって算出されていたかと思います。
これについて一つ突っ込んだ質問をさせていただきたいのですが…。
ぶっちゃけこの合格率の信憑性ってどうなんですか?
合格率の数字は完全に信用していただいて大丈夫です。
弊社が行なっている合否のアンケートですが、まず模試の成績などによらず、「受講生全員」にメールを送っています。なので、「成績優秀者にだけアンケートを送っている」といったようなことはございません。
また、合否を答えてくれた方には1000円のギフト券をお礼として贈呈しています。それなら落ちた方でも、落ちましたって言って1000円もらいますよね。
確かに。それなら合否によって回答率が変わってくることも考えにくいですね。
また、回収したアンケートは私の前を通ることはありません。
私が途中で入ると「改ざんしろ」って言う可能性があるじゃないですか。だからそう言ったことは絶対に起こらないように徹底しています。
都合の良い変更が加えられることがないように工夫しているんですね!
信憑性へのこだわりが素晴らしいです。
ですから、昔は合格率が全国平均の0.75倍とかもありましたよ!
その時も結果は結果だから、それでも出せって言って…。
えっ!合格率0.75倍って数字でも公開しちゃったんですか!
はい。その代わりに来年あげればいいでしょ、と。
ただ面白いのが、合格率が全国平均の0.75倍って公開した時に、またお客さんがたくさん来てくれたんですね。
これは本当にびっくりして。こんなのかなりバッドニュースなはずなのに、なんでだろって笑。
それはびっくりですね笑。やはり受講生の方にとっても、正直に公開する潔さは良く映るものなんですね。
ちなみにフォーサイトでは「合格者数」ではなく「合格率」で結果を公開することにこだわっています。
たとえ合格者数が多くても、母数が多いだけで大半の人が落ちてしまっている講座は、真に受講生にとって良い講座とはいえませんからね。
周囲に合格率を疑われることも
これは随分前の話になるんですが、とある掲示板で「フォーサイトの合格率は嘘じゃないか」って書かれたことがあるんですよ。
もちろん先ほど申し上げたように嘘なんてついていないわけですから、この時は東京地裁の方に行って書き込みの削除申請を致しました。
その時に東京地裁が「これに関するデータを全て出してください」と言うので、出したことがあるのですが、結果改ざんがないことが認められて、書き込みを削除するよう求める判決が成立したという事実があります。
まあ正直、弊社の規模で合格率の改ざんなんてやっていたら商売なんて出来ないですよ笑。虚偽を含む広告って今はすごく厳しく取り締まっていますから。
その話を聞いてしまったからには、もう合格率については疑いようがありませんね!
不合格者への全額返金制度について
フォーサイト様といえば、宅建士講座と行政書士講座にて「不合格者への全額返金制度」を実施されていますよね。
あれって受講生の方からすれば、最高の2択しかないじゃないですか。試験に合格できるか、タダで受講ができるかっていう。
一方で、どちらの国家試験も合格率は10%強しかないので、こんなことしちゃって大丈夫なのかなって心配になるのですが…。
実は不合格者への返金制度自体は、ものすごく珍しいもの、というわけでもありません。
ただ、こうした制度を設けて返金すると言いつつも、実際は返金条件を満たすのが非常に難しく、ほとんど適応されないまま終わってしまったといった例もあるようです。
弊社の返金制度は「フォーサイトの教材をフル活用していただければ、合格に近づける」という信念の元、設定しています。
いくつかの条件は必要になるものの、フォーサイトの教材を使ってしっかり勉強をしたのに、それでも良い結果が出なかった方は、基本的には返金制度を受けられるように設定しております。
なるほど。ちなみにその条件というのはどのように設定されているのですか?
基本的に、「確認テスト」、「学力テスト」、「本試験」の結果が条件です。
「確認テスト」と「学力テスト」は、弊社が準備するテストで、「本試験」はそのままですね。実際の本試験。
「確認テスト」は基準点まで何回でもリトライしてもらえるテストで、あとは2つの「学力テスト」と本番の「本試験」の点数が条件です。
ただ、宅建講座の場合は、「確認テスト」と「学力テスト」だけが条件で「本試験」の点数は条件としていないんです。
返金制度を利用する受講生は、このハードルにより「ちゃんと勉強すれば不合格でも返金してもらえるから頑張ろう」というモチベーションに繋がりますよね。
返金制度の条件を満たしていくことで、受講生の方々が自然に合格を掴むことができるように工夫しています。
通信講座はやはり合格までの学習スケジュール管理が大切ですから、この制度が合格までの道しるべの役割を果たせれば良いなと考えております。
やはり最終的なゴールは合格ですもんね。
返金制度は受講生へ安心感を与えるだけでなく、合格を力強くサポートしてくれる、ペースメーカー的な役割を果たす制度だということですね。
はい。フォーサイトは「受講生を全員合格させる通信講座」を目指していますからね。
素晴らしいお考えだと思います。
ちなみにこうした不合格者への全額返金制度は、現状宅建士講座と行政書士講座で実施されていると思うんですが、今後他の講座でも実施していく予定はございますか?
もちろんこうした施策にはリスクも伴いますから、今はまだなんとも言えないですね。
会社が潰れてしまっては元も子もないので笑。ただ、ニーズが高いところについては前向きに検討してはいます。
とても分かりやすかったです!ありがとうございます!
今後も新たな施策を展開していく予定
フォーサイトではこうした新しい施策は次々と打っていく予定でして、現在も受講生のニーズに合わせて新しいシステムを開発中なんですよ。
ここから更にシステムが増えていくんですね!例えばどんなものがあるかお伺いしてもよろしいですか?
例えばLIVEで一斉に講義を受けられるシステムや、面談形式での質問対応がありますね。
他にも受講生のモチベーションを維持する全く新しい仕組みも開発しています。
私はフォーサイトを通じて学校という概念を変えたいんですよね。嫌々勉強をやっていても非効率ですし。
これからも開発予定のシステムはたくさんありますが、いずれも勉強がより楽しく、より効率的になるようなものを目指しています。
新しい技術や施策を通じて、勉強という概念を、今までの「辛い」とか「面倒臭い」といったイメージから、「面白い」とか「楽しい」といったものに変えていこうというわけですね!
その通りです。
フォーサイト様の今後がますます楽しみになりました!
他社の通信講座との違いと弱点
ズバリ、フォーサイト様と他社様の通信講座との違いってなんだと思いますか?
他社との違いについては、まずは先ほどお伝えしたように、こだわり抜いて作られたテキストがあります。そしてこれをベースとした、講師による講義動画があります。さらに、それらを両方とも受けられるeラーニングシステムが備わっている、フォーサイトにはこの3本の大きな柱があります。
他社さんはこのうちのどれかが欠けているっていうパターンのところも多いですね。
こうした講座の土台がしっかりしているからこそ、高い合格率という確かな実績を残せているんですね!
逆にフォーサイト様の弱点とか、今後改善していきたいとお考えの箇所とかございますか?
うちの場合は、お客さんから「もっとこうして欲しい」というご要望を毎年たくさんいただいております。
こうしたご要望に対応できないか、一つ一つ検討し、改善するという会が定期的に開かれているんですね。
ですので、質問にお応えすると、もちろん毎年改善点はございますし、より良い講座にできるよう日々努力を続けております。
ただし、弊社のポリシーに反するものに関しては、申し訳ないのですが受け入れられない場合もございます。
例えば「テキストの文字をもっと大きくして、ページを薄くして欲しい」という要望をいただくことがあるのですが、こういったものはなかなか難しいですね。
これを実行するためには更にコンテンツを削る必要が生じるのですが、これ以上削ってしまうと今度は受からなくなってしまうので…笑。
確かにそれは対応が難しそうですね笑。
事情があって実行に移せないものがあるにしても、お客様の声を元に改善を続けているのは非常に素晴らしいことだと思います!
ちなみに、実際にお客様の声を元に生まれた施策とかってあったりしますか?
例えば、「講義中の雑談を無くして欲しい」という要望に対しては、非常に良い改善策を打ち出すことができました。
というのも、単純に講師の方に雑談を辞めるようにお伝えするのは、実は受講生のためにならないんですね。
というと?
知識というのは雑談をフックにして思い起こされることが頻繁にあります。実は雑談は記憶定着率を高める良い手段であることが多いのです。
また、雑談を途中に挟むことで講義を最後まで視聴する方が増えることも分かっていました。
受講生に良い影響を与えるものを簡単になくすわけにもいきませんから、この要望の解決策には頭を悩ませました。
そこで思いついたのが、講師の方の雑談を「coffee break」として講義の合間にCM的に挿入する方法です。
こうすることで雑談を飛ばしたい方は「coffee break」に入ったらスキップをすれば良いだけになりますからね。
面白い方法ですね!それで、その施策の結果はいかがでしたか?
結果、雑談を無くして欲しいという要望は一切来なくなりました。
更に面白いことに、調べてみると誰も「coffee break」をスキップしている人がいなかったんですね。結局お客様が求めていたのは、「雑談をなくすこと」ではなく「雑談をスキップする権利」だったということです。
このような形で、弊社としては譲れないポイントは保ちつつも、お客様の要望に応えていくということを続けております。
講座のクオリティとお客様の思いを両立させる、素晴らしい施策ですね!
フォーサイトの受講を検討中の方に一言
最後に、フォーサイトの通信講座を検討中の方に一言お願いします!
まず、資格の勉強をされたいということであれば、今は通学は主流ではないので、通信教育から選ぶことになるかと思います。
この場合、どこが1番受かるかで決めた方が私はいいと思っています。
通信講座を値段だけで決めてしまう人もいらっしゃいますが、いくら安い教材を買っても、結局合格できなければ1年無駄にしてしまうだけなんですね。
通信講座は長期にわたって受講するものなので、数千円の値段の違いでクオリティの低い講座を受講してしまうのは非常にもったいないことです。
勉強の商材は、まず自分が受かるかどうかっていうのが1番大きいと思うので、その観点で是非選んでいただきたいと強く思っております。
そのためには、資料請求をしてみればどういう教材かというのも分かりますし、無料体験があるのであればそれをやってみて、どこが1番受かりやすいかというのを納得して選択されるのが1番良いかと思います。
また、合格者を輩出しているのであれば必ず合格者の声は自然と集まってきます。弊社にもありがたいことに、合格者の声は毎年非常にたくさん届けられています。
合格した人はやはり「受かった!」って言いたいものですからね。
ですので、もし合格率などの数字が載っていない場合は、合格体験記の数を参考にされるのが良いのではないでしょうか。
本日は本当に貴重なお話をありがとうございました!
フォーサイトの社労士講座についての詳細は以下の記事をご確認ください。
フォーサイトのFP講座についての詳細は以下の記事をご確認ください。
フォーサイトの行政書士講座についての詳細は以下の記事をご確認ください。
フォーサイトの中小企業診断士講座についての詳細は以下の記事をご確認ください。